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お茶の知識

お茶は、加工方法の違いにより、大きく不発酵茶、半発酵茶、発酵茶の3種類に分けられます。いろいろな種類のお茶がありますが、すべて同じツバキ科のチャノキからできあがっています。

ただし、麦茶、そば茶、ハーブティーなどは、茶という名前が入っていますが、チャノキ以外の植物が使われており、正確には茶外茶と言います。


不発酵茶・・・まったく発酵されていない緑茶(日本茶)
半発酵茶・・・少し発酵させたもの、いわゆるウーロン茶
発酵茶・・・完全に発酵させたもの、いわゆる紅茶

お茶の発酵とは、お茶に含まれるカテキンという成分が空気中の酸素と結びついて酸化されることであり、発酵が進むにつれカテキンは減少し、緑色から褐色へと変化し、香りが香ばしくなっていきます。


緑茶は日本を代表するお茶であり、さらに細かく分けられます。

煎茶・・・日本で一般的に飲まれているお茶であり、4〜5月に摘まれる一番茶が大部分を占めます。

番茶・・・番外茶のことで一般的に二番茶以降に摘まれたものを言い、地方によっては焙(ほう)じて飲むことが多くほうじ茶とも言います。

玉露・・・新芽が伸びてきた頃に覆いをかぶせ、直射日光が当たらないように育てられます。テアニンというアミノ酸の一種がたっぷりと含まれ、独特の旨みと香りが出来上がります。覆う時間が短いものは、かぶせ茶と言います。

抹茶(碾茶)・・・玉露と同様に覆いをして栽培し、蒸したものを揉まないで製茶します。抹茶を石臼で挽く前の状態のものを碾茶と言います。

茎茶、芽茶・・・煎茶や玉露を作る過程で茎の部分、芽の部分をふるい分けられたお茶です。茎茶は地方によってはかりがね茶とも言います。


お茶の生産量のトップは静岡県ですが、2位が鹿児島県というのはあまり知られていません。
主なお茶は、静岡茶(牧の原、川根、本山)、薩摩茶(知覧)の他に、宇治茶(京都府)、狭山茶(埼玉県)、伊勢茶(三重県)、八女茶(福岡県)、嬉野茶(佐賀県)などがあります。



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