<< 2024年12月 >>
1
2 3 4 5 6 7
8
9 10 11 12 13 14
22
23 24 25 26 27 28
29
30 31
タグクラウド
最新記事
リンク集(このブログ内)
月別アーカイブ
RSS取得

2013年07月13日

東近江の石塔寺(いしどうじ)へ(その1)

a.さて今度は、どんな近江( おうみ )を旅するかなあ、

b.近江といえば琵琶湖のイメージだけど、琵琶湖の東はかなりな奥行きありますねえ、

a.そうなんだ、ときどき迷いそうになるほどたっぷり広がりがあって、琵琶湖を完全に忘れていたりする、

b.旅の終わりになって、「ああ、そうだった、ここまで来てまだ琵琶湖見てないや」って事もよくありましたね、

a.そんな奥行きたっぷりの東近江エリア、前から気になってるお寺があって、今回はそこを目指してみよう、

b.石塔寺、「せきとうじ」?

a.そうとも読めるけど、どうやら「いしどうじ」が正解らしい、

b.だけど、いつもなら、ふらふら風まかせなのに、今回はいきなり目的地ハッキリしてますね、

a.いつもフラフラ風まかせで悪かったなあ、近江は風の町やから、風まかせに旅するんがいちばん楽しいんじゃ、

b.なるほど、そんじゃまあ、さっそく旅の日付など、お願いします、

a.2011年7月24日(日)、薄曇りの蒸し暑い一日。京都嵐山の自宅を朝の8時過ぎに出発、JR桂川駅から野洲駅まで輪行して、東近江市の石塔寺(イシドウジ)をたずねるという日帰り旅。カメラはキヤノンのパワーショットG12、自転車は テスタッチのシクロフレーム にMTB(マウンテンバイク)の駆動系をはめ込んだクロスバイク、スポーツドリンクにビタミンCと乳酸菌の錠剤を溶かしてキャメルバックに詰め、ボトルケージにはほうじ茶900ml、玄米の梅干しおむすび、輪行袋、着替え、などなど、少しくどくど長いか、

b.ところで、最初の写真、ここはどこすか、えらい立派な木が生えてるけど、



a.嵐山から山ぞいに生活道路をたどると、苔寺(コケデラ)にむかう目印の交差点に立派な椋(ムク)の木が立ってるんだ、

b.なんか、さすがですねえ、何気ない住宅街の一角に、こんな風格ある老樹が、

a.左手にスーパーがあって、ここで買い物すると、レジのあと、この木を眺めながら食品をバッグに詰められて、ほんのちょっとだけ幸せなんだ、

b.よく見ると、右手に大きなつっかえ棒が、

a.年とってるしなあ、人間と一緒で杖が居るんだなあ、

b.「杖(ツエ)ついて椋(ムク)の長老、苔寺(コケデラ)へ」、

a.新駅らしくスッキリ明るいJR桂川駅から各駅停車で40分、平日は通勤通学で込み合うだろうJR野洲駅も休みはひっそりしてるなあ、

b.南口のエレベーターをおりて、自転車の前後輪はめて起動開始、さておすすめコースは、

a.駅前通りを北東へ進み、片岡商店から左の細道に入れば、クルマとかぶらずJRを渡れる、

b.この踏切、狭(セマ)っ、地元住民用っすね、

a.しばらく線路ぞいを東北へ進むと、森利工務店から左ななめに小川が流れてるから、左岸(サガン)の小道を進もう、

b.右手にこんもり神社らしい森が、夏休みらしく、お父さんと子供が虫取りアミと虫カゴさげてやってますね、昆虫採集、

a.じつはお父さんの方が積極的に楽しんでたりして・・・

b.「せいわ」って読むのかと思ったら、生和(イクワ)神社っていうのか、



a.ウェブで調べたら京都新聞社に詳しく 神社ゆかりの伝説 が紹介されてる、

b.大蛇退治か、よくあるパターンすね、

a.でも、もっと興味深いのは、周囲の小川、

b. 祇王井川(ギオウイガワ)っていう平安時代の農業用水路 なのか、

a.嵯峨嵐山に、 祇王寺(ギオウジ) って有名なお寺があるけど、そこに21才で仏門入りした妓王(ギオウ)って地元の美女が、水不足に困る村の現状を訴え、この川を作るよう平清盛(タイラノキヨモリ)に働きかけたそうだ、

b.平清盛(タイラノキヨモリ)に愛された地元の美女、妓王ゆかりの農業用水路か、

a.「祇王寺( ぎおうじ )の妓王( ぎおう )ゆかりの用水路」、

b.世の中を動かすチカラから言えば、まさに平安時代のAKBっすね、

a.ぜんぜん違うような気もするけど、まあいいか、さき行ってみよう・・・



平家物語の女性たち (文春文庫)

新品価格
¥580 から
(2013/7/14 09:50時点)





電子書籍版(アマゾンのKindle)も出ています。




posted by なおいのおじさん at 11:01| 石塔寺
Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: