ミュンヘンにゴールデンウィーク休暇は無いですが、5月5日は、キリスト様が昇天したことを祝う「昇天日」で、祝日。せっかくなので、6日の金曜日に休暇をいただいて、5日〜8日の4日間、パリへ行ってみました。
ちなみに、昇天日は父の日でもあり、母の日は日本と同じ5月の第2日曜日。この情報は、ミュンヘン空港のカフェのウエイターさんが教えてくれました。日本は今日(5日)は子どもの日だよ、と言ったらびっくりして、ドイツではそういう日はないなー、ドイツ人は最近は子ども作らない人が多いしー、とぼやいていました。日本もそうですけどね。
さて、正直言って、フランスにはあまり興味が無かったわたしたち。急に休みがとれて、どこに行こうか、となったときに考えたことは、イタリアとイギリスは行ったし、ヨーロッパで行きたい国はあとはスペイン。でも、スペインはいつかまた、もっと日にちをかけて行きたいね、じゃあ、逆に?改めては絶対に行かないであろう(笑)パリに行っておく?というノリでした。
日本語のガイドブックも用意していなかったので、ミュンヘンの書店で英語のガイドブックを探して持って行きました。あとはネット情報のみ。
今回はLCCではなくルフトハンザで行きましたが、往復二人で5万円少々。飛行時間はたったの1時間半で時差も無いので、国内旅行の気分で行ってきました。
ところで、ミュンヘン空港にはターミナルが2つあるのですが、そのうちのひとつは、ルフトハンザ専用なのです。ルフトハンザ以外のすべての航空会社が使用しているターミナル1に比べて、ルフトハンザ専用のターミナル2は混雑も少なく、高級感をかもしたタイレストランがあったり、あのダルマイヤー( お買物 )のカフェがあったり、リッチ感が漂っています。
これは、チェックインの機械。予約番号を入力すると、搭乗券が印刷されます。
荷物を預けるところ。こっちも無人で、機械の画面に従って荷物を計量器に乗せ、印刷されたタグを自分で荷物に巻きます。
すごーい、かっこいー!機械の使い方がわからない人のために係員が2人ほどいるだけで、基本的に全自動です。
9時半頃ミュンヘンを出発、11時にはシャルルドゴール空港へ。短いフライトの間に、機内では軽食を出してくれましたよ。大阪から福岡へANAで行ったときは、あめ玉しかくれなかったのに(笑)
ヨーロッパ大陸内の移動なので、出国審査も入国審査も無し、パスポートいらずでした。いちおう持って行きましたけどね。ロンドンに行ったときは入国審査があったので、「ミュンヘンに住んでいます」「ミュンヘンで働いてるの?」「はい」「じゃあ、その証明書を出して」「いや、単なる出張で、ドイツのビザがあるわけじゃなくて。。。」と、大変ややこしいことになったのですが、今回は気が抜けるくらい楽チンでした(笑)
ただ残念だったのは、せっかくフランスに行ったのにパスポートにスタンプが無いことかな。
シャルルドゴール空港のエスカレーター。
真ん中が吹き抜けになっていて、チューブの中のエスカレーターが交差するという近未来的なデザイン。
さて、電車でパリ市内のホテルへ向かいます。パリ市内のメトロの路線は1〜14番まで、パリ郊外のRERの路線はA〜Eまで。日本みたいに路線の名前はついていません。ミュンヘンもそうですけどね。市内のUバーンも郊外のSバーンも番号がついているだけです。こっちの方がわかりやすいかもしれませんね。特に外国人には。
空港からパリ市内までの切符。10ユーロでした。この切符で、パリメトロのどの駅で降りてもいいみたいです。パリには日本みたいな改札があって、この切符を通して入ります。ただ、出口には改札はありません。1回使った切符は当然もう使えませんが、駅の外に出るまではちゃんと持っておいた方がいいと思います。たまぁに出口で駅員さんが切符のチェックをするみたいだったので。
これはパリメトロの券売機。スクロールバーがついてるんですよー!わかるまで、ここを一生懸命押してました(笑)
ロンドンみたいな便利なプリペイドカードはなかったのですが、Ticket t+という回数券が便利でした。10枚で14.1ユーロ。パリメトロ、パリ市内のバスとトラム、RERのゾーン1の中であれば、1回1枚で、どこでも行けます。1枚単位でも買えますが、たくさん枚数を買った方が1枚当たりの単価が安くなる料金システムです。
ロンドンの地下鉄と同じような雰囲気。パリもかなり人口密度高いです。
ドアはやっぱり手動なのですが、完全に止まる前にドアを開くことができてしまいます。パリの人はせっかちなのか、誰かがドアを開いたとき、まだ電車が動いていたりしました。危ないので気をつけましょう。
ちなみに、フランス語では出口はSortieです。
パリ郊外の鉄道RERとパリのメトロの利用においては、Visit Paris by Metroというアプリが役に立ちました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.ixxi.ratp.tourisme&hl=ja
ドイツ鉄道やミュンヘン鉄道のアプリみたいに、リアルタイムで出発時刻や遅延時間が表示されたり、オンラインチケットが買えるような便利な機能は残念ながら無いのですが、出発駅と到着駅を入力すると、どこの駅で乗り換えたらいいのかがすぐにわかるし、路線図も表示されます。あらかじめデータをダウンロードしておけば、オフラインでの使用も可能。
路線図のPDFデータはここでダウンロードできます↓
http://parisbytrain.com/wp-content/uploads/2014/01/paris-metro-map-2014.pdf
ホテルにチェックインして、さっそく観光に行きましたが、その前にちょっとホテルの話を。
ロンドンのホテルは、イースター休暇中だったせいもあったのか、物価が高いせいか、4泊で10万円ほどかかってしまいました。アクセスが便利な四つ星ホテルではありましたが、それより安いホテルを探すと、ユースホステルしか出てきませんでした。
それに比べて、パリのホテルは安い!割とアクセスの良さそうな三つ星ホテルを選んだのですが、3泊で2万円かかりませんでした(笑)ところが、あれで三つ星はないだろーというレベルでした。
わたしたちは旅行中はあまりホテルでゆっくりするタイプではないので部屋にはこだわらないのですが、ここはちょっとひどかった。。。
清潔度は問題なかったですが、設備的に最低。バスルームはものすごく狭い、バスタブは当然なし、シャワールームは人ひとり立てるくらいの狭さ、シャワーの位置を調節しようとするとノブから出ていたバリで手を切る始末。トイレを流すと水が出っ放し、アメニティは当然なし、ティッシュペーパーさえ無し。エアコンはもちろん無し、冷蔵庫も無い。テレビはついてたけど、途中から動かなくなった。配線が飛び出していて使えないコンセントがあった。隣の部屋の声が丸聞こえ。エレベーターも動かないときがある。。。
これはエレベーターのドア。自分で開けます(笑)ローマで体験済みだったので驚きませんでしたけどね。
ボタンを押して待つのですが、何の表示もないのでエレベーターが今どこにいるのかはわかりません。ドアの細長い窓からじーっとのぞいて、あとは音と雰囲気で(笑)、来たかなーと思ったら自分で開けます。
まぁ、Bookin.comでもあまり評判は高くないホテルだったので、同じ価格なら、やっぱりクチコミが比較的高いホテルを選んだ方がいいのかもしれません。。。
さて、気を取り直して、次回はパリのベタな観光スポットの話です。
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