【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2004.05.22

そもそも香水とは、自分の魅力の不足部分をこれで補って男性を籠絡しよう・・・という、女性達の奸計

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テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(435)

カテゴリ： 🔴 C 【文化・歴史・宗教】

以前の日記で、名画「カサブランカ」に出てくるイングリッド・バーグマンの夫役が、実在した日本人青山栄次郎をモデルにしたものであることを書きました。

1)映画カサブランカ　バーグマンの夫は青山栄次郎という日本人 02月07日

2) 今日は昨日の続き、映画「カサブランカ」のモデル、カレルギー伯の逃避行の全貌 02月08日

青山栄次郎と言っても純粋の日本人男性ではもちろんありません。
欧州の貴族と日本の女性の間に生まれた混血の、絶世の美男と言われたリヒァルト・ニコラウス・クーデンホーフ・カレルギーです。
美男だけではなくて、汎欧州思想（ヨーロッパ統合思想）という歴史的な政治思想の創始者。
つまりいまのＥＵ（欧州連合）というものの、思想的な親といってもいいでしょう。
ヒトラーに追われて米国へ亡命する途上にカサブランカに立ち寄ったと言うことに、映画ではなっています。

彼の母親は青山光子。
明治時代にボヘミアの貴族カレルギー・クーデンホフ伯に嫁ぎ欧州に渡り、欧州社交界の花形になった人。
ゲランの香水「ミツコ」はこの青山光子から名前をとったものといわれています。

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みなさん、香水に興味をお持ちでしょうか？

私は男性ですから、香水というよりもオーデコロンになりますが、男性用オーデコロンには興味があります。
女性の香水にも。

デパートの香水売り場に立ち入ると、ものすごい芳香でむせかえるようですが、私は案外この香水売り場が好きです。
そもそも香水とは、自分の魅力の不足部分をこれで補って男性を籠絡しよう・・・という、長い歴史の中の女性達の奸計・・・、いや知恵で作り出された、思い切り官能的な匂いなのですから、これに反応しない男性は、もう「男を捨ててる」と思わなければいけません。

その使用する香水の香りで、その女性の性格が読めるかも知れません。
濃厚な匂いの香水をつけている女性は、妖麗な女性かも知れないし、淡いハーブ系の香りの女性は清楚な女性かも知れません。
ただ、女性は男性より複雑な生き物ですから、そう簡単な読みでは女性にコロリと・・・、ゴキブリのようにシュッと一吹きで退治されてしまうかもしれません。

香水と言えば、マリリン・モンローの有名なセリフを思い出しますね。
インタビュワーが「ベッドでは何を着ているんですか？」と質問したら
「シャネル No. 5 よ！」

日本では「ネグリジェの代わりに香水を振りかけて素裸で寝るとは、実に色っぽいネ～」と言う所で終わっています。
これでは、このマリリンの鮮やかな切り返しの半分しか面白さが分かっていないことになります。
（マリリンって、だれかの入れ知恵があるにしても、当意即妙のコメントには絶品なものがあり、ユーモア・ウィットの運動神経は大変よかったようです）

これは本当は英語でのやりとりですから
ドレスを着る　＝　to wear uniform dresses
香水をつける　＝　to wear perfume

両方とも同じ wear を使うところがジョークのポイントらしい。
Wear とは、「衣類や装飾品を身にまとう」ことで、イアリングなどもそう。
香水も「身にまとう」範疇で、その中に入るいるらしい。

試しに研究社の和英大辞典で「香水を～」と言う所を牽いてみると　use perfume とか spray perfume とかしか載っていないけれど、これだから日本の辞書はだめなんだ・・・、と大きなことを言ってしまいました。

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