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ハロウィンの渋谷での盛り上がりを見るとわかるのですが、コミケに参加しているオタク、そこで様々なアニメや漫画のキャラの恰好をするコスプレイヤー以上に「好きな格好して町を歩いて騒ぎたい!」って一般の人は潜在的にたくさんいて、「ハロウィンだから」といういい訳さえ出来ればそういう恰好することに躊躇ない人が多いのだろうなと。 昔、コミケなどのコスプレをするオタクをメディアや世間では「変わり者」「変態」「頭おかしい奴」扱いしてきました。が、実際はそれほど特殊なことではない、多くの人が楽しめるイベントなんだと。考えたら日本人って、たとえば祭りがあったら皆が揃いのハッピを着たり、正月に初もうでに着物を着たりと非日常の衣装を着ることは、周りの空気さえ許しているのであれば躊躇がない。逆に言えばその空気を破ってしまえば老若男女関係なく多くの人がやってみたいのではないかと。 昨日、電車にとなりのトトロの大、中、小トトロのコスプレした親子が乗っていましたが、この親子にとってハロウィンは楽しい思い出になるのだろうなあ。
2016.10.31
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新宿ではじめて映画の4DX上映というのを体験してきました。4DXは映画の内容にあわせて椅子が振動したり、激しく上下したり、ひじ置き部分から顔に向けてばしゅっと風がふきつけられたりといった、一種遊園地のアトラクション的な上映方式。 ですが・・・うーん・・・正直「映画に集中できにくい」という・・・ 選んだ映画も悪かったなあと思ったのは、一緒に行った友人がシンゴジラをまだ見ていなかったので新宿での上映を調べていたら「せっかくだから試しに」とお互い選んだのですけど・・・この映画の場合、あまり向いていないなと。 たとえばこれがカーアクション映画、あるいは戦闘機に乗ったドッグファイトのようなものであった場合、キャラクターの主観視点タイプなら効果的だったかもしれませんが、客観描写が多いこの映画では、突然顔に風が吹き付けられたり、爆破や足音などに合わせて椅子が大きく飛び跳ねるのは臨場感、というより不快感に近くて。一緒に行った友人も「映画は面白かったけど集中できなかった」と。 没入感という言葉がありますが、この映画内での4DXに関してはむしろ現実に引き戻されてしまう、ちょっとアレな使い方だったなと。しかも、値段も通常より高いし。 とりあえず、システムより映画の内容で選ばなければいけないなあと思った次第。
2016.10.30
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小泉進次郎議員ら、「健康ゴールド免許」創設を打ち出す これ、つい先日ネットで大炎上した長谷川豊アナの「自堕落な患者は殺せ」発言と大差はない。 また、これ正論に聞こえてしまうのが怖いところで、でも、要は「人間の命に格差をつける」という、中世に戻った思想です。 この小泉進次郎さん、自分は2世議員で生まれてこの方、お金に困るようなことは一度も経験してはいないのでしょう。まだ若く、大病や長期入院、慢性的な病気を抱えてもいないようです。だからこそ、こういう強いことが言える。 しかし、TBSラジオ「荻上チキ セッション22」で先日取り上げていた「健康格差」の問題がありまして。これは人間の健康は自分の生まれや生活環境で大きく変わる。たとえば親が貧困家庭だと子供は食事が偏りやすく(安価で高カロリーな食事になりバランスが悪くなる)結果、肥満や高血圧といった疾患をかかえやすい。また、正社員だと年に一度の定期健康診断があるけどアルバイトや契約社員だとそれがないから気が付かないうちに病気が進行する、また、たとえ医者から注意されたとしても限られた労働環境、長期勤務拘束を強いられている環境では体に気を遣うことができない。 本人の努力ではいかんともしがたいのがこういった健康格差。もっといえば医者に行く費用すら節約しなければいけない層というのはこの国の高齢者で数多く存在します。 むしろこの制度では普段健康に気を遣う「余裕のある人」が優遇され、それができない「余裕のない人」の負担が重くなるという本末転倒な意見であり。同時に「あなたの不健康はあなたが悪い」と他人に医療の正否をジャッジされる、怖い制度でもあります。 誰だって好きで病気になるのではない。だからこそ、金持ちも、貧乏人も、健康オタクも自堕落な生活している人も一律に「同じ医療を受ける」ことが憲法にも書かれている「第二十五条: すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ではないかと。 病気にかかることが罰や罪であるような社会は地獄だぞ・・・
2016.10.29
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ナチュラルな差別がまかり通っているなあと思うことについて。 たとえば不動産の物件で、日本ではごく当たり前に「外国人不可」という項目がある。これ、人種差別じゃないと思っている人、多いのだろうけど、これ以上ない差別ですよね?個人の資質問わず、一律に「あんたら○○人には貸さない」と言っているのだから。 同じことが、たとえば旅行で海外で泊まろうと思っていたホテルが「アジア人お断り」とする格式の高いホテルもある。この時、私たち日本人はどう感じるか? 「こういうには差別ではなく、混乱が起きないようにする区別だ」という人がいる。けど、国籍関係なく混乱を起こした人間だけを退場させるのが正しいのであって、過去に混乱を起こした人間の所属する民族まるごと排除するのはどうかしている。それを正論としてはいけない。個人の問題は個別で対処できる。 先日起きた悲惨な殺人事件の犯人も、また、長年の苦労と研究でノーベル賞を取った大学教授もどちらも同じ日本人。それを「おなじもの」としてしまうのがナチュラルな差別の怖さです。
2016.10.29
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すし飯にビネガー!?海外のトンデモ和食なくせ…関西食品メーカーは出前講義 ・・・あらゆる世界の料理を魔改造して、その国の人に「こんなのうちの国にはない!」でもおいしい!」と言わしめている日本人が、自国の文化だけは正しく伝えようなんて、何と傲慢な思想だと思います。 たとえば日本では定番になっている「エビチリ」も、元々中国にはなくて日本が作った中華料理です。また、スパゲティの定番ナポリタンもナポリにはこういうケチャップまみれのパスタはない(トマトソースベースのパスタはありますが)名古屋では有名な台湾ラーメンも、台湾にはない・・・もっといえば天ぷらもポルトガル由来のものだし。この日本の伝統とはあらゆる国の文化のモザイクで出来ていて、だからこそ多様で面白い。 元の国の文化に忠実なことが料理の世界では正しいのではない。伝わった料理を他国でどう現地の人にあわせてアレンジされ、広がったかがその国の食文化です。 あ、寿司の話のいい例を。日本人にとっていかにもアメリカ人が作ったように思われている「カリフォルニア巻き」ですが、あれを作ったのは日本人で渡米した寿司職人です。現地にある食材から寿司として美味しいものを作った結果であり、結果、それこそ定番になるほど浸透した。それは「その土地の旨いものを寿司にする」という料理人の創意工夫で、伝統から外れたからゲテモノなのではありません。 酢飯にビネガーを使っても何の問題もない。むしろ米酢になれていない地方では慣れた味で受け入れられやすいのではないか? 他国の自国食文化アレンジを認めないような狭い考えは何も生まない。単なる国粋主義だ。
