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人質事件の影響を受けて、日本からの電話が増えました。どっかの雑誌の編集長さんからだったり、どっかの新聞社からだったり…。ヨルダンの状況に関する問い合わせがほとんどです。
で、「えー? 全く普通に生活してますよ」というと、ビックリされる。何でも、ヨルダンでは
火炎瓶を投げたりタイヤを燃やしたりするようなデモ が起きているらしい…
というのが日本で流されている (あるいは流したい?) ヨルダンのイメージなんですね。どこをどう解釈したらそういう結論になるのか…? 一体誰がそんなデマを流しているのでしょう? ちょっと~、アンマンに派遣されているメディア関係の皆さん! ヨルダンで日本大使館だけに張り付いてないで、もう少し街中に足を延ばしてください~。
ありませんがなーーー、そんなこと。一時 (いっとき) のバーレーンじゃないですし。誰やねん、そんなデマを流してるのは! と、驚きを通り越してちょっと憤りを感じます。
本日のヨルダンの風景。
本日金曜日はイスラム教徒の礼拝の日ですが、礼拝の後にカッサースベ中尉(ヨルダン人で「イスラム国」の人質になっている青年)に関連した解放を求める運動(?)はあるようです。これは、日本でいう "原発反対運動" や "北朝鮮による拉致問題の解決を訴える運動" のようなもので、暴力や暴動を全く伴わない平和的な呼びかけ運動です。これがなぜ日本では、ヨルダンで暴動が起きているかのようなイメージに曲解されるのでしょう?
ちなみに日本でも、後藤さんの解放を求める人々が首相官邸前に集まったようですね。ヨルダンでも同じです。カッサースベ中尉の家族・親族が中央庁 (? 各省庁を取りまとめる省) の前に集まって、解放を求める呼びかけをしています。暴徒化したデモなどではありません。
日本にいる私の友達からも「大丈夫? 巻き込まれないでね」などとメールが届きますが、何に巻き込まれますねん? 一体どういう報道がなされているの? 現実とのギャップがあり過ぎて…すごく戸惑います。
さてヨルダンでも、もちろん今回の人質事件は大きく報じられていて、人々の話題となっています。が総じてヨルダン人はかなり楽観的。イスラム国の指定した期限が過ぎていることに関する危機感はほとんど (全く?) 感じられません。交渉は続けられていて、必ずカッサースベ中尉と後藤さん2人が元気に帰ってくる! という確信を言い表す人が多いです。私もそう信じたい!
日本では恐怖だけが先行して憶測に基づいた報道がなされているのかと思います。が、ご注意あれ。日本人の視点だけで物事が報道されること自体が危険。もともとアラブと日本人とは物の考え方が異なりますし、物事への取り組み方も日本人とは全く違う。アラブ社会を全く知らない人たちが、あることないことを独自の視点だけに基づいてペチャクチャ "解説" してもあまり意味がありません。
ここはアラブのやり方に身を任せて、事態の進展を見守るしかないと思います。私はやはりアラブを信じたい。ぜひこの事件が間もなく解決に向かって大きく前進することを祈っています。
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