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2022年11月21日

退職に関係する手続き


必要な手続き

・確定拠出年金に加入している場合、会社の登録変更が必要
・失業保険を受給期間中に再就職、再退職をした場合に、未支給分の失業保険を受給できる。
→すぐ再就職するとしても失業保険を申請しておいたほうがいい
・社会保険は退職日まで有効なので保険証のコピーを残しておく


必要のない手続き

・社会保険の切り替えは役所が勝手にする
・住民税は振込用紙が払い込み済みの月の分まで送られる可能性あり
→おそらく全て払って年末調整か確定申告で返却



案外、必要な手続きは少なそうです。
何もしなくても、なんとかなりそう。





2022年11月15日

ついに退職

退職できました。
「社会人として〜〜」とか言われたので
しっかり説得してあげました。
冬のボーナス前に辞めたことも考慮されたかもしれません。


で、休暇の買い取りもしてもらえるそうです。
陸上では有給休暇なんて捨てるものだったので意外です。
退職金もでるそうで、思ったよりも次回の給料は多そうです。
最悪、辞めた瞬間から無給になると思っていたので良かったです。


とりあえず一段落。
失業保険をもらいつつ資格を取ってから就職するか
そのまま乗るか。


前社は海運局で登録された会社に就職したので
失業保険の支給は一週間後からになります。
このあたりも船員は優遇されてますね。

その代わり税金高いですけど。



2022年11月03日

下船しました

帰ってきました。
辞めることを決めていると仕事のやる気が
起きなくて、しんどいですね。

とりあえず小さい船(主に1000t未満)のことを聞いてきたんですが
人がいなくて休暇が少ないことがザラらしいです。
ボーナスがない会社も多く、月給だけで会社を決めると年収が減るかもしれない・・・とか。
派遣で小さい会社へ行くと、お客様扱いされるけど、入社すれば対応が変わるとか。
ただ、そんな内部事情は入ってみないと分かりません。
結局、零細企業を選ぶなら人伝で確認するしかないみたいです。


3000tくらいの船の人に聞いた話なんですが、ネガティブなことばかり言われました。
大体想像できることばかりです。


大きい船、この業界で優良企業と呼ばれる会社は人間関係が酷い。
福利厚生につられて入ってくる人たちを軒並み辞めさせるほどです。
会社によって多少マシだったりするそうで、
噂でマシな会社は教えてもらいましたが、正直当てにしていいのか迷います。


結局タンカーを選ぶ限り、この傾向はどこへ行っても同じだそうです。

とりあえず私はタンカーにするつもりです。
タンカーの経験を無駄にしたくないので。




2022年07月27日

給料の変化


普通、給料って就業規則でハッキリ決まっているものですが、
船は違う場合があるようです。

アメリカか?っていうような実力主義、給料至上主義的な考えの人もいるためか
転職も多く、就職の際には給料交渉をするらしい。

そのせいか、普通は人事考査から基本給と各種手当のみ差が出るはずが、
組合船の場合、最初に基準を決められ、あとは組合規定通りに上がります。
そして未組織船の場合、どんぶり勘定のため社長の一存で大きく差が出ます。

つまり新入社員の給料も勝手に変更されたりします。
この間一緒に乗った中途入社2年目の人が新卒の人より給料が少ないのを発見しました。


新卒は仕方ないか、と思ってたんですが、
最近中途入社の給料が上がってました。
で、ホームページを確認すると、それ以外の役職の給料も上がってました。

それなのに私の給料は以前のままでした。

私(三等航海士)の給料は新人(甲板員)とあまり変わりません。



今まで、色んな船員に世話になったこともあって
この会社にある程度残る気持ちもあったのですが、
もう無くなりました。

普通こういうとき、船乗りは会社に直接文句を言って、
給料交渉に持ち込むみたいです。
私はもういいかな、って感じです。疲れました。

乗船も決まったのでこれを最後にこの会社は辞めます。
この乗船中に転職先を探さないと!!




