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2016年04月17日

空遍路(16)「阿波の観音寺と備前の観音院」

▽・w・▽ 天正(てんしょう)の兵火ってなんすか、ここ観音寺もそのとき焼かれたそうですけど、

(=^ェ^=) チミ(=君)、なんでも他人(ひと)に聞かんと、ちったあ(=すこしは)自分で調べたらどうかね、

▽・w・▽ すんまへん、ええ、「天正(てんしょう)の兵火」で検索と・・・これが適当かなあ、 「弘法さんかわら版」の第154号(平成27年4月) にこんな記事が、

「天正年間(1573-1593)に四国統一を狙った土佐の長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)。阿波、讃岐、伊予まで攻め込み、戦乱は十年に及びました。この戦乱で、四国八十八か所霊場のうち、阿波十三ヶ寺、讃岐十一ヶ寺、伊予四ヶ寺が罹災。この間の戦災を「天正の兵火」と言います。」

(=^ェ^=) なるほど、阿波にある二十三寺のうち半分以上も焼かれたんか、

▽・w・▽ 弘法大師の手による木像の菩薩像なども焼失してるそうです、

(=^ェ^=) しかし、観音寺と聞くと、最近はかならず 西大寺観音院 を連想するなあ、

▽・w・▽ 岡山を代表する大寺院のひとつですね、

(=^ェ^=) 全国的にも有名なんは、会陽(えよう)っていうハダカ祭りやけど、ふだんでも地元の人々に愛されてる雰囲気がただよっていて、その周辺を自転車で流してるだけでもいい気分になれる、

▽・w・▽ 観音院の敷地の外まで良いんすか、

(=^ェ^=) となりは大きな公民館、門前はしっとり落ち着いた歴史的町並み、すぐ横は吉井川が流れ、瀬戸内海はすぐそこ、

▽・w・▽ そういえば、このお寺が生まれたのは、海つながりとか、

(=^ェ^=) 奈良の長谷寺(はせでら)で修行されてたお坊さんがこの地に向かって瀬戸内海を航行中、龍神様が現れてサイの角を渡されたそうじゃ、

▽・w・▽ そのサイの角をこの地に埋めて、その上に千手観音を祭るお堂を建てたわけか、

(=^ェ^=) うむ、そういうわけで元々の名称は、動物のサイの字を取って犀戴寺(さいだいじ)、

「海近し この地へ埋めよ サイの角」

▽・w・▽ ちなみに、ここは 中国三十三観音霊場 の第一番札所、二番札所は、吉井川の向かい、小高い丘の上にある餘慶寺(よけいじ)か、

(=^ェ^=) 餘慶寺(よけいじ)と西大寺観音院が吉井川を両側から守り固めてるような印象を受ける、

「二寺(ふたてら)が 河口を守る 吉井川」

▽・w・▽ このあたりは歴史が深いんやなあ、

(=^ェ^=) 観音院と餘慶寺(よけいじ)の周辺は昔ながらの古い道筋がとりわけ多く残されてるから、自転車で流してると、じつに良い気分にひたれる、

▽・w・▽ なるほど、お寺はその内側だけやなくて、その周辺にも影響を及ぼしてるんや、当然のことやけど、

(=^ェ^=) 京都を中心に近畿エリアを数多くめぐったけど、それらと比較しても、このあたりはホンマに素晴らしいと思う、面積が広いから歩きより自転車でその価値がきわ立つはず、

▽・w・▽ 地元の方々も、たまにはクルマから自転車に乗り換えて、小一時間散歩されたらいいすね、

西大寺観音院の上空から吉井川の河口をながめる
Bell 407_242 (2).png

16番観音寺の上空から吉野川の河口をながめる
Bell 407_240 (2).png

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posted by なおいのおじさん at 08:49| 岡山市

