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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり4,200円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。 一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜大幅反発。前日のNYはPMIが良かったことで堅調。それを受けた日本株も朝方から買いが先行。前日に急落した反動も出て、寄り付き後間もなく前日の大幅安分の下げ幅を取り返す値動きに。ソフトバンク(9984)やファーストリテイリング(9983)といった指数寄与度の高い銘柄を中心に買われました。後場は一段高となり上値追いの動きに。そのまま引けまでスルスルと買われ、結局ほぼ高値引け。上昇幅は今年2番目の大きさになりました。ただ売買高は20億株ちょっと、売買代金は2兆円割れと、約2ヶ月ぶりの低水準。あくまで週末のG20を控えた先物売りの買い戻しが主体との見方が優勢で、TOPIXはバークレイズのセクター判断引き下げを受けた銀行株の値の重さから割負けでした。投資判断は「中立」に。先日の日銀金融政策決定会合を受けて株価が急騰し、その後はボラの大きい動きになっています。日銀の決定が実態経済にどう影響を及ぼすかは別として、結果として18日に大陽線を付けたことで売り方の手が引っ込んでしまったことから、投資判断を一段階引き上げて中立としています。確かに決定を受けた18日の上昇は、銀行株やそれに付随する形で不動産株やその他金融株の上昇が昨年4月の黒田バズーカを彷彿とさせる感じでした。ところが4月と異なるのは出来高です。以降も低水準の商いが続き、あくまで買い戻しの域を出ません。急騰はアルゴリズム取引首謀説が有力ですね。「2倍」とか「追加」とかいう言葉に反応するようなプログラムが組まれていて、それで内容も吟味せずにドンドン買い上げられた、ということです。これが色々な解説の中で一番合点がいきます。そもそも緩和したわけではないのに不動産株やその他金融株が大きく上がったのはやはり都合の良い解釈だと思います。単にこれまで下げていた(売られていた)業種の買い戻しが大きかった、という感じでしょう。本当に貸出が伸びて景気回復期待感が伴うなら例えば日本M&Aセンター(2127)とか6000番台の機械株とか、その辺りもまとめて大きく買われて然るべきです。折角黒田さんがやってくれたことにケチを付けたくはないですが、単に加湿器の水が減ってきたから足しただけ、というようなルーチンワーク的な印象を受けます。それが「何で日本株だけこんなに下がるの?」という雰囲気、つまり本質的に皆買いたいとは思っていた、もしくは売ったものの買い戻しのタイミングを計っていた人の買い戻しの心理に上手く結びついて都合の良い解釈が生まれたのだと思います。もし私の見解が全くの見当違いで、本当に今回の日銀の施策を外国人が好感して再度買ってきているのであれば、更に「他国に波及するか」という点を確認しなければならないでしょう。特に日本の金融政策は実は円キャリートレードという形で新興国に影響しやすいですから、今回の上昇が本当に日本の(擬似的な)金融緩和と受け取られたのかどうかを、他国への波及で確認できます。それが確認できれば、完全にドテン買いで対応すべきと思います。ただ海外は引き続き中国の理財商品問題がありますし、プエルトリコの財政危機もまた気になります。引き続き油断なりません。http://sankei.jp.msn.com/world/news/140129/amr14012911430006-n1.htm加えて今度はウクライナで反政府デモ。今後政府VS民衆の構図はどこの国でも増えていきそうです。何故なら世界中が不景気になっていくからですが、何故なら世界中で人は機械に仕事を奪われていくからですね。そして景気対策に財政政策を打って、財政状態が悪くなって税収を増やすか国債増発、金融緩和で物価上昇、民衆不満爆発、と。軍備の増強というのは、歴史的に見ても実は結局は自国民を黙らせるための手段でもあります。中国が典型例です。そのうち上がるのは軍需関連株のみ、という悲しいことになりかねませんね。なお、ウクライナに関しては大統領の辞意が伝わってきており、一旦は混乱の沈静化が図られるのかも知れません。為替に関してはドル、ユーロ共に25日線及び75日線を明確に上放れてきました。これは明確なプラス材料だと思います。