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生きながら彼岸(あの世・悟りの境地)に至るには、そのための六つの修行が必要とされ、それらを六波羅蜜といいます。その六つとは、布施(ふせ):見返りを求めない施しをさせていただくこと・持戒(じかい):常識を持ち、自らを戒めること・忍辱(にんにく)如何なる辱めを受けても、堪え忍ぶこと・精進(しょうじん):高度な常識を持ち、瞬時瞬時に自らを戒める事・禅定(ぜんじょう):冷静に第三者の立場で自分自身を見つめること・智慧(ちえ):仏様から本来受けている智慧を欲によって曇らせないこと、です。彼岸を機に改めて、心がけたいものです。彼岸の雪:七面山と醍醐山(手前)ナノハナ:菜の花 アブラナ科「菜畠に 花見顔なる雀哉」芭蕉シバザクラ:芝桜 ハナシノブ科今年の富士芝桜祭りは4月13日(土)からです。ツルニチニチソウ:蔓日々草 キョウチクトウ科真夏のニチニチソウに似て、つるになる性質から名付けられています。ヒメオドリコソウ:姫踊り子草 シソ科世界中に広がる越年草で、明治時代に渡来しました。カラミザクラ:唐実桜 バラ科中国原産の桜で、観賞用、または果実を食用にするために植栽されます。サンシュユ:山茱萸 ミズキ科「山茱萸」の音読みで、”茱萸”はグミのことです。秋にはグミのような実がなり、食べられます。「そのまこと あらはす色や 春の山」凉菟
2024.03.25
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彼岸明けの昨日、醍醐山周辺には雪が舞いました。明日からはまたお天気は下り坂です。ブロッコリー:花言葉は「小さな幸せ」。結婚式のブーケトスにも使われます。コメザクラ:米桜 バラ科可憐な花びらがぎっしりと付く、ほっそりとした桜です。ハナモモ 蕾:花桃 バラ科まだ蕾ですが、サクラの花の咲く時期に前後して開花の最盛期を迎えます。ナンテン:南天 メギ科「春の雪 受けてそらして実南天」鈴木真砂女スミレ:菫 スミレ科大工道具の「墨入れ」に似ていることからこの名があります。ニシキギ:錦木 ニシキギ科枝に付いたコルク状の翼がカミソリの刃のように見えることから、「剃刀の木(かみそりのき)」とも呼ばれています。エンドウ:豌豆 マメ科花言葉は、つるを長く伸ばす様子から「いつまでも続く楽しみ」です。
2024.03.24
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今日は彼岸明け。7日間のお彼岸の最終日ですご先祖様のいる彼岸と私たちが生きている此岸(しがん)の距離が近いこの時期、お墓参りに行けなかった方も仏壇がない方も、ほんの少しでも心を自分の先祖に向ける日にしたいものです。カワズザクラ:河津桜 サクラ科1955年に河津町で発見された早咲きの桜です。ユキヤナギ、五老峰、カワズザクラタンポポ:蒲公英 キク科「あすが来てゐる たんぽぽの花びらに」三橋鷹女スイセン:ナルシストの語源・ギリシャ神話のナルシスは、水に映る自分の姿にうっとりとして水仙の花になってしまいました。ハナモモ:花桃 バラ科花の観賞用の桃です。邪気を払う縁起のいい植物とされています。「大根の種子の売るるも彼岸まで」高野素十ウメ、武山と五老峰ヨモギ:蓬 キク科よく萌え出でることから「善萌(よもき)」といいます。
2024.03.23
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春のお彼岸は春分の日をはさんだ前後3日間を指します。仏教では真西に極楽浄土があると考えられ、春分の日と秋分の日は、西方浄土が最もこの世に近づきます。ご先祖に感謝して供養し、わが身を顧みて善行を施す日々とされています。ユキヤナギ:雪柳 バラ科「こぼれねば 花とはなれず 雪やなぎ」加藤秋邨春彼岸 醍醐山:山笑う季節に向けて、山が忍び笑いを始めました。スイセン:水仙 ヒガンバナ科地中海沿岸原産で、 平安末期に中国から渡来しました。ホトケノザ:仏の座 シソ科「山裾の 日に燦とあり 仏の座」工藤弘子ツバキ:椿 ツバキ科名前の由来には諸説あり、厚みのある葉の意味で「あつば木」、つややかな葉の「艶葉木(つやばき)」、光沢のある葉の「光沢木(つやき)」等、花より葉に重きが置かれています。ミツマタ:三椏 ジンチョウゲ科日本の野山に自生し、古くから和紙の原料として利用されてきました。 旧下部小学校:楠正成親子の桜井の別れの像と醍醐山、前身である富里小学校の校歌碑
2024.03.22
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早春の味覚の代表・フキノトウが目覚めました。雪の中でも芽吹き、里山で一番早く食べることができる山菜です。フキノトウ:蕗の薹 キク科日本原産の山菜です。の一つとして知られ、全国の山野に自生しています。フキノトウの群落:フキノトウはフキの若い花芽です。花言葉は「公正な裁き」「愛嬌」「真実は一つ」ヒマラヤユキノシタ:ヒマラヤ雪の下 ユキノシタ科ヒマラヤ山脈周辺原産の寒さに強い花です。シイタケ:椎茸 キシメジ科コジイ、コナラなどのブナ科の枯れ木に発生する日本の代表的栽培きのこです。クリスマスローズ:キンポウゲ科「雪起こし」、「寒芍薬(カンシャクヤク)」という和名もあります。スイセン:水仙 ヒガンバナ科静岡では1月上旬には開花します。フクジュソウ:福寿草 キンポウゲ科「福寿草 唯に目出たき 根ざし哉」琴風シュンギク:春菊 キク科地中海沿岸原産で、日本には室町時代に渡来しました。【クーポン配布中】リーバイス 501 LEVI’S 501-0000 オリジナル ボタンフライ ストレート ジーンズ リジッド | メンズ ジーパン デニムパンツ レギュラーサイズ 大きいサイズ 選べるレングス30-40 ボトムス 生デニム 未洗い USAライン LEVIS RIGID レッドタブ価格:10,990円(税込、送料別) (2024/3/2時点)
2024.03.02
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太陽が彼女を頭上の雲の中心にひきずりこむ間際、雪のひとひらの耳にさいごにのこったものは、さながらあたりの天と空いちめんに琉朧とひびきわたる、なつかしくもやさしいことばでした。「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあ、ようこそお帰り」(ポール・ギャリコ「雪のひとひら」より)手前 醍醐山、中央 身延山、奥 八紘嶺・七面山ランキング1位獲得【送料無料 スタンドバッグ ベーシック】 セルフスタンド クラブケース セルフスタンド クラブケース ゴルフ キャディバッグ ラウンド スタンド ゴルフバッグ スタンドバッグ ショートコース キャディバッグ 打ちっぱなし価格:5,980円(税込、送料無料) (2024/2/23時点)
