NTT-Xにて、Planex(プラネックスコミュニケーションズ)のネットワークカメラ CS-W72HD が送料無料の24,000円で販売されています。価格的には、格安というより適正価格な感じはするのですが、発売開始日が2016年3月10日ですので、こなれてきた価格だと思います。ネットワーク製品に力が入っているプラネックスのネットワークカメラですが、本製品もセットアップの容易さとカメラ向きを自在に変えられる柔軟性が特徴です。本体の大きさは、ほぼ350mlのコーラの缶ぐらいの大きさで、映像素子は、昼用/夜用ともに100万画素のCMOSセンサ、レンズの画角が70°明るさはF2.8ですので、おおよそですが35mmフィルム換算でおおよそ28-30mmレンズの感覚です。監視カメラ用途に有益な左右パンは340°、上下チルトは130°(下方向に40°、上方向に90°まで)まで可能です。プラネックスらしく、本体にはmicroSD/microSDHCカードスロットが搭載されていて、SDメモリーに録画することも出来ます。H.264 圧縮、解像度640×480、フレームレート30fpsで記録する場合は、目安として32GBのカードで約96時間の録画が音声込みで可能です。さらに映像はNASに記録することにも対応しています。撮影している映像の変化を検知する動体検知機能と、音の発生をとらえる音声検知機能を搭載していて、検知したアラートをスマートフォンやタブレットへプッシュ通知することができます。アラート検知に連動した動画の録画機能は5秒前から開始されるので、発生時の瞬間を記録できます。カメラ本体にスピーカーとマイクを搭載しているので、テレビ電話的(厳密には音声双方向通信+カメラ画像)に話しかけたり、カメラに検知された侵入者に対して威嚇サイレンを鳴らすことなどにも対応しています。
特徴的な機能としては、暗くなると自動的に夜用レンズで赤外線撮影に切り替わります。赤外線撮影はモノクロ画像になりますが、注意しなければならないのは、本カメラの赤外線LEDが照射できる範囲しか写らないという点です。防犯用に利用したい方は、赤外線使用者ランプを別途用意するなど方法はありますが、普通に夜間用ライトでもかまわないと思います。カメラの機能としては、最近の流行のものはついているという感じで、取り立てて不便なものはありません。個人的にこのカメラのいいところは、ソフトウエア部分より、カメラ本体そのものの設置が容易なところです。ある意味、雑に設置してもパンとチルトでスマホから調整できるので、用をなすともいえますが、しっかりと玄関先の壁に設置した場合でも、インターホンもしくはランプもどきに、上手く設置先に紛れ込んでくれるのは、部屋の雰囲気を壊さないのでいいですね。さらに、壁の高いところに設置する場合は、本体を上下逆さまに設置すると、チルト範囲が水平から90°下までカバーしますので真下も見ることが出来ます。もちろん、壁取り付け用のブラケットと固定用のねじは標準で付属しています。
個人的には、窓ガラスを通して外が見える位置に設置して、室内よりも外を写すことが多いのですが、1週間の天気ぐらいは普通にこのカメラで記録して、判別することが出来ます。本カメラは防滴仕様では無いので、基本的に室内にしか設置できないため、外を監視したい場合は、カメラ設置を工夫する必要があるので注意です。本カメラとよく似たカメラはいくつかあるので、設置場所に似合うか適切かどうかなど総合的に判断するしかなさそうですね。二万円台前半の監視カメラとしては、設定が楽で、パン・チルトが出来てと、優秀ですので、とりあえず導入してみたい方にはオススメですよ。
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