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「まちがった薬物報道はもうやめて」 専門家、当事者は声をあげる TBSラジオ「荻上チキ セッション22」の番組内で薬物依存についての放送があった際、メディアの報道姿勢についてのことが盛り上がり、今回の記者会見の流れになったのですが。 昨今、元プロ野球選手や大物芸能人が薬物で逮捕された際の報道があまりに興味本位で、しかし何も解決しないどころか、当事者や他の薬物依存から回復をしようと努力している人まで悪影響を与えること。 で、今回の意見はメディアに向けられたものですが、これ、皆さんも一度目を通しておいたほうがいいです。それによって私たちにも、その手の報道が今後なされても単なるスキャンダルとしてではなく、その報道の奥に何があるか、を意識でき、また、単に「薬物に手を出した連中は犯罪者」と切って捨てることもなくなり、より多くの人が理解を深めると思いますので。 というか、本来こういうことをマスコミは報道すべきなんだけど・・・
2017.01.31
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トランプ大統領のやり方に伊集院光さんが語っていたことで納得したのは「極端なことをやる人が、たとえばこれによって一時的にも景気が良くなった場合、自分に被害のなかった人は「でも景気が良くなったからいい政治だよね」と思ってしまう」 これはナチスドイツが戦争前、政権を取った時にあれだけ差別的な政治をしていたのにもかかわらず、差別されない多くの国民の側には圧倒的人気があった。景気の良さによってもっと基本的な人権とか表現の自由といったものが侵されていることを許してしまう。その結果どうなったかは歴史が証明しています。 トランプ大統領を支持している人は、これまでの既得権を持つものに虐げられ、苦しい思いをしていたからこそ、それを破壊してくれるこの候補を支持した。しかし、冷静に考えて平気で差別発言する政治家の矛先が自分に向けられない、なんて何の保証もない。 しかし、アメリカの大統領というのがどれだけ大きな権限を持っているか、世界に影響を与えるかを如術に感じさせるここ数週間です。ツイッターへのつぶやきひとつで大企業が工場移転を決めたり、国際問題になったり。
2017.01.31
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休日の夕方に初めて新宿の末廣亭に行ってみました。寄席での落語体験は初めてで。 きっかけは人気漫画「昭和元禄落語心中」で。もともと落語は父が昔から落語好きで、NHKの名人カセットをよく聞いていたので一通りの古典は知っていましたが、自ら生の落語を聞きに行こうなんてことは考えたこともなかったので、せいぜいラジオでやっているラジオ寄席とかテレビの笑点を時々見聞きするレベル。 それが上記マンガとアニメの面白さで興味を持ち、マンガ巻末のコラムで「気軽に寄席に行こう」というのを読んで思い切って行ってみました。 感想・・・いや~映画より敷居が低かったWすごく楽しく、かつ、何にも知らなくても楽しい空間でした。 映画だと上映中は席が立てませんが、寄席では好きな時に入って、途中でいつでも出ていい(もちろんマナーはありますが)席に縛られる感覚がなく、また、今回出てきた芸人さん、落語家さんの名前を誰一人知らなかったのですが全員面白くて、声をあげて笑えて。そして、マジックや曲芸などもあることすら知らなくて。 末廣亭は古い建物で味があり、来ていたお客さんもびっくりするぐらい女性が多く。若い人も多かったのは意外でした。 ちょっと料金が高いことがネックでしたが、また思い立ったら行きたいなあ、と感じさせるほど敷居の低い場所でした。楽しかった。
2017.01.30
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生活保護ジャンパー報道に違和感 「単純正義」が新聞を滅ぼす ノンフィクション作家・門田隆将 一読してひどい内容だと思いました。このコラムに先立って先日、同様のことを産経新聞が社説で書いていましたが、これに対してTBSラジオ「荻上チキ セッション22」でDJの荻上氏が問題視していたのは「生活保護の不正受給は全体の1%に満たない、それどころか生活保護受給資格があるにもかかわらず、役所の水際作戦で受けられない家庭、あるいはその制度にたどり着けない人などの方が圧倒的に多い。また、このジャンパーを着た職員が生活保護世帯の家庭を訪れることで「あの家庭は生活保護を受けている」ということを印象付け、世間体を悪くさせたり、レッテル張りをされたりする。結果、弱い立場であるそういう人たちをさらに追い詰めることになる。 ということを指摘していまして、まさにその通りだと感じました。 このコラムを読んで思ったのは憲法で国が定める「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という部分を小田原市の職員は忘れていたのではないか?そして、このコラムを書いた人は----------------------------だが、その思いは、新聞には通じない。これは〈人権侵害にあたる〉と、「単純正義」を大上段に振りかざすのだ。しかし、この問題に対してネットの反応が、ほとんど「職員よ、負けるな」というものだったことが興味深かった。---------------------------とあるが、本来意見を聞くべきは生活保護を受ける側ではないだろうか? 生活保護は施しや哀れみではない。この国に住む誰もが受けることを憚ることがない正当な権利であって、それはいま、仕事がある人が突然、会社の倒産や事故、病気などでそれを受ける立場になることも考えてのこと。 不正受給者は個別の問題。それを生活保護者全体の問題にしちゃいけないと思う。
2017.01.30