2024.02.25
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「冬林を柔かにして雨止みし」 阿部みどり女(アカマツ)「白雲や山畑かへす雨あがり 」三宅嘯山(ホウレンソウ)「冬の雨夕あかるみて止みにける 」細見綾子(カラシナ)「大粒となりて雨止む青目刺」 松本文子(キャベツ)「子猫の名いまだ決らず雨止まず」 宇多喜代子(マサキ)「となりにも雨の葱畑」 尾崎放哉(タマネギ)「雨止めばすぐにも月の出づるかと」 後藤夜半(レタス)ザ ノースフェイス THE NORTH FACE パーカー プルオーバー メンズ スクエア ロゴ フーディ ( Square Logo Hoodie 2023秋冬 フード スウェット レディース対応サイズ Pullover Hoody Parker トップス NT62338 ザ・ノース・フェイス ノースフェース 国内正規 )価格:14,355円(税込、送料無料) (2024/1/27時点)
2024.01.29
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太陽をひとつふところへいれていたい(マンリョウ)てのひらへのせてみたり(ツバキ)ころがしてみたり(ナンテン)腹がたったら投げつけたりしたい(ヤツデ)まるくなって(カキ)あかくなって落ちてゆくのをみていたら(アラカシ)太陽がひとつほしくなったリコリス(ヒガンバナ)(「太陽」八木重吉)ノースフェイス リュック リュックサック バッグ 30l ヒューズボックス II 黒 THE NORTH FACE バックパック ベースキャンプ BC Fuse Box II nm82255 メンズ レディース キッズ 送料無料 通販 2023FW 秋冬最新作 ラッピング無料 新色 nwar価格:14,960円~(税込、送料無料) (2024/1/27時点)
2024.01.28
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醍醐山山麓でも新しい年の日常が動き出しました。初春ののどかな山麓風景をご覧ください。「冬耕の婦がくづほれて抱く兒かな 」飯田蛇笏ガマズミ:莢蒾 ガマズミ科赤く熟した果実は食用になり、薬酒にもなります。柿・南天・檜ユズ:柚子 ミカン科種からは実がなるのに10年以上かかるといわれます。 コセンダングサ:小栴檀草 キク科山梨ではキツネバラ・バカなどと呼ばれます。ヤブソテツ:薮蘇鉄 オシダ科多様な環境に生える常緑性のシダです。ハクサイ:白菜 アブラナ科中国原産で、英語では「チャイニーズ・キャベツ」といいます。日清戦争で兵士が種を持ち帰って広がったといわれています。「七賢の正月來たり竹の春」 正岡子規【楽天1位】 手袋 手ぶくろ 防寒 メンズ レディース グローブ S~XL 防風 防水 撥水 裏起毛 裏フリース スマホ手袋 スマホ対応 オールシーズン 全6色 自転車 バイク アウトドア 登山 ユニセックス価格:1,000円(税込、送料無料) (2024/1/3時点)
2024.01.04
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「寂しさは その色としも なかりけり 槙立つ山の 秋の夕暮れ」(寂蓮法師)寂しさというのは、色によるものではない。山には(槙のような)常緑樹が立ち並んでいても、秋の夕暮れはやはり寂しい。勝坂からの富士見山「秋風や 猿柿に来る 山烏」原石鼎JR身延線市之瀬駅上部より:左手前 武山、右 五老峰勝坂峠からの落日:左 七面山、右 笊ヶ岳・富士見山常葉からの醍醐山:左 上ノ山、右 醍醐山下岩欠からの醍醐山:奥 ワサビ沢ノ頭・安倍峠・八紘嶺・身延山・七面山、手前 上ノ山・醍醐山下岩欠からの醍醐山:奥 ワサビ沢ノ頭・安倍峠・八紘嶺・身延山・七面山、手前 上ノ山・醍醐山ハバハンク HAV-A-HANK バンダナ アメリカ製 トラディショナル ペイズリー メンズ レディース ユニセックス 男女兼用 MADE IN USA 綿100% コットン | ハブアハンク ハンカチ代わりにも 赤 白 黒価格:490円(税込、送料別) (2023/9/26時点)楽天で購入
2023.09.29
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かつての大聖寺 は、甲斐源氏一統の帰依によって荘厳な堂塔伽藍が並んでいたと伝わります。何度かの火難を経て、古い順に庫裏(1778年)、本堂(護摩堂・1800年)、客殿と遍照殿(大師堂・1824年)が再建されました。昨日ご紹介した重文・木造不動明王坐像のほかに、県指定文化財の絹本著色地蔵菩薩十王図、絹本著色弘法大師捨身図、絹本著色釈迦三尊十六善神像を所蔵しています。本堂(護摩堂)1800年(寛政12年)に再建されました。庫裏と同じ、下山大工の石川久左エが棟梁だったと推測されます。現存する最も古い建物の庫裏(1778年)と遍照殿(大師堂)三社天神宮:新羅義光公(天満天神宮)、加賀美遠光公(加賀美大明神)、武田信玄公(青龍大権現)の三将を合祀しています。庚申(こうしん)堂:人の体には三尸(さんし)という3匹の虫がいて、庚申(かのえさる)の夜に体を抜け出し、天帝に告げ口をします。その禍を除く神・青面金剛(しょうめんこんごう)を祀るお堂です。鐘楼あいにく霧がかかっていますが、本堂から正面に醍醐山が見えます。池の端もまもなく紅葉に染まります。千代治トレッキング ソックス 2足組【ネコポス送料無料】ドラロンウール使用 本格 パイル 登山 アウトドア 厚手 靴下 メンズ レディース 登山用価格:2,420円(税込、送料無料) (2023/9/24時点)楽天で購入
2023.09.26
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2023年の夏は、地球温暖化を人類が身に染みて知る年となりました。世界各地で記録的な猛暑とそれによる大規模な山火事が起き、干ばつや水害に苦しみました。日本でも新潟県の米をはじめとして異常気象による影響は深刻です。醍醐山山麓は幸いにも、昨年と変わらぬ豊作の秋を迎えようとしています。「有難い」という漢字をかみしめる秋となりました。竹藪:竹藪には他の植物が生えにくく、竹だけが密生した独自の景観を作ります。ポポ:北米原産の果物で、日本にはすでに明治時代に伝わっていましたが、日持ちが悪く、いつしか幻の果物とよばれるようになりました。スイフヨウと五老峰:酔芙蓉 アオイ科朝に白い花が咲き、酔うようにだんだん赤らんでいくので酔芙蓉と呼ばれます。ヒャクニチソウ:百日草 キク科日持ちが良く、花期が長いことが名の由来です。コスモス:秋桜ギリシャ語の 「秩序」「美しい」 という意味から発して「宇宙」を表す言葉です。クリ:栗 ブナ科黒実(くろみ)が転じてクリと呼ばれるようになったと言われます。サツマイモ、曙大豆、そして米、今年も豊作です。【クーポン配布中】マクドナルド Tシャツ 波乗りドナルド マリブ店限定 ホワイト | メンズ レディース 半袖 McDonald's マック 海外買い付け スーベニア 綿 コットン100% プリント 白 サイズ S M L XL サンタモニカ サーフ サーフィン ドナルド 夏 クルーネック価格:4,990円(税込、送料別) (2023/9/2時点)楽天で購入
