お隣さんの国:韓国からの手紙

お隣さんの国:韓国からの手紙

2005/03/22
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カテゴリ: 私のこと

東京都 だのに住んでいたが、小学校にあがる前に、石川県のド田舎に引っ越した。

だから、都会の思い出はほとんど無くて、小さい頃の思い出と言うと、田舎の思い出ばかりである。

田舎のはんらの実家の横の小道は、坂道になっていて、そこをず~っと上がっていくと、丘の上には中学校があった。

その手前で左側に折れて行くと、我らが「はげ山」の登り口だった。
山道は木が生い茂っていたが、頂上付近には何もなくハゲていたため、みんな「はげ山」と呼んでいた。
高さは、80メートルくらいあったのだろうか・・・?

頂上までの道は、季節によっていろいろな花が咲き、いろいろな実が実っていた。
ふもとの方には 小さな小川があり、そこにもおたまじゃくしやメダカやヒル?や、いろいろな生き物がいた。

子供のはんらたちには、花を摘んだり、木の実を取ったり、メダカをすくったりというのが、本当に楽しいことだった。

女の子たちは、葉っぱのお皿に木の実のご飯を乗せ、おままごとに余念が無かった。

小学校1年生から6年生くらいまで、年齢を超えて、男の子も女の子も混じって、毎日暗くなるまでよく遊んだ。

みんなで隠れ家を作ろうとしたことがある。
何で作ったかよく覚えていないのだが、高学年のお兄ちゃんたちが中心に、板や布などで作ったんだと思う。
大人にはヒミツで、本当にスリルあふれることだった。

隠れ家には、みんなで宝物を隠したりなんかしていた。
可愛いピンとか、交換日記とか、そういったものである。

誰かが子犬を拾ってきて、親たちにはヒミツでそこで飼っていたこともある。
みんなでお菓子を持ち寄って、子犬に食べさせていた。

はんらは子供の頃から重度の方向音痴であったため、ひとりで子犬にお菓子を届けようと入山して、あやうく遭難しかけたこともある。(^^;)

はげ山のことを思い出すと、今でもはんらは胸がいっぱいになる。

その頃の友達は大半が就職や結婚で都会に出てしまっている。
みんな、今頃どうしてるんだろうな~?
みんなも、はげ山のことを思い出したりするんだろうか。

はんらの実家は、はんらが大学生の頃、はげ山からちょと離れた町内に引っ越してしまい、それ以来、里帰りしてもはげ山を見ることはなかった。
両親が、古い友達を懐かしがって はげ山のふもとの町に家を建て、もう一度はげ山のふもとに戻ってくることになった。

一昨年 帰省した時、その建築中の家を見に行きがてら、はげ山の方にも行ってみた。
はげ山は削られて、新しい団地が建っていた。

はげ山で撮った写真など無いので、はげ山は、今、はんらの記憶の中にのみ残っている。
記憶の中で、とても大きなウェイトを占めている。

素晴らしい思い出である。






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Last updated  2005/03/22 05:11:48 PM
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ジェウニー1072 @ Re:殿、ご乱心(12/04) New! マイミクさんが、つい数日前に韓国に旅行…
はんら @ Re[1]:殿、ご乱心(12/04) New! すみつばめさんへ うちの夫も長男も保守…
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