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2013年05月24日

赤穂城下ゆるゆると

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足つぼマッサージもできる塩屋公園

b.どこかしら都会的な雰囲気ただよう塩屋公園から始める今回のコースは、

a.赤穂城や赤穂御崎といったごく当たり前の観光コース、

b.それでいいんすか、せっかくユニークな道えらんで来たのに、

a.それもそうやなあ、ただこのふたつは赤穂の顔だし、やっぱ外せないやろ、

b.それもそうっすね、

a.そんじゃあ、のんびり行くとしようか、

b.歴史ある城下町ならではの複雑な路地の連続、

a.空襲で焼けなかったようだ、

b.姫路市は二度も空襲されて市街地は丸焼けになりましたが、赤穂の町はどうやら難をのがれたようですね、

a.彦根の城下町を思い出す、なぜだろう、

b.彦根は小規模とはいえ7回も空襲されてますが、

a.水が豊かなせいかな、

b.赤穂線の下をくぐる感じが戦後からそのまんまで、ムードあるなあ、

a.赤穂線をくぐると、さっきより一段と歴史的な町並み、

b.道が細いからクルマも幹線道路に集中するし、すごく静かで落ち着いた雰囲気、

また行こうココロ静かな城下町

a.これら細い路地すべて自転車で覚えたいなあ、それぞれに持ち味あるやろし、

b.でも、多くの観光客はピンポイントで赤穂城を見て、あとはクルマやバスで移動っていうのが定番みたいっす、

a.それは残念な話じゃ、城の周囲にも美味しい場所がたくさんあるというのに、

b.でも、この複雑な路地相手じゃ、カーナビ混乱するやも、

a.忠臣蔵のおかげで全国から観光客の絶えない赤穂の町、外からヒトがどんどん入ってきて空気が良い方に入れ替わって、良い町がさらに良くなっていく、

b.さて、赤穂のお城というか、それを取り巻くお堀の水や立派な石垣が見えて参りました、

a.お城は良いなあ、お城好きの春風亭昇太さんじゃないけど、

b.それにここは海が近いから堀の規模もデカいや、

a.現在の赤穂高校が城の本丸に建ってたとは、昭和3年から昭和56年まで、こりゃ驚いた、

学園だった昭和初期の赤穂城

b.そういえば、そうめん&しょうゆの町、「龍野(たつの)」も、昔はお城が女学校だったとか、

a.生徒みんな賢くなりそうやなあ、こんなとこで勉強したら、自然と、

b.明治政府の廃城令で、多くの城が学校などに転用されたようですね、

a.現在は逆に復元しようってか、

b.そのようです、

a.「それ自体よりその周囲がもっとおいしい」という定理によって、この赤穂城も本丸の外側がより楽しい、

b.人もほんと来ないすね、お堀と石垣にそってこんな静かな散歩道があるっていうのに、

a.一周できないのが残念だけど、半周して南の水手門から運動公園に抜けることもできる、

b.運動公園も樹木豊かで気持ち良いっすね、

a.クルマの多いバス通りぞいの真新しい遊歩道も直線ながらなかなか風情がある、その先にある市立歴史博物館も当時の塩蔵をイメージした外観が、城の一部のようで見事なり、この城にかける赤穂市の情熱が伝わってくるようじゃ、

さりげなく風情ただよう遊歩道

市立歴史博物館

b.城のとなりは忠臣蔵ゆかりの大石神社もあるし、

a.ここで一句、「内蔵助(クラノスケ)効果で富める赤穂かな」、

b.しかし、これも読めませんねえ、なんで「内蔵助」が「クラノスケ」なのか、

a.ガラパゴス携帯ならぬ、ガラパゴス漢字やな、

b.島国ならではの特殊な文化事情なんすかねえ、内輪で分かればそれで良いっていうような、

a.だから、そんな国のアニメやクルマが世界に通用するってこと自体、逆にスゴイと感心してしまう、

b.クルマはまだしも、アニメなんてそもそも外国意識しないで作ってるんやし、それが世界的に受けるってどういう事なんすか、いったい、

a.分かりやすい一面もあるって事やろ、人々に分け隔てなく分かってもらおうっていうサービス精神、

b.漢字じゃない所のひらがな文化ですか、

a.おおざっぱやけど、そんな二面性があるんやろな、きっとこの国には、


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