2023.09.04
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やがて 秋が 来るだろう夕ぐれが親しげに僕らにはなしかけ樹木が老いた人たちの身ぶりのようにあらわなかげをくらく夜の方に投げカキ:柿 カキノキ科すべてが不確かにゆらいでいるかえってしずかなあさい吐息のように……(昨日でないばかりに それは明日)と僕らのおもいは ささやきかはすであろうスズメおどし――秋が こうして かえって来た黄金色の稲穂と五老峰そうして 秋がまた たたずむ とゆるしを乞う人のように……オオイヌタデ:大犬蓼 タデ科やがて忘れなかったことのかたみにしかし かたみなく 過ぎて行くであろうカボチャの花:南瓜 ウリ科秋は……そうして……ふたたびある夕ぐれに――(立原道造「やがて秋……」)ヒマワリの蕾:向日葵 キク科【クーポン配布中】インアンドアウトバーガー 半袖 Tシャツ 2023 クオリティーアンドスピード ブラック | メンズ S-XXL In-N-Out Burger ご当地Tシャツ 海外買い付け スーベニア価格:4,990円(税込、送料別) (2023/9/2時点)楽天で購入
2023.09.03
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1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、南関東とした巨大地震が発生し、後に関東大震災と呼ばれる甚大な被害をもたらしました。あれから100年、醍醐山山麓は静かに初秋の朝を迎えました。「防災の日」早朝の醍醐山:手前 醍醐山(左 上ノ山、右 醍醐山)、奥 中央 身延山稲穂が黄金に色づいてきました。ニホンアマガエル:日本雨蛙 アマガエル科水田や森林などに生息し、繁殖期には水田や池沼に集まります。ニラの花:韮 ヒガンバナ科夏バテにはニラレバ!中国原産で欧米にはなく、東洋を代表する野菜です。アケボノダイズの花:曙大豆 この花が、身延町特産の「あけぼの大豆」になります。生育環境が限られ供給量が少ないことから"幻の大豆"と呼ばれています。ツユクサ:露草 ツユクサ科鮮やかな青色の花は 朝露のように儚く、朝に咲き、昼にはしぼみます。クリ:栗 ブナ科「古事記」にも登場する、古来からの日本の味覚です。ハギ:萩 マメ科秋の七草として有名ですが、草ではなく木です。 【クーポン配布中】インアンドアウトバーガー 半袖 Tシャツ ノーディレイ ホワイト (メンズ S-XXL In-N-Out Burger ご当地Tシャツ 海外買い付け スーベニア)価格:4,990円(税込、送料別) (2023/9/2時点)楽天で購入
2023.09.02
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おかあさんの膝にはやさしい陽だまりがあるノイバラ(野茨・バラ科)縁側でひるねをする猫のようにわたしも時折その陽だまりの中でまぁるくなってうとうと眠りたいヒメキンセイカ(姫金盞花・キク科)おかあさんの膝にはたんぽぽの咲く土手とつくしののびる広い野原があるスイカズラ(忍冬・スイカズラ科)いまでもひとりの女の子がわらべうたを歌いながらかがんで花を摘んでいるマグワ(真桑・クワ科)おかあさんの膝には老いてうすくなっても庇護と許容の大きな屋根が用意されているムラサキカタバミ(紫片喰・カタバミ科)世界中から爪はじきにされた罪びとでもそこでは迎えいれられてあたたかい涙で洗われるムシトリナデシコ(虫取撫子・ナデシコ科)いつでも帰ってゆけるふるさとアブラナ(油菜・アブラナ科)誰もが帰ってゆくふるさとホトケノザ(仏の座・シソ科)おかあさんの膝(「おかあさんの膝」新川和江)
2023.06.24
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南山梨の冬は、比較的穏やかな晴れの日が続きます。寒波と南岸低気圧がもたらす2月の雪は、春が近いことの証でもあります。手前右:醍醐山、手前左:上ノ山、後方右:七面山、後方中央:身延山「逢ふ人の 皆大雪と 申しけり」正岡子規「人棲まぬ 隣家の柚子を 仰ぎ見る」横光利一もこもこの中身は白菜です。後方は五老峰「降る雪に 太陽光の 通路あり」水原秋櫻子「忘るなよ 藪の中なる むめの花」松尾芭蕉「いつしかや 手のあたたかく 春の雪」中村汀女「思ひ出し 思ひ出しふる 春の雪」正岡子規
2023.02.22
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2月10日、山梨県内は2014年のバレンタイン豪雪(110センチ!)以来9年ぶりの大雪になりました。醍醐山山麓でも20㎝積り、普段見慣れている景色が神聖な白銀の世界に変わりました。「限りなく 降る雪何を もたらすや」西東 三鬼(さいとう さんき)「南天よ 巨燵やぐらよ 淋しさよ」小林 一茶「降る雪を 見る眼差の みな同じ」水原 秋櫻子「いつも見る 景色が雪を かうむりて」日野 草城(ひの そうじょう)「音をたえて 寒流のゆく 雪げしき」飯田 蛇笏「我が雪と おもへばかろし 笠の上」宝井 其角「本買へば 表紙が匂ふ 雪の暮」大野 林火「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」正岡 子規
2023.02.21
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道祖神は、分かれ道や集落の境などに、石碑や丸石などの石造物を祀り、その地域の村人や道行く人を守る民間信仰です。家族や親族や「組」の衆が相和してお山飾りを作り・どんど焼きや獅子舞などの祭事を行います。どんど焼き:それぞれの家庭から、正月の門松、ササ竹、しめ飾りなどを集め、14日夜、道祖神場(どうそじんば)で燃やします。 お山飾り・倒し・お柳つくり:お山飾りを倒し、一本づつ柳をつくります。お山飾りは地域によってお柳さんとも呼ばれます。団子焼き:どんど焼きの火で、団子を焼いて食べると風邪をひかないと言われます。柳:1本ずつ輪にした柳は、各戸の家の屋根に供え、翌年まで火難風難から家を守ります。 お山飾り:身延町長塩・向川組 お山飾り:身延町長塩・鍛冶屋組お山飾り:身延町長塩・大曽利組お山飾り・身延町水船:飾りの間隔が狭く華やかです。
