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2017年09月13日

全面ディスプレイ「iPhone X」とスタンダードな「iPhone 8/8 Plus」を発表。

こんにちばんわバンビです。

待ちに待ったiPhoneの発表が、現地時間9月12日(日本時間9月13日未明)にありました。
iPhoneシリーズ「iPhone X(アイフォーン テン)」と、「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」、Apple WatchやApple TVの新製品を発表。

過去最多のNEWラインナップなので、新iPhoneの3機種は何が違うのか? また前モデルのiPhone 7/7 Plusから何が進化したのか?をご案内。
113.jpg

価格

■iPhone X
シルバー
スペースグレー
64GB:11万2800円
256GB:12万9800円

■iPhone 8
シルバー
ゴールド
スペースグレー
64GB:7万8800円
256GB:9万5800円

■iPhone 8 Plus
シルバー
ゴールド
スペースグレー
64GB:8万9800円
256GB:10万6800円

デザインは、何が違う?

8は背面がアルミからガラスに変更 Xはホームボタンが廃止。

iPhone 8/8 Plusの基本的なデザインはiPhone 7/7 Plusから大きく変わっていないが、背面の素材が従来のアルミからガラスに変更されている。背面がアルミなのはiPhone 5からiPhone 7/7 Plusまで続いており、ガラスを採用するのは「iPhone 4s」(2011年発売)以来だ。これはiPhone 8/8 Plusがワイヤレス充電に対応したためで、アルミだと充電時に干渉を起こすためだと考えられる。

側面のフレームはiPhone 8/8 Plusがアルミ、iPhone Xがステンレススチールを採用している。

 アルミからガラスに変わった影響か、本体の幅、高さ、厚さはiPhone 7/7 Plusから0.1〜0.2mm大きくなった。iPhone 7/7 Plusと同じケースが使えるのかは気になるところだ。重さはiPhone 8が7の138gから148gに、iPhone 8 Plusが7 Plusの188gから202gに増している。iPhone Xは174gでiPhone 7 Plus/8 Plusよりも軽くなった。

 ディスプレイサイズはiPhone 8が4.7型、iPhone 8 Plusが5.5型でiPhone 7/7 Plusから変わらない。
8_01.jpg
iPhone 8とiPhone 8 Plus

 iPhone Xは、最近のスマートフォンでトレンドになりつつある、ベゼル(額縁)のほとんどないデザインに仕上げてきた。ディスプレイは3機種の中では最も大きい5.8型だが、高さはiPhone 8 Plusの158.4mmより14.8mm短い143.6mm、幅はiPhone 8 Plusの78.1mmより7.2mm細い70.9mm。狭額縁設計の恩恵で、iPhone XはiPhone 8 Plusよりも小さなボディーとなった。

 iPhoneの象徴ともいえるホームボタンがなくなったのは、iPhone Xの大きなトピックだ。iPhone Xでは画面をスワイプするとホームに戻れ、スワイプして止めると起動中のアプリ一覧が表示される。これらの操作は慣れるまでにちょっと時間がかかるかもしれない。同時に、ホームボタンに内蔵していた指紋センサー「Touch ID」もなくなり、代わりに顔認証の「Face ID」が搭載された。
iphonex.jpg
iPhone X

3機種ともiPhone 7/7 Plusと同じく3.5mmイヤフォンジャックを搭載していないが、新たにワイヤレス充電に対応したことで、Lightningコネクターにイヤフォンを接続しながら充電がしやすくなった。

iPhone Xはディスプレイが高コントラスト&高解像度

 ストレージ容量は3機種とも64GBと256GBの2種類で、iPhone 7/7 Plusで採用された32GBと128GBは採用されなかった。

 ディスプレイに有機ELを採用しているのはiPhone Xのみ。iPhone 7/8の1400:1、iPhone 7 Plus/8 Plusの1300:1よりもはるかに高い、100万:1という高コントラストを実現。解像度もiPhone Xの1125×2436ピクセルが最も高く、ppi(1インチあたりのピクセル数)もiPhone 7/8の326、iPhone 7 Plus/8 Plusの401より高い458。HDRディスプレイを搭載するのもiPhone Xのみだ。
l_st_ipspec-07.jpg

 iPhone 7/7 Plusでは、iPhoneで初めて防水・防塵(じん)性能(IP67等級)をサポートしたが、iPhone 8/8 Plus/Xもこれを継承している。

 FeliCaも引き続き搭載しており、「Apple Pay」を利用できる。自動改札の通過と電子マネーの支払いができる「Suica」、クレジットカードと連携した電子マネーサービス「QUICPay」「iD」が利用できる点も変わらない。なお、iPhone 8/8 PlusはiPhone 7/7 Plusと同じく支払い時にTouch IDで認証をするが、iPhone XはFace IDで認証する。Touch IDはリーダーライターによって認証スピードに差があったが、Face IDはどうだろうか。

 iPhone 8/8 Plus/Xのプロセッサは6コアを搭載した「A11 Bionic」となり、4つの効率コアと2つの性能コアで構成される。iPhone 7/7 Plusの「A10 Fusion」と比べて効率コアは70%、性能コアは25%、グラフィックスは30%のパフォーマンス向上を果たしている。A11ではARを使ったゲームやアプリが、より滑らかかつリアルに表現できるようになる。

