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第5弾となる今回は清原和博だ。
なんだかんだで黄金時代の歴史のを語る上では外せない一人。
常勝西武の4番打者として長く君臨した清原。
さすがにインタビューは掲載されていないが、日刊スポーツのライターが面白いことを書いている。
清原について考えると、すごく思うのが時代の変化だ。
清原と言えば直球に滅法強いイメージだ。
清原はあの時代だからあれだけの成績を残せたのかなとも思うところがある。
かというのもここ数年の中村や今年の山川を見てもわかるが、
ストライクゾーンでの直球勝負がどれだけ少ないかはわかるだろう。
打ち気な打者にはフォークで落とすか、アウトローのスライダーでも使えばだいたい空振り取れることが多い。
ここ数年は変化球のレベルがどんどん高まっていっている。
田中やダルビッシュのツーシームやスプリットはなかなか打てるものではないだろう。
清原が今の時代で打っていたらどのくらいの数字を残せただろうか。
タラレバは禁句というが、想像してみると面白い。
それでも高い出塁率やゴールデングラブ賞をも獲得しているという清原は
今の球界を見ても間違いなくトップレベルだっただろう。
全盛期の中村剛也と数字を見比べると面白い。
清原はホームラン数こそ中村には及ばないが、四球の多さと三振の少なさが大きく違うのだ。
ボール球を振らない、勝負を避けられる清原。
四球が多いので出塁率が異常に高く、「繋ぐ」という意識も黄金時代では高かった。
一方の中村は三振がなんと清原の1.5倍はしている。
これは私も思ったが意外だと思う方も多いのではないだろうか。
この数字を見ると、現状の中村が打てないのもわからなくはないのだ。
中村は全盛期でもシーズンで150個以上の三振を喫している。
これは先ほど書いた変化球の時代も関与しているかもしれない。
ただ数字だけを見ていると清原の偉大さが伝わってくる。
そんな清原にライターが質問したという。
「将来もし監督に成ったらどんな野球をするか?」
清原は笑いながら答えたという・・・
それは間違いなく黄金時代の西武野球をイメージしていたのかもしれない。
詳しくは下記の黄金の記憶をご覧ください。
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