2023.01.19
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醍醐山山麓の新春は華やかなお山飾りから始まり、年神や道祖神に供える団子を作ってどんど焼きを迎え、集落の五穀豊穣や無病息災などを祈ります。全国各地に見られる小正月の伝統的行事ですが、高齢化とコロナ禍で、残念ながら実施する集落が減少しています。醍醐山の冬景色:後方 身延山・七面山、手前 醍醐山醍醐山の冬景色2:みなみ山梨は温暖な気候で、柚子やお茶がとれます。お山飾り・竹割り:この地方の特産の孟宗竹を一定の長さに切り8分割します。お山飾り・飾り竹仕上げ:飾り竹として綺麗に仕上げます。お山飾り・色紙(いろがみ)飾り付け:色紙を、緑・黄・赤・白・紫の5色を3通り付けていきます。集落によって特色があります。お山飾り・建方準備:集落の軒数分+道祖神分の飾りを1本ずつつけていきます。お山飾り・建方:集落の人達の共同作業で建方を行います。お山飾り・完成:後方に醍醐山が見えます。
2023.01.18
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立秋から白露の前日までを初秋といいます。白露(今年は9月8日)から寒露(今年は10月8日)の前日までを仲秋といいます。寒露からは晩秋です。仲秋の醍醐山山麓の景色をご覧ください。醍醐山:山はまだまだ緑ですが、稲刈りの時期が近づいてきました。 醍醐山(上ノ山)とヒャクニチソウ:百日草 キク科夏から秋までの百日という長い間咲き続ける草花です。 フヨウ:芙蓉 アオイ科芙蓉は元々は蓮の花のことで、美しいものの代名詞として使われます。芙蓉峰(ふようほう)は富士山の美称です。ススキ:芒、薄 イネ科「何ごともむかしとなりし芒かな 」久保田万太郎タケ: 竹 イネ科『竹取物語』は言うまでもなく、『古事記』にも登場する植物です。カキ:柿 カキノキ科ヨーロッパやアメリカには日本から伝わったために学名は「kaki」です。キリ:桐 キリ科高級な下駄や箪笥、長持の材料となります。 意外なことに、「さわやか」は秋の季語です。「響き爽やか いただきますという言葉」中村草田男
2022.09.14
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醍醐山の麓は、お盆さんを送ると朝夕秋風が立ちはじめます。お盆飾りの一つ「精霊馬(しょうりょううま)」は、「迎え盆」の際にはご先祖様を早く呼び寄せるため、足の速い馬に見立てたキュウリを飾ります。逆に「送り盆」には、ゆっくり帰ってもらうため、足の遅い牛に見立てたナスを飾るのが一般的です。醍醐山山麓では「ナス馬」といい、ナスのみを飾ります。お盆送り:なす馬ナツスイセン:夏水仙 ヒガンバナ科ムラサキキツネノカミソリとそっくりですが、それよりも早く、7月末〜8月にかけて開花します。スイフヨウと五老峰:酔芙蓉 アオイ科朝は白く、酔ったように徐々に赤らんでいき、ピンクに染まる芙蓉です。ヒャクニチソウ:百日草 キク科メキシコ原産です。百日もの間長く花を咲かせることから名があります。カキ:柿 カキノキ科「kaki」は世界共通語で、アジアやヨーロッパでも名前が通用 します。ホウノキ:朴の木 モクレン科日本の広葉樹では最も大きな葉をつけます。めまい、冷え性、便秘などを改善できるとされます。・・・エノキダケがあるならヒノキダケもあっても・・・
2022.08.23
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三寒四温は本来真冬の言葉ですが、日本では早春に使われることが多くなりました。三の寒さと四の温かさ。山麓は今まさにそんな体感です。冬の醍醐山:手前 上ノ山(醍醐山の一部)・醍醐山、中央 身延山、奥が1666mピーク・七面山 「岸に寄るもの置き去りに 冬の川 」滝澤 晃「滝ほとり 岩も木立も 氷柱かな」西山泊雲「雫とも 見えて氷柱で ありしかな」稲畑汀子「にがにがしいつまであらし蕗のたう」宗鑑「蕗の薹空が面白うてならぬ 」仲 寒蟬「いささかの 雪や挿されし 花菜の黄」臼田亜郎(うすだ あろう)「もう一つ満開の花仏の座」上島清子
2022.02.11
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では問題です。昔「キンカン素人民謡名人戦」で流れていたキンカンのCMソング。〇に入る言葉は?(筆者はずっとカキノタネだと思っていました)ミカン キンカン 〇〇〇〇〇ヨメゴモタセニャ ハタラカン冬のイチョウとヤエツバキヤエツバキ:八重椿 ツバキ科 赤く可憐な花の開花が待たれます。フユシラズ:冬しらず キク科 冬から春にかけて次々に花開きます。オオイヌノフグリ:オオバコ科 花言葉は「信頼」「忠実」「清らか」ホトケノザ:仏の座 シソ科 花時が長く、桃畑やあぜ道を彩るおなじみの花です。オボロヅキ:朧月 ベンケイソウ科 花のような株全体を月に見立てたものです。キンカンのうた(作詞・藤浦洸 作曲・服部正)1カンカン キンカン キンカンコンカンカン 鍛冶屋のおじいさん肩こり 腰の痛みにはキンカン塗って また塗って元気に陽気に キンカンコン☆ミカン キンカン サケノカンヨメゴモタセニャ ハタラカン2カンカン キンカン キンカンコンカンカン 家庭の常備薬毒虫 水虫 蚊や ぶよにキンカン塗って また塗って明るい暮らしを キンカンコン☆(繰り返し)3カンカン キンカン キンカンコンカンカン いたずらざかりにはすり傷 打ち傷 かすり傷キンカン塗って また塗って楽しく愉快に キンカンコン☆(繰り返し)4カンカン キンカン キンカンコンキンキン 北風 寒い日にしもやけ ふっくら お手々にはキンカン塗って また塗ってすっきりさっぱり キンカンコン☆(繰り返し)5カンカン キンカン キンカンコンカンカン ホームランのヘビーバッター躰の調子を保つにはキンカン塗って また塗って身軽にファイトに キンカンコン☆(繰り返し)
2022.01.31
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1年中で最も寒さが厳しい季節・・・それでも春は近づいています。フクジュソウ:福寿草 キンポウゲ科 幸福と長寿の花です。クリスマスローズ:キンポウゲ科 冬の貴婦人と呼ばれます。マンリョウ:万両 サクラソウ科 縁起植物として親しまれています。山眠るシャクナゲ:石楠花 ツツジ科 西洋では春を彩る花木の代表です。アオキ:青木 アオキ科 近年雄株も紹介されて冬に赤い実をつけるようになり人気が高まりました。ユズ:柚子 ミカン科 皮も愛される貴重な冬の味覚です。イチゴ:苺 バラ科 農業の分類では野菜、市場では果物として扱われています。
