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湿原は蝶の天国。高山植物には、様々なチョウが乱舞しています。チョウと高山植物には相性があり、個々に密接な繋がりがあります。踊場湿原 ジャノメチョウ:前翅長 タテハチョウ科草原や林の周辺をフワフワと飛ぶ茶色い地味なチョウ。踊場湿原八島ケ原湿原八島ケ原湿原 フシグロセンノウ:節黒仙翁 ナデシコ科8月の暑い時期に山の明るい林の下などに花径35mmほどの鮮やかな花を咲かせます。八島ケ原湿原 ヤナギラン:柳蘭 アカバナ科ときに大群落をつくり、夏の高原の花の代名詞として親しまれていますが、近年はめっきり少なくなりました。 八島ケ原湿原 ウド:独活 ウコギ科若い葉や茎は香りが強く、山菜や野菜として好まれます。八島ケ原湿原 アサギマダラ:浅葱斑 タテハチョウ科1000km以上も海を越えて旅をする渡り蝶で、未だその生態は解明されていません。八島ケ原湿原 ヒョウモンチョウ:豹紋蝶 タテハチョウ科和名の通り黄色の地に黒い斑点が並んだヒョウ柄模様の翅を持つものがほとんどです。明日に続きます。
2020.09.11
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日本で初めてのセパレート型エアコンの名前は、今も続く「霧ヶ峰」。いかに日本人が昔から霧ヶ峰に対して、涼しく爽やかなイメージを持っているかがよくわかります。霧ヶ峰高原の踊場湿原 霧ヶ峰高原は八ヶ岳中信高原国定公園中部にあり、車山から鷲ヶ峰にかけて、ゆるやかな起伏が続きます。踊場湿原のチダケサシチダケサシ:乳茸刺 ユキノシタ科 細く硬いこの茎は、キノコのチチダケ(乳茸・地元ではチダケ)を刺して持ち帰るのに使われました。そこで「チダケ刺し」と呼ばれています。秋色が漂い始めた踊場湿原車山・八島ヶ原湿原・踊場湿原とで形成される霧ヶ峰三大湿原では、年間を通して400種類以上もの亜高山植物を観察することができます。国の天然記念物に指定されている、世界的にも珍しい湿原です。踊場湿原は「あしくらの池」を「くるむ」ようにあるところから「池のくるみ」と呼ばれます。コウリンカ:紅輪花 キク科 背が高く濃いオレンジ色の花が目を引きます。花名は車軸のような花びらの形から。マルバタケブキ:丸葉岳蕗 キク科毒性がありニホンジカが食べないため、ニホンジカによる高山植物の食害後、急速に勢力を伸ばし群落を形成します。植生が変化してしまうため、歓迎されない群落です。 踊場湿原 池塘浮かんでいるのは谷地坊主(やちぼうず)です。谷地坊主とは、スゲ属植物が山地の湿地帯に繁茂して坊主頭上の株となったもの、あるいはその株が複数並んでいる景観のことです。池塘からの流れ明日に続きます。
2020.09.10
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日本第二の高峰3,193mの北岳の、3000m辺りに咲く高山植物です。厳しい環境下で、毎年可憐な花を咲かせます。イブキジャコウソウ:伊吹麝香草 シソ科比較的涼しい環境を好む植物で、基本は高山植物ですが、緯度により高山帯から海岸線まで広く分布します 。タカネヤハズハハコ:高嶺矢筈母子 キク科姿がウスユキソウに似ていることから、別名タカネウスユキソウとも呼ばれますが、ウスユキソウ属ではなく、別グループのヤマハハコ属です。 ハクサンイチゲ:白山一花 キンポウゲ科日本アルプスのお花畑を構成する代表的な高山植物のひとつ。茎の途中にえりまきのような柄のない葉がつき,そこから数本の花柄が伸びて花をつけます。ハハコヨモギ:母子蓬 キク科南アルプスと中央アルプスの高山帯の岩場や草地に生えますが、北岳は花数が多くつきます。シコタンソウ:色丹草 ユキノシタ科山の岩礫地にへばりつくように生え、白く可憐な花を咲かせます。ミヤママンネングサ:深山万年草 ベンケイソウ科7月から8月、明るく鮮やかな黄色の花を咲かせます。花びらは細く、花の形は星形です。イワギキョウ:岩桔梗 キキョウ科チシマギキョウによく似ていますが、上を向いて咲いているのがイワギキョウ、横向きがチシマギキョウ です。北岳バットレス:日本山岳会初代会長の小島烏水(こじまうすい)によって命名されました。古くから登られてきたアルパイン・クライミングのクラシックルートです。迫力に圧倒されます。北岳の固有種の多くはレッドリストに指定されています。聖なる山の主たちに敬意を払い、手を触れぬようにしたいものです。
2020.09.06
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北岳は高山植物の宝庫です。多種多様な貴重な花が多数観察できます。今年は登山者が無い中、例年と変わりなくひっそりと咲いていることでしょう。トウヤクリンドウ:当薬竜胆 リンドウ科夏の終わりごろ高山帯の岩場で見かけます。 分布する標高は限られますが、そのエリアならごく普通に見られます。ミネウスユキソウ:峰薄雪草 キク科高山に生え、白色の苞葉が白く薄雪が積もったように見えることからこの名があります。ヒメコゴメグサ:姫小米草 ゴマノハグサ科・ハマウツボ属茎に腺毛があり、花の下唇に紫色の条があって黄色い斑が入っている、可愛らしい花です。イブキトラノオ:伊吹虎の尾 タデ科名前の由来は、伊吹山で発見され虎のしっぽに似た花穂をしていることから。解毒、鎮咳、抗菌などの薬効があります。 タカネコウリンカ:高嶺高輪花 キク科中部山岳の亜高山帯~高山帯の礫地や草地に生え、高さ20-40cmになる多年草で、全体が薄いクモ毛で被われています。シラネヒゴタイ:白根平江帯 キク科ヤハズヒゴタイの仲間で、南アルプスの標高2,000mあたりの裸地に生えます。特に葉の緑色が濃く縁が深く裂けているものを、白根三山にちなんだ「シラネヒゴタイ」として区別しています。ミヤマハナシノブ:深山花忍 ハナシノブ科紙のような薄い花冠、空色というにふさわしい明るい青、「はなしのぶ」という名にふさわしい可憐な花です。南アルプスや北アルプスの高山草原に生えるやや大型の多年草です。北岳バットレス沢:北岳の東側斜面にある高さ約600メートルの日本最高所の岩壁からの沢です。