2021年06月13日

タンカーの種類


内航タンカー船(国内で運航するタンカー)といっても積むものの種類によって、
たぶん3種類に分けられます。


白船
白油を扱います。主にレギュラーガソリンや軽油など
基本的に製油所(原油をガソリンなどに精製するところ)から
油槽所(ガソリンなどを貯蔵しておくところ)へ運びます。

黒船
黒油を扱います。A重油とC重油になります。
製油所・油槽所から工場・巨大船(バンカー)へ運ぶことが多いです。

ケミカル
化学系工場の製品を扱います。これは全然知りません。


で、今まで乗ってた船は白船になります。
前回初めて乗ったのは黒船です。

黒の499tだとバンカーがあります。
バンカーとは補油作業で、巨大船の燃料を持っていくことになります。
巨大船(全長200m以上の船)は高いところに燃料の受け入れ口があり、
そこに本船のホース(Φ150)を繋いで作業します。

これ、高すぎる場合ホースが届かず、追加のホースを繋いで延長し、
また繋ぎなおします。
また、受け入れ口が船縁から遠いとクレーンが届かず、
船縁から受け入れ口まで人力でホースを引っ張り(綱引きの要領)
接続します。

大体の巨大船は船縁にクレーンが備え付けられているのですが、
これが壊れていることが多い!!
腰を痛める人続出です。

繋いでしまえば後は楽なんですけどね。




2021年06月07日

十人十色。じゃあ会社は?


会社って船、陸含めて色々あると思うんですよ。
思ってたんですよ!!その考え自体は合ってたんですが、
ここまで!?って感じです。
世の中の広さを思い知らされました。


船に乗って、最初はわからないことだらけですが、
何か失敗したときによく言われる言葉があります。
「〜〜〜こうせなあかんやろ?どこ行っても(陸上含めて)同じ(ことをしなければいけない)やからな」

これはもう軽く10回以上は言われてきましたが、
自信を持って言います。大嘘です。

船という世界は根底から常識が違います。
そして、その常識さえ船によって変わります。
素人の人、船で転職を考えてる人はそこを知ってほしいです。



とはいえ、ある程度仕事の流れは同じになります。
ただ、小さい船、特に船主船長の船だとこのへんがかなり変わります。

船主船長とは、文字通り船のオーナーが船長をしています。
そのため、その人がルールになります。
たいていの会社では船を改造してはいけませんが、(賃貸マンションと同じ)
船主がOKすれば改造も何もOKになります。

そのため、規定されたするべき仕事も船主がOKすれば
しなくてもよくなります。



これ、かなりカルチャーショックでした。
ここまで楽していいのかな、ってくらいです。
多分、10kgは太りました。
今年のコレステロール値が気になります。
ただ、こういう世界を知らずに船を諦める人にはもったいないと思います。

最初は大体、大きな船のしっかりした会社を選ぶと思いますが、
合わない人がかなり多い。
離職率95%くらいあると思います。
で、もし辞めるつもりの素人の方いましたら、
小さな船、499t199tの船に入ってみてください。

2〜3社回れば、これならいける!!と思う会社があるはずです。

っていうくらいホントに違うし、ユルい。

今回の乗船は将来設計の上で大きかったです。
転職に目星がつきました。

ただ・・・社員が少なすぎて休みがないんですよね・・・
前の休暇は2年前って言ってました・・・






2021年03月16日

地方の幸


船によるんですが、同じ場所を行ったり来たりする船。
毎回違う場所に行く船もあります。

そんな船では、その地方の旬の食糧が出てきたりします。
例えば冬に東日本に行けばタラの白子が食事に出てきたり、
近畿地方に行けば、小女子が出てきたり。

漁村生まれの人が多いせいか、魚介類を好む人が多いため、
肉より魚が多いです。

そしてシェフは毎回市場へ行ってその日の仕入れる具材を決めるようです。



とあるシェフは自分で店を経営していたことがあるようです。
そういう人は仕入れも上手いらしく、食料金が余ると言ってました。
そして出てくる料理も毎回、外食のような豪華なものが出てきます。

私のような門外漢には他のシェフとこのシェフの差はなんなのか分かりませんが、
最終的にこのシェフは他の人より3割安い仕入れ値で、
他の人より豪華な料理を作ります。



シェフの腕って、こういう旬の材料、仕入れ、料理と、
差が出る部分が多いな、と思わされます。
こういう人を増やしてくれたら、と思うんですが、
会社的には経営上厳しいみたいです。

自転車操業なんでしょうか?