2015年08月06日

備中国分寺へ(2)「吉備路を走る」

IMGP0909.jpg

b.ここからは眺めがいいけど、吉備路サイクリングロードからはちょっとはずれてる、



b.足守(アシモリ)川を渡ると、正面に造山(ツクリヤマ)古墳が見えてきた、

IMGP0913.JPG

a.全国4位、立ち入り可能な古墳では日本最大、吉備路の主役的存在、

b.望遠レンズでながめると前方後円墳の後円の丘がハッキリ分かる、

IMGP0914.JPG

a.手前の納屋に吊されてるタマネギが、夏休みらしい、

「軒先(ノキサキ)に つるしタマネギ 夏休み」、

b.しかし、この季節は田んぼや雑草が最高マックスのグリーンで、それだけでも美しい、

IMGP0915.JPG

a.田んぼに風が吹くとさざ波が立って、サヤサヤと涼しげな音をかなでるしなあ、秋には黄金色(コガネイロ)になって、最後は美味しく食べられる、

b.さて、備中(ビッチュウ)国分寺までもうちょっとですけど直行しますか、

a.いやその前に、手前のコンビニであれこれ買いこんで、お気に入りのベンチで昼メシにしよう、

b.ところが、そのコンビニが跡形もありましぇん、

a.ホンマや、なんでや、主要幹線ぞいでヒトもたくさん入ってたのに・・・しゃあない、自販機の缶コーヒーでお茶を濁そう、

b.お気に入りのベンチって、国分尼寺(ニジ)跡の松林、そのさらに奥ですか、

IMGP0922.JPG

a.うむ、観光客もここまではめったに来ないから心静かに過ごせる、

IMGP0916.JPG

b.道ばたのこれってお地蔵さんかな、

IMGP0917.JPG

a.「14番 常楽寺」って読めるから、ミニ八十八カ所めぐりや、

b.これがお気に入りのベンチか、

IMGP0918.JPG

a.数年前に出会った野良猫さんは、その後どうしてるかなあ、

b.このベンチ、池を見下ろす高台にあって、立派な松林に包まれて落ち着くなあ、

IMGP0920.JPG

a.吉備路でいちばん落ち着くベンチかも、ずいぶん西寄りになるけど、ここまで来てやっと吉備路のど真ん中に居るような気分になる、

b.ところで、この小道はサイクリングロードより少し北にずれてるけど、

a.今回はあえて北から国分寺へ入ろう、裏手からの雰囲気がまた魅力的なので・・・


考えながら歩く吉備路(下)

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posted by なおいのおじさん at 15:18| 岡山市

