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コインチェック流出、20分で576億円 11時間気付かず
2018/1/29 20:47日本経済新聞 電子版
コインチェックが被害を発表した26日深夜の記者会見中にも仮想通貨が口座間を動いていた
仮想通貨取引所コインチェックから580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件で、流出が始まってからわずか20分間で被害額のほぼ全てが奪われていたことがわかった。26日午前0時すぎに流出が始まったが、コインチェックが異常を検知したのはその日の午前11時という。半日近くも事態に気づかなかったずさんな管理が浮き彫りとなった。
ネムの取引履歴はネット上で確認できる。最初の流出は26日午前0時2分。コインチェックの口座から10XEM(当時のレートで約1100円、XEMはNEMの取引単位)が別の仮想通貨口座に移った。その後、0時21分までに断続的に計5億2300万XEM(約576億円)がこの口座に移動し、20分間で被害額の99%が奪われた。
その後、午前3時台、4時台、8時台にも計4億円が同じ口座に流出した。コインチェックの発表ではネムの残高が異常に減っているのに気づいたのは午前11時25分ごろとされる。巨額の流出に気づくまで11時間以上かかっていた。
同社の大塚雄介取締役は発覚後の記者会見で「大きく残高が減ると警告が出るようにしていた」と説明した。ただ、事態の把握まで時間がかかっていたことを考えれば、検知システムが適切に作動していたのか、警告に即座に気づく運用体制になっていたのかは疑わしい。
不正流出した口座の持ち主は奪ったネムをその口座から9つの仮想通貨口座に分散させている。コインチェックが被害を発表した深夜の記者会見中である午後11時42分にも、30万XEM(約3300万円)が口座間を動いていた。
コインチェックは日本経済新聞の取材に「正確な流出時間は現在調査中」と答えた。ただ、大塚取締役は「自社のネムがネットワーク上のどこにあるかは把握している」とも発言しており、一連の動きに気づいているとみられる。
奪われたネムは複数口座に移動した後は動きがない。これらの口座はNEM財団やプログラマーがネットワーク上で監視を続けているが、この口座の持ち主はもちろん国内なのか国外なのかも不明だ。コインチェックは口座の持ち主に対しネムの返還を求める意向を示している。
タグ: 仮想通貨
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