2020.09.05
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今シーズンは北岳周辺の山域には入山できません。間ノ岳~北岳~広河原~白鳳峠の登山道、広河原までの県営林道南アルプス線および県道南アルプス公園線も、徒歩も含め利用できません。北岳周辺の山小屋もすべて営業を休止しています。写真で山に思いをはせてください。今までに確認された貴重な高山植物を3回シリーズでご紹介します。ミヤマタニタデ:深山谷蓼 アカバナ科葉がタデに似ていて、深山の湿り気の多い所に生育することから名がついています。ソバナ:蕎麦菜 岨菜 キキョウ科 淡い紫色をした鐘形の花を疎らにつけ、葉は卵形ないし幅の広い披針形で、互い違いに生えます。キソチドリ:木曽千鳥 ラン科亜高山帯の針葉樹林下に生える高さ10~ 30cmの多年草で、花は淡緑色で5~10個まばらにつきます。 木曾で初めて見つけられての由来で名がついています。コフタバラン:小二葉蘭 ラン科2個の葉を対生し、丈が低いのでこの名があります。亜高山帯の暗い針葉樹林下に生える多年草です。白根御池からの北岳(右側)清流クロクモソウ:黒雲草 ユキノシタ科雪渓が残るような渓流で咲く花で、花びらは赤く5枚、葉は円形で鋸歯がある特徴のある花です。トリアシショウマ:鳥足升麻 ユキノシタ科山地の林の縁や谷筋などに生える多年草で、半日陰の場所を好みます。鳥の足に似た毛の多い若芽を出して成長します。
2020.09.04
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北上山地の最高峰である早池峰山。チングルマ:珍車、稚児車 ハマウツボ科高山植物の花の代表格です。花びらが散った後に羽毛が伸び、まるで違う花を2度咲かせるように見えます。ガスの中の登山道岩稜帯の登山道山肌のいたるところに巨岩、巨石が露出し、足元には厳しい環境を生き抜いた可憐な高山植物が咲いています。アオノツガザクラ:青の栂桜 ツツジ科葉がツガに似て、花がやや緑色を帯びることに由来します。ミヤマシオガマ:深山塩釜 シオガマギク属お花畑で大きな群落をつくり、一面に咲き乱れる光景は大変美しく、夏山を代表する高山植物です。マルバシモツケ:丸葉下野 バラ科落葉低木で山地の高山帯の岩礫地などに生えます。ホソバツメクサ:細葉爪草 ナデシコ科高山帯の岩場や砂礫地に生える日本固有の多年草です。美しい花々を中心に早池峰山を4回にわたってご紹介しました。山麓のシラカバ林
2020.08.09
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早池峰山には、アルプスの妖精・エーデルワイスにとても良く似た花が咲きます。早池峰薄雪草(ハヤチネウスユキソウ)です。ハヤチネウスユキソウは、早池峰を代表する花として有名です。環境省絶滅危惧ⅠB類(EN)の大変貴重な高山植物です。ハヤチネウスユキソウ:キク科ミヤマアケボノソウ:深山曙草 リンドウ科。早池峰山、日本アルプス、八ヶ岳に分布します。ホソバイワベンケイ:細葉岩弁慶 ベンケイソウ科。イワベンケイに似て、葉の幅が狭いことからこの名があります。 雌雄異株です。ミヤマアズマギク:深山東菊 キク科本州中部以北(東の方)に自生が多いことから名前がつきました。賽の河原のお花畑:登山道は木道で保護されています。早池峰山頂避難小屋早池峰山山頂 1917m:早池峰神社奥宮全4回
2020.08.08
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早池峰山は花の名山です。約200種類もの高山植物の宝庫から、今回出会った花たちをご紹介します。コメツツジ:米躑躅 ツツジ科米粒のような小さく白い花が咲くことから(又は、蕾が米粒に似ている)ミネウスユキソウ:峰薄雪草 キク科ウスユキソウは低山帯上部に生えます。「峰」はそれより高い山を指します。キンロバイ:金露梅 バラ科高山帯の岩礫地や岩の隙間など土壌の発達の悪い、植生がまばらな所に生育する落葉低木です。ナンブトウウチソウ:南部唐打草 バラ科早池峰山にだけ分布しています。ミヤマヤマブキショウマ:山吹升麻 バラ科早池峰山の固有種の一つで、高さは25~ 50センチの多年草です。タカネサギソウ:高嶺鷺草 ラン科高山帯の湿った草地や岩場などに生える高さ10~20cmの多年草です 。サマニヨモギ:様似蓬 キク科高山帯の砂礫地などに生え、茎の高さは20~50センチになります。タカネグンナイフウロ:高嶺郡内風露 フウロソウ科 名のもとになった「郡内(ンにアクセント)」は山梨の「国中(くになか)」「郡内」の郡内です。 高山帯のやや湿った草地に生える多年草です 。(全4回)
2020.08.07