為替に関しては先般より「例年2月中旬からは(3月期末のドレッシング買いを期待して)円安トレンドが出やすく、一服感がある」としてきた通りの流れでしょう。IMMの通貨先物ポジションも円売りポジションが再度膨らみ始めた様子で、また円安に向かいやすくあります。金曜のNYは小幅安。ここまで順調に戻ってきたところでダウは昨年末からの終値や寄値などを結んで作られる上値抵抗線(現在16300ドル弱)、S&Pは1850ポイントという同様の抵抗線を意識した動きとなっています。それを受けてシカゴ225先物は14815円と小幅安水準となっています。今回のG20に関しては特に日本にとって不利な話はありませんから為替への影響度合いも限定的と思われます。そもそも日本は既に貿易赤字国ですから、円安に向かうのが自然です。それを更に追加金融緩和で円安誘導しようというのですから、近視眼的には他国を利する形にすらなっているとも言えます。「いや、日本は原発が止まっているから原発さえ動けばすぐ貿易黒字に戻るんだ」・・・という論は、短絡過ぎです。そもそも原発が止まった11年から化石燃料の輸入「量」はほとんど増えていないんですね。エネルギー白書によると原油は10年と11年の輸入量を比べるとむしろ減っていますし、10年と12年を比べても0.5%しか増えていません。ただ10年から11年にかけては原油価格本体の上昇が、11年以降は円安がそれぞれ作用して、原油の輸入額は10年との比較で1.5倍くらいになっています。http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2013energyhtml/2-1-3.htmlhttp://ecodb.net/pcp/imf_usd_poilapsp.html一方でLNGは10年との比較では平均して20%くらい増加しています。これもLNG価格や円安による影響もあって、確かに輸入額はここ3年でほぼ倍増したものの、火力発電になって増えた分は1兆円にも届きません。http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYEA0T08O20140130なので火力発電「にも」使う化石燃料の輸入額が増えたので貿易赤字になった、が正解で、輸入量が大して変わらない以上、原発に変えたところでこの赤字は大きく改善されないことがわかります。何とか1兆円改善するか、というレベルで、当然原発で発電するならウランも買わないといけませんし。結局改善させたいなら円高にするしかありません。先日も北海道電力が再値上げを申請しましたが「原発停止による」という部分は事実であるにしても、全部ではありません。どちらにしろ円安で電力料金は上がっていたわけです。私はこれで原発の是非を論じるつもりではなくて、要はアメリカの寒波のようにいつまで「ぜんぶ雪のせいだ。」と誤魔化せないだろうと思うわけです。原発停止を拠り所にして赤字拡大の言い訳はいつまでも続けられないでしょう。原発が動いてもこのままでは貿易赤字は今後も続き、海外に工場を作ったかつての「企業努力」の結果、産業構造が変わったという認識を持つべきだと思います。ですから、次第に円安が受け入れられない風潮になってくるでしょう。株式市場にとっては少なくとも足元は円安=株高要因になっていますから、今の段階では円安になってもらわないと困るわけですが、いつまでアベノミクスが国内外で受け入れられるのか。その辺りが時限的に難易度が上がっていくような感じです。そしてそのうち誰も望まない円安が進行していくことになるのかも知れません。(ですから企業には国内に工場を作るという「企業努力」をしてもらい、再度産業構造をひっくり返さないといけません)日経平均のチャート的には昨年6月、8月、10月、11月の安値を結ぶ線が今は上値抵抗線に、また5日、17日、20日の安値を結ぶ線が下値抵抗線になっており、この三角持ち合いの趨勢が今後の流れを決定付けそうです。とりあえず今週はそれに沿って14500円~15200円のレンジでの推移が予想されます。一方週足で見ると前回指摘した一目均衡表の雲やストキャスの割安感が下支えとはなりました。今年に入って初めての週足プラス引け。よってテクニカル面や為替を考えると、短期トレンド転換が意識されやや買われやすい流れにはなりそうです。月末特有のドレッシング買いも期待できるでしょう。また今なら75日線がまだ上向いていますから、突破しやすい時期でもあります。日柄的には来月の第一週までは75日線の上昇が続きそうな感じです。