私がお薦め web site に入れているパリ在住のカリグラフィー作家、摩耶さん(通称 ぴーたろーさん)が、以前彼女の日記の中で「昔のポルトガル商人の古い日記を読んでいる」と書いていた。 大航海時代のヴァスコ・ダ・ガマあたりの時代のものなんだろうか? 面白いだろうな~。 私も読みたいな~と思うけれど、私にはこの足元の山積の古本の山を読むことの方が先決らしい。
今日は「ポルトガル尽く」しといこう。
私にとってポルトガル人というとまずルイス・フロイスである。 16世紀の日本にイエスズ会の宣教師として来日、膨大な「フロイスの日本史」を書いてくれた後、長崎で亡くなっている。 信長や秀吉にも謁見し、世界のいろいろな情報を彼らに披露して重宝された。 フロイスはそんな信長や秀吉の容貌や性格その他もろもろの情報を first hand で日記に書き込んでいて、それが今や極めて貴重な時代の証言となっている。