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人間が好んで食べる葱や玉ねぎは、犬や猫にとっては毒草です。ジャガイモやギンナン、梅の実も、生のままでは毒があります。広い意味での毒草は地球上に数限りなくあります。山の植物の中にも、当たり前に人間にとっての毒草があります。うかつに手を触れないようにしましょう。タケニグサ(竹似草) ケシ科野山に沢山見られますが、アルカロイドという神経に作用する毒素を含んでいる毒草で、茎を折るとオレンジ色の液が出ます。触らないように。ハクサンフウロ(白山風露) フウロソウ科フウロソウ属花の色は白に近いものから濃いピンクまであります。和名は石川・岐阜にまたがる白山にちなんでつけられました。アヤメ(菖蒲)アヤメ科アヤメ属イリジェニンという毒があります。ヤマトキソウ(山朱鷺草)ラン科トキソウ属トキソウの仲間ですが、花はほとんど開きません。とても控えめな印象を受けるランです。トンボソウ:蜻蛉草 ラン科トンボソウ属花が小さい上に淡緑色なので、余り目立たない存在です。でもよ〜く見ると、なかなか味わいのある花です。ウツボグサ(空穂草、靫草)シソ科ウツボグサ属ヤナギラン(柳蘭)アカバナ科ヤナギラン属夏の高原の花の代名詞として親しまれていましたが、近頃激減し、なかなか見られなくなってきました。シロバナイナモリソウ(白花稲森草)アカネ科イナモリソウ属盛夏の頃,低山の森の中に咲く可憐な花です。
2020.07.23
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雨にけむる甘利山。日々同じように見える梅雨空の下でも、高山植物たちは刻々と時を刻んでいます。ノハナショウブ(野花菖蒲)アヤメ科アヤメ属ハナショウブの原種です。濃い紫が一際目立ちます。ホザキイチヨウラン(穂咲一葉蘭) ラン科 ヤチラン属花が穂状に咲き、葉は1枚であることからこの名があります。ただし2枚葉となる場合もあります。ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)キク科ミヤマオダマキ(深山苧環)キンポウゲ科オダマキ属亜高山帯や高山帯の岩場やザレ場、草丈の低い草原などに見られる多年草です。エゾスズラン(蝦夷鈴蘭)ラン科カキラン属目立たない色ですが、ランらしい自己主張があり、忘れがたい高山植物です。カンボク(肝木)レンプクソウ科ガマズミ属すこし高地の湿気の多い谷筋に生えます。 葉が大きく、先が三つに分かれています。シロバナニガナ(白花苦菜) キク科 ニガナ属全体的にニガナより大きく、上部で分枝して高さ40-70cmになる多年草です。ミズチドリ(水千鳥・別名じゃ香千鳥)ラン科ツレサギソウ属芳香があるので、麝香千鳥とも呼ばれます。
2020.07.22
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山を彩る可憐な花々。雨に濡れる小さな花々。花の日々の中に、そっと踏み入らせていただきました。ミヤマムラサキ(深山紫)ムラサキ科ミヤマ ムラサキ属。ワスレナグサ(勿忘草)によく似た可憐な花です。オノエラン(尾上蘭)ラン科カモメラン属。日当りの良い岩石まじりの草地に生える美しいランの花です。ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科ツツジ属。初夏の高原を彩る朱色の花は、緑の中に一際映えます。タマタイミンガサ(山大明傘)キク科コウモリソウ属。別名タイミンガサモドキ。深山のやや湿った落葉樹林下などに生え、ヤブレガサに似ています。クサタチバナ(草橘)ガガイモ科カモメヅル属。初夏に橘の花に似た白い花をたくさん咲かせます。サンショバラ(山椒薔薇)バラ科バラ属。富士山の付近にのみ自生するバラの原種です。オオバギボウシ(大葉擬宝珠・別名 トウギボウシ、ハヤザキオオバギボウシ)リュウゼツラン亜科ギボウシ属。ヤグルマソウ(矢車草)ユキノシタ科ヤグルマソウ属。葉が鯉のぼり矢車に似ています。
2020.07.19
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標高1786mの三ツ峠は、亜高山帯に多数の高山植物・山野草等貴重な植物が生育しています。ササバギンラン(笹葉銀蘭)ラン科キンラン属ツルシロカネソウ(蔓白銀草)キンポウゲ科シロカネソウ属ツルアジサイ(蔓紫陽花)ユキノシタ科ヒメムヨウラン(姫無葉蘭)ラン科サカネラン属サラサドウダンツツジ(更紗灯台、更紗満天星 別名・フウリンツツジ)ツツジ科ドウダンツツジ属 アオチドリ(青千鳥)ラン科ハクサンチドリ属アマドコロ(甘野老)キジカクシ科アマドコロ属クモキリソウ(蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草)ラン科クモキリソウ属
2020.07.18
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櫛形山の山頂と裸山の間、山頂とアヤメ平の間には原生林があります。池の茶屋~櫛形山 ダケカンバカラマツ、コメツガ、シラビソなどの針葉樹やダケカンバなどの広葉樹の自然林で、長い年月をかけて自然が作り上げた美しい景観が見られます。池の茶屋~櫛形山 カラマツ櫛形山頂上 コメツガのダンス原生林の中は昼でも薄暗く、針葉樹には着生植物のサルオガセがからまっています。櫛形山~裸山 カラマツのコアラまた樹齢300年の巨大なカラマツなどもあり、幽玄な雰囲気を醸し出しています。櫛形山~裸山 櫛形山の王者 カラマツ樹齢300年を経過しています(50年前につけられた看板に樹齢300年と記されています)裸山~アヤメ平 コメツガアヤメ平 カラマツ南尾根登山道と中尾根登山道が交わる標高約1800mの地点に「ほこら小屋」があります。この辺りはカエデの木の下に小さなお地蔵さまを祀った祠があることから祠頭 (ほこらあたま) と呼ばれます。祠頭 カラマツ