2015年07月07日

鍋谷(ナベタニ)のミニ棚田

b.三つと思ったら四つに増えてますぜ、親方、

a.いやはや、瞬間的とはいえ日本列島の南海上に台風が四個もならんでる、こんなん史上初とちがうか、しかもシーズン前の梅雨時、

b.あいかわらず異常気象っすね、7が並ぶんならエエけど台風が並ぶんはどうも、

a.最近は台風でもないふつうの低気圧が激しさを増してる、竜巻や豪雨や、

b.とうぜん台風も凶暴化するわけか・・・

a.岡山は自然災害が少ないって評判やけど、近所でがけ崩れもあったなあ、JR津山線で、

b.線路が復旧するまでしばらくJRバスが運行してました、

a.津山線が走る旭川ぞいは川の水に削られて深くえぐれてるから、けっこう危険な急斜面が多い、

b.今回紹介する鍋谷(なべたに)も土石流対策の大工事やってたけど、もう終わったんかなあ、

a.じつに小さな集落やけど、険しい谷を切り開いてこぢんまりと田畑が並んでいて、近所でもいちばん好きな村のひとつ、

b.あの山のふもとに見えてるのがその村ですか、

IMGP0189.JPG

a.うむ、山と村の間には旭川が流れてる、岡山県を代表する三大河川のひとつ、

b.畑を開墾するとき掘り出された大小の石、これを整然と積み上げて石垣にしてるんか、

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a.すごい労力や、

「開墾(カイコン)の 石つみ上げて 棚田へと」、

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IMGP0347.JPG

IMGP0345.JPG

IMGP0191.JPG

b.しかし、小さな村にしてはかなり広い道ですね、

a.峠越えで赤磐市中心部に直結するから、地元住民には無くてはならない生活道路、川ぞいだとかなり遠回りになるんで、

b.そういえば、鍋谷の他にも川ぞいに集落が点在してました、

a.こちら大久保地区は鍋谷よりずいぶん広々してる、

IMGP0340.JPG

b.奥の棚田と手前の竹やぶの間に旭川が流れていて、JR津山線も向こう岸か、車道も川向こうの方が広そうや、

a.歩行者・自転車用に小さな橋が架かっていて、向かいの牧山駅へ行けるようになってる、

IMG_3620.JPG

b.JR津山線の脱線事故を起こした土砂崩れは、ここから少し下流のあたりか、

a.2006年秋のこと、ウェブ上に当時の事故が写真入りでくわしく紹介されてる、

http://dorosien.web.fc2.com/tyuamasen.htm

b.それにしても、ここまで来るとこりゃもう岩の親玉というか岩盤ですね、恐ろしい、こんなもんが線路わきに落ちてくるとは、

「安全な 岡山ですら 土砂崩れ」、



posted by なおいのおじさん at 15:49| 岡山市

2015年05月25日

三徳園を囲む山

「木々しげる 三徳園を くるむ丘」

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a.ここからのながめは、また格別でごわすな、

b.三徳園をU字型にかこむ丘の上から東の見晴らし、ところで、「 三徳園 」って「小鳥の森」とも言われてるけど、同じ意味なんすか、

a.実際はちょっと違ってて、昭和43年に三徳園が開園したときに小鳥の森も同時に出来てる、三徳園を取り囲む山すそにそってU字型に歩道が設けられて、巣箱や小鳥の集まる木々が整備されて、これが小鳥の森、三徳園は庭園風で、小鳥の森は山の中を歩く感じ、

b.しかし、あらためて岡山県南部を見晴らすと、山がちというか、

a.県南部っていうと広々した平野のイメージだけど、実際はこんなに山や丘が点在する、こんな環境で育ったから、四方に山がないとなんか落ち着かない、

b.ところで、山と丘ってどうちがうんですか、

a.すそ野をすぐ一周できるほどの低い山を丘って呼ぶんやろ、

b.前回ながめた三徳園のユリノキはどこすか、

a.ここからは右手に隠れて見えないけど、上道公園のヒマラヤスギやったらゴルフ場の青いネットの手前に見えてる、

b.ああ、運動場のへりに見えますね、鋭角三角形の大きな木が、

a.季節は前回よりすこし前の4月15日やから、新緑も少し控えめ、

b.右正面はかつて山城があった 新庄山(シンジョウヤマ)

a.ゴルフ場の右端から新庄山に登って尾根伝いに三徳園の奥へ降りていくハイキングコースがあるけど、これに加えてボランティアの方が整備したルートが尾根伝いに延長されて、結果U字型のハイキングコースになってる、道しるべも充実してるし見晴らしも良いし、ボランティアのみなさん、ホントにありがとう、

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b.すぐ登れてこの見晴らしはお得感ありますねえ、

a.しかもこの時期は満開の山ツツジが出迎えてくれて二度楽しい、

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b.だれが見るともなく咲き誇ってますね、山に歓迎されてるような気分、

a.これは北東方向の見晴らし、平野にうっすら山陽新幹線の直線が引かれてる、その先の山並みから中国山地が始まるともなく始まる、

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b.ここらは、けっこうヒト住んでますね、

a.左中央のデカい箱、あれはパナソニックの工場、

b.このへんは田舎と言ってもまだまだ都会やなあ、

a.こちらは南の見晴らし、奈良時代に建てられた 明王寺 という寺院が山中にひっそりたたずんでる、延長ルートは三徳園から明王寺へ向かう途中に北尾根へ登っていく、

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b.周囲の新緑も素晴らしい、

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a.今から紅葉が待ち遠しい

b.じゃあひとしきり見晴らしたんで、三徳園へもどりましょうか、

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a.椿(ツバキ)もとうとう見納め、

DSC01285.jpg

b.さっきまで、あの丘の上に居たんか、

DSC01294.JPG

a.ふと見上げると、インスピレーションをかき立てられる枝ぶりが、三徳園に来ると必ず何かもらえるなあ、

DSC01300.JPG



ボランティアの方々が作られた延長ハイキングルート


posted by なおいのおじさん at 20:50| 岡山市

2015年05月21日

三徳園のユリノキ


a.しかし、花の名を知らんなあ、われわれは、

b.田中陽希の百名山一筆書きにも高山植物がたくさん出てくるけど、知らない名前ばかり、

a.いやそれ以前に身近な花の名もあまり分からん、そんでもってもっと知らんのが木の名前、今回登場する「ユリノキ」もここ三徳園で初めて知った、

b.前回の芥子山(ケシゴヤマ)で百合(ユリ)を見て、今回はその少し北東に位置する三徳園で百合の木をながめると・・ちなみに 三徳園 てなんすか、

a.すぐ近所に生家のある明治安田生命の創業者、矢野恒太(ツネタ)(1866~1951)、彼が寄付した土地が今じゃ素晴らしい自然公園になってて、ここへ来ると取りあえず何とかなる、