ですから手前の25日線をきちんと破れるかどうか、そしてそこを突破できればアメリカ株の上昇に追いつくことができるかも知れません。最大問題はやはり何と言ってもアメリカの株価動向でしょう。NASDAQはともかくとして上述のようにダウやS&Pは戻り一巡感を感じる分水嶺となっています。ここを上抜けることができれば、日本株もご相伴に与ることができそうです。逆に抜けないならば、再度思わぬ急落に見舞われるかも知れません。新興市場は「中立」。金曜は両指数共に堅調。クルーズ(2138)がストップ高し、ケイブ(3760)やコロプラ(3668)といったゲーム株が買われました。この辺りやはり東証1部が安定してきたことで、新興市場の売買も安定感が出てきた感じです。【ポートフォリオ銘柄】住友金属鉱山(5713)は反発。足元で金価格が上昇しそれに連れて同社の株価もしっかり上がってきています。一応このまま買値くらいには戻りそうですが、ブログの更新がなかなかできないという裏の事情もあって、月曜の寄り付きでポートフォリオから外すことにします。・・・まだまだ書きたいことはたくさんありますが、いつもの文字数制限の都合上ここまで。そして申告時期に入ってしまってバタバタしているので、今週は恐らく更新できません。予めご了承ください。というわけで次回は2月の成績発表になります。忘れずお楽しみに!その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください(なかなか更新できませんが、来月上旬くらいには何とか更新したいです。すみません)。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年02月23日
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なんとようやく1日目の話が終わろうとしているドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140123.html真夜中の突然の音に驚いて飛び起きる私。最初は前の客のセットした目覚ましが鳴ってしまったのか、と思ったのですが、どうも電話が鳴っています。寝ぼけ眼でよくわからないまま受話器を取り「Hello?」と言ってみます。するとよく聞き取れなかったのですが、女性の声で「△※×▲○・・・」と何か英語で言っています。「What?」と聞くとまた「△※×▲○・・・」と繰り返します。元々英語が弱いのですが、眠くて集中力が無いので益々理解できません。ただ、どうも「ナターシャ(の部屋)ではないのか?」的なことを言っているような感じ。どうやら間違い電話のようです(-。-;)後々考えてみて思ったのですが、多分旅行会社か何かがロビーでナターシャさんと待ち合わせて、夜間便のため空港に案内する、とかいった話だったのではないでしょうか。それでルームナンバーを間違えて、よりによって私の部屋にかけてきた、と。で、私は(えーと、間違い電話って何て言えば良いのか)と半分寝ている頭をフル回転させながら「Maybe,You have call the wrong number」と言ってみたのですが、発音が悪いのか、英語が間違っているのか、とにかく通じません(T△T)もう何でも良いから寝かしてくれー、と思い「I'm just sleeping」と言いました。しかし電話の向こうではまだ「ナターシャじゃないのか?時間だ」的なことを繰り返しています。段々腹が立ってきた私は「I'm just sleeping!」と語気を強めてもう一度言いました。するとようやく「Sorry」と、気付いたのか諦めたのかわかりませんが、電話を切ってくれました。やはり海外で何か思いを伝えようとした時には「怒る」に限るな、と思いました←いやいや、良くない。それで興奮してしまった私は、再度寝ようにもなかなか寝付けませんでした。すると周りに言葉の通じる人のほとんどいない異国に一人で来た寂しさを突然感じ取り、ふっと心細くなりました(-。-;)なまじ広くて真っ暗な部屋に一人だったので余計にそう感じたのではないでしょうか。対岸にライトアップされている「バージアルアラブ」が人工的で余計に孤独感を増幅させるかのようだったので、ベッドに潜り込んで頑張って何とかもう一度寝ました。(つづく)
2014年02月17日
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2014年02月16日