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韓国デマサイトは広告収入が目的 運営者が語った手法「ヘイト記事は拡散する」 韓国人ヘイトを煽るためにデマのサイトを立ち上げた人間のその思考の薄さ、想像力のなさ、そして自己中心的でありながらそのくせ他人の目を気にしておびえる弱さ、あらゆる意味で「下種な」印象を受けました。 で、怖いのはこれが個人の問題では済まないということ。この人間の「小遣い稼ぎ」のために作られたひどいデマに煽られた、同様のヘイト主義者が対象を差別していい根拠としてこの手のデマを使い、そして、実害としての行動を起こす。 言われない言葉の暴力を投げつけ、日本から出て行けと。しかし、この手の情報に条件反射で飛びつく人間は確実にいて。そういうやつには、たとえこの記事を見せても「これこそ在日が仕掛けたデマである」と言い出す始末。 で、こんな回答を 拝啓 デマサイトを管理していた人へ 静かな、しかしとても胸に来るメッセージに「日本人の」自分としてもいたたまれないものを感じた。と、同時に上のデマサイトの管理人の言葉の薄っぺらさと無責任さは同じ「日本人として」怒り以外何も出てこない。そもそも、こういう差別には国籍は関係なく、本当に個人の資質や教養、そして徳というのがきちんとわかる。 これっていじめ問題と全く同じだと想像すれば誰もがどちらに非があるかはわかるだろう。いじめる側は遊びであり、暇つぶしであり、いじめっ子が苦しむ姿を見てストレスを発散する。しかし、いじめられる側には理不尽でそれこそ死を選ぶこともあるような辛い事。 だが、そんな状況であっても「いじめられる側にも問題がある」などと言い出す人間がいるように、この手の差別する側の身勝手な意見に相手を傷つけるほどの「理」がある訳がない。 この2つの文章を読んでどう感じたか?どちらが心を動かされたか?それが答えだと思う。
2017.01.28
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アメリカのトランプ大統領がメキシコ国境に壁を作る、費用が一兆円を超える、この費用はメキシコに持たせる、という話を聞いて、この大統領、選挙でああいう勝ち方をした人はもう戻れないんだろうなと。 まずこの国境を作るという行為そのものが恐ろしく費用対価の悪い政策で。しかもその費用を勝手に作ってメキシコ側に負担させるという意味不明なやり方。 ほかにも環境問題について温室効果はデマだとしてホワイトハウスのネットページから過去のデータを削除したり。自動車産業の不公平さをデータの間違った認識で発言したり・・・ なんだかここまでくるとこれって時折日本でも見かける「ネットでわめいている危ないけど面白い人」を大統領にしたら、というような状況。現実とか関係なくて、とにかく選挙で自分を支持した人の楽しがる、喝采上げる政策を大統領令でばんばんやっていこうと。でないとこういう人気で大統領にまでなった人ですから、自分に現実的後ろ盾がないことを知っている。 アメリカ国民はどんな結果になろうと自分たちが選挙で選んだ結果であるかもしれないが、他国、特に日本などはこれからさらなるゆすり、たかり、脅しを受ける方向になるんだろうなあ。
2017.01.27
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寿司のワサビって本当に必要か?と思うことがありまして。 自分にとって、あのワサビの鼻に抜けるツンとした辛さって、むしろ素材の味を邪魔する様相に思えて仕方ない。旨みとして感じられない、というところがあります。 と、思っていたらもともと衛生状態のよくない時代に多少悪くなった食材の匂い消しと殺菌効果が目的として使われていたのが起源だと知ったので、ますますそう思うようになりまして。冷凍技術などがここまで進んだ今の時代だと、むしろ不要な存在なのではないかと。 もちろん、あの辛みが好きな人は多いのでしょう。ですが私にとってせっかくの寿司の繊細な風味を壊す雑味に感じてしまいます。 ここでグルメ漫画なら「本当の寿司のワサビのうまさをおしえてやろう」という展開になるのかもしれませんが、寿司はさび抜きのほうが自分には旨く感じます。
2017.01.27
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「恵方巻」の販売ノルマ アルバイトがネット上で悲鳴 これはひどい話で。で、この手のことってのはアルバイトのみならず他にもあって、有名なところだと郵便局員の年賀状ノルマとか。こちらも局員に一人何枚と強制的に割り当て、買い取らせる。これも問題になりました。 コンビニって本部がキャンペーンで各店舗に強制的に季節商品を一定数買わせる、店側に選択肢がなく、大量に余ってしまう。そもそもこの手のイベント性の高い食べ物なんて、アルバイトが努力したから売れる、ってものじゃない。昨年、あるコンビニの棚に大量に積まれた恵方巻が残っていましたけど、そもそもそこまで需要のある商品じゃないというそれだけの話で。 これが売れないとまるでバイトとしての能力が低い、責任をとれ的な圧力なのでしょうが、そもそも本人の求めない自爆営業は違法です。バイトだけでなく会社の社員であってもノルマを自費で買い取らせる権利は会社側にありません。労基法に違反しますので、労働基準監督署に通報しましょう。 また、どうして大量に余ると分かっているにもかかわらず店側が仕入れるかと言えば、これまたコンビニチェーンの本部のノルマで。自分より弱いものにどんどんリスクを負わせていく。実際、こういうことが問題になって本部に訴えても「いや、それは店側の勝手な判断でこちらは何も指示してはいない」で逃げられてしまう。 そういう会社に忠誠心を見せる必要はないし、それは明確な搾取と言います。気を付けましょう。
2017.01.27
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トランプ大統領に代表されますが、最近はファンを増やすことよりアンチを増やすことが注目を集める手っ取り早い方法で、いつの間にか言っていることの正しさや納得度合より、暴言、偏見、間違った過激な発言のほうが広がりやすい。そして、その誤りを認めないこと、無視することで責任からも逃げ切ることができる、結果的に有名になったりできるんだなと。 トランプ大統領の閣僚の重要ポストに選挙中、ネットで嘘ニュースを流しつづけた大手サイト、いわゆるまとめサイトの管理人が入りまして。世論コントロールをこういう形でも行おうと。既存マスコミがすべて正しいとは言わないけど、日本でいえばいわゆるまとめサイトで真実を知った系の人は簡単に操作されてしまう。それは既得権に反するカウンター的な情報であれば何でも鵜呑みにしてしまう。そういう人にどんなにデータや証拠を突きつけても「それはマスコミによるねつ造だ」と。 で、そういう人によって支持された人が強大な権力を持った場合、どんなことをするか?平気で国民をだますような人だとは思わないのかなあ?