b.どういうことすか、

a.変化のある散歩道に芝生広場、樹木や花々は手厚く手入れされて幸せそうなんで、いつ行ってもインスピレーション(=ひらめき)に満ち満ちてる、

b.しかし、なぜその中でもユリの木なんすか、

a.三徳園は何の悩みもなくすくすく育った花や木に満ちてるけど、その中でもこのユリの木がいちばん存在感がある、

b.他の木じゃダメなんすか、

a.ほかの木も素晴らしいけど、このユリの木は一本だけでしっかりとした存在感があるので、三徳園のボス的存在のような気がする、それがこの写真、

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「この土地の チカラあらわる ユリの幹(ミキ)」

b.なるほど、写し方にもよるんやろうけど、確かになんかオーラ漂ってますね、

a.モノ言うてるやろ、

b.話してるの分かるんすか、木々の言葉とか、

a.いや、聞こえるわけないけど、どことなく人格を感じるというか、植物離れした存在感があるというか、

b.強い生命力みたいなことですか、

a.うむ、古代やったらこんな樹木に注連縄(シメナワ)張って、神様とあがめたんちゃうか、

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b.ところで二股(フタマタ)に分かれてるんすか、

a.根もと付近から幹がV字に分かれて末広がりで伸びてくような、ユニークなすがたをしてる、

b.だから写す角度で別の木のように見えるんか、

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a.全体像も写したいけど、そうすると他の樹木も写りこんで印象がぼやけるから、ついつい寄りで(=近寄って)撮(ト)ることになる、

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b.せっかくだし、三徳園の他の写真も少しのせましょう、まずはこの地味なベンチ、

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a.こんなそっけないベンチがあちこちに置いてある、だが座ってる人を見たことがない、おそらく森の妖精たちのために作られたベンチにちがいない、

b.たしかに、三徳園なら妖精いてもおかしくない、

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a.撮影年月日は2014年4月26日、カメラはキヤノンのパワーショットG12、新緑まっさかりでござる、

b.葉脈まで初々しいな、

a.もう一枚は三徳園じゃないけど、すぐおとなりの上道(ジョウトウ)公園名物のヒマラヤ杉、

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b.見事ですね、

a.この並木があるせいか、何となくこのあたりもひっくるめて三徳園って感じがする、秋はオレンジっぽい派手な茶色に色づいてこれも見ごたえがある、



posted by なおいのおじさん at 17:53| 岡山市

2015年05月19日

芥子山(ケシゴヤマ)の百合(ユリ)の花

b.百間川(ヒャッケンガワ)河口の水門をたずねた前回、今回は、

a.百間川河口から上流をながめると、右前方に横たわる山塊(サンカイ=ひとまとまりの山)が 芥子山(ケシゴヤマ) 、今回はその頂上付近に咲いている百合(ユリ)の花を見に行こうと思う、

b.芥子山(ケシゴヤマ)はどんな山すか、

a.瀬戸内海から児島湾に入ってきた船が一番最初に目にするのがこの山じゃないかなあ、児島湾あたりからながめるのが一番姿も美しい、周りは平野だから、わずか233mなのに存在感がある、

b.でも、これを自転車で登るのは大変じゃないすか、

a.自転車で登れるのは220mまでだから海抜5mのふもとからそれほど登らないけど、前半にきっつい直線の坂があって、これが最大の難所、ここさえ我慢すれば何とかなる、

b.自転車で登るこの山の魅力とは、

a.とにかくながめがいい、南斜面は果樹園で樹木がないから、児島半島や百間川(ヒャッケンガワ)、吉井川など一望できる、またルート的にも頂上付近で周回できるから行きと帰りで景色の変化も味わえる、

b.しかし、えげつなくモヤってますね、

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a.昨年の6月16日やけど確かにひどいな、児島湾と吉井川の河口がギリギリ確認できるほど、空気が澄んでたら対岸の四国まで見渡せるのに、

b.つまり、今回の目玉は見晴らしじゃなくユリの花ってわけか、

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a.山頂手前の周回コースの一番目立たない場所に、驚くほど多くのユリがいっせいに咲いてた、これほど色とりどりのユリを一度にながめるのは生まれて初めて、わしは三国一の幸せ者や、

