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となりの「愛犬バカ」■ここ高松に来ても、また高松に来る前も、「隣りの愛犬バカ」(?)に苦しめられてきた者として、この書名はぐっとひき付けられる(^-^;)。祥伝社新書。■しかしその内容は、期待していたものとは違った。隣りに住む愛犬バカのおかげで、いかに隣りの住民が苦しんでいるのか、という内容ではなく、「愛犬バカ」の飼い主のおかげで、いかに犬が迷惑しているか、という内容である。■ここ高松は残念ながら、もろもろのマナーが悪い。喫煙しかり、車や自転車の運転しかり、そして、ペットのあれこれしかり。犬が糞をしても片付けない飼い主が多く、道ばたには、かなりの糞が放置されている。■話はちょっと飛ぶが、たばこ税の増税ももっともっとして欲しいけれど、ペット税といったものもぜひ導入して欲しい。ペットを飼うことの責任ということを、飼い主にもっと考えてもらいたい。ペット税を導入してもらえるなら、酒税増税も受け入れます(^-^;)。
2009.01.31
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夢酔独言■勝小吉とは、勝海舟の父。彼が自分の半生を振り返った自伝である。ちなみにぼくが読んだのは、角川文庫版。以前古本屋で見つけた珍しい本である。■さて。幕末よりも少し前の時代と現代では、当然価値観も生活習慣も違うにきまっているが、それでもなお、江戸を逃げ出して、乞食のようにして上方に向かったり、荒くれものどもを束ねたり、喧嘩したり、あるいは、牢に閉じ込められたりする著者の姿は、実に生き生きとしていて、明るくたくましい人間の力を味わわせてくれる。
2009.01.29
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聞かなかった場所改版■お風呂に入りながら読んでいたもの。実は途中までまったく面白くなかったため、長い間中断していたのだけど、この日一気に読了。(以下、ネタばれあります。ご注意ください)農水省の役人が出張中に、妻の死を知る。しかし、その死に疑問を感じたため、妻の動向を探っているうちに、妻の浮気を知る。■とまあ、ここまではよくある話。興信所に調査をさせて、浮気相手を調べ、その浮気相手を問い詰める。と、これも、ミステリではよくある話。で、問い詰めているうちに、ついつい相手を殺してしまう。これもまあ、ミステリではよくある。■小説として興味をひかれるのは、主人公がなぜ相手を殺したのか、ということだ。妻の浮気相手は、主人公がこうして問い詰めていることをネタに逆に脅しをかけたのである。■主人公はまじめ一辺倒の人間で、出世のため、こまごまと人間関係にも配慮し、苦労しながらやってきた。その人生が彼の脅しによって一気に崩れ去ってしまう。■それが思いがけない殺人となるわけだが、その心理が妙に説得力があるのである。その後彼は、殺人現場から逃げ、東京に戻り、仕事も続けるのだが、自分の犯行を隠そうとする行動がことごとく裏目裏目にはまってしまう悲劇。ついに警察の手が及ぼうとして、小説は終わる。忙しいさなかの息抜きとしてはなかなかのミステリだった。
2009.01.29
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源氏物語(巻2)■立て続けに書いてしまうが、この日、『源氏物語』の巻2を読了(寂聴訳)。やはり思うのは、源氏の君が、若い女の子ならまだしも、初老の女性にも手を出してしまうことを、男の読み手として納得できるのかどうか、ということ。■これは、平安時代なら当然のことだったのか、それとも源氏だからの行動なのか…。ともあれ、親しい人の死、という出来事が重なり、物語の奥行きが出てきた印象。■ところで、『源氏物語』を読み進めていくと、妻が「どの女性がいい?」と聞いてくるのが面白い(^_^;)。
2009.01.25
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源氏物語(巻1)■え~、大変ご無沙汰しております(^_^;)。ようやくブログを書く気が回復してきました。年末の超多忙なスケジュールのおかげで、年末年始は風邪でぶっ倒れました(>_
2009.01.11
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