愛国青年が批判する日本と、自分が見てきた日本は同じではない=中国報道
2016-12-06
サーチナ
中国のネット上では、日本を旅行で訪れる中国人に対して「売国奴」であると批判し、さらに、日本で買い物を楽しむことは「日本にカネを与えること」であると批判する声が存在する。
こうした批判を展開する中国人は「憤青(憤怒青年)」と呼ばれ、憤青たちは過激な愛国心から日本に対する批判を繰り返している。
こうした主張に対し、中国メディアの捜狐は5日、中国人旅行客の手記として「憤青たちが思う日本と、自分が見てきた日本は同じではない」と指摘する記事を掲載した。
記事はまず、 日本という国は憤青たちが罵るような「悪い国」ではなく、むしろ中国にはない優れた点も多いとの見方を示している。さらに、優れた点の例として、治安の良さや公共の秩序などを挙げている。
例えば、日本ではスリや窃盗の被害に遭う可能性は非常に低く、「自転車を道路脇に停めておいても盗まれない」と指摘。中国では逆に「幼少のころから自転車を何台盗まれたか分からないほど」だとする一方、日本ではまず盗まれないうえ、仮に盗まれても防犯登録をしておけば発見される可能性が高いことを伝えた。
また、日本ではエスカレーターを利用する際、どちらか片側に寄って立つことが暗黙の了解となっており、「中国国内のように、『どいてください』などと言ったり、言われたりすることはない」と紹介。
これはあくまでも日本の秩序ある社会の一面にすぎないが、日本には治安が良くて秩序のある社会が構築されているとの見方を示した。
続けて記事は、「日本は憤青たちが思っているような国とは違う」と指摘し、日本には中国が学ぶべき点は数多いと指摘。
また、日本人にも中国人が真似するに相応しい行動や習慣があるとの見方を示しつつ、中国がより良い国になるためには、日本を批判するだけでなく、日本から良い点を取り入れて成長することが重要と論じている。
(編集担当:村山健二)
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