2021年03月13日

辞めたとある上司の話


パワハラ、セクハラは一発で懲戒解雇につながる行為で、
もうかなり昔から厳しくなっていると思います。

船員にもついにその風潮がやってきているのですが、
甘い会社だとまだ、そうでもないようです。



人によっては誰にも見えない場所でするそうです。
そしてシラを切るようです。
人によっては見境なく、客先であろうが、取締役の前であろうが、
手も足も武器も飛んできます。

その人ができる人、職務上頼りになる人であれば
周りは見て見ぬふりをします。
結局、その人は自主退職という形になりました。



新人には多少の猶予がありますが、
結局、ほとんど新人、ベテランの分け隔てなく
できるか、できないかが重要視されます。
ほんとにハッキリした実力主義の世界だと感じます。




2021年03月09日

最近の(?)新人の傾向


そろそろ新人の入る時期ですね。
ちょこちょこ新人教育も経験したんですが(全員辞めたけど)
教える必要のない機関部の人とは大体仲良くなってます。

そんな人たちと話してると、ベテランの人とかなり考え方が違うことを実感します。
もちろん僕の考え方も新人寄りです。



ベテランの方はいつも給料を気にして、
もっと給料のいい会社に転職した方が良い!と断言します。
それも全ての派遣先の全てのベテラン社員が。

以前会った元マグロ漁師現タンカー乗りに言われたのですが
「一円でも多く稼ぐことを考えて、いい会社(給料の高い会社)に転職を何回も
したから、一年以上在籍した会社は今の会社しかない」
とかなんとか。

船乗りの給料が昔よりかなり下がったことで、
よりこういう考え方が顕著になっているんだと思います。

今の私の給料もかなり低いらしく、(ベテラン船員基準)
大体派遣先の新人(一年目)と同じくらいなんです。
社歴の同じ人だと、年収で100万くらい低くなります。



これに対し、若い人たちは給料よりも休みが欲しいと。
人手不足で長期乗船。有給を売ってさらに収入が増えても嬉しくないわけです。
さらに最低人員まで人を減らすから、最初から一人前の仕事を求められます。

「人を育てる」なんて考えは、ほとんどの人が無いんです。

楽しい船なら続きそうな人もいるんですが、
大抵は楽しみもない、監獄のように感じる乗船生活になるんでしょう。



もしかしたら免状の講習でいた499tの船に乗っている人たちは
良いメンバーに囲まれているのかもしれません。
海上・陸上問わず、主に人間関係で仕事を辞める人が大半な現代です。
大ベテランと新人しかいない不自然な年齢層が
激しすぎるジェネレーションギャップを生んで、
新人の孤立化と退職に繋がっているのかもしれません。
これも船員不足の一因な気がしてきます。





2021年03月05日

気になるコメント?A


こんなコメントが来てました。


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私も同じく未経験から船員になり、今は二航士をやってます。
今所属している船会社はデッキが慢性的に不足してるので、マンニングを使うことが多いのですが、正直な話使い物になりません。人数合わせ程度です。

2年も履歴があるのであれば、他にいくらでも乗れる船はあると思いますので、きっちり育ててくれる会社に行った方がいいのでは。

2-3カ月程度では、道具の場所もうろ覚えでしょうし無駄な苦労をしてるように思えます。


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全くその通りなんですが、マンニングが使えないというのの言い訳をさせてください。
会社によって作業の手順などがまるで違うんです。

例えば「位置合わせ」
これは船と岸壁や桟橋の位置の前後を合わせる作業をいいますが、
これを甲板手がする船、一航士がする船、そもそも陸上に任せてやらない船。
私が経験したのでこの3種類ありました。

また「舵持ち」
船橋で入出港や狭水道で舵を持って操縦する作業をいいますが、
船長がする船と、甲板手がする船がありました。

「アンカーを打つ」仕事
これはほとんどの会社で甲板手がしますが、一度士官がする会社にもあたりました。



ほんと、その船の当たり前ができないと人間扱いされない船なんかもあるので
自分の求める環境に対して考えさせられます。
できれば経歴を考えて転職回数も減らしたいので、
失敗しない転職のために、今はもう少し我慢しようと思ってます。



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