2022.01.29
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醍醐山周辺の集落では、小正月を迎えるため、伝統の「お山飾り」が道祖神脇に建てられます。コロナ禍で取り止めにするところも多い中、身延町岩欠地区では今年も集落の安全を祈願して立てられました。飾りは「20日の風を当ててはならぬ」といわれ、19日以前に倒し、1本ずつ輪にして各戸の家の屋根に供え、翌年まで火難風難から家を守ります。竹切り:真っ直ぐの真竹を長さ7.5mのものを6本、用意します。竹割り:真竹を4本に割り、更に8本に割ります。竹仕上げ:竹を綺麗に仕上げ揃え、30㎝ごとに印をつけます。飾り付け:5色に切った折り紙を、緑・黄・赤・白・紫の順にて3通り張り付けていきます。建方準備:幟に1本1本ずつ差し、緊結していきます。建方:みんなで力を合わせ建てます。完成:今年も綺麗に仕上がりました。正面が醍醐山、その後方が七面山
2022.01.15
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竹は夏の季語。「竹の春」は秋の季語。「竹の秋」は春の季語。そして竹馬は冬の季語です。「竹馬に乗つて行かうかこの先は」飯島晴子「遠山に 日の当たりたる 枯野かな」高浜虚子「いざ行かん 雪見にころぶ 所まで」松尾芭蕉「さらさらと 竹に音あり 夜の雪」正岡子規「うまそうな 雪がふうわり ふわりかな」小林一茶「草枯れて 狐の飛脚 通りけり」与謝蕪村コセンダングサ:通称ひっつき虫、山梨ではキツネバラとも呼ばれます。「しんしんと 寒さがたのし 歩みゆく」星野立子
2022.01.14
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風が冷たくなって 冬の匂いがしたそろそろこの街に キミと近付ける季節がくる醍醐山今年、最初の雪の華を 2人寄り添って眺めているこの時間に シアワセがあふれだす甘えとか弱さじゃない ただ、キミを愛してる心からそう思ったキミがいると どんなことでも 乗りきれるような 気持ちになってるこんな日々が いつまでもずっと 続いてくことを 祈っているよ風が窓を揺らした 夜は揺り起こしてどんな悲しいことも ボクが笑顔へと変えてあげる舞い落ちてきた雪の華が 窓の外ずっと降りやむことを知らずに ボクらの街を染める誰かのために何かを したいと思えるのが愛ということを知ったもし、キミを失ったとしたなら 星になってキミを照らすだろう笑顔も涙に濡れてる夜も いつもいつでもそばにいるよ今年、最初の雪の華を 2人寄り添って眺めているこの時間に シアワセがあふれだす甘えとか弱さじゃない ただ、キミとずっとこのまま一緒にいたい 素直にそう思えるこの街に降り積もってく 真っ白な雪の華2人の胸にそっと 思い出を描くよこれからもキミとずっと・・・(中島美嘉「雪の華」作詞:Satomi)
2022.01.13
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しめ飾り送り:正月の飾りを送ります。「今日はもし 君やも訪ふと 眺むれば まだ跡もなき 庭の雪かな」藤原俊成(皇太后宮大夫俊成)(今日はもしかしたらあなたが訪ねてくれるのかなぁと雪を眺めながら待っていましたが、雪に足跡がつくことはありませんでしたねぇ)「今ぞ聞く 心は跡もなかりけり 雪かき分けて 思ひやれども」藤原実定(徳大寺実定・後徳大寺左大臣)(ああ、先生、私の心は雪をかき分けて訪ねていましたよ。足跡がないだなんて、今はじめて気がつきました。)新古今和歌集にある雪の日のやりとりです。雪の日には、そんな洒落た交流をしたくなります。南天柚子棕櫚(シュロ)
2022.01.12
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田舎の見慣れた野菜も、調べてみるとルーツは地球の裏側の南米だったりします。田舎の野菜畑は実はグローバル化の最先端を行っていたのかも・・・おもしろいものですね。ウコン:鬱金、欝金、宇金、玉金 ショウガ科カレーや二日酔い撃退でおなじみの黄金のスパイスです。イチゴ:苺、覆盆子、一期 バラ科果実だと思って食べているのは花の一部で、本当の果実は胡麻の様な粒々なんですサツマイモ:薩摩芋 ヒルガオ科薩摩を経て広まったことはよく知られていますが、原産は中南米です。ハクサイ:白菜 アブラナ科鍋や漬物に欠かせない冬野菜の王様。中国北部原産です。ダイコン:大根 アブラナ科世界で最も多く栽培し、最も多く食べるのは日本人です。納得。ネギ:葱中国西部・中央アジア原産です。鴨が背負ってきますミカン:柑橘 早い順に、極早生みかん→早生みかん→中生みかん→晩生みかんと長く楽しめます。ヨモギ:蓬 キク科ギリシャ神話の女神の Artemis(アルテミス)に捧げられたとする植物で、古代より婦人科薬として使用されていました。モチグサ(餅草)とも呼ばれます。
2021.12.08
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10月の身延町では、特産物である「あけぼの大豆」が収穫期を迎えています。需要に供給が追い付かないほどの大人気です。あけぼの大豆:大粒で甘みが強く、「幻の大豆」とも呼ばれる身延町の特産品です。青々と実っています。コスモス:秋桜 キク科コスモスはカオス(混沌)の対義語です。宇宙の「秩序」を表す言葉で、整然と並ぶ花びらの美しさから名付けられました。カタバミ:酢漿草 カタバミ科葉の一端がかじられたような形のため傍喰(かたばみ)と名付けられました。意外なことに・・・正式名は「カキノキ」:柿の木 カキノキ科柿はカキノキの実、なんですね。英語ではカキ・フルーツ(kaki fruit)、ドイツ語やフランス語など英語圏外の地域でもカキ(kaki)と呼ばれています。セイタカアワダチソウ:背高泡立草 キク科日本固有の在来植物を駆逐するおそれがある外来種で、環境省の要注意外来生物リストに掲載されています。繁殖力が非常に高く、休耕田でススキを追いやっているのをよく見かけます。プレーリー・サンフラワー:ヒマワリのような可愛いレモンイエローの花を咲かせてくれる人気の宿根草です。
2021.10.18