2016.10.28
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産経新聞 2016年10月16日付掲載〈「虐殺」写真に裏付けなし〉記事について このドキュメント、私も見たのですが、兵士の当時の手記や複数の一次資料に基づいた、非常に丁寧な番組であり、これに対して反証するのはもっと大きな、それこそ一つ一つを覆すだけの証拠が必要になる、骨子のしっかりした構成でした。 で、問題になった産経の記事「虐殺」写真に裏付けなし 同士討ちの可能性は触れず 日テレ系番組「南京事件」検証 文章の内容からも分かると思いますが、具体的な一次資料の提示はない。根拠の大半が「~の可能性もある」的な言い回しに終始し、裏付けがない、といいつつ、産経側の主張にはそれ以上に裏付けがなくて。 今回、同番組が正式に抗議をしたことは、作り手側に確固たる自信がある事をうかがわせます。それに対して産経新聞側がどういう回答をできるのか?反証するからには彼らの集めた一次資料以上の証拠が必要になると思いますが。
2016.10.27
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電車で女性が化粧をするのは「みっともない」? 東急電鉄のマナー広告が物議を醸す 公共の場でどこまで何が許されるか?という線引きは難しくて。たとえば「電車内の飲食」とか。これ、旅行などのボックスシートや新幹線であれば弁当を食べることをごく当たり前、と思う人がほとんどだと思いますが、いわゆる通勤電車などで弁当を広げる人はどうなの?という、でも、これも特に規定はなくて。 女性の化粧は「男性でいえば電車内で髭剃りをしているようなものだからダメ」という例を挙げている人がいますが、よく考えたら電車内で髭剃りをしていけない、という合理的な理由はなくて。とかく、電車内での化粧をする女性というのは「自宅で化粧をしている時間がなかった」というのが真意なのでしょう。女性の化粧って時間かかりますから。 前に総突っ込みをうけていた新聞投稿記事に、ある企業のトップが自社のバッチを付けた社員が電車内で漫画を読んでいた、社会人としてみっともない、みたいなことを書いていましたが、これと上の化粧する女生徒の明確な差はない、という・・・逆に言えば、音がうるさいとか、においがきつい、ごみを出す、といった明確な迷惑行為でない場合の不快感はなかなか提議しづらい。 たまにご年配の方の意見で、最近の人は電車内でずっとスマホをいじっている、ということにいら立ちを感じている人がいますが、これに似た感情なのかもしれません。現に女性側からも「勝手にルールを押し付けるな」と反論も上がってますので。
2016.10.27
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濃いファンというのはスポーツをどう見ているのか?ということ第三戦(改訂) 野球好き、特に日ハムファンの伊集院光氏の日本シリーズ観戦記です。野球に詳しくない、試合を見ていない私も面白く読めたのですが。 でも、ここに書かれていることって半分以上は彼の中での「妄想」「想像」である、というところがポイントで。野球に詳しくない自分みたいな人間にとっては試合を見ても「どっちが勝ったか」ぐらいが試合観戦なんです。でも、そこに脳内でドラマを作り出すからこそ、ファンは熱くなったり、逆に落胆したりと感情移入できる。選手の挙動全てに意味を感じられる。 逆に言えばその脳内ドラマで語る部分が多いほど、興味のない人にとっては「何がそこまで面白いのかわからない」ということにもなります。 今回のこの文章はラジオでも本人が「試合後に書かずにいられなかった」という話でした。それだけ感情移入できるというのは幸せなんだろうなあ。
2016.10.26
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『この世界の片隅に』を報道できないマスメディアのチンケな理由 この文章を読んで「あれ?」と思ったのは、この映画って元々メディアが大きく取り上げるタイプの作品ではない、それこそブログ内で書かれている新海誠監督の前作の映画がどれだけマスコミで報道されていたか?という話でもあり。 ブログ主は大手芸能事務所とケンカした女優だから報道されない、としていますが、たとえばTBSラジオ「荻上チキ セッション22」ではコーナーを作って長いインタビューをしていたり。 似たケースでは、今でこそメジャーアニメ監督になっている細田守監督の「時をかける少女」も、あの時は同時期上映のゲド戦記に話題を取られ、いわゆるワイドショーで取り上げられることはほとんどなかったですし、正直「君の名は」も大ヒットの後追いでワイドショーや各種メディアが大きく報道しているところもあります。 私もこの作品は原作好きで期待していますが、この監督特有の「地味だけど一部の人にカルト的人気」になる可能性があります。特に映画って上映館が田舎だとほとんどないので、いい映画であっても見られない~みたいなことに。 いずれにせよ、報道が目立たないのは元々クラウドファンディングという資金集めの特性から、大きな映画会社の行うような従来のテレビ局とつながりのあるプロモーションができない、国内メジャーアニメだと必ずと言っていいほどテレビ局が協賛として入っている。今回、それがないとしたら、陰謀論でなくだからテレビで取り上げられにくい、というだけの話かと思います。
2016.10.26
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や!やりやがった!と放送を見ていて大笑いしたのがアニメ「3月のライオン」内で、今回主人公のライバルとなる二海堂が対局の間で漫画「月下の棋士」風作画になるなっているという、原作にもあるネタをそのままやる、までは予想できましたが、番組最後のエンドカードイラストをその月下の棋士の作者に書かせるという!これは大笑い。昔、クロマティー学園にゲストイラストでネタ元になっている池上先生に書いてもらったような、そういう贅沢な遊びであり。 ちなみにふと思ったのは、この月下の棋士という漫画の代名詞ともなっている「次号、詰むや詰まざるや」という言葉は、漫画内のセリフではなくて雑誌ラストの煽り文なんですよね。単行本には掲載されない、でも、漫画のセリフ以上に有名になっている名コピーであります。 漫画家さん同士ってこの手の遊び心が大好きな方が多くて、自分の連載の仕事が忙しくてもぜひやりたい!というケースがある。ファンとしても嬉しいサプライズでした。
2016.10.24
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速報での断定は当てにならないというお話。 宇都宮で発生したほぼ同時多発の爆発と火災事件。事件が発生した当初、そのニュースに対してツイッターなどの書き込みでは「爆発物を使って一度にこれだけのことが起きるのはISなどのテロ以外考えられない」というコメントを複数見ました。 が、その後の情報では、最初に火災を起こした住宅も、爆発した車も今回自殺した人のモノであったことが確認され、また、遺書も発見された。遺書の内容などから上記のような国際テロではないということがほぼ間違いない状況。 と、いうことは上の「間違いない」と言い切った人は完全に間違いだった訳で。今、その人はどういう気分でニュースを見ているのでしょうか。 確か数年前に新幹線内での発火事件があった際も、事件の詳細がわからないうちから「○○に間違いない」と言い切っていた人も多数いました。結果、個人の暴走となった途端、その手のことを激しく言っていた人が一切触れなくなり。 今回の事件も、まだその背後に何があったのかなどわからないことが多いので断定できることはありません。が、少なくとも個人が事件を憶測で断定することは、デマに加担する結果にもなる、ということを考えておいた方がいいです。 ちなみに上記のツイッターを書いた人はその後、間違いであったことには触れていません。