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ドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140123.htmlホテルに戻るとまだ18時頃でしたが、もう疲れ果てた私は寝てしまおうと思いました。日本時間では23時に相当します。これから夕飯を食べに行く気力も無いですし、飛行機で寝られなかったのでMAX眠々・・・zzzしかしベッドで横になると突然ドアがノックされます。なんだなんだ?と思ったら、若い女性の従業員がベッドメイキングに来たようでした。帰ってきたらすっかりキレイになっていたので、もう来なくても良いのですが(-。-;)私今まであんまり良いホテルに泊まったことが無かったので初めて知りましたが、海外のこういう良いホテルは一日に3回くらいベッドメイキングに来るんですね。これじゃいくらチップがあっても足りません。金額云々よりも小銭作るのに苦労するのに・・・┐( ̄ヘ ̄)┌私はもう十分キレイだから「No Thank you」と言いましたが、向こうも仕事なので「もう一度部屋を掃除させてくれ」と言います。私は「No Thank you」と繰り返し、さっさと部屋のドアを閉めようとしました。それでも「ちょっと待って!何かご入り用なものはありませんか?(;^_^A」と聞いてくるので「髭剃りがあれば欲しい」と言いました。すると「今手元に無いので、あとで係の者が持ってくる」とのことで「あぁ、じゃあ(もう今すぐ寝たいので)要らない」と言うと「いや持ってきますから」とのこと。私ももうとにかく眠かったので段々不機嫌な感じになって「No Thank you!」と語気強く言いました。すると女性の従業員はやや残念な感じで「ではこれだけ受け取ってください」と一口サイズのチョコを二つ渡してきました。それは「Thank you」と受け取ってドアを閉め、外に「Don't disturb」の掛け札を出しておきました。チョコはホテルのサービスで「Patchi(パッチ)」というドバイの高級チョコでした。ドバイの人々は甘いもの好きなので、チョコには色々うるさいとのこと。そしてこのパッチは、ドバイのゴディバとも言われるブランド品。おみやげにもよく買われるそうです。何かそのチョコを一つ食べながら冷静になって、さっきちょっと悪いことしたな、チップ渡しておけば良かったと反省(-。-;)そんなこんなありながら、ペルシャ湾に沈む真っ赤な夕陽を見ながら眠りに付いた・・・のは良かったのですが、夜中に突然けたたましい音で起こされます(××)なんだなんだ!?(つづく)
2014年02月12日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり4,200円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。 一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は月曜続伸。金曜のNYが雇用統計を受けてしっかりしていたことや、昨日行われた都知事選の結果を受けて特に外国人投資家中心に買い安心感が強まる展開に。為替が円安に振れたことで買い先行のスタートとなりました。その後は主に225採用の値がさ株中心に買いが入る展開に。ソフトバンク(9984)は祝日明けの決算に期待する買いが入って5%以上の上昇になり指数を牽引。そのまま後場もじり高歩調を続け、ほぼ高値引けでした。ただ明日のイエレン新議長の発言を控えて様子見気分が強く薄商い。売買高は22億株弱、売買代金は2.1兆円台と、今年最低水準でした。投資判断は「やや売り」。月曜は商いが薄い中で翌日の祝日、そしてイエレン新議長の議会証言を前にポジション整理が入ったものだと思われます。つまり前回も書きましたが、ここまで空売り比率が連日で30%を越えており(ちなみに月曜も33.6%)、売り方の買い戻しが入りやすい地合だったと言えます。そんな中で出てきたのが「アメリカ著名投資家のジョージ・ソロスがダボス会議で安倍首相と会談し、アベノミクスを見限った」という話。真偽の程はともかくとして、下落開始がダボス会議の時期と重なったのは確かですし、この下げが空売りという「肉食的な」売りによって示現していることを考えると、ちょっとは信憑性があるかも知れません。私は話半分くらいに考えていますが。http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK0702B_07022014000000ともあれ、株安は日本だけの話ではありません。