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2019年05月03日

第25R〜非常に危険らしい/天ぷら食ったーーーー!!!!

必ずお読みください!

早春に「フジの実」をテーマとした会があったかと思うが、いよいよフジが花をつけた。まあ大してキレイとも思わないが、キレイだと思う人もいるかもしれないので、念のため掲載しておくことにしよう。

藤.JPG

今回のテーマは、非常に危険な植物。しかも、見た目がそっくり・・・だなどと私はまったく思わないが、そっくりだとする意見が大半を占めるので、ますます危険な植物であると理解しておいていただきたい。

こういうブログを書いているから、多少ためになることも書いておいたほうがいいかな、という思いで、今回は書きとめておく。基本的に覚書用(自分用)ブログなのだが、今回は一部、完全に読者向けなので、読者は感謝すべきである。ひれ伏しながら読みなさい。

で、読者に知っておいていただきたと思われるのが、コイツ。

毒セリ芽だし.JPG
↑芽出し。ウドに似てるなーと思うこともある。まちがってかじっちゃったこともある。おえーー的味わい。
↓成長後。あれ?どっかで見たことあるな・・・と思いますか?
毒セリ.JPG

これ、実際に誤食による死者が出ているということなので、非常に危険な野草である。大事なのは、死者が出たこととか危険だかいうことよりも、なぜ間違えて食っちゃったのか、ということ。実はこれ、ある野草に酷似する(といわれる)から。慣れちゃえば絶対に間違えないんだけどね。予想。

◎ ドクゼリ
○ セリ
△ トリカブト
△ ドクウツギ
△ スズラン
△ スイセン

いやー、字面だけでもなかなかの壮観である。これだけ毒々しい野草を並べ立てたのも、きのこの時期を含め今回が初だろう。セリ以外は全部毒。しかも、食ったら死んでもおかしくないレベルの強毒を持つ毒草・毒花の面々である。テレビや映画にたとえれば、いわゆる「コワモテの俳優陣」ということになるだろうか。

では正解。これは「◎ ドクゼリ」という猛毒の野草ですね。以前「セリ」についてお話したことがあったと思う。若葉のころはセリが大量にとれるんですよー的な話だったかと思う。でもセリが終わった時期には、こうしてセリにそっくりな「ドクゼリ」が、セリ以上のインパクトを伴って発生するから注意が必要である。

確かに、セリとよく似てはいると思う。だから誤食が起こるのも確かなのだが、しかしよく考えてみると、セリが終わってから発生するのだから、間違いづらい気もする。ただ、これはあくまでも陸生のドクゼリであって、水生のドクゼリもあって、こちらはセリの時期とちょうど同じくらいと思われる(ウチらへんにはあまりないんですよ)。

しかし水生のドクゼリは、見た目からして明らかに異なる。セリほど葉は密ではなく、意外とまばらな印象がある。上のドクゼリに関しては、ちょうど今頃のセリとそっくり。ウチの庭にもセリが植わっているが、まさにこんな感じの風体に現在成長している。てことで、みなさんどうか十分に注意していただきたい。


ところで、この時期はやっぱり「山菜」がうまいっすなー。山菜といえば、てんぷらがうまいっすなー。今年も食いましたよ、てんぷら。でも、てんぷらの画像をお見せしたところで、なんの山菜だかさっぱりわからん絵面になるので、やっぱり「材料」のほうを掲載することにする。

ウド天1.JPG
↑やや開いたウド新芽
↓完ぺきなウド新芽。どっちもうめえ!
ウド天2.JPG

あとはシドケ(モミジガサ)、タラの芽、シオデ、ちょっと遅かったがヤブカンゾウなど、気持ち悪くなるほどてんぷらを食いました。で、逐一画像を掲載しようと思ったのだが、ヤブカンゾウとタラの芽に関しては撮影さえしていないし、シオデはこの前のっけたばっかなので、結局ウド新芽だけで画像はガマンしてちょーだい。

そして、あとは例によって覚書・・・のつもりだったんだけど、結局日付がわからんようになってもうた・・・やっぱ覚書はさぼるもんじゃないね。とりあえず、写真。

しどけ.JPG
↑シドケのつもりだったが、よく見るとこれ、ヤブレガサのほうだな
↓ミツバの道。黄緑の三角は全部ミツバ。ここずらーっとミツバ。
ミツバがすごい.JPG