2016.10.24
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ネットで話題になっていた地下鉄マスコットキャラのイラストを今風の萌えイラスト化した商品に対して一部から「性的だ」というクレームが上がり、部分的に修正を余儀なくされた件について、自分の感想を。 まず大前提として1、今回のイラストはあくまでグッズのイラストであって、地下鉄内のイラストがすべて置き換わるのではない2、性的、といいつつ、肌の露出はほとんどない。あくまで地下鉄女性職員の制服3、ほほが赤い、眉毛が困り眉、半開きの口などは元々のマスコットキャラのデザインである4、ちなみにこの鉄道むすめシリーズは今作以前からずっと続いていて、別にいやらしいというクレームもない ということ。 で、反対する人のツイッターでこのことを指摘すると「女性を性的な目で見ていることが不快なのだ」と言われてしまう。 ・・・イラストという架空の存在の女性を性的な目で見ようと、誰が被害を受けるのでしょうか? これって児童ポルノ問題に似ていて。実写の場合、そこに性的被害者が存在する確率が高いから危険、というのはわかる。けど、マンガとかアニメとかCGのような絶対に被害者が存在しえないポルノを規制する理由はないし、被害がないのに罪を犯すことはできない。 と、同時に、男オタにありがちな意見で、女性向けの、ちょっとホモセクシャル的な描写がアニメなどにあると「気持ち悪い」「腐女子向けやめろ」と急に叩く人がいる。これは上の意見と全く同等の事をしているようなもので。 他人の趣味を理解は出来なくても許容するというのは、相手に求めるだけではなく自分も受け入れる寛大さが必要になる。しかし、さほど難しいことではない。趣味の場合、嫌だと思ったらスルーできる。楽しんでいる人を攻撃する必要はない。 明確な実害がない限り表現の自由は担保されないと、ほんの一部の声の大きい人の意見が他の大多数の楽しみを奪ってしまう。もともと優れた表現とは誰かの感情をゆれ動かすので、好き、きらいが出て当然の世界だし だから私も、世の中には「いわゆる萌えイラストが嫌いな人もいる」ということを認めるし、それは否定されるべきではないと思う。しかし、そういう人によって楽しんでいる、求めている人を潰そうという動きである場合、論理立てて反対意見を表明する。感情に直結する問題だけに説得できるとは思わないけど、少なくとも自分たちにある正当性は主張したい。
2016.10.23
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いわゆるストーカー当事者というのはこういう思考になっているという典型的な例を。昨日の出禁騒動について ・・・読んでいて頭がクラクラしてきましたが。当人は今回の出入り禁止を全く受け入れられていない。それどころか「彼女を心配している」という、アクロバティックな思考。こうなるとどんなに本人自身が精神的に追い詰められ、被害届を警察に出しても「いや、彼女は周りの連中に無理やり僕と引き離されようとしている!彼女の本心をわかっているのは自分だけだ」ということに・・・むしろ、彼女を失う(嫌われる事)が自身のアイデンティティーを保てない、強烈な依存をしているのだと思います。また、本人が今回の件で申し訳ないと思っているポイントが世間や当事者から徹底的にずれている。冷静に考えて無職でFXで一発逆転を狙っている男性ファンに執拗に迫られたらどう思うか?その客観視すらできていない。 少し前にマイナーなアイドルに対しての傷害事件がありましたが、あれも犯人には警察を通して何度も警告が行われたし、はっきり迷惑であると伝えられた。しかし、それでもその現実を受け入れられなかった犯人が凶行にでた。 このブログ主、過去の日記を遡って読んでみても、まあ・・・あの・・・「あなた、ネットで何の情報を得たの?」というような、アレな内容で・・・ かといって何も事件を起こしていない段階で拘束などはできないし、それをやったら大変な人権侵害であり。とにかく、この人が早く目が覚めること、「あなたにとってはたった一人の大切なアイドルかもしれないけど、向こうにとっては数百人の中のたった一人のお客さんでしかない」という客観性を持ってほしいなあ。出ないとこの人の愛情が濃ければ濃いほど悲劇にしかつながらない訳で。追記:とおもったら、この被害者(と言い切っていいと思う)のアイドル、今回の件でアイドル活動を休止したそうで・・・これは悲劇的だ・・・理由にもはっきりストーカー被害の危険に鑑み(警察にも相談している)の休止ということで、結局、このアイドルの夢や未来、また、他のファンの楽しみをこの人が潰した、としかいいようがない。 悲劇だなあ・・・
2016.10.22
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先に書いたラノベの追放問題からちょっと派生するのですが、世の中には「簡易で楽しいものは悪」という人がかなりの人数いるみたいで。 たとえば読書というものであっても、難しい、あるいは権威あるもの出ないと読書とは認めない、ましてやライトノベルや数年前に流行った携帯小説なんて読書に入らない、なんて意見がありました。しかし活字を読むことが苦手な生徒にいきなり読み解くのが難しい、あるいは興味の持てないジャンルの本を与えたとしても本が嫌いになるだけで内容は全く伝わらない。 私の好きな漫画の中に、世界の古典的名作を漫画化したシリーズがあって。これ、漫画になることによってひじょうにわかりやすく、かつ、その原作の面白さも伝わる優れた表現手法です。しかし、これもダメだという人はいる。そんな楽をしてストーリーを知っても本当の意味は伝わらない・・・とか これはまだ歯の生えていない幼児にいきなり固い煎餅与えているようなもので。しかし本人にとっては「自分は活字で理解した」という特権意識がどこかにあるのではないかと、そう思います。 また、上のマンガの利点って、「じゃあ原作も読んでみようか」と、原典への呼び水にもなるんですよ。どれだけ読書に貢献しているか。 娯楽にとって「簡易で楽しい」というのは何よりの褒め言葉。それを否定するのは個人のエゴでしかない、そう感じます。
2016.10.21
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ある公立小学校の図書館から教師の判断でライトノベルが追放された、という由々しき問題について。 これ、ちょっと前にあった「はだしのゲン」を一部の人からの抗議で閉架されたという騒動並み、いや、それ以上に大きな問題です。 いつも思うのですが、この手のことに反対する人というのは、たとえばビートルズが流行した時は「こういう音楽が若者に悪影響を与える」と禁止を主張し、手塚治虫のマンガブームの時は「漫画によって子供たちの感性が破壊される」とか、あらゆる新しいジャンルが登場した際、自分に理解できないもの=社会の危険 にすり替えてしまう。 何より、いつの時代も大衆に幅広く人気のある書籍って、基本はライトノベル的な読みやすい、わかりやすい娯楽作であります。吾輩は猫である、なんて、それこそ当時のライトノベル風ですから。 図書館になぜライトノベルがダメなのか?全く合理的な理由がなく、完全に教師の好みでしかない。むしろ図書館に多くの生徒が来るきっかけになるのであれば積極的に置くべきです。どんなに素晴らしい本を蔵書している図書館であっても生徒が来なければ倉庫と同じ。 そもそも、たとえば京都アニメーションでアニメ化された「氷菓」も初版は表紙がラノベ風じゃなくて、その後、アニメ化でアニメキャラを使ったとたんラノベ扱いになる・・・その程度のジャンル分けですから。読書感想文にラノベの感想を書いたら突っ返された、そんなことにならなければいいけど・・・
