はんぺん

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2018.11.15
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カテゴリ: 知識

もともと、葬儀の形態は、時代とともに大きく変化する。そもそも、江戸時代には、庶民の「お墓」は、どんな形で「存在」したのか? 「火葬」でなく、「土葬」など、いろいろだ。

 現在では、墓地が少なくなり、都会では(マンション墓)のようなものも、出現しているとか。海外を旅行していると、墓所を目にすることも多い(個人旅行なので)が、国によって、弔いの墓は、地域性、宗教の違い・・・など千差万別だ。

面白いといえば、面白いが・・・要は、その程度のモノだということ。こんなものに「お金」をかけること自体・・・アホらしいことだと思う。そんな金が、もしあれば・・・遺族の生活の足しにしてもらうほうが、よほど有益だ。

「〇〇家の墓」「XX家の墓」も、いつか、世話する人も絶えて、無縁墓に併呑されてしまう運命なのだから・・・違うだろうか?

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(参考)僕の店じまい   2015-10-12   (はんぺん)

昨年、「リビングウィル」を書いて、身内に周知した。

今回は、僕の店じまいについて書く。「終活」の一環だ。

ネットから・・・・

「終活」とは「人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うこと」です。

例えば、自分のお葬式やお墓について考えておいたり、財産や相続についての計画を立て、身辺整理をしておくといった内容で、これらの活動を行うことで残された家族に迷惑をかけることも無くなり、また、安心して余生を過ごすことができます。

終活の一例・・・エンディングノートをまとめる・・・お葬式を決めておく・・・お墓を探しておく・・・財産や相続をまとめておく・・・自分の荷物を片付けておく・・・・

・・・・・・・・・・・・以上は、ネットから

今の時点での店じまいの開始・・・それが早いか遅いかは、わからない。自然な形で、そういう気になった。友人・知人たちの何人かが、鬼籍に入った。

先日、同窓会幹事をしている小学校 5 6 年生の時の担任の先生が、昨年亡くなったことを知った。 84 歳だった。

僕たちには、まだ、先があるのかもしれない。しかし、持病や視力の衰えを痛切に感じ始めると、将来について、不安が広がり、そろそろ潮時かな??と思ったりするときもあった。

僕は、昭和 24 12 12 日に、父・XXXX、母・XXXXの長男として、堺市に生まれた。

振り返ってみれば、戦前・戦中の厳しく困難な時代を知ることなく、戦後の復興期の平和な日本で育ったわけで、良い時代に偶然、生を受けたものだと、つくづく思う。

ベビーブームの中で、受験や就職における「競争」は、厳しかったが・・・・

青年時代に、社会運動に目覚め、新しい世界観を得て、それは、僕の人生を決定づけた。価値観は大きく変わったが、人生後半の 2 度の大災害を目の当たりにして、人生観の修正を余儀なくされた。「人事を尽くして、天命を待つ」とよく言われるが、そのとうりで、天命(=運命)は、誰にも変えられないわけだ。

僕が、 1995 1 17 日に、東灘区で生活していたら、また、 2011 3 11 日に東北の沿岸を旅行していたら、今の僕は、この地球上に存在していない。

誰にも、どうすることもできない運命(=宿命)のことを、よく考える。

過去には、「不死の霊水」を求めた皇帝もいたそうだ。

死ぬことは、仕方がないモノと諦めて、せめて、その痕跡を残そうと試みたものは多かった。自身の銅像を建立したり、建築物や地区、道路、空港などにも固有名詞を冠したものは多い。ぼくも、若いころ、そういう思いに囚われて、自身の亡きあとの何らかの痕跡を残したいと思ったことがあった。

今では、そういうことには、まったく意味は無いと思っている。

自身がこの世から消えた後、自分のことを思い出してくれそうな身内は、自身の子どもたちなどに、限られている。せいぜい孫までか、その孫たちも、彼らの記憶の中に留めておいてくれるかどうか? 

 それらは、ある意味、どうでも良いことなのである。

自身の多くのアルバムなどは、子や孫たちによって、いつかは、完全に破棄されてしまう。痕跡は、どんどん消されていき、遠くない将来、完全に無くなる。

「お骨」は、「 XX 家の墓」に、入って安心という人も少なくなった。「守り」をしてくれる XX 家の人がいなくなり、どんどん無縁墓が増えているのに、そんなことに「安らぎ」を感じるのは、時代遅れになりつつある。