2020.07.01
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乙女高原は山梨市牧丘町北西部の、標高1,700メートルに広がる草原です。乙女高原グリーンロッジ春のサクラスミレ、初夏のレンゲツツジをはじめ、季節ごとにさまざまな花が咲き乱れる「天然のお花畑」です。サクラスミレエドノタチツボスミレ乙女高原には、花以外にも、木、きのこ、鳥、昆虫、動物そして星など、自然を求めてたくさんの方が訪れます。珍しいものの1つが山梨市指定天然記念物の谷地坊主(やちぼうず)スゲ属植物が山地の湿地帯に繁茂して坊主頭状になったもので、憎めない妖怪のような姿をしています。日本人が発見した小惑星の名前にもなっています。「やちぼうず (8493 Yachibozu) 」谷地坊主は空にもいるのですね。5月下旬、乙女高原にはまだ一部に残雪がありました。乙女高原ファンクラブが中心となり、遊歩道づくりや草刈りなどの各種保全活動が行われ、美しい景観が保たれています。ヤエザクラ
2020.06.19
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月ごとに植生が変化する尾瀬。8月の主役はニッコウキスゲでした。尾瀬ヶ原のニッコウキスゲ尾瀬ヶ原の池塘尾瀬沼とニッコウキスゲオゼソウクガイソウアズマギクヨツバシオガマ東電小屋の食堂で発見!我らが醍醐山ブランドの日本酒「醍醐山」
2019.09.15
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ポリネーター・・日本語で送粉者という言葉があります。花たちの受粉を手伝う、鳥や虫たちの事です。高山では、蝶は大切なポリネーターです。ヒヨドリバナとアサギマダラメマツヨイグサとハナアブチザケサシとヒカゲチョウタムラソウとセセリチョウクルマバナとアカトンボヒヨドリバナとヒカゲチョウキアゲハ鳥は蝶たちと違って赤い色を識別できます。南国に色彩が強烈な花が多いのはそのためで、蝶を待つ山の花は穏やかな風情をしています。
2019.09.02
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撫子の花が咲きましたエゾカワラナデシコ芙蓉の花は枯れたけれどあなたがとても無口になった秋に こわくて私聞けませんでした あなたの指の白い包帯 上手に巻いてくれたのは誰でしょう ワレモコウ(割れ木爪)コバギボウシ(小葉擬宝珠)ヤナギラン(柳蘭)高原の夏を彩る代表的な花ですが、近年なかなか見られなくなっています。ノコギリソウ:のこぎりの歯のような葉形から名がつけられています。コオニユリ(小鬼百合)ゴマナ(胡麻菜)野菊の仲間ですが、葉が ゴマ の葉に似ているのでこの名があります。キバナノオダマキ(黄花野苧環)花の形が紡いだ麻糸を丸く巻いた苧環(おだまき)に似ています。風に頼んでも無駄ですか 振り返るのは嫌いですか どこにもある様な事ですか 私髪を切りましたグレープ「追伸」
2019.09.01
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入笠山の8月に咲く高山植物の一部をご紹介します。クサレダマ(草連玉):日当たりの良い湿地帯を好み、マメ科の木のシダマの花に似ていることが由来です。チザケサシ:湿地を好み、茎は細く硬いので、キノコのチチダケ(乳茸)を刺して持ち帰る風習から名がついています。シモツケ(下野):下野(しもつけ・現在の栃木県)で発見された花です。草はシモツケソウです。キオン:ハンゴンソウに似ていますが、葉が裂けてないのがキオンです。ツバメオモトの実:実が燕の頭に似ていることからつけられています。レンゲショウマ:蓮華に似た花で、林の中でひっそりと咲きます。シシウド:大きなウドで猪のシシから名付けられています。ウド( 独活):アクが強く山菜の王者です。「さもなくば 独活の花見て 帰られよ」 榎本好宏
2019.08.29
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手つかずの自然が残る大阿原湿原。美しい白樺の風景は、実は湿原が年老いたことを示しています。湿原の乾燥が進んでいるのです。大阿原湿原は全長1700m。1周30分ぐらいかかります。土の養分が少ないため、食虫植物も見られます。植生保護のため、木道が良く整備されています。入笠山頂上からの展望:八ヶ岳とその山麓
2019.08.28