崩れているのはアメリカ株も同じですし、むしろアメリカが崩れたから日本も崩れたという方が説得力があります。ここ数日は新興国通貨の落ち着きもあって戻りが進んでいますが、昨今の急落でダウ・S&P共に一時10月以来の安値を付けており、再度高値を取りに行く力は無さそうな印象です。なお、金曜は雇用統計の数字を受けて上がりましたが、連休中に統計の内容を冷静に分析してみてやっぱり下げる、というパターンが多々あります。実際、過去15年ほどの雇用統計当日のNYの株価とその後の値動きの相関性を統計してみると、ほぼ相関性は無いそうです。相関性があるのはその翌週一週間の強弱と、次の雇用統計までの値動きとのことで、今週一週間のNYの動きが良ければ初めてこの先一ヶ月はしっかりしていると期待できる。ですから、まだ先週末の雇用統計を無事織り込んだ、と考えるのは時期尚早でしょう。注目のイエレンさんの証言に関しても特にバーナンキ路線から外れるものではないので基本は中立と見ますが、大抵どこの国の人間もいざ自分がトップになったらグループ内の意見調整のため少し中庸にならざるを得ませんから、その辺りの姿勢の変化は投資家が大いに気にするところです。特にFRB議長交代期に大きな暴落が起きやすく、今回の急落もその前哨戦に過ぎないという見方があります。イエレンさんの市場との対話力にも注目でしょう。 日本株の方はとりあえずTOPIXの方も無事200日線を一旦回復してきました。結果4日~7日の足を「アイランドリバーサル」という形で置き去りにすることができました。チャート的には強い形となっており、15000円辺りまでは急落により価格帯出来高が薄いところなので、戻るチャンスはあります。為替についても、そろそろ円高圧力には歯止めがかかりそうな印象です。ただ、繰り返しになりますけれど、個人的にはまだ下落トレンドからの転換は難しいと考えます。上述のアメリカの趨勢次第ですし、27日が資金繰りの期限とされる債務上限問題の帰結も気になります。引き続きショック安に備える姿勢は持っておいて、防御力の高いポートフォリオ(現金比率を高める、売りを入れる、医薬品などのディフェンシブ株を中心にするなど)を心がけるべきでしょう。個別企業の決算はだいぶ出揃ってきましたが、12日には最後の大物ソフトバンクの決算が待っています。同社の場合は決算数字そのものよりも孫社長がまた何かのサプライズを出してくるかも、という期待と警戒が強いイベントです。なので昨日の急騰も、やはり同社を空売っていた筋がポジションを手仕舞いつつある流れだと思います。新興市場は「中立」。月曜は両指数共にしっかり。東証1部が安定してきたことで、新興市場にも買い安心感が広がりました。ゲーム株がリバウンドを見せたことでマザーズ指数は大幅反発。新興市場の決算もそろそろ出揃うタイミングなので、引き続き個別株物色が強まりやすい環境だと思います。ただ引き続き東証1部の安定が前提になりますから、その辺りは注意が必要でしょう。【ポートフォリオ銘柄】住友金属鉱山(5713)は続伸。先週末に通期見通しの上方修正を発表しましたが、減益幅が縮んだ程度だったので大した反応も無く。ちょっとがっかりな感じでした。しかし足元で金の価格も上放れかかっていますし、ニッケル価格も2月に入ってから底打ち感。まだまだ上方修正余地は大きいと思います。京浜急行(9006)も続伸。こちらは好決算を素直に好感している格好。ディフェンシブ色の強さも今の地合では魅力です。チャート的には一目均衡表の雲に達してきたことで目先の達成感が出始める場面でもありますが、ここからは優待狙いの買いが入りやすいことで次第に下値切り上げの展開になっていくことに期待。消費増税になればその分優待価値も上がりますしね。さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはアライドテレシスHD(6835)です。ネット関連機器の販売の持株会社でコレガなどのPC周辺機器メーカーを持ち、比率的には海外売上がやや多い感じです。第三四半期の時点では大幅な赤字なのですが、例年同社は最終四半期に大きな季節性要因があるので、一気に黒字に巻き返す計画です。明日12日に本決算予定。正直、今回こそ赤字で終わる可能性もあるのですが、ドル円の想定レートは98円ということで、12月は105円で終われましたから、10億円強の為替差益増額は想定されます。また足元でPC周辺機器関連株の決算で良いものが目立ちます。メルコHD(6676)、アイ・オー・データ(6916)、エレコム(6750)・・・どれも上方修正を出してきました。