2016.10.21
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黒石市長が会見 写真の入賞取り消し撤回 改めて市長賞贈る | NHKニュース 厄介ごとを恐れてごく一部の人間の主張を通した結果、さらに問題行動であったとなってしまう案件、ということなのでしょう。 似た例でつい先日も九州のローカル鉄道が萌えキャラを使ったコラボイベントを行おうと準備が進み、関連商品なども作られていた段階で一部市議から「元になったメーカーはアダルトゲームのキャラに酷使しているからけしからん。中高生も利用する鉄道だけに問題になる可能性がある」的な意見が出て、せっかくのイベントが中止になったという話。これもメーカー側は震災で経営難のローカル鉄道に少しでも、という意図で図案提供など無償で行われた企画でしたが、結果「問題があるかもしれない」というよくわからない少数者の意見で損失(関連商品などはもう作られていた)を出したという。 青森の写真も、たとえば遺族の反対なら理解できますが、おそらく自殺というネガティブなイメージが後に問題になるのではないか、ということを考えたのでしょう。しかし、このことが公になったことでそういう考えこそ大問題であった訳で 私はこの手の行動を「事なかれ主義の暴走」と呼びたいのですが。問題がないことを徹底させたいがために本来なかったところに傷をつけ、逆に大問題になる。だとしたら、一番差別意識や偏見があったのは「これは問題ではないか」と言い出した人じゃないかと。 なんとも皮肉な話です。
2016.10.20
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よく趣味に信じられない金額をかけている人に対して「その金があったら○○に使えばいいのに」という人がいるけど、それって自分の興味のないことに世間体のためにお金を使わなければいけないという、一番つまらない、無駄なお金の使い方だと思うけどなあ・・・
2016.10.19
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受刑者の労働 楽すぎ? 出所者雇う企業から批判 1日7時間、休日も多く なんだか世間のブラック企業での過労死事件の話を聞くだけに、ものすごく労働環境が「まともな世界」だなあと思ってしまうことが今の日本のひどさを物語っていて。 たとえば一般の会社員が朝の9時から深夜10時過ぎまで働いているというのは、会社にずっと監禁拘束されている、通勤時間も考えれば受刑者より過酷な社会、ということに・・・ 何より怖いのは「一般社会ではもっと働いているのだから受刑者ももっと働かせよう」という、なぜそっちにあわせようとする?ブラックジョークのようなことが公然と語られている日本の労働環境。それでいて生活がカツカツな貧困層は増えていて。 いったいどっちが過酷かという笑えない状況。
2016.10.17
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ちょっと面白いなと感じたこと。アニメ「3月のライオン」ですが、原作コミックでは将棋の大会名称で国営放送主催のものをもじって「MHK杯」と実在の大会名称を避け一文字変えているんです。 が、このアニメを現在放送しているのが本家NHK。そのため、アニメ内では正式な名前である「NHK杯」と。なんだか不思議な感覚です。かと思うと未だに具体的商品名に厳しいところがあり、同じNHKアニメ「バクマン」では舞台になる少年ジャンプという名前が出せず、架空の雑誌にされていたり。 この辺の綱引きは公共放送という立場が微妙な立ち位置にあることで面倒くさいのだろうなと。ちなみにあるタレントがNHKのバラエティー番組内トークで普通に「ディズニーランド」という言葉を使ったら録画ストップされて「そこは遊園地にしてください」と言われたとかw。いろいろ面倒くさいんだなあ・・・
2016.10.16
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与野党関係なく、政治の世界では白紙の領収書が「ごく当たり前のこと」として使われているのだろうなと思った記事。共産党府議も白紙領収書 23枚121万円分 「自分で書いた」 国会で追及していた共産党内部にも存在した、ということ。ですが、ここで「みんなやってるじゃん、だから追及の手をやめる」になってはいけない。これは警察官の不正があったからといって他の警察官が業務を自粛するような行為になってしまうから。この手の追及はもちろん共産党のこの議員にも同じように向けられるべきだし、白紙領収書を使っている全政治家を公表してほしい。その上での処分を公正に行う。このままだと地方議員だから辞職だが国会議員はOK,のようなことがまかり通りそうな状況が怖い。 白紙の領収書問題は、それこそ税制の根幹を揺るがす大問題になり得るので(認めた場合、領収書に証拠能力がなくなってしまう)怖いんですよ。政治家の皆さんの「みんなやっている」は一般の人はやっていません。それこそ100円、200円のコンビニレシートもきちんと集めている個人事業者はたくさんいる。そのぐらい世間では領収書は大切なので。というか、後から金額を書き足したって、これ、明らかな不正じゃないか・・・
2016.10.16
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人工透析患者に殺せ発言で話題になったあの人の意見より、この機会のこういう人の意見を読んだ方がずっと理解になると思います。「透析は大勢の死者の上に成り立っている」長谷川豊アナに抗議の署名・女性患者が訴えること 怖いと思ったのは、長谷川氏の発言に対して一定数の「よく言った!」という積極的支持する意見があったこと。こういったことを言える人というのは自分には関係ない、と思っているからこその切り捨て論なのだと思います。 しかし、医療とか福祉というのはその人物がどんな経緯で、どんな生活を送っていて、どんな性格であるか、などで差を付けてはいけない。1000人に一人の患者がいたら、その高額な治療費を1000人で分け合って支える。でないと病気が即、死に至る社会になりますので。 レギュラー番組すべて失った長谷川氏はインタビューで未だに「一部ネットの卑怯者のおもちゃにされた」と考えている様子ですが、自ら「炎上目的もあった」といっている以上、一番の卑怯者は彼本人。上の記事は「殺せ」のような過激な言葉は使っていませんけど、ちゃんと読者に伝わる言葉だと思いますが。
2016.10.14
