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2015年10月06日

カスタネットの話

英国庭園で中国の塔を眺めながらビールを飲んでいた時、お隣の仲良し老夫婦が、ドイツ語でガンガン話しかけてきてくれました。

ドイツ語は分からない、と言っても容赦なく(笑)、料理はトレーの上からテーブルに移して食べなさい(後からわかったことですが、トレーの上にのせておくと、片付けおじさんが来ちゃうんです)とか、ビールのお代わりを買いに行くときはPfandコインを持って行きなさいとか、いろいろ教えてくれました。

Pfandとは、スーパーや、オクトーバーフェストの一部のお店でもそうでしたが、ビールを買うときに瓶代やグラス代を払って、瓶やグラスを返却した時にグラス代が返金されるシステムです。スーパーでビールを買うと、ビール代の下にPfand代も印字されています。
RIMG0294.JPG
これがPfandコイン。これと一緒にグラスを出すと、お金をくれます。

で、楽しくビールを飲んでいると、テーブルの近くの木の上からなにやらポトン、と落ちてきました。わたしたちが今の何?という顔をしていると、また隣の老夫婦がなにやら言っています。「カスタネー、カスタネー」って言ってるみたいです。そして、おじいさんがその実をわざわざ拾ってきてくれました。

IMG_20151006_122749.jpg
それがこれ。栗?辞書で引いてみても、わかりませんでした。
が、もしかして、カスタネットと関係ある?と検索すると、カスタネットの語源はスペイン語で『栗』を表す『カスターニャ』(castaña)という単語。だそうな。そのあと、ドイツ語で栗のことをKastanieと言うことがわかりました。

そして今日。買い物帰りにふと足元を見ると…
IMG_20151006_122800.jpg

いが付きのKastanie。日本のとは、いがの形が違いますね。
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