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ミヤマアワガエリ(深山粟還り):何代も前の性質が現れる先祖返りのように、粟に似た風貌から名付けられたようです。キタダケヨモギ:全体が美しい銀白色で覆われている、北岳・千丈ヶ岳特有の種です。ハクサンフウロ:ピンクの5枚の花弁。風格ある華やかさ。タカネナデシコ:花弁の先端が細く糸のように深く裂け、鮮やかな色で目立ちます。ミヤマムラサキ:小さいながらも気品ある青に、心が和みます。トラバース道のお花畑:イブキトラノオ・ハクサンフウロ等オニシモツケ:シモツケソウの一種ですが、全体的に大きいので鬼と呼ばれます。ミヤマハナシノブ:北岳では大樺沢の雪渓近くのみ生育しています。ニホンジカによる植生変化温暖化によってニホンシカがこんな高山帯にまで進出しています。食害によって高山植物の植生も変化し、かつてシナノキンバイで覆われていた場所が、マルバタケブキの群落に変わってしまいました。
2019.08.25
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タカネコウリンカ(高嶺高輪花)濃いオレンジの花と黒紫色の総苞が絶妙なコントラストを見せるキク科の花。絶滅危惧種です。おれはよく山へ登つた山にはいろんな花がさいてゐた気の遠くなるやうな深い谷があつたそこでよくねころんだそのゆめのあとがふいと今のおれの胸に残つてゐてあをあをともえてゐた(室生犀星「をさなき思ひ出」)チシマギキョウ:後方 中央アルプスキンロバイ(金露梅):草でなく木です。ヒメココメグサ(姫小米草):小さな花ですがとても可憐です。タカネツメクサ(高根爪草):葉の形が鳥の爪に似ています。テガタチドリ(掌形千鳥):太い根が掌状であることからこの名があります。ミヤマゼンコ(深山前胡):後方・櫛形山、源氏山、富士見山。奥・毛無山山塊。クロクモソウ:別名はイワブキ、岩場に生え、葉が蕗に似ていることからシコタンハコベ:千島の色丹島から。別名根室ハコベとも
2019.08.24
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「いえ、無いというのじゃあないよ。黒い色のはあるまいと思うけれども、その黒百合というのは帯紫暗緑色で、そうさ、ごくごく濃い紫に緑が交まじった、まあ黒いといっても可いのだろう。花は夏咲く、丈一尺ばかり、梢こずえの処へ莟つぼみを持つのは他ほかの百合も違いはない。花弁はなびらは六つだ、蕊しべも六つあって、黄色い粉の袋が附着くッついてる。私が聞いたのはそれだけなんだ」(泉鏡花「黒百合」)ミヤマシオガマ:昔海辺にあった塩竃から由来しています。チョウノスケソウ:ロシアの植物学者マキシビッチの助手「須川長之助」から名がつけられています。氷河期から生き延びている花です。イワギキョウ:チシマギキョウに似ていますが、上向きに咲き花弁に繊毛がありません。ハハコヨモギ:後方 仙丈ヶ岳。北岳・千枚岳・中央アルプスのみ生育します。ハクサンイチゲ:日本の高山にはどこにでもあります。白山が由来です。お花畑:シナノキンバイ・ハクサンイチゲ・ミヤマシオガマ等ミヤマキンポウゲ:後方 源氏山・富士見山・七面山。金鳳花で金色で光沢のある花です。シコタンソウ:花弁に小さな斑点があります。稜線で見られます。
2019.08.23
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クローバーのシロツメクサは詰草と書きます。江戸時代にオランダからガラス製品を運び込むとき、隙間に詰められていたからです。こちらのツメクサは爪草と書きます。葉の形が鳥の爪に似ているからです。イワツメクサ:花弁が10枚に見えますが、5枚の花弁が2つに裂けています。タカネツメクサ(高根爪草)ヨツバシオガマ:4枚の葉が十文字に輪生しています。エゾシオガマ:半寄生の植物で葉が互生します。チングルマ:花期が終わると羽毛状の毛が輪状に並ぶ姿が、子供が遊ぶ風車(稚児車)に似ることから名がついています。高山のお花畑を代表する花です。アオノツガザクラ(青の栂桜):秋田県では準絶滅危惧種に指定されています。ミヤマクワガタ:昆虫と全く同じ名前ですが、果実に萼片がついている様子が戦国武将の兜の前立て(鍬形)に似ていることからこの名があります。ムカゴユキノシタ:花の下にある米粒大の赤いムカゴ(肉芽)からこの名があります。チシマギキョウ:花がうつむき加減に咲き、白い繊毛があります。
2019.08.19
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北岳は希少な高山植物の山です。撮ったり、描いたり、目に焼き付けてください。採らないで。ミヤマハナシノブ環境省のレッドリストの危急種に指定されている、非常に希少な花です。ホソバトリカブト:葉が細いのでこの名があります。毒があります。イブキトラノオ(伊吹虎の尾)琵琶湖国定公園に指定されている滋賀県の最高峰・伊吹山に多く生息し、虎の尾に似ていることからこの名があります。シナノナデシコ(信濃撫子):名の通りの可憐な花です。オドリコソウ:花の姿が傘を被って踊る少女にみえます。シロバナグンナイフウロ(白花郡内風露):グンナイフウロの白色版です。山梨県は国中(くになか)と郡内に大別されますが、グンナイフウロのグンナイは、この山梨の郡内に由来します。タカネグンナイフウロ(高根郡内風露):色濃く鮮やかなグンナイフウロです。シナノキンバイ(信濃金梅):花が大きくお花畑で一番目立ちますが、めっきり減少しています。タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子):ウスユキソウに似ているので、タカネウスユキソウ(高根薄雪草)とも呼ばれますが、グループが違います。花盗人に罪がないのは、古典の中でのお話。桜の一枝を手折る風雅な話です。希少植物の花盗人に風雅はありません。山の花を守りましょう。
