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2005.02.15

国際的な学習到達度調査(PISA)で世界一になったフィンランド

(3)

テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(435)

カテゴリ： 🔴 C 【文化・歴史・宗教】

～～～～～～～～～
ＯＥＣＤ（経済協力開発機構）の国際的な学習到達度調査(PISA)で世界一になったフィンランド
比較・競争とは無縁
～～～～～～～～～

フィンランドには日本のような塾や予備校はなく、中学の成績で高校進学が決まり、
授業時間は日本のゆとり教育よりも短く、日本のような受験戦争は皆無。
自分で卒業成績が低いと思うと、もう一年余計に中学に通うことが可能。
その場合、落ちこぼれと言われるどころか、むしろ長い期間、勉強したと評価される。
日本との意識の違いの大きさに戸惑う。
（この教育風土には）個人主義が徹底された社会が背景にある。
日本や韓国が高得点をあげていた従来の国際調査は、詰め込まれた知識量をみるものだった。
それを見直して、生涯にわたって学習する能力を身につけているかどうかを見るための指標としてPISAがある。
だから、暗記や暗唱が中心の教育に戻したり、授業時間を増やしたりする方法では、日本の教育がかかえている課題は、解決できない。
結局「楽しんで学ぶ」を貫くのが、フィンランドの教育の特徴。

～～～～～～～～～

劣等生だったくせにおこがましいが、ここで alex の意見（反省ともいう）を・・・：

こういう教育は理想だと思う。
受験戦争もなく、それでいてPISAでW1（世界一）になるのだから素晴らしい。

日本では、大企業がスーパー・パワーになっているから、みんなそこに就職したがる。
その大企業は有名大学卒の学生を採用するから、みな有名大学に行きたがる。
その有名大学の入学試験など、突きつめれば、「暗記」だと思う。
この暗記タイプの入試には、暗記に才能のある子どもと、努力する才能のある子どもが強い。
だから、自然に教育そのものも、暗記・詰め込み教育になっている。
数学だって、実は、暗記科目の最たるものだ。
詰め込み教育なんて、生徒にとって楽しいはずがない。

教育というものは、基本的には、「自分で楽しみながら勉強する」ということさえ出来れば、いいのだと思う。
もちろん、基礎として暗記が必要な部分はあるけれど、それも自主的な勉強ができれば、必ずしも強制を伴わなくてもいいと思う。
それに、一度勉強の面白さを知るとやめられない。
こんな教育だけが、生涯学習につながるのだと思うし、そういう生涯学習をしている大人に囲まれた子供たちは、さらに学習の面白さを知ると思う。

私の場合、老令期になってそれを知ったが、時すでに遅しというものだ。
Better than nothing ではあるが。

とにかく、大学の入試に「小論文」を必須としないと、創造的な人間は増えない。

慶応の文学部が「小論文」を、受験必須科目としていたと思うけれど、今はどうなのかな？

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最終更新日 2005.02.20 14:09:54
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■コメント

Re:国際的な学習到達度調査(PISA)で世界一になったフィンランド(02/15)

ー風知草ーさん

alex99さま、おはようございます

大学受験での小論文、私が受けた大学ではありました。　「国際社会における日本の・・・」というお題でしたが、国語力ゼロ？文章力のない私（今でもそうですが！）当時他の受験生の方の半分ぐらいしか書くことができませんでした。

二次試験の面接官の方に「論文、書いたことないんですか?」　という問いに「はい。」と答えたことを思い出しました。
受験戦争とはまったく無縁で’のほほん’と日々過ごしていた私にとってはとっても痛い思い出の一つです。　大学は…不思議と合格したんですけれどもねぇ。。。

(2005.02.21 10:55:55)

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Re[1]:国際的な学習到達度調査(PISA)で世界一になったフィンランド(02/15)

alex99 さん

ー風知草ーさん
＞alex99さま、おはようございます
＞
＞大学受験での小論文、私が受けた大学ではありました。
「国際社会における日本の・・・」というお題でしたが、国語力ゼロ？文章力のない私（今でもそうですが！）当時他の受験生の方の半分ぐらいしか書くことができませんでした。
＞
＞二次試験の面接官の方に「論文、書いたことないんですか?」　という問いに「はい。」と答えたことを思い出しました。
＞受験戦争とはまったく無縁で’のほほん’と日々過ごしていた私にとってはとっても痛い思い出の一つです。　
大学は…不思議と合格したんですけれどもねぇ。。。
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おはようございます。
私の大切な、優雅かつ、芸術の女性、ー風知草ーさんが日記を閉ざしてしまったんですね。

残念！！！

しかし、こうして私の日記にコメントをくださって、歓喜です。

しかし・・・、早慶戦では（慶応側では慶早戦というそうですが）本当に慶応は憎いと思いました。
個人個人を見てみれば、たいしたことはないんですが（おいおい！）、「塾」という言葉を多用する「三田の色魔」（早稲田の応援歌にあります）は、私の生涯において駆逐すべき大敵でした。
（自分がもてないだけだったのですが・・・）

(2005.02.21 11:13:51)

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Re:国際的な学習到達度調査(PISA)で世界一になったフィンランド(02/15)

alex99 さん

＞仙台のインターネットマガジンさん

トラックバック、ありがとうございます。

いや本当ですね。
難関校を出たからと言って必ずしも優秀ではない。
特に社会に出てみると、たとえばの話ですが東大を出た人でも、確かにお勉強のような仕事は得意なんですが、大げさですが創造的なビジネスが出来ない人がけっこういます。
人間力と言いましょうか、そんなものが大切だと思います。
今は以前ほど有名大学偏重ではなくなったようでいい傾向だと思います。

(2005.06.19 22:45:14)

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