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田舎には、歳月を重ねても変わらない日本の原風景があります。同じ場所に黙って咲き黙って散っていくつつましい植物にも、たくましい世代交代のエネルギーがひそんでいます。秋の醍醐山ツタ:蔦 ブドウ科紅葉する蔦と常緑の蔦のコントラストが美しいセンダングサ:栴檀草 キク科日本の在来種で、やや湿った荒地や川原などに見られます。花は、小さい花が集まってできています。イポモエア・ルブリフロラ:アサガオの一種 日当たりがよく水はけの良い土壌で最もよく育ちます。清流がはぐくんだ米は、格別の美味さがあります。清流:上に見えるのは稲作のための水路橋です。アサガオ:朝顔 ヒルガオ科奈良時代に中国から渡来し、薬草として用いられたのが始まりです。
2021.10.16
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稔りの秋。野菜果物がじわじわと色づき、甘みを増していきます。ユズ:柚子 ミカン科奈良時代から栽培されている、歴史の古い柑橘です。ウコン:鬱金、欝金 ショウガ科二日酔いの救いの神・ウコン。ターメリックとも呼ばれ、カレーには欠かせないスパイスです。ネギ:葱 なんとヒガンバナ科(!!)のネギ属です。これから甘くなりますね武山と五老峰醍醐山と身延山(左)と七面山(右)ユウゼンギク:友禅菊 キク科花色が友禅染のように鮮やかなことにちなむといわれます。
2021.10.15
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田舎の田園風景に目を凝らして見ると、忘れ去られた風物の新たな再発見があります。イチジク:無花果 クワ科いちじくは、「不老不死の果物」と呼ばれ、古くから薬効があると信じられて来ました。ナス:茄子 ナス科インドが原産とされるナス科の一年草で、日本には奈良時代に入ってきたと言われています。ニラ:韮 ニラ科東アジア原産で、ヨーロッパにはない野菜です。日本では「古事記」に加美良(かみら)や「万葉集」に久々美良(くくみら)と記載があり、薬草として古くから利用されてきました。ナンテン:南天 メギ科難を転ずることに通じるため、縁起木、厄よけ、魔よけとして古くから身延町の各集落の家には大半の庭に植えられています。アジサイ:紫陽花 アジサイ科梅雨時の花の少ない時期に庭を彩る、おなじみの落葉低木です。土蔵ツユクサ:露草 ツユクサ科 夏中小さな青い花をつけてきました。そろそろ見かけなくなります。スズメバチの巣:雀蜂 スズメバチ科ハチの中でも最も大型の種類で、一般的に攻撃性が強く、巣を守るために人を襲うことがあります。
2021.10.12
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味覚の秋・・・おいしいものが続々と実り始めました。誰もが懐かしいと感じる、日本の原風景です。サトイモ:里芋 サトイモ科実は低カロリー!稲作よりも早く縄文時代から作られていたという歴史のある野菜です。ミョウガ:茗荷 ショウガ科食べると物忘れをするという言い伝えは、忘れるほど酒が進むから、とか。 キャベツ: アブラナ科年間140万トン以上も作られる、日本人の大好きな野菜です。冬は愛知、春は千葉、夏は群馬、山梨では鳴沢など涼しい高原で多く生産されます。クリ:栗 ブナ科縄文時代の遺跡から出土しているほど、歴史の古い果物です。平安時代に京都の丹波地方で栽培が盛んになり、国内に広がりました。アカジソ:赤紫蘇 シソ科野生化したものも全国各地に見られます。ムラサキシキブ:紫式部 シソ科秋の紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。マルバハギ: 丸葉萩 マメ科日当たりのよい山地のススキ草原や林縁などに生える落葉性の半低木です。
2021.10.11
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醍醐山の麓に秋が来ました。あたりを見渡すといつの間にか、花も野菜も果物も秋のメンバーに代わっています。ハナトラノオ:花虎の尾 シソ科北アメリカ原産で、日本には大正時代に渡来しましたが、日本の気候によく合い丈夫なため、急速に普及して野生化しました。アオジソ:青紫蘇 シソ科日本を代表するハーブの1つキクイモ:菊芋 キク科戦時中に飼料用によく栽培されました。現在では、畑のすみや山麓などに野生化して残っています。今年は豊作です。テイカカズラヒガンバナ:彼岸花 ヒガンバナ科毎年名前の通り開花しますね。球根に毒を含んでいることから、害獣から水田やお墓を守るために畦や墓地に多く植えられました。サツマイモ:薩摩芋 ヒルガオ科 収穫が待ち遠しい!ナンバンカラムシとアカジソ: 南蛮茎蒸 イラクサ科、赤紫蘇 シソ科ナンバンカラムシは中国から渡来し、繊維用に栽培されたものが野生化したものです。
2021.10.10
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秋の森はキノコの森。キノコ達の会話が聞こえてきそうです♪コフキサルノコシカケシロオニタケタマゴダケ:卵茸 テングタケ科見た目は毒キノコのようですが、実は美味しい食用きのこです。テングタケレイシスギタケ
2021.09.27
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ほんの少し、人の動きが感じられるようになった山梨の9月。醍醐山の麓に、ほんの少し秋が来ました。 醍醐山稔りの秋稲穂と曙大豆ススキハチスとクロアゲハ武山と五老峰(右)刈田と醍醐山
2021.09.18
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長雨の間に静かにお盆が終わりました。雨のやみ間に吹く風に秋を感じます。盆送り:盆明けの16日に、ナスウマに乗って帰るご先祖様におにぎりのお弁当等を添えて送ります。タカサゴユリ:高砂百合 ユリ科沖縄の方言からついた名前です。元々は台湾から来た外来種で、沖縄の方言で台湾は「タカサング」と言います。ムラサキシキブ:紫式部 シソ科葉は初秋の緑から、秋が深まると黄葉し、紫色の実との色合いがとても美しい光景を織りなします。ツルマンネングサ(蔓万年草)乾燥にも多湿にも強い、たくましい多肉植物ですオオイタヤメイゲツ(大板屋名月)長雨前の暑さで葉が焼けてしまいました。ガマズミ:蒲染 スイカズラ科果実は長さ6~8mmで赤く熟し、甘酸っぱく、野鳥が好んで食べます。ススキ:薄 イネ科「とんぼうをとまりつかせぬ尾花かな」杉風雨上り
2021.08.22