2017.01.25
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芸能リポーターに「死ね」などの罵詈雑言 狩野英孝、「淫行疑惑」会見 ここまでひどい見出しによる誤読を誘うのはすさまじいです。 上の見出しを読んだ場合、私も含めて誰もが「このタレントがレポーターに死ねと言った」と受け止めるでしょう。いや、そうとしか読めない。 しかし、読んでいくと「芸能リポーターにツイッターでファンから死ねと書かれた」ということ。つまり、このタレントと何の関係もない。 この手の印象操作はスポーツ新聞などでも見かけますが、本人が言っていない発言をしたような見出しは名誉棄損のねつ造で。これが許されるならネットから拾ってくればどんな言葉でも相手に発したことにできる。恐ろしいことです
2017.01.25
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なかなか珍しいことが生放送でありました。先週のTBSラジオ「荻上チキ セッション22」に、映画評論家でありアメリカ在住のコラムニスト町山智浩さんがアメリカの新大統領トランプ氏の就任セレモニーレポートを現地から電話で生中継で報告するという予定でしたが、どうやら町山さん、仕事の時間を間違えてダブルブッキングでニコニコ生放送の番組に出ていてw。結局放送中に連絡がつかず、その日の放送はキャンセルということにw。 で、さらにおもしろかったのが昨日月曜日に同番組に改めて生出演ということになっていたのですが、町山さん、この放送にも遅刻という。ええええ! もっとも遅刻といいつつ放送には何とか間に合ったのですが、ゼイゼイ息を荒らしてスタジオ入りし、放送でも平謝りでなんだか大笑いしてしまいました。 ラジオって生の中継が多くて、この手のトラブルはたまにあるのですが、現場は大慌てなんだろうなあ。以前、別の番組でパーソナリティーが遅刻で放送に間に合わず、ラジオ局に向かっているタクシーから携帯電話で生放送というのを聞いたことがあります。 聞いている側は珍しいものが聞けたとちょっと得した気分です。
2017.01.24
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「日本第一」主義でいこう 編集局長・乾正人 えー・・・これ、本当に全国紙の社説・・・ですよね?というか、編集局長という偉い人の立場なんだよな。すごいことが書いてあるけど。 先の戦争がどういうきっかけで起きたかを知っていれば、資源のないこの国が「日本第一主義」なんて言い出したらどうなるかは想像できそうなものですが。日本第一主義のために中国を「満蒙は日本の生命線」という政策で行った外交がどうなったか?現在、アメリカだけでなくヨーロッパ各国でもグローバリゼーションの反動で自国主義に傾倒している。それがナショナリズムを煽り、大きな戦争のきっかけになったはずではないかと。 ナショナリズムの果ては「国のやり方に反対する奴らは犯罪者」が容易に世論形成できる。今でも政府に政策に異を唱える他社の新聞を「反日左翼メディア」などと産経新聞が書くたびに「おいおい、自社と意見が違うだけで反日扱いかよ」とあきれるのですが。 だいたいこの局長の普段食べているもの、着ている服、使っている電気やスマホなどどれだけ国産があると思ってるのか・・・ で、ちょっと気になってこの方の最近のコラムを調べてみたんです。そしたら年頭にこんなことをお隣の国は本当に「おめでたい」ですねェ… 日本はいよいよ「平成」の総決算に入りますよ! 編集局長・乾正人 ああ、単なるレイシストが局長になっているのかwなんだかこの新聞社の方向性が極まってきているのはなにか別方向の焦りを感じます。他国をバカにすることで自国を立派に見せようなんて、しかもこんな暴言に近い社説を載せて疑問を持たない、情けない新聞局長だと思ってしまいますが。 戦前日本の国連脱退を「我が国代表、堂々退場す」みたいに書いてしまいそう。
2017.01.23
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アパホテルが「「南京大虐殺」が「虚構である」証拠の数々」と称して公表している内容について反論しておく 項目あげてアパホテル側の本に書かれていることを否定しています。これ、日本でも何度も沸き起こる「南京大虐殺はなかった論」に毎回同じようにこうして否定しても、なかった論の人は決してこの手の意見ってさらにそれを上回る証拠(一次資料という意味)を出さない。それどころか「否定論者は何一つ明確な証拠が出せない」と・・・何度も出しているにもかかわらず読んでないか、あるいはあえて無視して証拠を出していないことにしたいのか。 数年前、NNNドキュメントで南京事件に関しての当時の重軍兵士の日記30人以上を集め、そこからあの場所でどのようなことがあったかを取材する報道番組がありました。確かギャラクシー賞を取ったと思います。で、少なくともあの番組に使われた兵士の日記に書かれていることだけでもってしても十分な証拠になり得る。あとはその規模や死傷者数の違いで、これにすらアパホテル側の主張本は対応できない。 この手の「南京大虐殺はなかった」論に共通して見えるのは「そんなことを日本人がするわけがない」という、一種の願望、というか情けない驕りです。しかし、戦争というのは世界中どこでも同じで、人を殺戮しあうことが正当化、時には英雄的行為とされる狂気の空間。中国人やアメリカ人、ロシア人、ドイツ人が行った同様の蛮行を日本は民族的に行わない、なんて、どんなレベルで信じているのかちょっとわからない。 嫌なのは今回の報道でなぜか個人経営の社長の主張が「日本人は」みたいな発信をされること。まてまて、日本の歴史研究の世界でもこの意見は異端で、むしろまともに相手にされていない。それが日本人全体論にされることの方がおかしな話です。というか、いい迷惑。 それと、日本政府は公式見解として------------------------------日本政府としては、日本軍の南京入城(1937年)後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できないと考えています。しかしながら、被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難であると考えています。先の大戦における行いに対する、痛切な反省と共に、心からのお詫びの気持ちは、戦後の歴代内閣が、一貫して持ち続けてきたものです。そうした気持ちが、戦後50年に当たり、村山談話で表明され、さらに、戦後60年を機に出された小泉談話においても、そのお詫びの気持ちは、引き継がれてきました。こうした歴代内閣が表明した気持ちを、揺るぎないものとして、引き継いでいきます。そのことを、2015年8月14日の内閣総理大臣談話の中で明確にしました。-------------------------------と、しています。つまり、これもウソをついているということになってしまいますがw 中国共産党が自国の闇歴史を必死に隠そうと現在進行形で行っている様子を自分たちのような他国民が見てどう感じるか?それと鏡写しだと思います。
2017.01.22
