【不眠症カフェ】　Insomnia Cafe

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2006.04.28

古本屋で購入した本

(8)

テーマ：考えたこと　想い出したこと　読んだ本(435)

カテゴリ： 🔴 Ｂ【本・読書・文学】【朗読】

また古本屋に立ち寄って、購入してしまった。

■ 第二次世界大戦　（上）～人類史上最大の事件～マーティン・ギルバード心交社
「帯　　終戦50周年メモリアル出版」
「6年にわたる壮絶な民族間闘争」

「目次」
ドイツ軍のポーランド侵攻(1939年9月)
ポーランド敗北(1939年10月)
フィンランドの抗戦(1939年11月)
スカンジナビアの戦場(1939年から40年にかけての冬)
ドイツ軍の西部攻勢(1940年5月)
ダンケルク(1940年5月)
対フランス戦(1940年6月)
フランスの苦悩、イギリスの決意(1940年6~7月)
対イギリス戦(1940年8~9月)
“われ勝てり!”(ヒトラー)(1940年10月)〔ほか〕
　　　　　　　～～～～～～～～

　　第一次世界大戦と第二次世界大戦の詳細な戦争史としては、定番のリデル・ハート著をもっているのだが、この本は知らなかったので、喜んで？買ってみた。ただし、上巻しかなかったのが、「残念っ！」
ということで、アマゾンで、下巻の中古本を注文した。
古本屋では、上巻を（下巻が欠けているという理由もあって）たったの500円で買ったのだのだが、下巻の方は、正価3500円ぐらい、中古価格は15000円ぐらい。
私はずいぶん安く買ったな～。ホクホク。
さっそく、古書店店主に知らせてやろう。
これは冷酷なゲームなのだ。（笑）

私としては特に、
○　ドイツ軍のポーランド侵攻(1939年9月)
○　ポーランド敗北(1939年10月)
という初期のあたりに興味があるのだ。
また、モンテカシーノにおける激戦も読んでみたい。

第二次世界大戦の戦史としては、この他にウィンストン・チャーチルの著した（あらわした）ものがある。
太平洋戦争の方にはあまり記述をさいていないようだが、英国の最新・最強の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が、巡洋戦艦「レパルス」と共に、1941年12月10日、マレー沖海戦で、日本海軍機の攻撃を受けて撃沈されたという、世界戦史上初めての出来事に大きなショックを受けたという、その個所を読んでみたい。
膨大な戦史というものは、よほどの専門家でなければ、全巻通読などできない。（と思う）
個々の戦闘が独立してそれほど興味深いものではないからである。
私は、とりあえず、自分が興味のある部分だけを読んで行こうと思う。
い

■ 日本美の構造　ー東洋画論に求めるものー吉村貞司三彩社

西洋と東洋の追究した美の違いは何か！
広大な宇宙を創成した東洋画の精神性とは何か！
東洋における日本美術の特異性は何か！
日本的空間構成の心理性と造形性とは何か！
画にあらわれた画家自身の語るものは何か！

「目次」

I 東と西のあいだ
　　奇と狂気
　　美による宇宙創成

II　東洋の美―東洋画の空間構成
　　　三遠法
　　　無限の地平線/平遠法
　　　高遠法/高さの威厳
　　　俯瞰法/擬視と苦悩と超人と
　　　深遠法/否定的空間

III　日本の美
　　　日本美の特異性
　　　地平線のない無限空間
　　　余白/空間の無と宇宙感覚
　　　実在の象徴/金碧の世界・写生
　　　日本的空間の心理性と造形性
　　　　源氏物語の世界/吹抜屋台
　　　　世襲と永遠/高さへの意志の感性
　　　画における画家自身の人間的重量
　　　　人間が客観的である意味
　　　　絵画の解体を拒む要素
　　　日本画の未来