2019.08.18
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恋はやさし 野辺の花よ夏の日のもとに 朽ちぬ花よ イブキジャコウソウ(一見草のように見えますが、ごく小型の木です。初夏から夏に桃色の小さな花を地際で一面に咲かせる姿はかわいらしくほほえましいものです)熱い思いを 胸にこめて疑いの霜を 冬にもおかせぬわが心の ただひとりよテガタチドリ(生育中)ヒメムヨウラン(姫無葉蘭)(葉緑素を持たず、光合成を行わない菌従属栄養植物)胸にまことの 露がなけりゃ恋はすぐしぼむ 花のさだめコメガヤ(風情あるイネ科の多年草)ヤマホタルブクロ熱い思いを 胸にこめて疑いの霜を 冬にもおかせぬわが心の ただひとりよ(「恋はやさし野辺の花よ」は浅草オペラから誕生した愛唱歌。ランツ・フォン・スッペのオペレッタ「ボッカチオ 」のアリア『あなたが愛して下さるならば 』に日本独自の歌詞をつけたもの)ウツボグサ(靭草)(花穂の形が弓矢を束ねて入れる漆塗りの靭(うつぼ)に似ていることに由来します)カエンタケ:見かけ通りの毒キノコです。ギンリョウソウ(別名ユウレイタケ)腐生植物としてはもっとも有名なものの一つです。
2019.08.13
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かつて洗眼に使われたという目木(メギ)。この科の仲間に南天(ナンテン)や山荷葉(サンカヨウ)があります。サンカヨウは深山の湿地にひっそりと咲く可憐な花です。花びらは白いブラウスのように、雨に濡れると透き通ります。尾瀬の雪解けとともに咲き始めるサンカヨウを時系列でご覧ください。尾瀬の雪渓雪渓とサンカヨウ:左手前側に咲き始めます芽吹き葉の開き始め葉がしっかりしてきました。小さな葉の上に乗るように花が咲きます。花が咲き始めました。花びらは白いブラウスのよう。濡れると透き通ります。サンカヨウの群落満開
2019.07.22
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会津駒ヶ岳は尾瀬国立公園の一部で、新・花の100名山にも選出されている、高山植物の宝庫です。ハクサンコザクラの群落ムラサキヤシオツツジショウジョバカマイワカガミハクサンコザクライワイチョウアズマシャクナゲハルリンドウ
2019.07.17
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三ツ峠は高山植物の宝庫です。6月の主役たちをご紹介します。エドノタチツボスミレクルバマツクバネソウマムシグサ(テンナンショウ)実際は微妙に違いがありますサラサドウダンツツジミツバツツジアマドコロギンランヤグルマソウヨウラクツツジベニバナウツギ
2019.07.07
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川上牧丘林道と焼山林道の乙女高原方面の分岐点となる焼山峠に小楢山(1,713m・山梨100名山)の登山口があります。ここには有名な子授地蔵群があります。夫婦に子供が授からない時、誰にも見られないように1体持ち帰っていいお地蔵様です。持ち帰ったら、子が授かるよう毎日お祈りをし、子が授かったなら2体にして元に返しておく・・そうしてこの地蔵群はできあがりました。焼山峠から林道を徒歩30分で乙女高原です。ダケカンバアマドコロとレンゲツツジミツバチとレンゲツツジアヤメ:残念ながら、近年めっきり少なくなりました。ダケカンバとレンゲツツジのコラボ
2019.07.04
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乙女高原は山梨市牧丘町の北西部にあり、標高1700メートルの場所に広がる亜高山性高茎植物の草原です。春のサクラスミレ、初夏のレンゲツツジをはじめ、季節によってさまざまな花が咲き乱れる「天然のお花畑」です。レンゲツツジとダケカンバレンゲツツジ(6月中旬~6月下旬)花以外にも、木、きのこ、鳥、昆虫、動物そして星空の観望など、自然を求めてたくさんの方が訪れます。乙女高原グリーンロッジ乙女高原ファンクラブが中心となり、遊歩道づくりや草刈りなどの各種保全活動が行われています。ヤマドリゼンマイと乙女高原グリーンロッジサクラスミレ
2019.07.03
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カキドウシカキドウシ・・柿同士??どんな漢字を書くのか全く想像もつきませんが、垣根を越えて隣まで伸びていくほどたくましいので、「垣通(カキドウシ)」と呼ぶのだそうです。カントリソウ(癇取草)、レンセンソウ(連銭草)などの別名がある薬草です。フデリンドウヒトリシズカクジャクシダハナネコノメソウミヤマカタバミカタクリワチガイソウ櫛形山中腹の緑
2019.06.04
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櫛形山(2,052m)は東洋一の花の山です。甲府盆地の西端に位置し、日本一の富士山と日本第二の標高を誇る南アルプスの北岳に挟まれています。山の名は、和櫛を伏せた形に似ていることに由来します。4月の芽吹きから5月にかけて次々に高山植物が開花してゆきます。フタバアオイヤマシャクヤクニッコウネコノメソウヤマエンゴサクタケシマランタチツボスミレが、林道脇の法面吹付モルタルから健気に顔をのぞかせていました。コチャルメソウ櫛形山中腹の5月中旬遅い春がようやく訪れ、山が一気に花々で彩られています。
