思い起こせば数年前、彼女の English の Essay は赤だらけで、その文法ミス、スペルミスのあまりの多さに、私は彼女の Essay を見るたびに暗澹たる思いでいっぱいになった。Conference では必ず先生にその不安を訴えていたのだけど、どの先生も「大丈夫、大丈夫、そんなもんはそのうち自然に身につくから、そう心配しなさんな・・・」ってなことを、暢気に繰り返すばかり。もちろん、そんな話は眉唾ものだと真には受けていなかったけど、でも、だからってどうすることもできず、いつしか「ま、そんなもんかもしれないな…日本の小学生の文法のレベルなんて大したことないし、漢字だってろくに書けないし、誤字のオンパレードよね」と思い始めるようになり、そして、ついには、「所詮彼女は Non-native。Native English Speaker を対象とした English クラスでいい成績なんてとれるわけないわよねぇ…」と、あきらめの境地に達してしまった。