ぼくにも、「はんぺん家の墓」が太子町の太子霊園にあって、 64 歳で胃がんで亡くなった父親も「眠っている」らしい。

今も、 92 歳の母親に頼まれて、年に 4 5 回の「お参り」では、車で送迎している。

母に「お墓の守り」を頼まれることがあれば、母の気持ちを考えて、そうすると思うが、自身の遺骨が、入ることは無いというのが、自分の意志である。

国土の狭い日本では、墓地を別な形で有効活用する時代も来るように思う。葬儀の形も時代とともに大きく様変わりすることは、間違いない。

店じまい、その 1    自分の葬儀には、お金をかけないこと。わずかな資金は、相続により、遺されたものが生活の安定のために使うべきである。

葬儀の形態は、「直葬」で完了すること。一切の儀式(通夜、葬式など)は、不要である。無宗教なので、炉前読経なども不要。

最低限の費用で、完了することが、故人の意志である。

火葬にかかる、最低費用について、「火葬代」「棺代」「納骨容器代」の他、「火葬場所までの搬送・安置代」も必要となる。

臨終後、すぐに火葬場に直行することは、出来ない。(死後 24 時間は、火葬できない)時節によっては、自宅安置であっても、ドライアイスなどの保存処置費用が、必要となるそうだ。自宅安置でない場合でも、「保存処置費用」のほかに、「安置場所代」「火葬場までの搬送費用」がかかる。

結局、葬儀社を利用して、これらの諸費用を負担して完了するのが、遺族に気を揉ませることなく、スムーズに実行できると思われる。

ネットによれば、これらの総費用は、 20 万円程度とのことである。これは、最低費用として、認めざるを得ないと思う。

店じまい、その 2   火葬後の遺骨は、すべて自然保護に配慮した形で散骨すること。山でも海でも良し。

「はんぺん家の墓」には、納めないこと。(この墓も、遅くない時期に無縁墓に移行して、取り潰されるだけなのは、明らかである。)

店じまい、その 3    「はんぺん家の墓」の「守り」については、基本的に、弟のXXXXの判断に委ねたい。僕の臨終の時点では、現在 92 歳の母親は、他界していると思われる。 2 男は、養子縁組で、遠方(九州)に居り、 3 男のXXXXが、適切な判断をすることになる。

以上、葬儀に関わる店じまいである。

臨終に関わる詳細については、すでに、「リビングウィル」で示したとおりである。

2015 10 12 日     (はんぺん)   ㊞

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皆さんは、どう思われるか?        (はんぺん)

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「遺体お預かり」広がる…葬儀しない「直葬」増え、火葬場不足で   2018-11-2    読売新聞(ヨミドクター)

高齢化に伴って年間130万人以上が亡くなる「多死社会」を迎える中、火葬前の遺体を預かる「遺体安置ビジネス」が都市部を中心に広がっている 葬儀をせず火葬のみを行う 「直葬(ちょくそう)」の増加 火葬場不足 が背景にある。 福岡県内では、直葬を行う業者が増え始めている。

 福岡市博多区にある「福岡直葬センター」は、 遺体を保管する冷蔵設備がある直葬の専用施設 だ。冠婚葬祭業の「ラック」(福岡市)が運営。猪膝(いのひざ)武弘マネジャー(62)は 「ご遺体をここで安置し、火葬場へ搬送します」 と説明する。

直葬は、通夜や告別式をせず、火葬のみで済ませる葬儀形態。墓地埋葬法では、火葬は死後24時間を経過しなければ行えず、従来は自宅や葬儀場などに安置するケースが多かった。

 福岡直葬センターは ひつぎを収納することができる冷蔵設備を12体分そろえている 祭壇が置かれた個室もあり、遺族は時間を気にすることなく対面できる。遺体の保管料は24時間で1万2000円(税別、延長は同1万円)。 火葬場への搬送を含めた費用は約18万円(税、火葬代別)だ。

 2011年10月にオープン。 経済的な理由や、離婚で家族と別離しているなどの事情で、希望する人が多いという。 12年度は169件だったが、昨年度は452件と利用者は年々増加している。

 葬儀情報サイトを運営する「鎌倉新書」(東京)の昨年のアンケートでは、 直葬を行った人の割合は全体の5% 。猪膝マネジャーは「最近は、ご本人が『葬儀で家族にお金をかけさせたくない』と生前に相談に来られるケースも増えている」と話す。

 東京都や横浜市、大阪市など、関東や関西の人口密集地では、老朽化などによる統廃合で火葬場が不足する事態も遺体安置ビジネスのニーズを高めている。厚生労働省の集計では、 16年度の全国の火葬場数は4181か所で、1996年度の8481か所から半減 横浜市では市営の火葬場は4か所のみで、平均4日程度待つという。

葬儀場で告別式などを行わない場合、火葬を待つ間は自宅に遺体を安置することになる。ひつぎをエレベーターなどに運び込めないマンション世帯が増えているほか、弔問客への応対を負担に感じる喪主も多い。 JR新横浜駅近くで、遺体を一時的に預かる「遺体ホテル」を運営する葬祭場「ラステル新横浜」の担当者は「高齢化で需要は今後さらに伸びる」と見込む。

 国立歴史民俗博物館の山田慎也准教授(民俗学)は、 「少子高齢化や単身世帯の増加で家族構造が変わり、戦後から続いてきた告別式を中心とした葬儀のかたちが変わってきている」 と指摘している。






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最終更新日  2018.11.15 00:00:25
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