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東京で大規模な停電がありましたが、その事故に便乗したこんなデマが停電時に中国人が火事場泥棒? Twitterでデマ広まる 先日の熊本の震災や鬼怒川の洪水、東日本大震災でもそうでしたが、こういうデマが必ず発生する。何より驚くのは、この手のちょっと冷静に考えれば怪しいとわかる情報に短時間で3000ものRTがあって拡散されたということ。 この手の文章は書くのに5分もかかりません。が、それを検証するのは膨大な手間がかかり、デマであると立証されたところでその情報を広めた人全員には伝わらない。 しかし、この上のリンクのように検証した情報はなるべく広げられた方がいい。それが今後、似たような情報に出合った時に「デマの可能性が高い」と予防線になるから。 デマに注意しましょう、という言葉は、デマを信じないようにしよう、というのと同じぐらい、親切心であっても不確かな情報は広げないようにしよう、ということでもあります。
2016.10.13
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稲田防衛相の控訴棄却 「在特会と近い」週刊誌報道 えっと・・・これってつまり、稲田さんってあの国籍人種差別集団(本人たちが公然と言っているんだから仕方ない)から献金を受け取っていたけど関係ないっていいたいのだろうか? 少なくともこの団体は昔から露骨に在日韓国人に対するヘイト行動を起こしていました。そこから献金を受け取るということは、彼らを「政治家として」支持しているということになります。というか、まともな政治家ならこんな差別団体と接点があることさえイメージを落とすから避けるでしょう。 何より、献金を受け取っておいてこの団体と蜜月というのは名誉棄損だ、というのは苦笑するしかない。仲がいいと公表されると名誉棄損にあたるような団体と付き合っていたと認めるようなものじゃないか・・・
2016.10.12
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【同人規制】DoAの18禁二次創作が突然の大量削除、弊害の出る作家さんも【コーエーテクモゲームズ】 自分はプロのゲーム屋でありつつ、同人で2次創作などもやっている人間です。その上で語りますと「これに文句をいう同人作家は最初から「二次創作同人を売る」ということが見逃されていた意味を理解していない」ということです。 今回、DOAのネットからDLできるものに関しての販売停止要求、ということですが、DOAシリーズって意外と著作権でいろいろ停止することはあって。たとえば、フィギュアも数年前からワンフェスでの個人ディーラーの一日版権を一律認めなくなったり。服が脱げるようにした改造データアプリを販売していた会社に対して停止要求出したり。 で、同人側の対応としては「仕方ないね」です。著作権とはそういうものなので。あくまで同人作家は権利者の邪魔にならない、迷惑をかけない場所で宣伝にもなるファン活動であれば許されますが、会社に余計な迷惑をかけた場合、即、こういうこともあり。 今回、なにがきっかけなのかわかりませんが、少なくともコーエーテクモ側は同人業界での人気より、これによって被る被害(風評であったり、イメージであったり)の方が大きいと判断した、ということなので、従うしかありません。 もっとも、今回規制対象になっているのが大手ネットのアダルト同人のDLサイト、ということなので、イベントでの紙媒体の同人が規制されているようではないみたいです(そういうアナウンスは出ていない) 自分も2次創作を好きな人間ですので残念に思いますが、ここまでのことをしたのには大きな理由がある。そう判断した方が良いです。ましてやツイッターにもあった「コエテク空気よめ」なんて言葉を言ってはいけない。2次創作同人というのはほとんどの場合、今回のようなことがいつでもできる、薄氷の上で遊んでいる世界なんです。
2016.10.12
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国会議員の白紙で後から手書きで書き込める領収書が認められるとしたら、税制の根拠が根幹から覆る、というのは税務署勤務の姉の話。 確かに企業や個人経営者は領収書を証拠として経費計上しているわけだから、極端な話「文房具購入費、1000万円」というのが証拠として通ってしまう。領収書は書き手と支払い手の金額があっているから価値があるわけで。 今回、議員さんが「慣例としてやっていた」といっていたが、とんでもない失言なんですよね。現に富山の議会では大問題になっていて次々と不正の根拠として議員が辞職している。 与野党問わず、これ、実際にやっていた議員はとんでもない不正をしていたことになりますけど・・・
2016.10.12
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なんだか知らないけど涙が出そうになったお話小4、学校で評価されなかった自由研究「真田の秘密」をNHKに送ったら制作統括からお返事が届いて大喜び「好きなものの研究って大事」 #真田丸 これは本当にすごい小学生です。というか、この情熱を評価の対象外とした学校の神経をまず疑るのですが。たとえ、参考文献からの書き写しであったとしても(参考文献表記もしているので)大作です。というか、どれだけ真田丸が好きなんだよ!私も大好きだけど! そして何より落ち込む教え子にNHKに送るように薦めた先生と、その情熱を受け取って喜びの手紙を直に書いてくれた番組制作者にも拍手!きっとこの子にとって、忘れられない思い出になるでしょう。 自由研究とはそのタイトル通り課題は「自由」なんです。だから、それこそやりたくない子はやる必要はないし、どんなジャンルであっても情熱をもって取り組んだ研究結果は評価に値します。 実は私も似た経験があって、高校時代ですが授業課題で「青年の主張」作文コンクールがあり、当時社会的に話題になっていた「手塚治虫のジャングル大帝は黒人差別か?」というテーマで自分も情熱をもって書いたところ、県の大会で賞状を頂きまして。で、現国の先生がこの結果と作文を私が知らないうちに手塚プロに送ってくれていた。後に丁寧なお返事をいただき、手塚治虫作品にはまっていた(すでに先生はだいぶ前に亡くなっていましたが)自分は、賞状以上に感動したのを思い出しました。 教育って、やはり厳しく叱ったりするより、ほめて育てる方がよほど伸びるんだろうなと思います。
2016.10.11
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大阪のすし屋で外国人に大量のわさびを塗ったすしを意図的に出していたことについて。 で、このニュースを見たときに、昔、何のマンガだったか忘れましたが、ギャグ漫画で店主が日本食をよく知らない外国人(アメリカ人だったかな)に大量のわさびを聞かせた寿司をだし、外国人が悲鳴を上げているのをゲラゲラ笑う、というのがありまして。で、ギャグ漫画だとそれだけのお話ですが、実際にリアルでやるとえげつない差別だよなと。 これは単に外国人だから、というだけでなく、たとえば店主が気に入らない客の料理に意図的にひどいことをする、のような・・・ たとえ個人の店であっても、大きなチェーン店であっても、客は基本、店員に絶対的信頼をして食を提供してもらう。料理の美味しい、まずいの差はあっても、そこだけは最低ラインであり。上のケースは食事に毒を入れられたのと全く同じ行為です。 だからこのニュース、軽く考えてはいけないことなんです。
2016.10.09
