高頭「まぁ、昨日と同じだ。牧、赤木、仙道、流川、三井。しっかり頼むぞ。」
牧「赤木よ。スピードについて来いよ。」
赤木「フッ。愚問を。」
仙道「今日は味方だな。点取り勝負でもしてみるか?」
流川「てめぇには二度と負けねぇ。」
神「三井さん、いつでも代わりますからね。」
三井「おっ、おおっ。が、がんばってくるわ。
(神の奴、ちょっと雰囲気が変わったか?)」
牧「(神の奴、少し積極的になりつつあるか?いい傾向だな)」
その頃、大阪のメンバーがコートに現れた。
観客「くぉらーーーー、神奈川に負けたら許さへんでーー!」
観客「南ーーーー。しっかり頑張れよ!得点王になるんやでー。」
大阪からの大応援団だ。
岸本「アイツら相変わらずだな。」
南「あぁ、インターハイでは期待に応えられなかったからな。
それでも応援に来てくれているアイツらのためにも負けられねぇ。」
小学生「こらーーー、兄ちゃん達。今度は勝ってやー!」
岸本「ん、・・・あぁああああああ。」
南「き、北野さん。き、来てくれてはる。」
北野は、ミニバスの大会にかこつけて、小学生たちを連れて見に来たのだ。
北野「また、安西のところのガキどもと戦うとはな。
なぁ、安西。3人もスタメンになってるそうじゃねぇーか。」
安西「うん。うちの選手は、全国でも十分通用する実力があるから。」
北野「おっ、言うようになったじゃねぇか。
今回は、南達は前回の負けからしっかりと立て直してきたぞ。
アイツらの実力は、あんなもんじゃねぇぞ。
今日は楽しみに見させてもらう。」
隣で聞いていた彩子たちは小さな声で話をしていた。
彩子「晴子ちゃん、安西先生の横にいるおっさんはだれ?」
晴子「し、しらないです。てっきり彩子さんは知ってるのかと思った。」
北野「おっ。そこのあけぇの。怪我の具合はどうなんだ。
今回はでれねぇそうだな。」
桜木「誰?この貧相なオヤジは?」
北野「(ずーーーん。ひ、貧相なオヤジ?)」
晴子「さ、桜木君、言葉遣いに気を付けて!」
安西「ほっほっほ。北野君は私の大学の同級生ですよ。」
南「ん!?北野さんが湘北の赤いやつとなんか話をしてるな。」
岸本「まあ、関係あらへん。北野さんに2回も負けを見せるわけにはいかへんで。」
土屋「気合が入ってるな。今日は勝つで。ゲームのコントロールは俺がする。
お前ら豊玉メンバーは 点をしっかり取ってくれ。
遠藤、俺たちは、ディフェンスをしっかり頑張るぞ。」
遠藤は、大栄学園のセンターの2年生だ。リバウンドに定評がある194?pのセンターで
大栄学園の大黒柱だ。
遠藤「うすっ。大栄の選手のすごいところを見せてやりましょう!」
土屋と遠藤でチームを引っ張りインターハイで大栄学園は勝ち上がったのだ。
土屋は遠藤に対して後輩ではあるが、安心感を持っていた。
土屋「あぁ、相手のセンターはゴリラみたいだが、負けんなよ。」
赤木「くしゅん。」
三井「どうした?風邪か?」
赤木「い、いや。大丈夫だ。」
神奈川もコート入りした。
観客「こらぁああああ。神奈川!!てめぇら生きて帰れると思うなやーーー。」
観客「負けたら、母ちゃんに慰めてもらえやーー。」
晴子「(キーーーー)プンプン。この雰囲気だいっきらい。」
桜木「はっはっは。弱虫どもが吠えてるな。」
彩子「この子はやっぱりすごいわね。この雰囲気に全く動じていない。」
そんな雰囲気の中、いよいよ試合が開始された。
(続く)
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