JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.11.09
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カテゴリ: 海外旅行
"Oborishte(オボリシュテ)"通りからは、
正面に『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(Hram-pametnik Sveti Aleksandar Nevski)
/Храм-паметник Свети Александър Невски』の勇姿が。



"Oborishte"通り沿いにはスプレー菊が植えられていた。
しかし、日本の菊ほどの香りはなかった。



木々の間からはこの後に訪ねた建物の屋上のドームが見えた。



"Oborishte"通り沿いの緑地の中には石碑が。



『日本・ブルガリア国交回復40周年を記念して、日本よりソフィア市に桜を50本寄贈する
1999年10月12日 在ブルガリア特命全権大使 松井啓』と。
それから20年後の今年2019年は日・ブルガリア交流開始110周年、外交関係樹立80周年、
外交関係再開60周年の「3つの周年」にあたるのだと、旅行前に予習済み。



黄金色のドームを持った『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂』は、20世紀初期に
立てられたものであり、 露土戦争によってブルガリアを解放した20万人のロシア帝国の兵士を
称えて建設されたブルガリア正教会の大聖堂。
バルカン半島で最大の正教会の聖堂であり、世界でも第2の規模を持つ。
大聖堂の建設が始まったのは1882年のこと。ブルガリアがオスマン帝国の支配から
独立するきっかけとなった露土戦争で戦死した、およそ20万人のロシア人兵士の
慰霊するため、ブルガリア人政治家ペトコ・カラベロフ(1843年~1903年)の提案で
30年の歳月を費やして完成したと。
黄金色のドームを持つ大聖堂は高さ45m、鐘楼は高さ50.52m。
大聖堂の建物は、3170m2の面積を有し、5000人が収容出来ると。



鐘楼には、鐘が12個設置され最大10トン以上の重さがあるのだと。
それらすべての鐘は、滑車の原理のみを利用し、機械を使わず、力自慢のブルガリア人の
人力のみで揚げられたとの逸話が残っていると。



黄金のドームと緑がかった水色の丸天井に白い壁のコントラストが青空に映えて美しかった。
正面から見たときと、横から見たときではまったく異なる表情を見せてくれたので、
周囲を横まで廻り込んで、さまざまな角度からその美しい姿を味わったのであった。



高さ45mの中央の金色のドームをはじめ、12のドームをもつネオ・ビザンティン様式の
壮麗な建築物は、一度見ると忘れられないインパクトが。
このネオ・ビザンティン様式を取り入れて設計された『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂』は、
トルコ・イスタンブールにある『アヤソフィア』を意識して作られたのだと。
『​ アヤソフィア ​』👈リンク は2012年に訪ねた懐かしい場所。



正面。
ネオ・ビザンティン建築様式で建てられた聖堂は、ブルガリア総主教の本拠地として機能し、
世界最大級の正教会の聖堂であるとともに、多くの観光客が訪れるソフィアのシンボルとも
なっている。アレクサンドル・ネフスキーを記念している。
13世紀にウラジーミル大公国の大公であった人物で、中世ロシアの英雄とたたえられる聖人。



正面に掲げられた『アレクサンドル・ネフスキーのイコン画』を見上げて。
ロシア皇帝アレクサンダル2世を記念して建てられた。アレクサンダル2世は解放者皇帝とも
呼ばれているが、それは、彼の軍隊が1878年にブルガリアをオスマン・トルコ支配から
解放したからである。大聖堂が名を冠する聖アレクサンドル・ネフスキーは、ロシアの
プリンスで(1220年~1263年)偉大な将軍、また外交官でもあったと。
聖アレクサンドル・ネフスキーは、皇帝アレクサンダル2世の守護聖人で、ロシア軍の
栄光のシンボルであったと。



イコンの下には十字架が。



正面入口の柱の彫刻も繊細。



入口の天井には、精巧なモザイク画が。



歴史を感じさせる黒のシャンデリア。



ズームで。



『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂』には、7:00から19:00まで入ることが出来ると。
入場料は無料。ただし、中で写真撮影をする場合は、教会内の売店にて10BGN( ブルガリアレフ
2019年9月現在)で撮影チケットを購入する必要があったので支払う。
大聖堂内部に足を踏み入れると、天井から床まで、壁一面を覆う壁画と巨大なシャンデリアで
飾られた荘厳な空間に圧倒されたのであった。



大聖堂内部中央付近。




右がブルガリア、左がほかのスラブ諸国に捧げられたもの。
最も大きく豪華なのは、やはりロシアに捧げられたこの中央の祭壇。
精緻な彫刻が施された巨大なイコノスタシス(ikonostasis)は圧巻の迫力。
イコノスタシスとは教会にある、内陣と信者が祈祷する場所を隔てるための壁。
イコン(聖画像)を掛ける。聖障(せいしょう)、聖画壁とも呼ばれるもの。
正教会では、すべての教会の東側が祭壇となっていて、イコノスタシスで仕切られている。
その壁の奥には聖職者しか立ち入ることが出来ないのだ。
更にアレキサンドル・ネフスキー大聖堂内の両側にある黄色いロウソクとロウソク立ても特徴のひとつです。正教会では、神に祈る際には、イコンの前にロウソクを灯すという伝統があります。教会内でロウソクが販売されており、祈りに訪れた方が灯していきます。



更にイコノスタシスにズームして。



更に更に近寄って。



中央ドーム。



祭殿前のシャンデリアを見上げる。



大理石で作られた椅子。



ドームと曲線の美。



巨大なシャンデリアがいくつも天井から吊るされていた。



壁画の多くはブルガリアとロシアの聖人が登場する場面を描いたもので、メノウや大理石を
贅沢に使った精巧なモザイクが使われていた。
大理石は、はるばるイタリアやギリシア、ブラジル、エジプトなどから運ばれてきたものであると。



巨大なシャンデリアをズームで。



柱に描かれた多くのイコン画。



中央祭壇の手前には2頭のライオンが守る椅子があり、大理石の彫刻や天蓋のモザイクといった
華麗な装飾が至る場所に。



ライオンをズームで。



こちらががブルガリアに捧げられた祭壇か?



こちらがほかのスラブ諸国に捧げられた祭壇か?



近寄って。



柱の見事な彫刻。



1965年から、『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂』の地下は、イコン美術館として
開放されていると。『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂』の正面入り口に向かって
左側にある小さなドアが美術館の入り口であった。



この階段を降りると美術館があるようであった。



そして慌ただしく最後に大聖堂の入り口から内部を。
これで『アレクサンドル・ネフスキー大聖堂』内部も見納め。



外に出て、足早に聖堂の東側から。
ここからは黄金のドームが中央にそして緑のドームが4つ。
黄金のドームは、鉄骨の上に金箔が重ねられており、年に一度、張り替えが行われるのだと
ネットから。
どこからの姿が一番美しいのであろうか?美的感受性・美的情緒の希薄な私には??



しかしながら、大聖堂の中にしばし身を置き、信者ではないが、心が洗われるような、
そして身が引き締まるような、新鮮な気持ちになりながらも、あの世への路が
身近になっていると感じる老爺がイコノスタシスの前にいたのであった。

                              ・・・​ もどる ​・・・


                   ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2021.02.02 14:09:37
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