守備が上手くできない
ただ、守備の上手い下手って何で決めているのか・・・って言うと、多くの人は ボールを奪えるかどうか なんじゃないかと思うのです。
ボールを奪うばかりが守備じゃ無い んですけど・・・ましてや、1人でサッカーをしている訳じゃありませんからね。
考え方を少し変えた方が良いのかな・・・って思うのですが、そんな話はさて置き・・・今回は守備のお話です。
ボールを奪いに行くと、ヒラリとかわされてしまう・・・そんな子は多いんじゃないのでしょうか?
そう言う子への評価は、 守備力が低い と言う物になりがちなんですが・・・守備って、何処まで指導しましたかって話でもあるんです。
指導者によって、やはりこの辺も色々な考え方はある訳なんですが・・・大体、相手の前で一度立ち止まって半身の姿勢を取り、腰を落として(重心を低く保ってなんて言う人もいますね)相手の動きに着いて行く・・・そんな感じがスタンダードな指導なのかなって見ていて思います。
よく耳にする 一発で取りに行かない って奴ですよね。(^-^)b
これ自体に異を唱えるつもりは全然ないのですが・・・守備が下手と言われる子を見ていると、最初からと言うか・・・見る守備なんか指導している場合じゃ無いんじゃないかって思うんですよね。
見ていてもボールはもちろん奪えませんし、その間に相手は色々な事を考える時間を持つ事が出来てしまいます。
周囲の状況もその間に大分変わってしまうものです。
何より、時間をどんなに稼いだとしても、最後はあっさり抜かれてしまうと言うオチ・・・違いますかね?
私もBチームの子達を前にして、この事をず〜っと考えていました。
で、至った結論は・・・ ボールを取りに行こうとするから抜かれる んだって事なんです。
足だけひょいっと出して抜かれてしまうあの名シーンなんか正にそれですよね。(笑)
最初からボールなんて取りに行かずに人を捉まえに行けば話しは大分変わって来るんじゃないか・・・そう考えて少し練習させてみたんですね。
そしたら、大分マシになって来たんですよ・・・守備が。
寄せの迫力 が違いますから、相手もマジで焦ります。(^^;
で、かわし切る事が簡単では無くなって来ますから、ボールを奪うチャンスもその分増えて来る訳です。
何より、ボールを奪う気なんて最初からありませんから、足技に引っかからない!(笑)
こうやって書くと、何か特別な感じがするかも知れませんけど・・・要するに 原始的な守備 からやり直そうぜって話でしかありません。(笑)
でもね〜こう言う守備を徹底的にやって来なかったから、守備が下手って言われてしまうプレイスタイルが出来上がってしまったとも言えるんじゃないかと・・・そう思う訳なんです。
何でもかんでも、最初から スマートなサッカー を教えようとし過ぎなんじゃないかと・・・。
やるだけの事を徹底的にやって、失敗し続けて来て初めて「じゃ〜どうする?」って話になって来るんだと思うのですよ。
相手の前で立ち止まるなんて、正に「じゃ〜どうする?」って考えた結果思い付く方法ですものね・・・本来なら。
でも、そこから教え始めてしまう・・・。
失敗を正しく積み重ねる事も必要 なんだろうと思うのですけど・・・違いますかね?
守備にしても、攻撃にしても正しく失敗を積み重ねる事で、 より良い に辿り着けるんだと思うのです。
守備が下手だと思われている子の多くは、抜かれたらそれで終わり・・・その後姿を見送るだけ・・・だから、守備が下手だとか、ザルなんて印象を持たれてしまうんです。
でも、抜かれそうになってもしつこく追って行く子は、守備が決して上手くなくても守備をしている感は出せているんですよね。
更に、しつこく付いて行っている分、ボールを奪うチャンスも増える訳ですから、その内何回かは実際にボールを奪う事も出来ている筈なんです。
それが、 守備が出来る子 って言う印象に繋がっているだけなんですよね。
そう言う子達の中に、守備の センスの良い子 がいるかどうかって感じなんです。
実際には、それ程守備が上手い子なんていないんですよ・・・マジで。(^^;
だって、まだ小学生なんですもの・・・上手く出来なくて当たり前なんですよ。
プロだって上手くなんて出来ない んですからね。(^^;
小学生の内から結果を求めてしまう為、色々と経験しておくべき事を飛ばしてしまう と言う事も在るのかも知れませんよね。
それなんか、 指導する側の焦り そのものなのかも知れません。
もっと 長い目で見る 事が出来れば・・・もう少し違った子供達の姿が見られたかも知れませんよね。
うちの子は守備が下手だな・・・って思ったら、 振り出しに戻ってやり直してみて欲しい かなって思います。
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