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過去の歌を別の歌手が改めて歌うカバー曲で思ったこと。 先日、実写の映画「三月のライオン」予告PVを見た時、その際にかかっていた曲が私の大好きな「春の歌」がかかりまして。この曲は元々スピッツの代表曲ともいえるもので、自分も当時CDを買ってよく聞いていました。だからこそなのでしょう、今回映画では別の方がカバーした曲に「あ、あれ?」と。 それはじぶんがあまりに長く原曲に接したことによる違和感。 で、それとは逆の現象が、昨年公開された「この世界の片隅で」のなかでの「悲しくてやりきれない」こちらはコトリンゴさんが歌っていて初めて聞いたのがこっちで、後にこれが古いフォークソングだということを知り、聞いてみたらこれまた違和感。 これ、自分が最初に嵌った方が自分の中で「正統派、標準」になる、ってことなのでしょうねえ。たとえばドラマやアニメから入った人が原作に違和感を感じるとか、よくあります。 そう考えると、上記の「春の歌」を先に聞いていたらどう感じたのか?あるいは「悲しくてやりきれない」を知っていたら劇中内で使われたことにどんな感想を覚えたか?ちょっと知りたかったり。
2017.01.21
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中国APAホテルの室内に南京大虐殺の真実という系の本が置かれていたことについて。 このこと自体は問題ないと思います。というか、私も以前、国内ですが旅先でアパホテルをたまたま利用したことがあったのですが、この手の本があって「うわあ・・・」と。ですが、私企業であり表現の自由の認められているこの国でどんな本を置こうと経営方針の自由です。 ただ、一つ感じたのは今回ホテル側の言い分(当時南京には20万人しかいなかったなど)はすでに否定されていることで、何周も前に戻った間違っていることを立証された言い分を未だに持ち出して「これが真実」と今、言い出すのは、人類は月に行っていない説(トンデモ論)をまるで自分が最近ネットで知ったから最新の正しい情報であるかのように語っている間抜けさというか。 南京大虐殺については正確な死者数が把握されていない、というのが歴史学では定説になっています。中国側の言う30万人は多すぎる、しかし、日本政府側も公式に2万人以上の死者が出たことは認めている。また、現存する一般兵士の日記30人以上の記載にもあるように、実際に虐殺行為が行われたことは証拠が出過ぎていて。30万人が盛り過ぎているからすべてが嘘である、という理屈にはならない。一人も殺さず無血開城であったならともかく、たとえ100分の1の3000人であったとしても大虐殺であることに変わりはない。 で、今回笑ったのは先日の荻上チキセッション22で取り上げられていたのですが、同会社が行っている論文大賞(この手の保守系論文)の選考員に自民党の原田議員が名を連ねていること。わあ!あの人か!【全文起こし】自民党・国際情報検討委員会委員長・原田義昭 衆議院議員インタビュー この方は以前、この番組で南京事件を取り上げた際、上のグループが主張することと全く同じことを主張し、DJに資料をもって「それ、違いますよ」と突っ込まれてうろたえる、彼が自分は確固たる証拠を持っている、としたその資料を実は通しで読んでもいないことが露見した、伝説の放送でした。 つまり、そういう人たちの内輪受け同人誌がおいてある、実際には外の世界に持ち出しても相手にされない、ファンタジーノベルだと思えばwこの手の本の信憑性を一番疑うのは「真実」といいつつ、一次資料を提示しないところがありますので。 APAホテルの置かれている本に関しては、例えば他の企業でも店舗に創業者の自伝が置かれていることがあるように、事前に「こういう本が置いてあるホテルです」と周知されることはいいことかもしれないと思います。 少なくとも私には相いれない、と思うだけですし。
2017.01.19
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サッカーで接触の相手が重傷、賠償命令に賛否 スポーツは本来ケガがないことが最低限守られないといけない、そのためのルールです。で、今回のケースとは別に気になったのは記事内にあるーーーーーーーーーーーーー「サッカーは接触が当たり前。賠償を恐れれば、レベルが下がりかねない」(社会人チーム代表の40歳代男性)ーーーーーーーーーーーーー という言葉の暴力性、というか違和感。ちなみにこの言葉って「ケガが嫌ならサッカーなんてやるな」と言っているようなもの。しかし、本来サッカーで接触プレイを狙っていくのはルール違反のはず。それがいつの間にか「仕方ないもの」にすり替えられて。 プロ野球の世界でもクロスプレイによる接触事故を防ぐルール改正に対して「試合の迫力がなくなる」と反対するファンの意見がありましたが、今までこの行為で選手生命を絶たれた選手が数多く存在することを考えると、アマチュアスポーツの世界はもっと安全性を優先すべきだと思います。 マッチョ思想が結果、部活の体罰や体を壊す練習などを肯定する根底にある。しかし、スポーツは代理戦争や残酷ショーではない。 何より大けがをしてしまったら、大好きなそのスポーツを楽しめなくなりますから。
2017.01.18
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「薬物報道ガイドラインを作ろう!」荻上チキ×松本俊彦×上岡陽江×田中紀子【音声配信・全文書き起こし】▼1月17日(火)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時~) 先日の放送で薬物など依存症患者に対する報道の仕方についてガイドラインを提案する、という特集でした。以前から同番組では、有名人が麻薬で逮捕された際の報道に問題があると言い続けていたのですが、今回、専門家も交えて具体的に提言することをするようで。 番組内では、ワイドショーの報道の仕方がかえって依存症患者の回復を妨げ、社会から非難の目で見られるような報道をすることで孤立し、ますます社会復帰ができなくなる状況を支援団体の方が語られていました。 逆に言うと、本来こういう番組こそ薬物の有名人逮捕者が出た際にテレビなどは報道すべきなのですが、見た目のインパクトやコメンテーターの心無い言葉などで現状回復の努力をしている患者さんを傷つけることになる。しかし、彼らは犯罪者であると同時に被害者であることも忘れちゃいけないなと。 また、支援団体に取材があって、きちんと説明した、にもかかわらずその部分は放送では使われず、昔からのテンプレ的な放送をされるのは理解がいつまでも進まない最大の理由かと。 薬物患者を逮捕して刑罰を与えたら終わる訳ではありません。だからこそ、こういったことは皆が知っておくべきだと思いました。
2017.01.18
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氷結 × TRIGGERアニメCMが根拠のない理由で非公開にされた件について ちょっと驚くのは、いまだにアニメは子供の見るもの、という人がいること。まあ、それに関しては「子供も見るけど大人も見る」という、当たり前のことなのですが。 で、怖いと思ったのは「絵が未成年に見えるから未成年に飲酒を勧めているCMと受け止められる」ってことですよね?なにそれ?2次元の設定に現実を持ち込む間抜けさ、無意味さがあります。あくまでこの団体の主観でしかなく、いかようにも解釈できてしまう。 むしろこの抗議でCM取り下げてしまったことが、今後同社のどんなCMにも噛みつかれる可能性もあります。抗議した団体は酒のCMそのものに反対しているようなので。