　　　　　　　～～～～～～～～
うへ～！
なんという魅惑的な目次なんだろう。
Nostalgieさんが喜んで読みそうな本である。
これだけでこの本を買った価値があるのであって、後は読まなくても大丈夫（な訳は無いか？）
中をパラパラとブラウザリングしてみたら、難解な本ではない。
この本は、非常に要領よく具体的に説明がなされている。

■ シルクロード　ー東西文化の溶炉ー岩村忍日本放送出版協会

「東西文化の重要な交通路シルクロード！！
その幻想的な印象の中に秘められた役割、歴史、文化遺産などを実証的に究明する」
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昭和41年　第一刷という古い本だが、私も昔、買って読んだ（はず）なのである。
井上靖氏が「岩村忍氏のシルクロードによって、はじめてシルクロードが本格的に取り扱われ、本格的に語られたと言う感を深くする」と推薦文で述べているが、本当にそうなのである。（えらそうかな？）
本当にこの本も「興味津々（きょうみしんしん）」、いや「興味新新」（NHKのまね！）。

■ 日本人とユダヤ人イザヤ・ベンダサン角川文庫イザヤ・ベンダサン山本書店
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今さら説明は不要の名作。
文庫本ではもっているのだが、これはハードカバーで、老眼に優しいので買ったのである。

■ 日本教についてイザヤ・ベンダサン文藝春秋

「日本人の住む『天秤の世界』とは何か？
大きな政治問題から個人の日常の些事まで、すべてに共通する考え方の型を分析して、日本教の教義解明にいたる。」
　　　　　　　～～～～～～～～

文庫本ではもっているのだが、これはハードカバーで、老眼に優しいので買ったのである。
裏の帯に面白いことが書いてあるので引用する。

○ 活字（書物）になっているからといって、立証されたとは考えるな。舌で嘘をつくものは、ペンで嘘をつくことも躊躇（ちゅうちょ）はしない。　（マイモニデス）

○ 愚者は、必ず、議論によらず事実によって論破される。　（フラヴィウス・ヨセフス）

○ （まことに）日の下に新しきものなし　（コーヘレス）

もうひとつある。
○ 語りはじめた者は、徹底的に言い切れ。（タルムート）

★　これは、私がブログで実践していることである。
しかも、非常に強めの意見を、言い切ることにしている。
ブログとは、自分の意見・主張を鮮明に言い切ることだ、と思っているわけである。
さもないと、わざわざブログなどを立ち上げることもないと思うわけである。だから、多少の無理はしても、『言い切る』ことにしている。
言い切った後で、言い過ぎたかな？相手に悪かったかな？と、たびたび後悔に近い気持ちになるが、な～～に、たかがブログだ！と思いこむことにしている。

ただ、私は、ケンカをしても根に持たないタイプで、ズケズケ言い切る割には、もし自分が間違っていたと思えば、すぐペコペコあやまるのだが、世の中、なかなか私のような軽薄なタイプは少なくて、やはり人間関係というものはデリケートなものである。（他人事のような話し方に聞こえるかな？）

■ 日本人の神話的思考　北沢方邦　講談社現代新書

「祝い事には、紅白、葬式や法事には黒白と、古来変わること無い鰻幕や水引きの色の組み合わせには、日本人の思考の原点がかくされている。
赤・白・黒・青の四基本色の意味するものや、イザナキ・イザナミ神話、甘テラス・スサノヲ神話をもとに、本書は構造主義の立場から、日本人の生活や思考の奥にひそむ「神話的思考」をさぐりだす。
とりわけ「死と再生の弁証法」「母性原理と父性原理」をキー・ワオ度に、近代化によって失われたアイデンティティの回復の道を模索した注目の書。」
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この本を通販書店で調べてみたら、絶版なのである。
オンライン書店にはあるようだが。
古本屋書店は、絶版とは知らずに私に安く売ったわけで、それを知ったら残念だろうと思う。
だから、今日あたり、古本屋書店主に教えに行ってみようと思う。
これは冷酷なゲームだからである。（笑）