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話す相手は人間だけとは限りません。大変な時期ですが、身近な小さな楽しみを愛し、明るく乗り切りましょう。「みな多弁に棗をかじる暗い山 」金子兜太クサギ:臭木 クマツヅラ科「オオイヌノフグリ」「ヘクソカヅラ」と並ぶ、可哀そうな名前ワースト3ではないでしょうか。枝葉に悪臭があるから「臭木」・・・ひどい・・・。ナツメ:棗 クロウメモドキ科「人も空も遠きもののみ棗かむ 」細見綾子サルスベリ:百日紅 ミソハギ科「どの墓の人が植ゑしぞ百日紅」右城暮石ホウセンカ:鳳仙花 ツリフネソウ科花の形を、鳳凰と呼ばれる想像上の鳥が羽ばたく姿になぞらえて名付けられました。キクイモモドキ:菊芋擬き キク科キクイモ(菊芋)によく似た花を咲かせることから名付けられました。 別名をヒメヒマワリ(姫向日葵)とも呼ばれます。フヨウサルビア:来路花 シソ科言われてみればシソの花に似ています。サルビアはセージとも呼ばれ、その品種は900以上にも及び、ハーブや観賞用として幅広く利用されています。
2021.08.21
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コロナ禍で、行動範囲が狭くなったことにストレスを感じている方も多いかと思います。身近な場所は不思議の宝庫。花の中を覗き込んでみましょう。 この夏よく見かけた霧に煙る景色ニガウリ:苦瓜 ウリ科ゴーヤとも呼ばれ、食欲増進と夏バテの防止に役立ち、沖縄料理には欠かせない野菜です。 ヒメムカシヨモギ:姫昔蓬 キク科道端や空き地などいたるところに見られる1年生の雑草です。オオケダテ:大毛蓼 タデ科かつてはマムシの解毒剤として利用されたそうです。アオジソ:青紫蘇 シソ科おなじみの香辛野菜で、葉や花穂、実を漬物、薬味などに利用します。芽は芽ジソとして刺身のツマなどに使われます。カノコユリ:鹿の子百合 ユリ科紅い斑点模様が鹿の背の斑(まだら)模様に似ていることから名付けられました。クサネム:草合歓 マメ科種子は玄米に似て、収穫時に混入しやすく除去が困難なため、米の等級を低下させてしまう雑草です。 ヒマワリ:向日葵 キク科「長雨がたたり向日葵ひょろひょろ立 」高澤良一「長雨にことし少き蝉の穴」高澤良一
2021.08.20
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今年の8月は全国的に長雨が続き、各地に大きな災害をもたらせています。心静かに雨の景色を眺めてみましょう。「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」花たちは生きています。 雨上りの田園風景ナンテン:南天 メギ科ナンテンは難を転ずることにも通じるため、縁起木、厄よけ、魔よけとして古くから庭に植えられ、どこの家でも見られます。サツマイモ:薩摩芋 ヒルガオ科サツマイモ(中央)、カボチャ(左)、イネ(上)「一度死ぬ 再び桔梗となるために」 中村苑子アズマギク:東菊 キク科東日本に多く生える菊という意味でこの名がつきました。エノコログサメヒシバ:雌日芝 イネ科一年草で日当たりのよい場所に良く生える雑草で、道ばた、畑地、空き地などに幅広く生育します。「とかげ跳ね 露草咲きて 日雨せり」 飯田蛇笏
2021.08.19
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新型コロナウイルスの蔓延、豪雨災害・・・お盆に戻ってきた御先祖様は驚いたでしょうか。それとも、自分の生きた時代にもこんな試練はあったよと言うでしょうか。限られた人生の中の1日1日、現実を受け入れて、焦らずぼちぼち前向きに。。。稲穂伸びる!ナツズイセン:夏水仙 ヒガンバナ科彼岸花より 1ヶ月以上早く咲きます。花のあとの葉っぱの形が 水仙に似ているところから 「夏水仙」になったようです。モグラウリ:茂倉瓜 ウリ科まさに郷土野菜!山梨の早川町茂倉(もぐら)集落に今もなお、種が引き継がれている美味しい野菜です。切るとみずみずしく種があらわになります。クワ:桑 クワ科絹糸を生産するカイコの食草として重要な植物です。夏には実が黒く熟します。かつては子供たちが口の周りを赤黒く染めながら食べたものでした。ササゲ:大角豆 マメ科インゲンにそっくりで、キュッとした食感や、味までも似ていますが、アフリカ原産の全く別の野菜です。フヨウ:芙蓉 アオイ科 夏を代表する花木として親しまれています。もともとは中国原産で美女の形容に使われます。セミの抜け殻:事務局I氏のオヤジ炸裂!!「山梨には、地元産の【カイゼミ】と、一生懸命鳴いている【シンケンゼミ】が生息しています」すみませんっ!!アケボノダイズ:曙大豆 マメ科身延町曙地域などで明治時代から栽培されている特産物です。通常の大豆の1.6倍の大きさがあり、糖度も高い極上の大豆です。身延町は昼夜の寒暖差が激しく霧深い気候や礫岩層等の土壌など最適の環境とされています。「送り火の おのが生みたる 風に消え」鷹羽狩行
2021.08.16
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静かな終戦の日。異国の地で、故郷に焦がれた兵士たちに思いを馳せます。この自然と日々の営みを、平和に次の世代へつなぎたいものです。「墓を去る 時に笑ふや 墓参り」永田耕衣モミジ セミの抜け殻ヒャクニチソウ:百日草 キク科秋までの百日も咲くといわれる花です。花弁が丈夫で色あせしにくいのが特徴で広く愛されています。ゴーヤ:ニガウリ 苦瓜 ウリ科沖縄料理でおなじみの夏野菜です。チャンプルーをはじめ、漬物、甘露煮、お茶、チップスなどに使われます。ウワムキトウガラシ:上向唐辛子 ナス科南米原産で、日本には天文11年(1542)に渡来しました。温帯栽培では1年草、熱帯では多年草です。キュウリ:胡瓜 ウリ科田舎の夏野菜の王様。成分の約95%が水分です。利尿作用があるカリウムが豊富で、むくみの改善が期待できます。エノコログサ:狗尾草 イネ科子供が好きな雑草の1つ。犬のしっぽという名前なのに、関東地方ではネコジャラシと呼ばれます。
2021.08.15
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田舎には、日本の原風景があります。身近を見渡し目を凝らしてみると、毎日何かしら新しい発見があります。「盆の僧 額の丘を 光らせて」山口誓子「葉をしげみ 外山の影やまがふらむ 明くるも知らぬひぐらしの声」藤原実方キリとケムシ:桐 ゴマノハグサ科切ってもすぐに芽を出し、どんどん成長するため「キル(切る、伐る)」が名前の由来です。また、木目が美しいので「木理(キリ)」という説もあります。ニラとチョウ:韮 ネギ科全体に特有の臭気があります。「古事記」や「万葉集」にも出てくるほど古くから知られていた野菜の一つです。ネムノキ:合歓木、合歓の木 マメ科葉は夕方になると閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところ名付けられました。カキノキ:柿の木 カキノキ科「kaki」として、アジアやヨーロッパでも名前が通用しています。渋みのもとはタンニンで、アルコールを分解する作用があります。ツタ:蔦 ブドウ科 樹木や壁を伝うことから「つたう」(伝)の意味で名付けられました。昔は蔦を甘葛(あまずら)と呼び、早春につるを切って樹液を集め煮詰めて甘味料を作りました。ミニトマト:ナス科南アメリカ アンデス山脈原産です。夏の家庭菜園ではプチトマトとも呼ばれており、収量も多く人気の野菜です。