2019.06.03
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マツムシソウ:日本の固有種ですが、多くの都道府県でレッドリストに指定されていますモリアザミ:葉に特徴がありますタカネニガナキキョウ:近頃めっきり少なくなりましたムラサキセンブリ:今から紫の花が開花しますコミカンソウ:小さなミカンに似た実がつきます別名はキツネノチャブクロ(狐の茶袋)茶袋はお茶を煎じる袋です。こちらは妖怪茶袋ヤマラッキョウ
2018.09.21
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ミヤコグサハバヤマボクチボクチの葉は乾燥するとよく燃えるので、火打石で火をおこす際に最初に火を燃上がらせるために用いるホクチ(火口)に使われました。ハバ(葉場)は草刈り場のことです。オヤマボクチによく似ています。ナツトウダイ・・え?納豆だい?いえ夏燈台。でも咲くのは春です。カワラサイコ(河原紫胡):バラ科 キジムシロ属ミヤマシジミチョウカワラナデシコ:タカネナデシコより切り込みが少ないです。キクアザミ:葉がキクに似ています。オケラ:根はビャクジュツ(白朮)という生薬で、健胃、整腸、利尿、止汗などの作用があります。京都の八坂神社では大晦日の夜に白朮を焚く「をけら詣り」が行われます。その火を持ち帰ると無病息災だといわれています。(明日に続きます)
2018.09.20
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富士北麓は一足早く秋色に染まり秋の七草も咲いています。七草のひとつ・ススキ秋の七草の覚え方は「お好きな服は?」お:女郎花(おみなえし)す:薄(すすき)き:桔梗(ききょう)な:撫子(なでしこ)ふ:藤袴(ふじばかま)く:葛(くず)は:萩(はぎ)ハギ:秋の七草オミナエシ:秋の七草タムラソウ:アザミに似ていますが葉に棘がありませんヒナノキンチャクタチフウロオンタデ(明日に続きます)
2018.09.19
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ミヤマシシウドタカネヨモギキオンダイニチアザミオヤマリンドウミヤマトリカブトサラシナショウマヨツバヒヨドリミソガワソウ
2018.09.11
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8月下旬、穂高はもう秋の気配。夏の花に代わって秋の花が咲き始めていました。ノコンギクヤマハハコゴゼンタチバナの実マイズルソウの実オオヒョウタンボクの実ナナカマドイワギキョウミヤマツメクサトウヤクリンドウ
2018.09.10
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夏の甲斐駒ヶ岳で出会った高山植物の一部をご紹介します。コオニユリトリアシショウマイチヤクソウチョウジコメツツジツマトリソウチョウジコメツツジ(拡大)タカネニガナツガザクラタカネバラ(5回シリーズ最終回)
2018.07.30
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レンゲイワヤナギミヤマミミナグサミヤマムラサキハクサンイチゲミヤマキンバイミヤマシオガマムラサキタカネシュロソウキソチドリ
2018.07.21
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3回シリーズで北岳の高山植物をお送りしています。チョウノスケソウ ミヤマハナシノブミヤマオダマキコイワカガミキタダケソウハクサンイチゲ ミドリバナオヤマノエンドウハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ベンケイソウ、チョウノスケソウ
2018.07.20
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日本第二の高峰:北岳は高山植物の宝庫です。数々の高山植物をお楽しみください。クリンソウタカネフタバランゴゼンタチバナハクサンチドリナナカマドシナノキンバイツガザクラクロユリ(3回連載)
2018.07.19
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「森の生活」のソローの名言と共にお送りします。「人間の精神世界には、自ら探検していない、幾つもの大陸があり、海がある」クジャクシダ「真冬の中にあっても、心にわずかな夏を持ち続けよ」コゴメウツギ楽しみに金のかからない人が最も裕福である。ノイチゴ「人は成功するために生まれる」カラマツソウ「細部を気にしていると、人生は浪費されてゆく。単純にしたまえ、単純に」テンニンソウ(根が強くシカが嫌うため、繁殖して生態系を変えてしまいます)「支配することが最も少ない政府が、最良の政府である」ミツバアオイ「結局、人は狙ったものしか射止めることができない」サラサドウダンツツジ「友人のためにできる一番のこと、それは、ただ友人でい続けること」エドノタチツボスミレ「成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる」ユキザサ「貧しくとも、君の生活を愛したまえ」ヤマツツジ