2017.01.17
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自宅で使っていた電化製品が立て続けにうまく動かなくなりまして。 まずはプリンターですが、用紙はちゃんとセットされているのに紙が送り込まれず、「用紙がありません」のエラーが出続ける。電源リセットしても同じ。 もう一つは洗濯機。きちんとふたを閉めたにもかかわらずエラーコードが表示され「ふたがきちんと閉じられていません」 うーん、こりゃ買換えかなあ・・・と考えて週末に家電量販店で価格などを物色したのですが、買わずに自宅に帰り、ネットで同機種を調べてみると、公式にはないページで同様のトラブルがあった人が。そして、それに対しての対策があって。プリンターは紙を引き込むローラーのゴムが経年劣化とほこりなどで硬化しやすいので、トレイを引き出して硬く絞った濡れタオルでローラーを拭く。そうしたところ、すんなり紙を送り込んでプリントアウトできるようになりました。 洗濯機に関してはふたのロックスイッチ(ここが押されているとロックされているという信号が出るらしい)まわりのほこりをガムテープでとり、何度かガチャガチャ指で押してもう一度電源入れなおす。そうしたら何事もなく動きました。 ・・・なんだろう?まず調子が悪くなった時に「もう何年も使ってるからこの機会に買い替えるか」と最初に思った自分にちょっと焦った自分。性能的にはまったく問題を感じていなかったんです。にもかかわらず、修理に出す、といった選択肢より、最近のは安いから買い替えたほうが早い、と思ってしまった。しかし、解決方法は恐ろしくアナログで。 昔と違って家電製品の価格がめちゃくちゃ安くなったことで、調子が悪くなったら即、買い替え、という思考になっているなあ。昔なら10万円をこえるような家電が多かったので、なんとか修理して使おうと思ったでしょうけど。
2017.01.16
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豊洲市場の地下水 環境基準の79倍のベンゼン シアンも検出 | NHKニュース もはや笑うことしかできなくなってきました。じゃあ、いままでの都知事時代にした調査の数値は何だったのか?あの数値をもって推進派は「豊洲は安全」と言い切っていたのですから。 今回の結果で専門家による再調査を検討する、という話ですが、この場合の調査はもう水実調査ではなく、どうしてここまで数値が変わっているのか?もし、変動幅が乱高下するような検査であればそれこそ科学による見地からの安全宣言など出せない。 ネットで見た怖い意見の中に「もともと基準となる数値が厳しすぎる。このぐらいは平気だ」と言っている人がいましたけど、こんなたとえを。 あなたが自宅で食事をしている時、箸でつまんだから揚げがぽとりと床に落ちた。それはあなたは「こんなの食べても平気」とぱくりと食べる。これはよかろう。しかし、それと同じことを自分の外出先で定食屋に入り、調理人がから揚げを運ぶ途中に床に落ちた。調理人はそれを拾って皿にのせ、あなたの目の前に何も言わずに出したとしたら? 豊洲のブランドイメージというのはこの騒動で最悪な状態に落ち込んでいる。こんな状況で築地の業者が移転した場合、とてつもないブランド信用を失うことになる。ただでさえ、移転費用は業者負担だというのに、都の都合でここまで移転問題が大きくなっていて。 というか、怖かったのは実際は昨年の11月に移転する予定だったんです。で、今回の結果が移転後に出た場合、だれが責任を取るのか?きっと「いまさらどうにもならないだろう」とうやむやにされていただろうし、オリンピック道路と合わせそれを狙っての強引な移転計画だったのだろう。もちろん、責任者はだれだかわからない。 あらゆる意味で「このままじゃ使えない」廃墟になるぞ・・・
2017.01.15
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僕は「新しいゲームが生まれない時代」を生きているのかもしれない 読んでいて思いっきり首を傾げた意見ですが。 この方と私はおそらくゲーム歴があまり変わらないのだと思います。なので、この人が経験してきたゲームのハードと共に起きる革新性とその驚きは同世代で体験している。 ですが、この方の「最近は新しいジャンルがない」という原因の最大理由は「この人がやっているゲームが自分の過去の延長線上で面白いと予想できるゲームばかりなのではないか?」ということ。だから、最近のゲームは全て予想がつくと勘違いする。そりゃそうだ。そういうゲームを選んでいるのだから。 たとえばつい昨年も世界に革命的ゲームがあったじゃないですか。ポケモンGOという。あのゲームってイングレスという元になったゲームがありますが、位置情報と「スマホをもって街を歩いてポケモンをゲットする」というこれまでのずっと定点で楽しむことが基本であったゲームの定石をひっくり返し、動き回ることでゲームが楽しめる、ゲームの常識を打ち壊して、しかも大ヒットした、それこそGPSと高性能スマホの普及という技術進化があってからこそ生まれたゲームです。 あと、最近ではVRの技術。VRシステムそのものは昔からありましたが、商品として、そしてこれだけハイエンドな画面を個人で楽しめる時代は今の技術があってこそ。昔のVRって大学の研究施設などでしょぼい画面の「ああ、はいはい、立体的に見えますね」的なものだったのが、今は没入感がすさまじく。既存のゲーム性であってもそれだけで別物に感じるレベルになります。 この人の「最近のゲーム」が予想できるのは、こういったものを外から見て「大したことがない」と勝手に予想し、感性に悪い意味で想像の範囲内しか動かないようになってしまったのではないだろうか?どの世界もそうだけど、革新的とは「自分の今までにない価値観」に触れたからこそ発生する。毎日同じ通勤経路で、同じ仕事をして、同じ店の定食を食べ、同じ経路の帰宅をし、同じテレビをみて、同じ時間に就寝する人が「新しいことが何もないのは世の中が停滞しているからだ」といったら、誰に原因があるかはわかるのではないでしょうか。 もし、最近のゲームには新しさがない、と思ったら、お勧めがあります。それは「自分でゲームを作ってみる」ことです。これ、煽りではなく本当です。ツクールでもネットの無料ゲーム制作ソフトでもいいですから、自分で作ってみましょう。そして、完成した暁にはコミケなどで売ってみましょう。これだけでゲームの面白さが別視点から革命的に変わると思います。 だいたい、10年前に「国内のゲームの主流がスマホになる」なんて、予想もしていなかった。それだけこの業界は革命が日々起きているんです。ゲーム業界歴もう20年近い自分としても未だに全く先が見えません。
2017.01.15