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b.地元有志の方々が植えられたんでしょうね、

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a.この山はとりわけ地元のヒトに愛されてるから、いつも誰かが登ってる、それにクルマでも登れるからここまでしっかりと手入れできるんやろうなあ、

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b.それにしても見事ですね、

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a.つぼみが裂(サ)けて花が開くから、「咲く」って読むんやな、

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b.なるへそ、そりゃありそうですね、

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a.そこでまじめに一句や、 「ユリ裂(サ)けて 気もち色づく 芥子(ケシゴ)かな」

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b.ところで、話はちがうけど、数年前に「日本縦断こころ旅」で、この山のふもとを一行が通り過ぎたとか、

a.あの道や、左下に線路とビニールハウスにはさまれた農道みたいな細道が見えてるやろ、

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b.あれはJR赤穂(アコウ)線の線路、ここからどう行ったんすか、こころ旅軍団一行は、

a.JR岡山駅から出発して、ゴールは牛窓港やった、

b.直線で24キロ、じっさいは30キロくらいか、最近は火野さんの体調を考えて、20キロ弱で走ることが多いけど、

a.火野さんの何がすごいって、昭和丸出しのカラダにきっついタバコ「ハイライト」を吸って、酒も飲んで、食事は店屋物ばかりで、橋が怖くて、毎日カメラとマイクとオバチャンに囲まれて、おまけに60代中盤、これだけマイナスを背負って何年も日本縦断してるんやから、そのすごさは田中陽希君以上かも、

b.誰すか、 田中陽希 って、

a.昨年、南から日本百名山一筆書きを済ませ、今度は北から新たなる百名山一筆書きに挑もうとしている若き冒険家、火野さんと同じNHK・BSで昨年の一筆書きを再放送している、

b.スゴい人がいるもんすね、体力的に充実しきった30代とはいえ、

a.火野さんが平地や町をぬっての日本縦断、田中君はより険しい山々を結んでの日本縦断、ふたつセットで見ると面白さも倍増や、


posted by なおいのおじさん at 18:54| 岡山市

2015年05月16日

百間川の新水門

b.岡山に引っ越して、ぱったりやらなくなった輪行、そのわけとは、

a.「玄関あけたらサトウのゴハン」のように「玄関あけたら輪行先」のような走りやすい環境のため、あえて電車で遠出する気にもならない、

b.輪行しないと同じルートばかりで飽きないすか、

a.いやいや、引っ越して三年そこらじゃ飽きるどころか、日々新鮮、特に赤磐市は山間部と平野部の境目にあるから山過ぎず平野過ぎず、岡山市中心部とも理想的距離間なので、町過ぎず田舎過ぎず、山陽道という歴史的街道筋も通ってるし、瀬戸内海も近いし、チャリダーにとってはほぼ理想的環境、京都市中心部に居たころを思うと、夢のようにスムーズに走れる、

b.しかし、そうなると同じ道ばかりで、写真が旅っぽくないというか、

a.確かに、何度も通る道は写さないで素通りすることが多いから、写真がひとつの流れでつながらない、

b.だったら線でなく点で紹介してはどうでしょう、赤磐市周辺の気に入った場所だけに限って数枚の写真で紹介していくのは、

a.それがいい、無理して旅の流れを作るより、

b.ではさっそく、最近のお気に入りを、

a.色々あるけど、まずは大規模な水門工事の終わった 百間川(ヒャッケンガワ) の河口を、

b.百間川といえば江戸時代に造られた洪水対策用の人工河川、

a.うむ、岡山の城下町が洪水で水浸しにならぬよう、あふれた雨水を瀬戸内海へ逃がす川、

b.その河口で大工事が、

a.今まであった水門が老朽化したんで、1から作り直してた、

b.児島湾と百間川(ヒャッケンガワ)を仕切る水門のことか、淡水と海水を隔てる重要な役目もあるわけだ、

a.そこを先日通りかかったら、工事の記念に水門と一緒に広場も出来ていて、とても解放的な良い雰囲気だった、

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百間川河口に新設された水門。手前の柵(サク)は漁師の仕掛けか・・


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芝生も植えたばかり。手前の石はおそらく明治25年当時の水門のそれでは・・