2018.06.28
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三ツ峠は高山植物の宝庫です。可憐な花たちが日ごとに咲き刻々と植生が変化していきます。ヨウラクツツジ雨に濡れたヨウラクツツジミヤマハンショヅル雨に濡れたドウダンツツジドウダンツツジヤマナシクサタチバナヒメムヨウラン 葉がありませんルイヨウボタン
2018.06.27
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頂上から 富士と富士吉田市街新緑と富士屏風岩 ロッククライミングのメッカですロッククライミング八ヶ岳遠望定番 三ツ峠山荘よりの富士御坂トンネル~天下茶屋間の富士
2018.06.18
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流れる雲のように季節は移ろってゆきます。5月の三ツ峠を回想します。タニウツギユモトテンナンショウトウゴクミツバツツジトウゴクミツバツツジキバナノコマノツメ (スミレです)まばゆい新緑富士とトウゴクミツバツツジ
2018.06.17
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地球はスミレの星です。世界には約450種類ものスミレがあります。タチツボスミレ山梨では37種類、醍醐山ではタチツボスミレのほかに、アカフタチツボスミレ・アケボノスミレ・ホソイスミレ・エゾアオイスミレの5種類の菫が確認されています。奥多摩の御前山(ごぜんやま・1405m)には多種類のスミレが生息します。その一部をご紹介します。マルバスミレナガバノスミレサイシン(長葉菫細辛)ヒナスミレ「すみれはね、天使が空に星穴をあけたときに落ちた空のきれはしだと思うの」-赤毛のアンシロバナノナガバノスミレサイシン(白花長葉菫細辛)フイリヒナスミレシロバナノナガバノスミレサイシンナガバノスミレサイシンエイザンスミレ「紫水晶って、おとなしいすみれたちの魂だと思わない?」-赤毛のアン
2018.06.01
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御前山(ごぜんやま)は、東京都西多摩郡奥多摩町、檜原村の境界、奥多摩主脈の中心に聳える山です。遠くから見た山容・姿が美しく、カタクリの自生地として有名です。山頂は広いものの、眺望はあまりききません。御前山 頂上良く整備された奥多摩都民の森(通称、体験の森)が北側斜面にあります。4月の花をご紹介します。キケマンヒトリシズカヤマネコノメソウヨゴレネコノメソウコガネネコノメソウヤマザクラカタクリ
2018.05.25
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美しい6月の三ツ峠で高山植物を学びませんか?山梨県山岳連盟では70周年記念事業として広く一般の方を対象とした高山植物学習会を開催します。カモメラン・日 時 平成30年6月9日(土)~10日(日)・集合場所 御坂トンネル側三ツ峠登山口駐車場 9:00集合 ①日帰り組:希少種観察及び除草作業②宿泊組 :希少種観察及び除草作業、宿泊研修、懇親会・ル ー ト ①日帰り組:三ツ峠登山口駐車場 → 三ツ峠山荘 → 希少種観察及び除草作業→三ツ峠登山口駐車場 ②宿泊組:三ツ峠登山口駐車場→三ツ峠山荘→希少種観察及び除草作業→三ツ峠山荘にて研修→ご来光・頂上・御巣鷹山観察→三ツ峠登山口駐車場 オノエラン申込み 参加希望者は1.氏名2.性別3.年齢4.住所5.電話番号を明記の上、山梨県山岳連盟:磯野澄也あて、下記によりお申込みください。必ず、日帰り・宿泊を明記してください。TEL・FAX:0556(36)1511 MAIL:isonos@peach.ocn.ne.jp申込み期限 30年5月29日(火)なお、定員になり次第、締切とします。
2018.05.23
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明日はいよいよ醍醐山一斉登山が開催されます。醍醐山は登山を楽しむ山であると同時に、学習の森でもあります。(スギ・全景)スギとヒノキ、あなたは区別がつきますか?わかっているようで意外にわかりにくい、スギとヒノキの違いを知りましょう。スギ 樹皮が締まっています。葉は尖っています 「尖りすぎ」と覚える・・スギは葉が尖っています。ヒノキは丸みを帯びています。スギ 実です「固すぎ」と覚える‥スギは樹皮が引き締まっています。ヒノキの樹皮は簡単に剥がれます。ヒノキ 全景ヒノキ 樹皮は剥がれ易くなっています。葉は丸みを帯びていますヒノキ 実です
2018.05.05
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オオカメノキウドゴマナコウゾリナハクサンフウロゴゼンタチバナチングルマ(稚児車)白く美しい花を咲かせたチングルマの実です。イワギキョウシロバナノイワギキョウミヤマリンドウタカネコウリンカ朝顔に つるべ取られて もらい水(歌川国芳画)江戸時代の女流歌人・加賀千代女(かがのちよじょ)は加賀国松任、現在の白山市の出身です。朝顔は今も白山市の花として愛されています。われらが醍醐山のPRもぬかりなく(*‘∀‘)
2017.09.23
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