2021.08.14
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本来なら帰省者でにぎわうお盆。今年は新型コロナウイルス拡大に伴い、山梨県でも8月22日まで来県自粛の依頼等「臨時特別協力を要請中」です。田舎のお盆をwebでお楽しみ下さい。夏の醍醐山夏の田園風景:緑から黄金色への変化が始まっています雨晴れて稻の穗末の夕日哉 (正岡子規)ヤマイモ:山芋 ヤマノイモ科ジネンジョウ(自然生)、ジネンジョ(自然薯)とも呼ばれます。生で食べられ独特な粘りがあり、栄養豊富な食品として古くから人気があります。ヤブソテツ:山薮蘇鉄 オシダ科「ソテツ」の名がついていますが、蘇鉄とは関係なく、ヤブソテツはシダ植物です。シダのように葉が細かく分かれていなくて、シダらしくありません。ボタンズル:牡丹蔓 キンポウゲ科日当たりのよい野山に生える木質のつる性植物で、葉がボタンの葉に似ている事から名付けられました。コアカソ:小赤麻 イラクサ科古い時代から繊維を取り出して布として利用していたことから「麻」の名がついています。イチジク:無花果 クワ科「不老不死の果物」とも呼ばれ、甘みのある実には、古くから薬効があると親しまれて来ました。「無花果」というものの、花は実の中に隠れて咲きます。
2021.08.13
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田舎の景色は花や野菜に満ちています。トマトがナス科だったり、レタスがキク科だったり・・・知るは愉しみなり、ですね。アズマギク:東菊 キク科東日本に多く生える菊という意味でこの名があります。日当たりのよいところを好みます。クレマチス:鉄線 風車 キンポウゲ科古くから世界で親しまれ、英国ではつる性植物の女王とされています。キクイモモドキ:菊芋擬き キク科よく見かける花です。明治時代に鑑賞用に輸入された花が野生化した植物です。グラジオラス:アヤメ科グラジオラス(Gladiorus)はラテン語で「小さな剣」。夏を彩るおなじみの陽気な花の一つです。カボチャ:南瓜 ウリ科カンボジアがなまってカボチャになったといわれています。種子島に鉄砲と共にやってきた野菜です。トマト:ナス科え?ナス科?と思いますが・・・ナス科です。果物か野菜か論争がありますが・・・ナス科です。サニーレタス:葉がほとんど巻かない種類のレタスです。レタス:キク科ご存じの通り、茎から白い液が出ます。レタスの語源はラテン語で「牛乳」です。
2021.07.05
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梅雨時、庭に咲くいつもの花たち。それぞれに名を持ち1度の生を咲き誇っています。スカシユリ:透百合 ユリ科本州の温帯に分布し,海辺の砂浜や山地の崖にも生えます。古くから栽培されており多くの園芸品種があります。カシワバアジサイ:柏葉紫陽花 アジサイ科北アメリカ東部原産で、葉の形がカシワ(柏)に似ていることからこの名があります。ウキツリボク:浮釣木 アオイ科南アメリカ南部原産で、釣りの浮きのように見える花の姿から名づけられました。 パンジー:ビオラ 三色菫 スミレ科かつては大輪のものをパンジー、小輪で株立ちになるものをビオラと区別していましたが、現在は複雑に交雑されて区別できなくなっています。セイヨウフウチョウソウ:西洋風蝶草 フウチョウソウ科よく見かけるけれど名前を知らない花の一つ!熱帯アメリカ原産で明治初期に渡来した花です。アジサイ:紫陽花 アジサイ科梅雨どきに咲く代表的な花木。世界で広く親しまれている日本産の落葉低木です。 ホウセンカ:鳳仙花 ツリフネソウ科赤い花は女の子が爪を染めるのに使ったため、爪紅(ツマクレナイ・ツマベニ)とも呼ばれます。清流
2021.07.04
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身近な木や花の特徴がわかってくると、自然への親しみがさらに増します。ネムノキ:合歓木 マメ科夏には羽のような葉を広げて心地よい緑陰をつくります。夕方になると閉じる姿が眠りにつくように見えるところからネムノキの名があります。モウソウチク:孟宗竹 イネ科日本で見られるタケ類のなかでもっとも大きく、ほとんどの食用のタケノコの成長した姿です。大きいものは高さ25mにもなり、涼風になびく姿は夏の風物詩です。栃代川(とじろがわ)マダケ:真竹 イネ科苦竹とも呼ばれ、孟宗竹のタケノコがもうすっかり竹になった梅雨の頃に出てきます。アカメガシワ:赤芽槲、赤芽柏 トウダイグサ科晩春の芽吹きが鮮やかな紅色で、葉の形がカシワに似ていることから名があります。ムクゲ:別名 ハチス 木槿 アオイ科夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつけるアオイ科の落葉低木です。ヒャクニチソウ・ダリア・アジサイ武山とダリア
2021.07.03
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見慣れたどこにでもある風景が、私たちの財産です。夏へ 醍醐山:後方 身延山(中央)、七面山(右)稲穂もスクスクと成長しています。トウモロコシとサトイモ奥 五老峰ムクゲと武山(たけやま)緑が一層濃くなってきました。花いっぱいの田園畑から食卓まで数メートル!!
2021.07.02
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梅雨入り前のささやかな夏の気配。田水が光り野菜が育ち、野には蝶やトンボが舞っています。右 五老峰「苗植うと 漆光りの 田水張る」(有馬籌子)醍醐山 初夏へミスジチョウ:三条蝶 タテハチョウ科黒褐色の地に三本の白い線が特徴です。 シオカラトンボ:塩辛蜻蛉 トンボ科もっともなじみ深いトンボのひとつで、成熟して水色になったオスにつけられた名前です。タマネギと赤タマネギ:玉葱と赤玉葱 ヒガンバナ科赤玉ねぎは、表面だけでなく中の皮も赤紫色をしています。ただし、肉そのものは白いので、断面はきれいな層に。クリ:栗 ブナ科もっとも古い栽培植物のひとつで、縄文時代の遺跡からも出土しています。栗の花が落ちると書いて「ついり」。醍醐山の麓も間もなく梅雨入りします。
2021.06.04
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