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posted by fanblog

2022年07月09日

アンカーの打ち方


見て盗め!としか教えられてないので
正しくないところも多いと思いますが、自分の覚書用に残します。

資格の講習でも教えられません。


?@着桟
最初に1節〜1節半くらい落とします。
これが少ないとアンカーを引きづって(引けて)しまいます。
一度引けてしまうと、その後も引きづりっぱなしで着桟までいってしまうため、
離桟のとき困ります。

その後、船の行足に合わせて少しづつ落ちるようにします。
なにかあったとき、すぐアンカーのブレーキをかけて船を止められるようにです。
また、船が着桟の目標位置を過ぎた場合もブレーキを効かせ、船を止めます。

着桟は船を桟橋に対して平行にしたまま着桟します。
船首が行きすぎたら係船索の巻き取りを止め、
近すぎたらアンカーのブレーキを掛けます。

着桟中、船首を桟橋に進めるのに係船索を使い、
行き過ぎた時に船首を止めるためにアンカーにブレーキをかけます。

そして船が桟橋に接触したときにアンカーをたるみが無くなるまで落とします。
アンカーの重さで船首をその場から動かないようにします。


?A離桟
船尾はエンジンを使って船を離します。
船首はアンカーを引っ張って桟橋から離します。
だからアンカーを最初に打つ位置が重要になります。

特に悪天候のとき、風や波で桟橋側に船を押し付けられる場合、
アンカーが引けていたりすると船首をあまり離せず、
そのまま桟橋にぶつかります。
そんなときのためにスラスターというものがありますが、
船の状態によっては使えないときもあります。


?B沖アンカー
1節、2節と報告しながら出します。
数えるためにはシャックルが見えないといけません。
これはスロットの目押しができる人には簡単です。
できない人は・・・苦労するかも

アンカーを打ってるときはクラッチを外したままです。
アンカーを巻き上げているときはクラッチを入れます。
ブラックアウト(停電)のときでもすぐクラッチを外して
アンカーを打てるようにクラッチは入れるだけです。

クラッチは会社によって違いました。
自社の事故事例で変わるようです。




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posted by senin at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 仕事のこと
この記事へのコメント
初めまして!
28歳のボットム甲板員です。
このブログのおかげで思い切って海の船乗りになろうと決心がつき、今乗船5日目です!
ボロカスに怒られてます!年下の子にもボロカスです!!わら

でもこのブログのおかげで勇気を持って一本踏み出す方ができました!!

ありがとうございます!
Posted by ボットム船員 at 2022年07月10日 21:26
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