絶賛公開中の「パシフィック・リム: アップライジング」です。
真剣佑くんと菊地凛子さんが出演しています。
真剣佑はロボット「イェーガー」のパイロットの一人。
どうも残念な脇役で、たまにあるセリフは叫んでばかり。
菊地凛子さんは前作の役「マコ」を今回も演じてますが、パイロットは卒業。
凛子さん、ずいぶんと歳をとってしまった感じです。
「ノルウェーの森」の頃の初々しさはなく、熟女!
前作の監督は、「The Shape of Water」のデルトロさんでしたが、今回はプロデュースのみとなってます。
おかげで、オタク愛に溢れていた前作と比べると、アップライジングは「残念」のひとこと。
ただの巨大ロボットものになっていました。
ストーリーから何から、既視感満載です。
だいたい、主人公の ジョン ボイエガ は「スターウォーズ」新シリーズの兄ちゃん(フィン役)や。
「よそ者が仕切るなっ!」と思ってしまうやないか。なぜか関西弁。
映画の終盤で、合体した巨大カイジューは富士山めがけてまっしぐらなのですが、
富士山があまりに東京に近すぎて笑えました。
カイジューが富士山に到達すると人類が滅んでしまうので、それを阻止しようとイェーガーがどこからか飛んできて、東京の新宿あたりで戦うのがクライマックス近く。
当然というか、東京の描写はデタラメです。
未来のお話とはいえ、前作のサンフランシスコの橋が壊されるところなどはリアリティーがあったのですが…(公開当時、サンフランシスコにいましたので)。
ディテールをおろそかにしている映画は、まあ、例外なくダメだ。
日本のアニメの、ものすごく薄い上澄みだけをすくってできたような「パシフィック・リム: アップライジング」でございました。
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