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2013年03月17日

高橋幸宏の最高傑作「ONCE A FOOL,...」

「ONCE A FOOL,...」歌詞カード
解散後のYMOメンバーが、激務から解放されてユキヒロのソロアルバムで再会、伸びやかで叙情あふれる名盤がここに誕生!

b.しかし、ユキヒロの声がダメなヒトって確実にいると思うんすけど、

a.いきなりそこかい、

b.頼りないというか、お腹にチカラ入ってないっていうか、

a.痛いところを突いてくれるなあ、確かにそこが最大の弱点や、

b.なのに、何でこうも高評価なんすか?

a.思えばユキヒロにかぎらず、YMOの三人が三人とも、歌があまり上手くない・・・でも、それで歌うのをやめてたら、YMOや各メンバーのソロアルバムの魅力は半減したはず、

b.つまり下手でもいいからとりあえず歌えるものは歌っとけと、

a.彼の本業はドラマーやけど、ドラムを学ぶ若者へのアドバイスとして、テクニック以上に、いろんな素晴らしい経験を積むことを重んじていて、それはユキヒロに限らずYMOの細野さんや坂本教授にも共通する美点・・・歌が下手やから歌わないんやのうてその逆、下手でもええから、歌を入れることで音楽の幅を広げようとする、そこが彼らのスゴいとこなんや、

b.音楽のせまい枠にとらわれないってことすか、

a.クラシック音楽は特にテクニックが物を言う世界やから「どこもミスしない、でもぜんぜんオモロない」って演奏がそこら中に転がってる・・・音程はずした、アンサンブル乱れた、そんなことばっかり気になって、音楽がそこで終わってまうんや、

b.心や魂やそういった漠然としたものがいちばん大事と、

a.これは自信持って言えるけど、テクニックに走って心とか魂とか忘れると、カラヤンみたいな薄っぺらい音楽家になるんや・・・彼はクレンペラーの対極に位置する虚栄心むき出しの指揮者やけど、そこには化学調味料みたいなこれ見よがしなうまみ成分と、それをばらまいて獲得した空しい名声以外、何にも無いんや、

b.つまり、帝王カラヤン(空やん)ってことすか、

a.山田君、1枚、いや3枚差し上げて・・・

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映画音楽という制約がプラスに転じた隠れ名作アルバム。



b.ちなみに、ユキヒロのベストアルバムをあげるとすれば、

a.いろいろ名作はあるけど、「WHAT, ME WORRY?」と「ONCE A FOOL」は五臓六腑(ごぞうろっぷ)にしみわたる絶対的名盤、

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