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原作が好きでアニメ化を楽しみしていた作品の中にNHKで始まった「3月のライオン」がありまして。第一回目の放送をみて・・・うわあ・・・すごい!原作の空気そのものだ! 心に失ったものを持つ少年プロ棋士が、多くの人々に触れ、そして厳しいプロの世界で生きることで徐々に自分を取り戻していく。女性作家特有のねっちりした心理描写と、逆にヒリヒリするような熱い対局、さまざまな要素を詰め込んで、それでいてヒカルの碁と同じく、将棋のルールを知らなくても面白い原作ですが、アニメでもあの独特の湿度のある空気を醸し出していて最高でした! アニメを作ったシャフトというスタジオはスタイリッシュ、かつ、前衛的な作風をすることが多いのですが、その尖った演出過ぎて作品の雰囲気を壊してしまうことも多々あります。が、今作は非常にマッチしている。とくに「ほお!」とおもわずうなったのが自宅からゆっくり時間をかけて将棋会館まで移動するシーン。これ、普通のアニメであれば1カット切り替えでもいい描写なのですが、原作にもある「長い道」の描写を表していて。これがあるからこそ、3月のライオンという漫画が独特の作品である証でもあり、それをきちんとわかってあの尺を裂いた演出なのでしょう。 こういう演出は積み重なると昨今のテンポの速いアニメとは一線を画す。もちろん、それを冗長、退屈と感じる人もいるかもしれませんが、この作品に関しては非常にあっていて。見終わった後にふわふわするような不思議な感覚を覚えます。 原作のどのあたりまでアニメ化されるかわかりませんが、夏目友人帳と並んでゆったり見たい作品です。
2016.10.09
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【速報】「朝鮮人虐殺」記載へ 横浜市教委の副読本|カナロコ|神奈川新聞ニュース これ、ここ近年の「日本の本の歴史美化」の潮流のひとつの象徴と考えていた案件で。関東大震災で発生したデマにより、多くの在日朝鮮人が虐殺された、という記載がいつの間にか資料から削除されていたということ。 しかし、この件については従軍慰安婦問題以上に証拠がそろいすぎている。虐殺をし、のちに逮捕された日本人の公的な裁判記録が10や20ではきかない数が存在し、また、逆に迫害に警察に保護を求めてきた多くの朝鮮人をかくまったところ、民衆が警察署を取り囲み、彼らを出せと詰め寄って、それに対して大川常吉という当時の警察署長が興奮する彼らを前に「鮮人に手を下すなら下してみよ、憚りながら大川常吉が引き受ける、この大川から先きに片付けた上にしろ、われわれ署員の腕の続く限りは、一人だって君たちの手に渡さないぞ」 と演説し、暴徒を抑えた、という話が残っています。この場合、この所長も殺害に加担した暴徒も同じ日本人。つまり、この手の行動は国籍とか民族は関係ないんです。 つい先日の熊本震災でも、発生直後から「韓国人が井戸に毒を投げ込んでいる」とツイッターに流れ、拡散する様子に「今、いつの時代だよ」と呆れたのですが・・・冷静に考えて今の時代、井戸の水に毒を投げ込んで何の効果があるか?そういう話題をネットであっても拡散して喜んでいる下種な人間が100年前の震災と全く同じレベルで存在している事とか。 今回、ノーベル賞を取った日本人科学者と自分たちが彼の偉業と全く関係ない存在であるのと同じで、過去のこういった過ちとそれに対して何もかかわっていない今の私たちに個人的な罪はないように、歴史のこの国の汚点を検証し、認識することは決して自虐でも、名誉を傷つける事でもない。しかし、それがわからず、この手のことを「日本人の誇りを傷つける」「反日」「売国奴」「さてはお前、〇〇人だな!」と・・・ 全く知らない他人の日本人の偉業、たとえばイチローの活躍とか、オリンピック選手の金メダルを「日本すげえ!」「そのすげえ日本に住んでいる俺、すげえ!」「この国は日本人だけモノ。外国人は出ていけ」的な脳内変換まで始める人もいる。これは日本だけでなく、いま、アメリカの保守層、ヨーロッパでもイギリスやフランスなどで民族主義的右翼政党が勢力を拡大している現状ともリンクしています。 むしろ「美しい日本」などという虚像を守るため、上のような歴史の美化を行うことの方が恥であり。
2016.10.08
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久々に実家に帰省した際、75歳の母親が「最近財テクはじめたのよ」みたいな話を。「なに?株?国債?為替?」と聞いたところ、いそいそと持ってきた書類。これが・・・典型的な投資詐欺。 経緯を聞いたところ、親しい友人に誘われて最初はこずかい稼ぎで1万円程度、それで儲かった(と説明はしてはいるが、実際に現金は振り込まれた様子はない)さらに3万円.5万円と金額を吊り上げられて、そのたびに「儲かっているらしい」という話は勧めた親に当たる友人からは言われているけど、実際に貯金通帳に入金記載はなく説明では儲かった金額を原資にしてさらに設けているので配当金が出る、その金額を多く受け取りたければ上級会員になって他の人を紹介して~の・・・ 典型的なやばいやつです。 母親もすでに結構な額を金額を投資していたのですが最近怪しく思って、私に話した。で、ネットでその会社を数分検索しただけで出るわ出るわ・・・被害にあった事例がヤフー知恵袋にそれこそ山のように。 で、まず母親は洗脳されてはない(怪しんでいた)という時点だったので、このネットのページをいくつか見せる。そして、おそらく母に勧めた友人も同じように詐欺と知らずに騙されている可能性が高い。幸い、母の金額は高い授業料と思えば我慢できる金額なので、完全にあきらめよう、と。 母親も驚いた様子でしたが、思い当たる不審なところがたくさんあったのでしょう。(最初にちょっと見て高価っぽいアクセサリーをもらった、とか、セミナーに集まった人間の誰一人金持ちそうな様子がなかったなど)一気に「自分がだまされた」と確信したようで。 私も母を責めることはせず、当たり前ですが母は被害者ですから。「むしろよく相談してくれた」「母ちゃんはいっさい悪くない」「このまま続けたら絶対に取り返しのつかない金額まで吊り上げられる、そして戻ってこない」「今回の損は授業料と思ってあきらめよう」「もし、今後もその友人から更なる投機を誘われても、ビタ一文はらっちゃいけない」「これ以上しつこく勧められたら警察に相談を」と説明したところ、納得してくれたようで。さっそくその誘ってくれた友達に電話して今後この話は乗らないと・・・電話の向こうでかなり焦っている様子が聞こえてきましたが(受話器の音声をこちらに聞かせてもらっていた)向こうの引き止め方が第3者から聞いてあきらかにおかしかった。「絶対もうかる」「あなたは今やめると損をする」「もっと説明を聞いて」と・・・そのうろたえっぷり、説明の具体的現実性のなさから聞いても、これは確定だろうなあ・・・ 最近、高齢者を狙ったこの手の投資話がよく出てきます。が、ググって数分で被害報告が出てくる投資話にも、「友人からの勧めで」というリアルの人間関係を使ったつながりではあっさり引っかかる。友人間の仲の良さと金銭の信用は全く違う。それどころかそのお金で長年の人間関係が壊れる可能性の方が高い。 と、いうわけでこの手の事件に身内が巻き込まれるリアルな体験をしました。
2016.10.08
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東京オリンピックで最後に使われるまで新聞社では電話のないところからの通信手段に伝書鳩が使われていた、新聞社には鳩小屋や鳩の飼育担当の部署があったという話を聞くと、通信ってここ半世紀で異常に進んだのだと改めて思います。 たとえば私の妹は夫の仕事(大手の商社社員)の関係で今、タイで暮らしているのですが、実家の両親とスカイプでwebカメラを通して会話している。これも以前は考えられないことであり。何しろテレビ局が海外との衛星中継をする場合、一分間数十万円という衛星使用料がかかったのですから。 だから、生まれてすでにネットがあった世代に昔の通信苦労話をするのは、それこそ現代人に石器時代の話をするようなものだと思った方がいい。
