【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

< 新しい記事

新着記事一覧(全9060件)

過去の記事 >

2005.02.12

日記雑感

(32)

テーマ： web 日記について(36)

カテゴリ： 🔴 B 【ブログ】【 You Tube 】

このごろ、日記を書く意欲が、少し、薄れてきた。
一応、復刻日記を含めて何とかほぼ毎日書いているが、ときどき、「もう、日記は、やめようか？」と思うこともある。
理由はよくわからないが、日記を書いていてもあまり面白く無くて、こうして自分がネット日記を書くことにどれだけの意味があるのだろう？　読む人にもどんな意味があるのだろう？　などと、迷いが出る。
そんな時に、日記に対する面白いコメントをもらって、立ち直ることがよくある。
これは、だれでも一度は経験している事だろう・・・と思うが。
それにこのごろは、消えた日記が結構多い。

ただし、日記を書く意欲が薄れても、私の場合は、書くべき日記の「テーマ」が思い浮かばない・・・ということでもは無い。
書くべきテーマは、年の功だけいっぱいある。
ただ、今になって自覚したことだが、私の日記には、ひとつの傾向がある。

☆　毎回、ひとつの主題・テーマをもっている
☆　短い日記はなんだか、満足感が感じられないので、長文になる
☆　内容が薄いと、満足感が得られないので、濃い日記になる
☆　結論が出ないと、満足感が得られないので、毎回、完結的に書く

・・・というものだから、書くのは早いつもりでも、やはり一定以上の時間・手間ひまがかかる。
それに、私の場合は、現在の体調がもうひとつだし、私的に忙しくて日記にあまり時間が取れない、それなのに、私はこういう事情で日記に時間がかかる・・・と言う自家撞着に陥っている、ということも、原因となっている。
もともと、起業日記やビジネス関係の日記などの目的が明確な実利と関係する日記とちがって、私的な日記では、内的なものを日記に吐き出すのだから、内的なものの好不調によって、日記に波があるのも当然かとも思う。

また、私の場合、自分の能力の限界というものが、見えてきたということもある。

一方で、日記を継続しなければ・・・、という一種の義務感というものもある。
数日間、何も書かないで放置しても、（ただし、書いて下さったコメントには、レスを必ずつけさせていただくが）、アクセスを見ると、ランダムの人も多いのだろうけれど、毎日、かなりの数の人がのぞいてくれている。
そうすると、「申し訳ないから何か書かねばならない」と思い、とりあえず昔の日記の復刻版でお茶をにごしたり、やおら日記を書き出したりする。

～～～～～～～～～

自分で好き勝手に書いているつもりでも、ついつい気兼ねをしたり、自主規制を（これでも！）したりする自分も、いやだ。
削除されないレベルで、もっと自由に好きなことを書こうと思う。
楽天日記を書く以前の私は、人様のＨＰにコメントしていたのだが、日本的な遠慮やけんそんの語句をはさむスタイルでは書かなかった。
そのうちに学んだのだが、日本人の日記では、常に遠慮深く、けんそんで、自己抑制の効いたスタイルで書かなければいけない。
いわば、風圧を避けた、低姿勢の流線型の発言と言える。
日本人はショック・アブソーバーが、どうしても必要な民族なようだ。
その点、英国人の書く文章は、明確に自分の主張をしながら、抑制の効いた語り口のものが多いのはさすがだと思う。

ネット社会でも実社会と同じように、気が合わない人物がいる。
いろいろ難癖をつけられ、悪者にされ、そのサイトを抜けることになったこともある。
また思わぬ反発や怒りを買ったＨＰも、最近数件ある。
これは、みな女性のＨＰだ。
私は女性の感情には鈍感なのだから、これからは、ノコノコ出て行って、冗談やサービス精神のつもりで、天の邪鬼な、余計な、ちょっと毒のあるコメントをするのは、「控え目」にしよう。

私には、時事問題を語る知識・能力は無いと、やっとこのごろわかったが、それでも、少し書くかも知れない。
今後は、もっと読書をして、本を読了した時に感想を書くという、読書日記にするのが一番いいのかもしれない。
楽天日記を始めた目的がそれだったのだから。

映画や文学、それに絵画などについて書くのは、（才能が必要だが）間違いなく楽しそうだ。
それなのに、まだ少ししか書いていない。

～～～～～～～～～

今の私は、日記というものに対して、消極的な、内向きの考え方になっているが、一応これもバイオリズムのようなものであり、ネット日記にマンネリになって、ネット日記の意義や愉しさを、以前ほど、実感できなくなっているのだろう。
そういえば、忘れていたが、今年の一月六日で、私の楽天日記一周年だった。

またそのうちに、意欲的になる、「きっかけ」があるかも知れない。
そんなことは今わからなくてもいい。

ただ、今まで書いてきた日記は、私にとって、日記に書くという一種の見直し思考作業を通じて、私自身の、内なる、今まで未分明だった部分を、ある程度、明確に確認出来たという意味合いで、非常に有益であったと思う。
つまり、自分がどういう人間であったのか？と言うことが、かなりわかってきた。
もし昨年、日記を書きはじめていなかったら、今の私は相当ちがっていただろう。

これからは、自分にとって、さらに意味のあることを考えて書いて行くことが出来ればいいと思う。