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2023.12.31
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カテゴリ: ビーズログ文庫


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2023年12月刊
ビーズログ文庫
著者:杓子ねこさん

政略結婚の後、絆を深め愛し合うようになったマルグリットとルシアン。
だが晩餐会で隣国の王女ヴィオラに、マルグリットが第三王子ノエルの愛人だと因縁をつけられる!
そこで夫婦の愛を証明するため、ヴィオラを屋敷へ招き二人のいちゃいちゃを見せることに!?
するとルシアンは、マルグリットの想像以上に甘やかしてきてーー夫の愛が強すぎます!?

​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 マルグリット=伯爵家の長女。ルシアンとの政略結婚後、父の失脚により実家の
        クラヴェル家を継ぎ伯爵となった。
   ルシアン=ド・ブロイ公爵。マルグリットの夫で妻を溺愛している。
    ノエル=リネーシュ王国第三王子。ルシアンの従兄弟
   ヴィオラ=カディナ王国第三王女。


クラヴェル伯爵家の騒動後、父・モーリスが貴族位を剥奪されたことで伯爵位を継いだマルグリット。天敵であったド・ブロイ公爵家に嫁いだことで未だに社交界でアレコレ噂されているようだが、事ある毎に夫・ルシアンが彼女を溺愛している様を周囲に見せつけているせいで、憶測による誹謗中傷は段々と下火になって行った。
ルシアンの過剰すぎる愛には未だ対応に困るけれど、彼女も夫のことが大好きなので要は慣れの問題なのだろう。
そんなある日、祝賀の挨拶で王宮を訪れたマルグリットは、隣国・カディナ王国の王女ヴィオラにいきなり難癖を付けられた。
どうやら王女はマルグリットのことをノエルの愛人だと思い込んでいるらしい。隣のルシアンを見ると明らかに怒っていて、きっぱりと否定したのだがヴィオラは聞く耳持たず。言いたいことだけ言うと走り去ってしまって残された二人は茫然。幸い、ルシアンの友人のニコラスが来てくれたおかげで剣呑とした雰囲気は消え去りホッとしたのも束の間、翌日マルグリットはヴィオラから王宮に呼び出された。

客室で王女と会うことになった彼女は、ヴィオラから地味な嫌がらせをを受け困惑していた。お茶を運んできた侍女に暴言を吐かせ、お茶は出涸らし砂糖壺には塩など。昨夜の王女の態度からしてこの程度のことはやってくるだろうとは予想していたが実妹の我儘と意地悪に慣れ切った彼女には可愛いものだった。おまけに天然なのでヴィオラの叱責にも自分には愛する夫がいるし、そもそもノエルとはそんな仲になったことなどないと改めて否定。
その冷静な態度にヴィオラがブチ切れ扇で殴られそうになったりもしたが隠れた特技の白羽取りで難を逃れたマルグリットは引くに引けない状況らしい王女の気持ちを思い、屋敷に招待。丁度いい機会だとルシアンは二人のラブラブっぷりを見せつけ王女の誤解を解こうと画策するも、ヴィオラは砂を吐きそうになりながらもマルグリットがノエルの愛人だと思い込むのを辞めなかった。

これはどう見てもおかしい。
もしかして王女は自分がノエルの愛人であって欲しいのだろうか。
思い切って訪ねてみると、ヴィオラはノエルが好きで婚約を望んでいるのに彼が承諾しないので、愛人がいるから受け入れてもらえないのだと思いたいらしい。
まぁ確かに、自分が嫌われているより他に好きな人がいるからの方がプライドも保てるのかもしれない。でも、ノエルの性格を知っているルシアンとマルグリットはあの腹に一物ある彼が素直に好意を示すはずが無いことを判っていた。
気の無いふりをして楽しんでいる、彼はそういう人なので。
それにしても、マルグリットがノエルの愛人なんて噂、誰がヴィオラに教えたんだろう。この国ですらそんな噂は無かったのに。
王女に尋ねると情報源は彼女の叔父だそうで、ノエルは愛人に夢中なので結婚は諦めろと言われたのだそうだ。間者からの報告としても根も葉もない噂のせいで癇癪持ちのヴィオラがリネーシュの王宮で暴れたらどうするつもりだったのか。
ルシアンとノエルもカディナ王国については思う所があり、寧ろ騒ぎを起こしたいのではないかと考えていた。どうやら、二つの国の結びつきを反対する一派がいるようで・・・。


隣国の反対派閥による企みに意図せず巻き込まれることになったマルグリット達。その中で、ノエルとヴィオラの婚約が正式に決まり、反対派閥も悠長にしてはいられないといよいよ実行に移り、マルグリットとヴィオラはピンチに。当然、ルシアンとノエルがカッコよく救出に来て惚れ直す女たち。ルシアンも相当愛が重いけど、騒動の解決後に妻のために用意したサプライズがもう男前。マルグリットが更に夫に惚れ直したのは言うまでもなく、正に大団円って感じで終わっています。
彼女の実父・モーリスさんが改心しててラスト間際の件は何だかホロっと来てしまった。シリーズ的には綺麗に〆られてるのでこれで終わりっぽい気はしますが、イサベラ関連でまだなにか一波乱あるのかな?

評価:★★★★★
2巻目は特にコメディ色が濃くて面白かったです。


2023年のネタバレ感想はこれで終了となります。
ありがとうございました<(_ _)>
来年も既刊を時々交えつつも、なるべく毎日更新していきますので宜しくお願いいたします。





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最終更新日  2023.12.31 11:22:01
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