2016.10.07
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人工透析患者に対しての暴言で話題になっていた長谷川豊 氏が今持っていたテレビのレギュラー番組すべて降板させられた、というニュースを見て、この人が患者さんに放っていた「自業自得」という言葉の冷たさを改めて感じました。 彼はブログで当初は「炎上目的」であることを言っていたし、各所からの突込みにたいしてタカをくくっていたのでしょう。さらに挑発するような言葉で応酬していた。しかし、この人が相手にしていたと思っていた「ネット民」なる人は、実はネット上にだけ存在する存在じゃない。また、実際に苦しむ患者団体、また、身内のテレビ業界からも「あの発言はひどい」と・・・全方位から共感を持たれていない。 今回の事態で一度本人のブログでは謝罪を行った・・・にもかかわらず、最新の書き込みではその言葉を覆すような、それこそ「自分が悪いのではなく、調子に乗った一部ネット住人が~」と、責任転嫁するコメントに、ああ、この人、こういう思考だからわずか数週間でここまで業界から干されたんだと悲しくもなりました。 人工透析患者は、誰もが「こうなりたくて」病気になったのではない。そして、今、健康な自分もいつ同じ病になるかわからない。これは今回「まさか」のきっかけで炎上し、こんな状況になっている長谷川氏の立場と全く同じであろう。本人もつい数週間前まであれだけあったレギュラーが全部降板、などというのは想定していなかった。そして、これこそ彼のさかしらにかたっていた「自業自得」であって、冷たい切断処理なのだし。 自分の言っていた「殺せ」発言の刃がそのまま自分の喉を切り裂いた、ある意味ゾッとする話でもあり。
2016.10.07
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根本的な疑問として 築地の市場が老朽化しているから何とかしなければいけない、というのはわかる。しかし、その代わりの場所が当初から汚れた土地であることがわかっていた化学工場の跡地である意味がさっぱりわからなくて。とにかく銀座に近い一等地の築地から追い出してその土地を他のことに使おう、というコンセプトありきの計画だったんだと思う。 だから、この計画は最初から歪んでいた。その歪んでいる土台を何とかしようとあれこれ画策した結果、さらに訳の分からない、使い難い建物が作られてしまう。そして、関係者に都はこういう「今更どうこうなるものじゃない」 いまさらなのではなく、だからこそこの計画は止めなければいけないんだと思う。当初予定の4倍とも呼ばれる予算がかかるオリンピックもそうだけど「決まったものをいまさらガタガタいうな」はそのガタガタ言われたくない人が主張しているのであって、本来のコンセプト(費用がかからない)とか意味がなくなっているのですから。 一般社会で売買契約をして、後にその数倍の価格になった場合、これは契約破棄されても仕方ない。というか、予算にあわないというのは十分すぎる理由になるわけで。それが誰が決定したのかわからないまま通ってしまうのが怖い。 今回、築地移転延期の決定に対して都議会の一部議員から「横暴だ」という発言が出た。いったいどこからこれだけの恥知らずな意見が出るのか?問題ありまくりの案件を通したのは長年都政を運営、決定していた自分たちなのに。
2016.10.06
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個人的に今期のアニメで一番楽しみにしていた「夏目友人帳」の第5シーズンがスタートしました。一話目をみてほっこり。そうそう、このアニメって見終わった後に何とも言えない温かさが胸に広がる作品なんですよね。 妖怪が見える特殊能力のせいで周囲から疎外されていた主人公が、祖母の遺品である「友人帳」に書かれた妖怪の名前を持ち主に返していく。そのたびに触れ合う妖怪と、人間の物語。それが第5シーズンまで続くのですから、私と同様、大好きな人がいっぱいいるんだなとうれしくなります。 わたしもたまたま深夜に見たらすっかりお気に入りになってしまい、漫画好きな母がすでに単行本を集めていたので一気読みしてしまったのですが、前のシーズンから4年も経っているのですね・・・長かった・・・しかし、いつものキャラ、いつものBGM,そしていつもの切ないけど優しく、暖かいストーリーは相変わらず。本当に「おかえりなさい」と言いたい気分のアニメです。 原作が少女漫画なので抵抗がある男性もいるかもしれませんが、男女年齢問わずお勧めできる作品です。願わくばマンネリでもいい、どんどんシーズン重ねてほしい。
2016.10.06
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大阪のすし屋で特定外国人に大量のワサビをぬって提供していた店がネットで告発され大問題になっています。 思うのは、これってたちの悪い一部の差別主義の従業員が、それこそこの企業の危機を招くということ。特に昨今はネットでも人種差別的書き込みを多く見かけるため、まるでそれが当たり前のように遊び半分でこういうことをする輩もいる。 でも、わざわざ日本に観光に来る、ということは、日本に好意をもって来ている人のはず。そんな外国人にこういう最低の嫌がらせをするというのが日本という国に対してどれだけ評価を下げるか。そうでなくても自分の頼んだ料理にこの手のいたずらをされたらどんな気分になるか・・・ 今回、店側の「外国人がワサビ多めと頼むケースが多いので最初からたくさん塗った」という言い訳もひどすぎる。そんなわけがなかろう。食べている側が目を白黒させる量のワサビなど考えられない。店側がマニュアルとしてそういう指導を行っていたのであればともかく、今回のようなケースはおかしな言い訳をせず、社内原因を追求した方がいい。差別思想のある店員がおこなったいたずらであるほうがよほど改善の余地があるし、無理に庇うと店そのものの方針とされるのに。 これ以外にも排外主義、民族差別的発言を堂々と言いながら愛国者を名乗る、こういう人間を本当の「日本の恥」と呼ぶべきで。
2016.10.05
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先日の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」のにラッパーの般若 がゲスト・・・ということだったのですが、沖縄で前日コンサートしていたところ、台風の影響で飛行機が遅れ、生放送のコーナー中に放送局に到着しないというハプニング。 本来20分ぐらいのコーナー、音楽と大竹&アシスタントの会話でつないだのですが結局コーナー中には間に合わず。番組が終わる3分前に本人到着、一言二言で終了。なんともハラハラした番組でした。 ラジオってこういうことがたまにあって、メインDJが渋滞に巻き込まれてタクシーから携帯電話で放送をつなぐ、ということも。この手のハプニングは番組スタッフにとって大騒ぎなのでしょうが、聞いている側は不思議な高揚感があり。 録画番組が多いテレビと違って未だに生放送が主流のラジオならではの面白さです。
2016.10.05
