JINさんの陽蜂農遠日記

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2024.04.21
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カテゴリ: JINさんの農園
「満昌寺」の「御霊神社宝物殿」の見学を終えて、「御霊神社宝物殿」の裏・北側にあった
三浦義明廟所(三浦義明の墓) 」を訪ねた。
義明公墓 」と書かれた案内板。



ここにも「 三浦義明坐像 」案内板があった。
「満昌寺の鎮守御霊明神社のご神体として祀られる三浦義明像。巾子冠をかぶり、袍と指貫を
着けた東帯姿の等身の像である。首柄に1194年の墨書銘があるが、近世に書き加えられたもの
らしい。江戸時代の地誌『新編相模国風土記稿』や松平定信が全国の宝物を調査させた
『集古十種』にも図が掲載され、当時すでに著名な像だったことがわかる。中世の武士の
肖像彫刻は、烏帽子をかぶり強装束を着けたものが多いが、本像は衣冠束帯の姿であらわされる
点が珍しい。
鎌倉幕府の草創の立役者として神像に近い意識で造られたのかもしれない。」



三浦義明坐像 」。



三浦水軍 」案内板。
「三浦半島を本拠地とする三浦氏は、三浦半島の丘陵地帯を馬で自在に駆け回る馬術と、
東京湾・相模湾で船戦のできる水軍の両方に習熟しており、騎馬武者と水軍を兼ねた家として
発展した。治承・寿永の内乱の最後の合戦となる壇ノ浦合戦(1185年)で、三浦水軍は源義経
率いる追討使の第一陣を務めた。『平家物語』には、平氏の水軍と三浦水軍の違いが
書かれている。遠くの的に正確に当てるのは、平氏の方が優れていたようだ。瀬戸内海の戦いを
見ても、遠矢は必要な技術だったのであろう。一方、三浦水軍は、接近戦になると正確な弓を
射ており、駒馬武者の弓術に近いものがある。和田義盛も、軍船の弓戦では勝ち目がないと
判断し、小舟で接近し、相手を正確に射落とす戦い方をした。」



この石碑には「嗚呼○烈三浦大介公之○域」



義明の最期
衣笠城は、三浦一族の本拠地としてくられた大きな山城である。衣笠城に籠ると決めた時点で、
義明は戦に勝てないと判断した。一族の者が「籠城するのは怒田( ぬた) 城がよい」と進言した
のに対し、自分の命を頼朝に対して高く評価させることを考え、三浦氏の本拠地の衣笠城を
死舞台に選んだ。それ故、後を託す者には、ほどほどの段階で脱出を命じている。畠山重忠も、
衣笠城を攻め落としたことで名誉を回復したと満足し、引き上げていった。」



伝三浦義明公墓 」。
市指定史跡指定年月日:昭和48年(1973年)1月10日
三浦義明は、治承4年(1180年)源頼朝の旗上げに呼応し平氏側と合戦したが、8月27日に
衣笠城で討ち死したといわれる。
墓域周囲の土塀は、寛延2年(1749年)に三浦志摩守等三浦同族の修理により、中に 義明の墓と
いわれる宝篋印塔 を中心に、 右側に五輪塔、左側に板碑の三基が並び置かれている。
五輪塔は、総高70cmの凝灰岩製で鎌倉末期の型式 をとる。水輪上部には納骨穴が穿たれ、
空風輪は後補である。
宝篋印塔は、総高82.8cmの安山岩(伊豆石)製で、鎌倉末期~室町期の型式 をとる。
九輪と基台は後補である。
四面に金剛界四佛種子を彫る。新編相模国風土記稿に「五輪塔一基社の背後にあり、
大介の首塚と言う。是を奥院と称す。」とあって、義明墓を五輪塔としているが、五輪塔が
宝篋印塔にかわったのは誤記が不明である。
現在では 宝篋印塔を義明、五輪塔を義明の妻、それぞれの供養塔 と考えるのが一般的である。
板碑は、塔身高140cmの緑泥片岩(秩父石)製で、梵字(サ観世音菩薩の種子) 及び
銘文を刻字した薬研彫(断面がV字型の彫り)の力強さから 鎌倉末期の作 と考えられる。



移動して。

衣笠城

市指定史蹟 伝 三浦義明廟所(墓) 満昌寺 」。



全国から集まる子孫の思いとは
減亡したかに見える三浦一族だが、支流の佐原氏によって血脈は受け継がれ、全国にその子孫が
暮らしている。義明の生き様は子孫の誇りとするところであり、今も命日には各地から子孫が
集まり、義明の御霊を慰めると共に感謝を捧げている。彼らの大半は義明に恥じぬような生き方を
したいと望み、その思いを次の世代へと継承している。」



中央の 総高82.8cmの安山岩(伊豆石)製の 宝篋印塔。
宝篋印塔が三浦義明の供養塔 と考えられていると。



総高70cmの凝灰岩製の 五輪塔は、三浦 義明の妻の供養塔 と考えられていると。

続・百六つ義明

一方で鎌倉の材木座に頼朝が義明を弔うために建立したと伝わる​ 来迎寺 ​👈️リンクがある。
義明の墓と伝わる五輪塔が安置されているのであった。



板碑は、塔身高140cmの緑泥片岩(秩父石)製
で、梵字(サ観世音菩薩の種子)及び
銘文を刻字した薬研彫(断面がV字型の彫り)の力強さから鎌倉末期の作と考えられる。