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後ろに回り込むと古い石碑にそれとなく補強もされていた。


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右手の山影は児島半島。岡山大空襲のさいエンジントラブルで墜落したB−29の乗員が眠る貝殻山もこの半島の並びにある。水門近くには岡山港があり、児島湾を東へ進んだ船は半島を右へ回りこんで瀬戸内海各地へと向かう。


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左は明治25年に建てられた記念碑。200年がんばった江戸時代の水門もさすがに老朽化して大改修工事とあいなった。


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こちらは出来たてホヤホヤの記念碑。平成らしくスッキリシンプルにまとめている。シルバーのパネルには左の「水門碑」のくわしい解説が書かれていた。


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素朴で力強い明治25年当時の水門。





posted by なおいのおじさん at 09:07| 岡山市

2013年04月21日

GWの絶対安牌!岡山市「三徳園」 

a.引っ越して半年、赤磐市周辺のおすすめスポット

b.なんだかんだで、京都市から赤磐市へ引っ越して半年かあ、

a.秋の半ばに引っ越し、ひと冬過ぎて桜も八重だけ残して、ようやくこの土地の一員に認められたような、

b.誰に認められたんすか、

a.誰ってことじゃないけど、ただ何となく同じ道なんべんも走って、同じスーパーなんべんも通って、ふと先週あたり、あ、オレ馴染んでるなって気づいたんだ、

b.でも、きょう紹介するサクラの写真はいずれも、となりの岡山市でっせ、

a.京都でも、撮るサクラは、となり町が多かった、せっかく嵐山に住んでたのに、残念からげるぞい、

b.それ何弁っすか?

a.たぶん父のふるさと愛媛のあたり、

b.で、サクラの写真は大きな写真コーナーで見ていただくとして、半年過ぎておすすめエリアを紹介してくんしゃい、

a.そりゃ何弁や、

b.「ワカリマth ン」、ここthなんで舌かんで下さいね、

a.めんどくさいわ、で、なんや、

b.おすすめエリア、サクラは終わったので、五月の連休など念頭に、

a.そうだなあ、年中すばらしいのは「小鳥の森」こと「三徳園」しかないやろ、あまりにベタか、誰でもそんなこと言えるか、

b.いえいえ、じゃあ今回はじっくり三徳園の紹介をしますか、サクラの写真もかなりここで撮りましたし、

a.正式名なんちゅうんや、

b.ええと、「岡山県青少年農林文化センター三徳園」、

a.さすがに県立らしく、おもっクソ堅苦しいなあ、

b.紳士が、クソとかアホとか言わんといて下さい、

a.アホは言うてまへん、

b.で、見所なんすけど、

a.今、ホームページ見てびっくりしたけど、ここ泊まれるんやなあ、素泊まり大人1220円、高校生以下なんと310円、トーカ堂の北さん降臨しそうや、

b.いや、北社長はいいんで、見所の方を、

a.芝生広場が良いのは当たり前だけど、そこで終わることなくさらに奥の方へ、

b.ずいぶん奥行きあるんすね、でも、園内は自転車入れないのか、

a.自転車はクルマと同じ扱いなんで駐車場に止めるしかないけど、公園のドン突きから左手に新庄山へ登り道が続いてて、100メートルそこそこなんだけど、瀬戸内海も遠くにうっすら望めて見晴らしがとてもいい、それに折り返さず、道なりに山頂からきつい下りで公園の東端に降り立つことができる、

b.一周したらちょっとした達成感ありますもんね、

a.公園だけじゃ、ちょっと単調になるし、すぐ飽きるだろうけど、裏山一周コースを付け加えたら、ここだけでほぼ半日過ごせるんじゃないかなあ、

b.近所は大きなスーパーもありますしね、

a.マルナカはケンタッキーも入ってるし、ライバルのYouMe(ゆめ)タウンもすぐそこ、でも、せっかくなら芝生公園や新庄山でお弁当ってのが良いかなあ、

b.ゴールデンウィーク、岡山市へお越しのさいは是非、山陽自動車道からのアクセスもスムーズなんで、

a.それから、少し遅れましたが、ここ三徳園もふくめ、この春とった、岡山市内のサクラを大きな画像でどうぞ、ブログ左上のリンク集「大きな風景写真」からもご覧になれます。

「2013年 岡山市のサクラ」
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;3B970754-9A92-455A-9817-396BD9D9F15B



三徳園のホームページ
http://www7.ocn.ne.jp/~san-toku/index.html



posted by なおいのおじさん at 11:07| 岡山市
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