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ちょっとこれはひどいと思ったこと。 まず、もとになっているイラストのキャラ造詣がいわゆるエロゲ「まいてつ」とほぼ同じ事は大前提です。しかし、この辺の問題はすでに企業間で合意が取れている。素材を無償提供したゲームメーカーもアダルトゲーム会社であることは周知の事実であるし、題材のゲームもローカル鉄道をフューチャーしている作品。ある意味コラボとしてはとても「相性の良い」企画です。 が、「販売は運輸局が許可して問題ないが、誤解を招く恐れがある以上は中止せざるを得ない」と決めた。 というのが実は大問題。問題がないのに誤解を招くとは、いったい誰の、どんな誤解なのだろうか?それを問題にする人間というのは何人いて、今回のコラボ企画ですでに作ってしまったグッズの負債をただでさえ震災復旧で財政難の鉄道会社が(今回はその支援の意味もあったコラボ)一部市民からの報告と市会議員の「問題になる可能性がある」という無責任な主張で取りやめなくてはいけないおかしさ。 ちなみに今回の件を「アダルトゲームだから問題なのだ」という人がネットで散見しましたが、これ、アダルトに限りません。この論理が通るのであれば、あらゆる表現を「自分の嗜好にあわない」という理由で規制できる。アニメ美少女絵が嫌いな人がいるように、イケメンタレントが嫌いな人、アイドルが嫌いな人、お笑い芸人が嫌いな人・・・それをすべて「不快だと思う人がいるかもしれない」で規制できる。 高校生が利用するから問題だって、別にゲーム内のセックスシーンを使っているわけではない、単にキャラの立ち絵がプリントされたキップとグッズなのですから。 そもそも「何が、誰が、どんな誤解を受けるおそれがあるのか?」を実害として明確にできていない以上、実は何も具体的な問題が起きていないんです。いや、反対にただでさえ廃線の危機にある地方鉄道の負債を作ってしまったという、立派な実害が発生していて。 特に今回は気に入らない人は関わらなければいい、ができるイベントだけに不条理を感じました。
2016.10.02
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「人工透析の患者は自己責任、全額負担で払えない奴は殺せ」発言で話題になっている長谷川豊 氏のレギュラー番組から降板、というニュース 彼がブログで挑発するような、本人も「炎上目的です」と先に書いていましたが、この方はこれ以外にも番組のコメントであえて時流と逆を張る、傍から見ると信念があっての発言でなく単に目立とうとしての逆張り発言が過去にも幾度もあり、今回もきっと本人としてはその一つだったのでしょう。こういう人にとって批判というのは世間の注目を集めることでかえって自分の人気や知名度を高める行動の一つだったし、これまではそれで成功していた。 しかし、今回はその様相が違っていて。明らかにテレビ局側にとって「こいつはやばい」という判断なのでしょうね。特に彼はフリーの立場ですから、切ったり呼ばれなくなったりすることも簡単で。で、もし、同じ発言をしていたとしても彼がそれこそ視聴率を稼ぐ看板番組の司会なり、メインであればテレビ局側も文句が言えないけど、そういう立場でもない。彼がいなくても番組は回っていく。 つまり、彼のテレビ業界での価値というのは、危ない発言が過ぎて簡単に切られてしまう程度の人であった、ということになります。で、彼の代わりになる人はいる、そういう存在であり。 今回のニュースで悲しくなったのは、人工透析で苦しんでいる人を全く理解していないという点。高額な医療負担が財政を圧迫するという問題解決策に、一番あり得ない「自業自得だ、殺せ」というナチスドイツでもあった優生思想的解決案でしかなく。そして指摘糾弾されても「私は正しいことを言った、理解されるはず」と信じて否定しない。それどころか反論を「悪意ある人間」と定義するという、もっともやってはいけない一連の動き。何より、先日あった知的障碍者施設での惨劇の犯人を我々が肯定した時、どんな恐ろしい事態になるか?そうならないための基本的人権であり、医療の相互負担であり人間社会であり。 この人は日本の医療費の将来を憂う、という未来を想像していたのかもしれない。しかし、自分が「殺せ」の一言でまさかネット炎上で番組降板などここまで火だるまになるという想像すらできていなかった。こういう想像力の欠如。 なんだか昔、何かのマンガで読んだ「頭のよいバカ」という言葉を思い出しました。
2016.10.02
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フィリピン大統領、自身をヒトラーになぞらえ「喜んで虐殺する」 極端なやり方の行きつく先はこういった人権無視、恐怖と暴力による世界でしかなく。これはヒトラーだけでなくアフリカの独裁政権国家や中国、北朝鮮、もっといえばこの日本も昔はそうであったわけで。 怖いのはこの大統領の国民の支持率が異常に高いこと。麻薬は悪だから関係者は殺せ!という一見正論に見える単純な頭でしか考えていない。しかし、たまたま自分が攻撃対象でないだけで、例えばその矛先が身体障碍者になるかもしれない、人種になるかもしれない、老人に向けられるかもしれない。この大統領にとって都合の悪い存在がすべて殺害対象になる。しかも、超法規的なやり方、ということはたとえ無罪であっても裁判も弁護も何もない。大統領側にも犯罪を立証する必要もない。 ヒトラーも「より良い世界を作るために」大量虐殺を行った。日本軍もアジアのためという正義の名のもとに一方的な侵略戦争を行った。アメリカも自由のために世界各国で未だに戦争を繰り返している・・・ 彼の正義は殺された側にも復讐という正義を与えてしまう。こうなったらだれも止められない。テロや密告、報復、疑心暗鬼、ひたすら殺し合う社会ができてしまい、国は疲弊する。フィリピンというアジアでは恵まれていた国が崩壊し、衰退する、しかもそれが国民の圧倒的支持を得ている大統領が行うとしたら、こんな皮肉はない。
2016.10.01
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ストーリーをきれいにまとめるとこんなに快作になるというのか!という作品。台湾の人形劇とニトロプラスの人気脚本家:虚淵玄 氏の合同作である 「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」が最終回を迎えました。 この作品、台湾に古くから伝わる人形劇で武侠モノのファンタジー剣劇アクションなのですが、これが実に新鮮。私たち日本の人形劇のイメージはそれこそNHKひょっこりひょうたん島のような、牧歌的、朴訥なイメージがありますが、この作品は動く動く!目まぐるしいチャンバラアクションとど派手なCGエフェクト合成で本当に「え?これ人形劇なの?」と驚くほど激しいアクションが展開します。 また、シナリオもいい!基本は太古に魔族を封印した剣を巡っての攻防劇という、ある意味手あかのついた題材ですが、同じストーリーラインであってもキャラの立たせ方、性格、セリフからとても愛されるキャラが作られる。そしてラストに見事な伏線回収を怒涛の勢いで終わらせ、綺麗に締める。この辺は投げっぱなしにしない、ちゃんと起承転結をする虚淵さんらしい構成が見事でした。 この台湾独特の人形劇の進化は、きっと他国(欧米)ではすでに手書きの2DアニメというのがCGに淘汰されている、にもかかわらず日本だけ独自の進化を遂げているように、同じことが台湾で独自の進化を遂げた、ある意味ガラパゴス文化の一つだと思います。 それこそ「わかりやすく、派手で新鮮で、でも基礎部分はがっちりしている」すごい出来の作品でした。続編も決定しているようなので期待!見ていない人はいずれ一挙放送もされるようなのでぜひ。
2016.10.01
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