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2005.02.13

日記のテーマについて

(7)

テーマ： web 日記について(36)

カテゴリ： 🔴 B 【ブログ】【 You Tube 】

楽天日記のカテゴリーのような分け方もあるが、今日は日記を書く際のテーマの別な分け方を考えようと思う。

私のテーマは、１）記憶テーマと、２）ワーク・テーマと、３）外部資料導入テーマとの分けられると思う。
共に、私のたった今の造語だが。

～～～～～～～～～

先ず記憶テーマ。

記憶テーマとは、一口で言えば過去の記憶を綴るテーマ。

例えば、
もうすでに私の灰色の脳細胞（容量が小さいらしい）に mounted 収納された,
埋め込まれた、搭載された、
日記に書くためには、いつでも available な ready to go の体制にある、
過去の記憶
&
芸術作品に対する鑑賞記や印象感など・・・
そんな類のものである。

ＰＣで言ってみれば、ハードディスクに収納された、データ・ファイルのようなものだ。
食品で言えば、チンすれば即食べられるレトルト食品のようなものだ。
出前のピザや寿司や蕎麦のようなものだ。

要は、取りだして文字に変えればそのまま日記になってくれる、過去の記憶だ。

私は、この過去の記憶を、主には、「外国での想い出」というカテゴリーと、「日本での想い出」というカテゴリーで書いている。
なぜ私は、海外と日本に分けるのか？

私の場合、外国生活が普通の人よりあったし、やはり異文化の中の体験の方が、記憶の中での印象が強い。

それになんだか、海外にいた時の私の方が、日本にいた時の私より、生き生きしていて、より「私自身」であった・・・、そんな気がする。
日本にいると日本に順応しなければいけないが、海外にいれば初めから外国人だから、ちがっていてもともとだという気持ちがあったのかもしれない。
それでも、日本にいた時は、影で「奔放な性格」という定評があったようで、もともと、外国に外国人として生活するほうがフィットする人間なのかも知れない。
外国にいてもホームシックなど全く感じたこともないし。

留学や就職や、ご主人の海外転勤で海外にいらっしゃる主婦の方などが海外体験をライヴで書かれている日記は、楽天にも一杯あふれている。
しかし、昔の海外経験や、海外ビジネス経験を書いた日記には、お目にかかっていないような気がする。
もちろんそういう経験をお持ちの方は一杯いらっしゃるはずなのだが、年代的にネットへのなじみが比較的薄いと言うことも原因しているかも知れない。

それに、「海外の想い出」に限らないかも知れない。
昔のアイビー風俗や、夜の銀座・赤坂・六本木のバーやナイトクラブなどの風俗などの想い出も、ネットで読んだことがない。
これも同じ事情で、その年代の方達が、日記に書いてくれる機会が少ないのだろうと思う。
そう言う点では、私の日記はユニークかも知れない。

それに、当人の若いころの女性とのおつきあいを、正直に書いている日記も読んだことがない。
そう言う点でも、私の日記はユニークかも知れない。

と言うわけで、私としては、私の日記も、「案外すてたものではない」といういう結論に達してしまった。
それに fox さんが言ってくれているように、時代の風俗の資料になるかも知れない。

この「過去の記憶エリア」は、テーマとして、自分史の一端として、私にとっては、書く意義がじゅうぶんあると思うし、書く意欲もある。
それに思い出すことが出来ると言うことは、基本的に楽しい記憶に属すると思う。

それだけに、もしその内のどれかを書こうと思って、私の小さな灰色の脳細胞をちょっと突けば、それは、すぐ文字になって、言葉になって、私の脳内に溢れてくる。
それをキーボードでタイピングすればいいだけだから、楽だし、楽しい。
これは、日記を書くにしても、時間的にも心理的にも、なんら負担にならないテーマだ。

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２）ワーク・テーマとはなにか？

文字通り、ワーク、つまり作業する日記だ。
新しく文学関係の本を読んで、その読後感をのべるとか、
ノンフィクション関係の本を読んで、精読しながら、サブノートして、その本を消化して行くような日記。

私は、ノンフィクションの本を主に読むが、こういう本は読むのにも時間と精力が必要で、その読後感など簡単に欠けないから、必然的に勉強日記になって、しかもシリーズになってしまう。

一方、文学作品の読後感を日記にするのは、割に簡単かも知れない。
それほどワークする必要もない。
読了した時点で、読後感というものはだいたいできあがっているからだ。
しかし、私はこれはあまり得意ではない。
ばあチャルさんのような、無類の読書家で、もう長年にわたって、主にぼうだいな文学作品を読んできた人（ばあチャル山の読書ノートはすごい量だ）は、文学的な感受性が鋭くて、いろんな感想をのべるが、私はハッキリ言って、文学作品を鑑賞する感受性に欠けている。

もちろん、私にも好きな文学作品があって、楽しみながら読んできた作品がある。
今となっては昔のことだから（フィクションを読んだのは主に青春時代だから）、内容をハッキリ覚えていないが、例えば・・・

トーマス・マンの「魔の山」や「トニオ・クレーゲル」
ヘルマン・ヘッセの一連の作品
などがそうだ。

３）外部情報導入テーマ
これは、いわゆるネタ探しのために、文藝春秋とか週刊紙とか、新聞を読んで、時事問題や雑な話題を見つけて日記に書こうという、あまり私自身の内部から出てくるものではないテーマのこと。
これは、私としては、あまり私自身の本質とかかわるテーマとは思っていないので、プライオリティーとしては、低いテーマだ。