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少し前にも書きましたが、戦争被害の国家間合意と個人の感情は別物だということ。だから、慰安婦増問題を「無可逆的なもの」としたのは、勝手に政府同士が決めただけで被害者や国民感情を必ずしも納得させられるものじゃない。 これは戦後日本にもあって、ポツダム宣言を受諾し戦争は終わった、と歴史では書かれている。けど、実際は各地で「そんなものは受け入れられない!」とゲリラ戦を続けた日本兵もいる。空襲で両親や家族を失った人がいまだにアメリカを恨んでいる人もいる。戦後処理とはそういった「勝手に戦争を始めた国の偉い人同士が勝手に戦争終了を決めた」約束事。被害者の頭の上を飛び越えて取り決めたところで当事者が納得できないのはごく当たり前の感情。もっとリアルな話をすれば、現在世界各国で起きている紛争やテロの原因は国家同士が勝手に始めた戦争の被害者(難民)でそういった勝手な取り決めに納得しない人々の反抗であることが多い。それが良い、悪いとは別の次元で。 今回の事で一番訳が分からないのは「蒸しかえすな」と怒っている人。なかったことにしようとする人。そういう人は今年公開された「この世界の片隅に」をあの頃を蒸し返す映画だ、と怒るのだろうか?終戦の日に毎年行われる行事を蒸し返しの行事とするのだろうか? 自分も含めて戦後生まれの日本人って1945年8月15日に玉音放送で太平洋戦争がすっきり終わった、はい、それまでよ、なんて思いがちだけど、あれだけの死者を出した戦争の残滓がそう簡単に終わる訳がない。たとえばうちの祖母は戦争で夫を亡くし、その後、女手一人で朝から晩まで働きながら幼かった母を短大に行かせるまで育てた。その苦労は戦後何十年にも及んだわけで。戦争遺児やこういったその後の生きていくための悲劇的な話は枚挙にいとまがない。それは日本が進出したアジアでも同じ話。 私はこの手の悲劇談義は何度蒸し返してもいいと思う。戦後70年経って風化という名の忘却で後始末されるよりはよほどましだと。 過去にレイプした人間が「示談で和解金も払ったのだからもう文句言うな」ということを当事者に言ったらどういう反応するか?それに近い。
2017.01.14
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お馬鹿記事のようで実はとてもすばらしい「体感する」ことに関してのエントリーですのでご紹介させていただきます。【初詣ベビーカー論争】ベビーカーについて良く知らないから、押しながら都内を歩いてみた 独身男性の記者がベビーカーに米袋を乗せてというシュールな光景ですが、これによってどれだけ世の子育て親御さんの外出の苦労がわかるという。 この記事を見ると最近出てくる「ベビーカーは邪魔だから電車に乗るな」「ガキをつれて外出するな」といった言葉がどれだけ暴言か、そして、親御さんを傷つけるかよくわかります。といっても、この手の暴言を吐く人間はこっちの苦労は想像できない。自分も昔は何もできない子供で、親や周囲に助けられていたからこそ今の自分がいるのに。 人間は馬と違って生まれて数十分で立ち上がり、歩き回れる生物じゃありません。「ベビーカーが邪魔なだけであっておんぶひもや抱っこひもを使えばいいだけの話」という人がいますが、特に女性にとってそれだけの動く子供が体力的にどれだけ負担になるか、また、転倒による怪我の危険性も考えられます。 ベビーカーを非難する人というのは、全体で見るとごく少数、多くの人は寛容です。が、このごく少数の過激論者が大声を上げることで社会全体がベビーカーを非難しているような空気を醸し出し、結果、一番苦労している親御さんが便利な育児用品であるベビーカーを使えなくなったとしたら、それこそバカな話で。 この記事を読めば電車内のベビーカー親子にやさしくなれる、そんな良記事です。
2017.01.13
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キネマ旬報の昨年の映画ランキングで、最も興行成績を残した「君の名は。」がトップ10にかすりもしなかったことについての違和感は、この映画の「映画にうるさい人に嫌われる要素」をおもいっきり醸成した作品だからと思ったり。 映画に限らずですが、マニアって特権意識が強い。みんなが知らないものを知っている、俺だけが理解者であることに対する優越感を刺激されることが大好きな種族で。別ジャンルでもあるのですが「この漫画がすごい」大賞でもマニアが選ぶのはマイナーなものだったのが、影響でヒットしメジャーになると急にランクを落とされる、みたいなw で、もしこの映画がそれこそここまでのヒットではなく、今回トップになった「この世界の片隅に」ぐらいのスマッシュヒットと上映状況であったら、確実にノミネートされたと思います。しかし、歴代2位の興行成績をだし、多くの人に知れ渡ってしまった。そうなると「そこまでの映画か?」と、急に評価にブレーキがかかる。 考えてみると君の名は。って、公開当初はそこまで話題の作品じゃありませんでした。世間的には無名に近い新海誠という監督作品で、私も公開直後に見に行ったのですが客席はいわゆる自分と同じような「男オタ」っぽいひとばかり。当然、当時はテレビでもほとんど取り上げられておらず。しかし、この作品が広がったのは当初は確実に「口コミ」でした。 で、後追いでメディア露出が多くなると人気が一気に爆発。しかし、その一方で「メディアによる無理やり広げた人気」という言葉まで。違うって、後追いはそういう評価をしている人だって・・・ あと、映画の興行成績と面白さは比例しない、という意見がありますが、その通り、でも、全くつまらない映画だったらこんなにロングランにはならない。昨年公開されていまだに都内では休日満席の劇場も多い。 私もこの映画が最高の映画だとは思いませんが、それでも十分すぎるほど面白い映画であったことは間違いなく。 昨年は本当に邦画の当たり年で、その中でトップの興行を出した映画がランキングに入らない、ということは、映画が面白い、つまらないという前に評論家からことごとく嫌われた「結果を出しやがった生意気な映画」だったんだろうなと。
2017.01.12
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生駒里奈が土下座謝罪 「矢口真里2世」と揶揄する声も これ・・・すごくふざけているなあと思いました。というのはこの子ではなく、そのぐらいでファンであることを否定する、あるいはたたく人間の思い上がりというか。 アニメが好きであっても、声優に全く関心がない人などいくらでもいます。私だって声優を普段意識してアニメを見ていません。アニメの主人公の声優を知らない、けど、シリーズを何年も見ているのはごく当たり前のこと。 なんだろう?好き、ということに知識量は関係ありません。昨年公開されたシン・ゴジラについても「過去のシリーズを知らないやつがゴジラを語るな」とか「オネアミスの翼やトップをねらえを知らないやつが庵野作品を語るにわかが」といったマニアの声が聞こえました。けど、そんな知識は映画の面白さを語るのには関係ない。ラーメンに振りかけるコショウ程度の薬味でしかない。逆に言えばその薬味の量が多すぎて、かえって元のラーメンの味をわからなくしてしまうような人もいますから。 好きな人は「その作品について語りたい」のであって、声優の名前とか作画監督が~とか、何万本売れたとかはどうでもいい知識であり。 マニアがジャンルを狭める、ということが往々にしてよくあります。それこそ上の例でいえば「たかが声優(声優さんを貶める意味ではなく知識のこと)の名前を知らないぐらいで他人の作品が好きなことを否定するな」といいたい。また、たとえ最近のファン歴しかなくてもその長さにファンの優劣はない。長期連載作品などではどのタイミングでファンになるかなんてわからない。先年終了した「こち亀」でも最終回の話題にあわせてにわか語りをするな、という意見を見たけど、じゃあ連載第一話から40年間見た人間じゃないと「こち亀」を語ってはいけないのかと。そんな狭いファンしか認められない作品だったらこんな国民的漫画にはなっていませんよ。 同じジャンルのオタクであっても、たとえば鉄道オタクでも乗り鉄、撮り鉄でまったく知っている知識が違って当然なのと同じで、声優を知らないアニメオタクなどいくらでもいます。