順当な進化を遂げたiPhone 8/8 Plus

 ディスプレイは4.7インチ(1334×750ピクセル)と5.5インチ(1920×1080)で、解像度やアスペクト比はiPhone 7と同等。iPad Proで採用されている広い色域に対応した「True Toneディスプレイ」をiPhoneとしては初めて採用する。引き続き3D Touchにも対応する。

 スピーカーも強化されていて、より低音に強いステレオスピーカーを搭載する。一方でiPhone 7同様にイヤホンジャックは搭載せず、有線イヤホンはLightning変換アダプタなどを使って接続する。

 背面のカメラはiPhone 8が1個、iPhone 8 Plusが2個のデュアルカメラと、iPhone 7と同様の構成。解像度などは一緒だが、センサーは新しくなっているという。iPhone 8 Plusのデュアルカメラは、従来同様に片方が通常広角、片方が2倍望遠となっている。

 Touch IDや3D Touch、防水防塵などの機能は引き続き対応する。NFC機能としては、iPhone 7同様にSuicaなども使えるFeliCaを内蔵するほか、新たに「リーダーモード対応NFC」となった。無線通信としては、802.11acのWi-FiとBluetooth 5.0に対応する。内蔵ストレージの容量は64GBと256GBの2モデルが用意される。

 対応LTEバンドの異なるモデルが4種類用意される。たとえばiPhone 8は、北米など向けのA1863(GSM)とA1863(CDMA)、欧州などグローバル向けのA1905、日本専用モデルのA1906。

 日本専用モデルの対応LTEバンドは、1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/34/38/39/40/41/42/66。iPhone 7(日本専用モデル)と比較すると、バンド27がサポート外となり、バンド34(2GHz帯のTD-LTE)とバンド42(3.5GHz帯のTD-LTE)、バンド66(AWS帯のFDD-LTE)が新たにサポートされる。

 日本では各キャリアがサービス中、あるいはサービス予定のバンド42は、日本専用モデルのみの対応となる。このほか、NTTドコモの1.5GHz帯であるバンド21やauとソフトバンクの1.5GHz帯であるバンド11はiPhone 7から引き続き日本専用モデルのみでサポートされる。

 LTEの通信速度は「最大800Mbps」とアナウンスされている。このほかにも引き続きGSM/UMTS/CDMA/TD-SCDMAやVoLTEに対応する。

Xの「ロック画面」の解除は?

 これまでのiPhoneはホームボタンを押すとロックが解除できたが、iPhone Xでは画面を見つめるだけで瞬時にロックが解除できる。

 ホームボタンには指紋認証機能の「Touch ID」が内蔵されていたので、パスコードを入力しなくても、ボタンを押すだけでセキュアにロックを解除できた。


 iPhone XはTouch IDが省かれているが、代わりに高度な顔認証機能の「Face ID」が搭載されているので、これを利用してパスコードの入力なしでセキュアにロックを解除できる。このFace IDは、セキュリティを高めるため、 ユーザーが目を開けてiPhone Xの方を見ているときしかロックを解除しない。 Touch IDは5万分の1の確率で誤認識があったが、Face IDは100万分の1に改善したという。
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 Face IDは、赤外線カメラと赤外線の投光イルミネーター、ドットプロジェクターを内蔵したTrueDepthカメラシステムで実現している。まずは3万以上の細かな目に見えないドットを顔に投写して解析することで、ユーザーの顔の精緻な深度マップを作成。ロック解除では、赤外線カメラで顔を撮影し、マップと照合することで、素早くセキュアにユーザーを認識する仕組みだ(この処理はiPhone X上で行われ、ユプライバシー保護のため、クラウドには流れない)。

 写真やマスクなどを使ったなりすましを防げる他、内蔵のA11 Bionicチップによる機械学習を利用することで、 メガネをかけたり、帽子をかぶったり、ひげを生やしたりしても、iPhone Xならユーザーを正しく認識できるという。 もちろん、赤外線なので、暗い場所でも顔を認識できる。

解除はいいけどホームに戻る時は?

画面の下端に細長いバーが表示されるので、画面の1番下から上にスワイプすると、ホームに移動できる。アプリ操作中などにホームへ戻りたくなったときも同じ操作だ。
l_tm_1709_iphonex_04.jpg

アプリの切り替え(マルチタスキング)は?

 これまではホームボタンをダブルクリックすると、アプリ切り替え画面が表示されていた。iPhone Xでは、画面を下から上にスワイプするとホームに戻れるが、スワイプの途中で指を止めると、開いている全てのアプリが表示された切り替え画面になる。
l_tm_1709_iphonex_09.jpg
l_tm_1709_iphonex_10.jpg


新化にすぐ飛びつくかはアナタ次第です。
posted by バンビ at 11:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone
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