再びズームして。



瓦や板などで葺いた 築地塀 に似ていたが。



築地塀の先にあった石祠。



再び「御霊神社宝物殿」を斜めから。



入口には 一対の石灯籠



反対側から。



そして急な石段を下り引き返す。



再び33体の羅漢像が並ぶ「 羅漢さんの道 」から。



「宝物殿」入口から「 羅漢さんの道 」を振り返る。



満昌寺 掲示板
令和六年四月
ながむとて 花にもいたく 馴れぬれば 散る別れこそ 悲しけれ
花にも人にも別れあり
西行法師
四月八日十時~十三時 灌佛会」と。
意味・・心をこめ眺めていると、すっかり桜の花に親しんできたので、いざ花が散る頃と
    なって別れねばならないことはまことに悲しいことだ。



墓地の中へ。



墓地を見上げて。



「満昌寺 墓地管理規程」。



駆逐艦 峯雲(みねぐも)慰霊碑
昭和13年4月30日の竣工以降、数々の戦闘に参加したが、昭和18年3月5日コロンバンガラ島
クラ湾夜戦にて奮戦むなしく沈没した駆逐艦「峯雲」を慰霊する碑。
平成7年3月5日、衣笠満昌寺に建立された。
鮮やかな赤御影石の主碑の両翼に黒御影の碑が組み合わされたモダンな碑である。
主碑高201.5cm、幅49cm、厚さ15.5cm。翼碑高107cm、幅84.5cm。
(刻字)
中央碑文:
「駆逐艦 峯雲 大東亜戦争に於て 祖国のためと信じ 純粋な心で戦い 
多くの若い命を捧げて 平和の願いをこめた思を 慰霊碑に永く残す。
 平成七年三月五日 駆逐艦峯雲戦友会代表世話人 名生 正孝 建」
右碑文:
「駆逐艦峯雲戦歴
昭和十三年四月三十日 大阪藤永田造船所に於て竣工第四十一駆逐隊編成第三予備艦
昭和十四年十一月十五日 第九駆逐隊編成横須賀警備兼練習駆逐艦
昭和十五年十一月十五日 第二艦隊第四水雷戦隊編成
昭和十六年十二月八日  大東亜戦争参加
昭和十六年十二月十日 ルソン島ビガン急襲上陸作戦
昭和十六年十二月二十二日 ルソン島リンガエン上陸作戦
昭和十七年一月十二日 ボルネオ島タラカン攻略作戦
昭和十七年一月二十五日 ボルネオ島パリクパパン攻略作戦
昭和十七年二月十日 ボルネオ島マカッサル攻略作戦
昭和十七年二月十九日 ジャワ島攻略作戦
昭和十七年二月二十七日 スラバヤ沖海戦
昭和十七年三月三十一日 クリスマス島攻略作戦
昭和十七年六月五日 ミットウエー海戦
昭和十七年六月十四日 北方部隊編成アリューシャン対戦掃蕩作戦
昭和十七年七月十三日 紀州沖対戦掃蕩作戦
昭和十七年八月十三日 ソロモン群島ガダルカナル島挺身輸送作戦に依り外南洋部隊
                編成
昭和十七年十月二日 ガダルカナル島カミンボ輸送作戦
昭和十七年十月四日 ガダルカナル島タサワロング輸送作戦
昭和十八年三月五日 ソロモン群島コロンバンガラ島クラ湾夜戦に於て敵巡洋戦隊巡洋艦
              三隻駆逐艦三隻と交戦轟沈戦死者二百八名」
左碑文:
「駆逐艦峯雲戦死者名簿碑 峯雲戦死者 各県別」の後に、戦死者全員の氏名が刻まれていた。



墓地から 満昌寺西門 方向に引き返す。



本堂前から「 書院 」方向に向かって歩く。



左に「 書院 」、正面に「 玄関 」右側に「 庫裡 」があった。



「玄関」には拝観・御朱印受付 と。



書院前の枯山水の庭。





書院前の枯山水の庭。



源頼朝ゆかりの願掛けパワースポットMAP 」。



書院 」の屏風に書かれた文字は「 無闕 」と師匠から。
無闕 」とは欠けたところのないこと。また、そのさま。



この日は訪ねなかった「 素心庭 」の紅葉の写真をネットから。

素心庭紅葉

同じく 蓬莱庭 も。

寺宝 – 満昌寺

居眠り小僧

肩にネズミが載っていた。
この子のいねむりは怠惰からくるものか? それとも一生懸命に木魚を叩いて経を読む練習の
疲れから来たものか? その他見る人の人生観により見方が違ってくるのだ と



そして「​ 満昌寺 ​」👈️リンク を後にしたのであった。


                                ・・・もどる・・・



                   ・・・つづく・・・








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Last updated  2024.04.22 00:18:58
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