2017.01.11
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日本の大使館前に新たに設置された慰安婦像に抗議して日本の大使が一時帰国、というニュースで思ったのは、あの日韓合意も結局国同士が勝手に自分たちの都合でした政治的駆け引きであり、当事者は置き去りにされていたものだったんだろうなと。 現にあの当時も「あの合意には納得しない」と当事者団体が非難の声明を韓国で上げていたり、日本でも「これを認めることは慰安婦問題を認めることだ」と保守系団体が抗議の声明を挙げていたり。 で、ここからは私の意見ですが、慰安婦像は別にあってもかまわないと思っています。今後、いくつ作ろうと、どこに作ろうと。というのは、むしろイライラする理由がわからない。自分に日本を貶めるとか、そういう感覚がないのは、この慰安婦像の意味ってもっと広域で「あらゆる戦争の性的暴力に抗議する」意図があり、同団体は韓国兵がベトナム戦争で行った現地女性への性暴力にも抗議しています。つまり、戦争の性暴力に抗議する銅像である、と考えるべきで。 逆に考えると「戦争の性暴力に反対!でも、自国のやったことは恥ずかしいからもう口にしないでね」という、なんとも都合のいいお話。普遍的な価値として認めてしまえばこの像の見方が変わります。 むしろ日韓合意があったから慰安婦問題はおしまい!今後一切このことは口にするな!ということ自体、恐ろしく両国政府の勝手な約束であるということを強く感じました。
2017.01.10
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少し前に流行した「水素水」が実際には効果がない、ということを国民生活センターが報告し、そのあとにさんざん効果を謳っていた業者はどういう言い訳するかと思ったら、いつの間にか説明が「水素水を飲んだからと言って即、効果があるというものではない」というものになっているのをみて、ああ、やっぱり効果がないのねと。 過去にもこの手のこうかのない健康食品のブームはありまして。そうでなくてもテレビの健康番組で取り上げられた商品が翌日スーパーの棚からなくなる、なんて話をよく聞きます。 で、これについてよいまとめを水素水は本当に常識的な科学知識があれば批判可能なのか? これはとても同意します。例えば「ヨーグルトは体にいい」というのと「水素水は体にいい」ということ、この事実の証明ができる一般人はまずいない。どちらもメディアや広告で見た情報から「そうなのではないかと思うしかない。で、たとえば有名な大学教授がよくわからない数式や化学記号、グラフを見せられたら内容はわからなくても信じてしまう。それどころかその大学教授すら偽物であったら? 特に水素水はテレビの人気健康バラエティー番組で紹介されていたり、名前の知れた一流メーカーが商品を出していたり、信用の担保が非常に大きかっただけに、実際の効果を期待した人が多かったと思うし。 「自分は騙されない」と自信をもって思うことより、「自分は騙されやすい」と知っている人の方が結果、被害も少ないと思います。
2017.01.10
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ネットでよく見かける風景に「自分に代わって暴言などで叩いてくれる人をあえて探している」というのがあるなあと思うことがありまして。 たとえば、映画として大ヒットし、見た人の多くも評判も良く、そして、世界でも評価されたアニメーション映画「君の名は。」について、公開当初はなかった(というか知られていないころには出なかった)いわゆる辛口、というか、暴言が許されるキャラの各界の大御所、ご意見番的な人物に「あんなものはくだらない。あんな映画を喜んでいるようでは日本映画界は終わってる」というコメントを引き出そうとあえて話題を振るような。 この手のニュースがネットに流れるとき、注意して見ているとわかりますが、アニメ自体に偏見を持っている発言を過去に何度もしている人であったり、その手の過激なトークでのし上がったコメンテーターであったり。逆に映画の構造自体を解析し、「ここがこういう風だからおかしい」的なトークではなくて、大半は「見てもいない」人が多かったり。 そうなると映画の評価ではなく、映画を取り巻く観客や社会動向の批判という的外れな意見での映画批評。この風潮は初期の宮崎作品にもありました。当時は今よりもっとアニメに対する偏見(アニメは子供の見るもの)が強かっただけに、どんなにヒットして、そして現代では黒澤明と並んで日本を代表する映画監督の作品ですが「幼稚」とか「子供だまし」という意見をいわゆる各界の大御所的な人が語っていました。 で、そういうひとはほっておくとして、下種だと思うのは冒頭にも書いた「流行りものをむしゃくしゃするから何か因縁つけて叩きたい、けど、自分の名前や言葉を前面に出して矢面に立つのは怖い、だから「○○監督、君の名は。を酷評、見る価値なし」といった他人の言葉が欲しい、自分は責任回避しつつタイトルに付けて溜飲を下げよう」という、たかが映画の自分の感想すら他人に代弁させて責任逃れしたいのだろうと感じることがあります。 こういう浅ましい行為はネットだけではなく、たとえばテレビのコメント席に常に暴言的な発言をすることが立ち位置のコメンテーターがいるように、「流行りものはなんとなく気に食わない」という下種な意見をくみ取る、そういう逆張り需要があるのだろうなと思います。 匿名掲示板のまとめサイトの見出しにありがちな「○○とネットで話題に」という名前。これ、どれだけチキンな人間がつけているか、よく見えます。話題になっているのではなく、お前がそう書きたいけど怖いから逃げてるだけだろうと。
2017.01.09
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立ちゴケしないバイク「Honda Riding Assist」公開。ASIMO/UNI-CUBのバランス技術応用 これ、予想以上にすごいことですよ。バイクの転倒って高速時より低速時の転倒の方が多いので、それこそ劇的に軽事故が減らせるシステムです。 特にバイク、中型や大型の場合、運転者の体格や体重にかなり操作を依存するところがあり、体重の軽い人や体の小さい人はそれだけで購入できるバイクが制限されたり。また立ちこけ修理に10万円コース~なんて悲劇も防げます。 自動車の自動運転もですが、人間の感とか個人の技術に頼った安全性には限界がありますので、少なくなっていると言われるバイク人口増やす意味でもこういう「カッコいい進化」は大歓迎です! あと、自動でついてくる機能は地味にすごいですね。バイクを降りて手ぶらで移動、なんてのがまるで馬を連れて歩く感覚というか。むしろ愛着がわくのではw
2017.01.07