ゼンマイ.JPG
↑後半戦ではあるがまだまだ出るゼンマイ。これは1週間くらい前のカワイイ女ゼンマイ群生。
↓不明種の植物。ご存じの方はご教授ください。ぜひとも!
謎.JPG

謎上.JPG
↑不明種上から
↓同茎
謎茎.JPG

いろんな生き物と出会う。コワイやつの気配も濃厚だが、カワイイやつも多い。いや個体数でいえばカワイイやつのほうが圧倒的に多い(はず)。

カモシカ.JPG
↑私の顔を見るなりチッみたいな顔で避難してこちらを振り返るカモシカ
↓いやいやいやいや、アナタ何もこんな道を降りることないでしょうに・・・とあきれるほど急こう配
修験者.JPG

ゼンマイというとくるくるしたイメージがあまりにもシンボリックだけれど、彼らもれっきとした「シダ」の仲間。ちゃんと葉を広げてシダの仲間であることを自ら示す。大きいものは私の背丈と同じくらいまで成長する。ちなみにシオデもそんくらいでかくなる。

青ゼンマイ.JPG
↑青ゼンマイ(本ゼンマイ)
↓赤ゼンマイ
赤ゼンマイ.JPG

赤よりも青のほうが太くて立派で人気者。ウチのほうでは青ゼンマイしか採らない採取者もいるらしい。私は赤もふつうに採取するし、実際青よりもやわらかくてうまい。青は、下処理が難しい。上手にできるとほんとにうまいんだけどね、青ゼンマイ。

てことで、またねー。
この記事へのコメント
ありがとうございます。
ぜひまた、いろいろご指摘くださいませ!
Posted by 筆者 at 2020年06月04日 22:47
お返事有難うございます。
そう言えば初コメにも関わらず
挨拶を抜かしておりました。
失礼致しました、初めまして。

私はここ1年くらいから野草などを
野から頂くことを始めた素人なので、
知識にはばらつきがあります。
説明を詳しいとお褒め頂いたのに恐縮ですが、
ドヤ顔で「ニワウルシに似る」と書いたコメントは
ウルシの間違いですし…お恥ずかしい。
カラスザンショウの天ぷらを頂いたのは
まさにその駆け出しの頃で、タラの芽との誤食でした。
後に本物のタラの芽を初めて口にし、
味の違いへの違和感から調べ直して
有毒と知った次第です(毒性の強さは未だ存じません)。

有棘の木が多い山歩きはしんどそうですね。
お写真からタラノキと同等の、
日当たりよく砂利の多い斜面に生えているのが
窺えるので、そういった場所では尚更ではありませんか。
生傷増やした日の風呂は辛いですよね。

採食1年生の当方が教えられることなど
そうそう無いとは思いますが、
必要な時に、ご参考程度のコメントを差し上げられれば幸いです。
軽妙な文章が読んで楽しく、
過去記事から一つ一つ読み進めております。
今後も更新を続けてくださると嬉しゅうございます。

以上、長駄文コメ失礼致しました。
Posted by ケアレスみすゞ at 2020年06月02日 01:06
ケアレスみすゞさま、教えていただきありがとうございます。
おくわしいですねぇ・・・
参考にさせていただき調べてみましたところ、確かに形質的にはカラスザンショウで間違いなさそうです。

この山、とにかくサンショウのたぐいが多くて、帰りは傷だらけになります。不明種にももちろん大きなトゲがありましたよ。
ちなみにカラスザンショウはアルカロイド系の有毒植物ということで、食いしん坊の私も香り以前に食うのは控えようと思います。

今後もわからんもの、間違いなどご指摘いただけますとありがたいです。
Posted by 筆者 at 2020年06月01日 13:50
去年の記事に失礼致します。

トゲトゲの不明種木本は
ミカン科のカラスザンショウかと思います。
芽出しの形質がニワウルシに似ていますが
ちぎったときの香りが明確に
違うことと、一番はトゲの有無
で区別可能です。

一度だけ
天ぷらで頂いたことがありますが、
香りがフローラル系のベクトルで
個人的には好みではありませんでした。
Posted by ケアレスみすゞ at 2020年06月01日 03:04
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