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2017年10月10日

義務教育での学力保証は必要か?落第・留年を考える

日本の義務教育で、特に公立の小中学校で落第・留年することはありません。

留年・落第という制度、実際に子どもに不利益になることばかりでしょうか?

学習の到達度や定着状況は、当然個人差があります。

また病気や虐待などやむを得ない事情で学校に通えない子どももいます。

子どもたちに本当の意味での学ぶ権利を保障するのなら、その子に合った進級制度があってもいいと思うのですが。

海外では「子どもがその学年の学習内容を習得していない」という理由で留年を願い出る親もいます。

義務教育で自動的に進級するというのは、少数派で世界標準ではないようです。


義務教育の使命は

でもそれも現実的には落第した場合の対応も困難だろうし、「わが子が落第」という親の気持ちも分かります。

じゃあどうすればいいか?

1つの学習項目について、学年をまたいだ学習ができれば学力については何とかなるのではないでしょうか?

高校でいう単位制のような形にして、1つの学習項目について一定の基準を満たしたら単位を与え、不合格なら再履修ができる形にするのです。

再履修する生徒のために、教員や余分な授業数を増やす必要がありますが学力についてはある程度担保できると思います。

義務教育の現場で教えるのは勉強だけではないという声もありますが、学習の基本はしっかり身につけないと将来困るのは子どもたち自身です。

子供の将来をしっかり担保してあげるのが、義務教育の使命ではないでしょうか。





タグ: 義務教育
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