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メディアの信頼度を調査したアンケートで、若い世代ほど新聞やテレビなどを信用せず、という結果が出ていました。で、ふと思ったのはそういう人は何の情報を信頼するのか?という場合、ネット、という比率が多くて首をかしげることが。 と、いうのは大手ニュースサイトの情報って既存メディア、大手新聞とかテレビの情報がソースになっている2次情報がほとんど(現にリンク先がそういう場所だったり)。と、同時に情報の信用の担保は結局国内既存メディアであるという矛盾というか。また、そういう情報と並列してネットに転がっている真偽不明のうわさまでも同じページに載せている。情報の信用度がバラバラです。 むしろ、ネット情報をまとめサイトなどがPV稼ぎのため意図的に歪めた見出しで書いているケースをよく見かけるだけに、なんでそんなネット情報を信用できるのかと。 アメリカで昨年の流行語として「ポスト真実」という意味の言葉がありました。ソースの信頼より、キャッチーで刺激的で面白いことのほうが広がってしまう。これはネットのない時代も「デマ」という形で昔からありましたが、その拡散力がネットによって真実を超えてついには国政まで影響する。 既存メディアを信用しないという気持ちはわかりますが、不信のあまりもっとあやふやなネット情報を信用するのが危ないわけで。 私個人の印象としては「まとめサイトの面白すぎるネット情報にはすぐに飛びつかないほうがいい」と。
2017.01.05
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交通事故統計(平成28年11月末) 昨年の交通事故の発生件数の統計(11月末まで)です。発生件数は前年比で少なくなっていて、過去の統計でも交通死亡事故多発の時代の半分以下まで低下しています。これは車の性能向上や飲酒運転の厳罰化によるドライバーの意識改革もあっての成果です。 で、ここで皆さん、思い出してほしいことがあります。それは、昨年ニュースをにぎわせたことに「ポケモンGOを運転中に操作して起こした事故」が多発しているような報道がありました。その際、論調がまるで「ポケモンGOによって交通事故が多発」のようなメディアの取り上げ方でした。 が・・・結果はこの通り。つまり、どれだけメディアが印象だけでポケモン騒動を煽り、叩いていたかがよくわかります。私もあのブームの時、新聞を丹念に見ていたのですが直接死亡事故につながった例は2件。しかもどれもゲームが問題なのではなく、禁止されているスマホを使いながらの運転というゲームシステムは関係ないドライバーの前方不注意が原因。ちなみに昨年の交通死亡者の数は3904人。0.05%に過ぎません。 以前にも何度も書きましたが、ポケモンGO以外のスマホでメールや他のソフトをいじって起こした事故ではソフト名は取り上げられないのに、ポケモンGOの時だけ報道される状況でしたし、本来、運転中の携帯操作はどんなソフトであっても禁止されています。 今回、こうやってちゃんと数字で結果が出た以上「ポケモンGOのせいで交通事故が増えた」論はまったくのでたらめであったことが立証されました。 あの時、便乗してポケモンGOはけしからんと叩いていたワイドショーのコメンテーターのおじ様たち、いったいどう思うのでしょうかねえ?
2017.01.04
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最近は正月も元日から営業しているお店が普通になっていて、そこまでこの国は働かされるのかと思うことしきり。 で、ちょっと面白かったこと。田舎に帰省した際、その地区に唯一ある個人商店の雑貨屋さんの店先にこんな張り紙「年末年始は12月31日から1月3日までお休みします。ただし、急なご入用の方はお声をかけてください」 うん。このぐらいの仕事で十分じゃないかとw
2017.01.04
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冬コミの話題の中に「タレントの叶姉妹が一般参加者としてコミケに来て、ファビュラス&ゴージャスな立ち居振る舞いで好評価」というのがありまして。 過去に小林幸子さんのサークル参加での模範的な姿に参加者一同が見習うべきだなあと思ったのですが、今回の叶姉妹の2人も周りの方から愛され、とてもよい雰囲気であったとか。こういうのは素晴らしいです。 が・・・ちょっと気になったこと。逆に彼女たちを特別扱いしたスタッフの行動とか、周りの反応ってなんだか違わないか?というモヤモヤが湧きました。 この2人に何の罪も悪いところもありません。むしろその周りが自然に「特別扱いする」というのはあの現場の混乱につながります。なにしろスタッフが誘導し、モーゼの十戒のように人が割れたというのですから。2人をタレントとして特別待遇を周りの人が作ってしてしまう。これはコミケの「誰もが平等な参加者」という立場を明らかに超えています。 むしろこの2人はそれこそ地味な目立たない格好でこっそり他のオタクにまぎれて同人誌を買いあさってほしかったと思ったりw。もっとも、彼女たちもコミケのルールをきちんと勉強して振る舞っていますので、迷惑をかけて平気な顔をしている徹夜組のような輩とは比べ物にならない、素晴らしい参加者であります。 コミケがメジャーになり、芸能人が参加ということが今後もあるでしょうが、あの場では皆「同じオタク」であってほしい。そんな風に感じます。
2017.01.01
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あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。 と、あいさつもそこそこですが、年末に実家に帰って家族でNHK紅白歌合戦を見るという本当にお約束をしたのですが、この紅白の演出って、どうしてこう・・・苦痛に近いような、恥ずかしい、何だか見て居る側がいたたまれなくなる演出になるのでしょうかw 特に今回はシンゴジラが紅白会場に迫っている、それを歌の力で撃退しようという、「うわ~~~~」と聞いただけで誰もが想像できるような、そして、その想像どおりの微妙な演出で・・・ これは苦行のひとつですかね? あと、今回さらに微妙だったのが最後の紅組白組どっちが勝ったかの投票。一般投票と会場の投票ではダブルスコアをつけて白組が勝っていて。で、結果が紅組勝利w。会場も舞台の出場者もぽかん。何しろ紅組リーダーが「これで勝っていいのでしょうか」と本音をつい漏らすような・・・これ、後でシステムを聞いたらわかったのですけど、上の2つの勝利はどんなに差があっても2票分にしかならない、だから、拮抗していればともかく、一人一票持っている審査員得票にほとんど影響しないという。でも、あれだけ大きく投票差を数字で見せた後なので余計に視聴者側は「え?なんで?」と・・・これは国民世論調査で8割以上が反対している法案がなぜか国会では通ってしまうような、そういうことであり さらに「やっちまったなあ」と思ったのが、特別ゲストとして番組放送中、ずっとタモリとマツコ・デラックスの2人が「現場にたどり着けない」という小芝居を延々やっていた、そして、フィナーレで蛍の光>紙テープがブシュ!っと会場に煌めいて、その勢いでゴーン・・・行く年くる年 という流れだったのが、そこに両氏のまた小芝居演出が挟まったことでなんとも微妙な空気(盛り上がりさえ潰してしまった)になり・・・ うわあ・・・毎年紅白の演出って微妙ですが、今年はさらにやっちまった感がすごかった・・・ しかし、改めて考えると、この締らない、グダグダな感覚が紅白なのかもしれませんw。本来、豪華な歌手に歌わせるだけで十分な番組なのですが、それをわざわざ台無しにしているNHKの演出のパワーというか。 こうなると一回りまわって楽しむものですなw
2017.01.01
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