というのも、WindowsXPのサポート期限切れや、消費税増税によるPC買い換え需要により、周辺機器も合わせて買い換えられるケースが多いからです。いずれにせよ今期の見通しが問題になってくると思うのですが、例年同社は大風呂敷を広げてくるので、低位株ですし、それが好感されやすいパターンになると思います。そんなわけで同社の決算にはそれなりに期待を寄せても良さそうな感じです。なおオーナー企業とということで配当利回りは3.1%で高いのですが、12月一括配当のため、当分配当狙いの買いは入って来ないでしょう。その代わり、増資(MSCB)を連発して市場の信任を失った「禊ぎ」のための自社株買いをしょっちゅうやるため、今後もそれが期待できそうです。目標株価は140円に。水曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。あと、本日はもう一銘柄売りの方でポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはKDDI(9433)です。決算前に有料メルマガにて売りで取り上げていた銘柄ですが、一旦戻り場面があったので改めてポートフォリオ銘柄として取り上げます。言わずと知れた総合通信会社ですが、先日再度通期見通しの上方修正を発表。ケーブルテレビ最大手のJCOMが連結対象となったことが大幅な増収増益要因でもありますが、主力の携帯事業もiPhoneの好調でLTEへの乗り換えによりARPU(ユーザーの月平均利用料)が上昇。固定とのセット割引の効果もあって、顧客数増加となっています。 ただ昨日の日経1面ではその同社が得意とするセット割引に対し、ドコモ(9437)もセット割引の解禁が検討されるとのこと。今までそのガリバーぶりからセット割引が禁じられてきたNTT系も、シェアがドンドン奪われている実情から、禁じ手が解かれるという流れとなりました。他にも足元ではソフトバンクが携帯の定額通話を導入。またMVNO業者への回線賃借料の引き下げも報じられており、キャリア大手3社の競争激化懸念が生じています。また第四世代の4Gサービスの周波数帯域について割当が行われますし、基地局への設備負担も引き続き。チャート的には先日の決算を受けて200日線まで下落し、一端はリバウンドの動きが出ましたが、6日の戻り高値陰線、7日の陰線をはらんで、昨日また陰線で包んで・・・となかなか見ない程の悪い足のオンパレード。結果、一目均衡表の雲に頭を抑えられて遅行線も雲を割り込んでしまいました。5日線も割り込んできましたし、ボリンジャーバンドも-2σが引き続き拡大傾向にあります。地合がこの先また悪くなっていくと見られることを考えれば、このまま200日線割れも時間の問題でしょう。 目標株価は5000円で。水曜の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年02月11日
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ドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140123.html入り口に着くと、また厳重なチェックをされます。私は命を繋ぐ貴重な水をエコバックみたいなものに入れて持っていったのですが「なんだコレは?」的な感じで念入りに調べられました。先のブルジュハリファでもそうでしたが、とにかくテロに対してものすごく警戒します。ファミリーやカップルが利用するここでも、男一人でやって来た私は不似合いだったのでしょうか?(-。-;)その後、やはりルームキーや名前などを照合して、ようやく中に入れました。その際「中でお金を使うのか?」と聞かれ、イマイチよく意味を理解出来ないまま「NO」と言うと、一つ入場チケット代わりに腕時計型の非接触型キーを渡されます。その質問で何がどう変わってくるのか後でわかったのですが、その腕時計型のキーに決済機能が付くか否か、が変わってきます。施設の中は水着だけで動き回るので、財布を持たなくても良いようにSuica的な機能が付いてくるんですね。いやー、ハイテクです。次回来た時のためにどこで着替えれば良いのか、を確認しておこうと思いました。海外のプールなどの施設は基本部屋で海パンに着替えて、そのままエレベーターに乗ってプールに行くパターンが多いのですが、ここは一応外部の人間も使えるのでロッカールームがありました。ただいくら試してもロッカーが開きません(-。-;)どうやら腕のキーをかざして開けるようなのですが、何度試してもダメ。それを見かねた係員が「有料だからお金を使えるタイプのキーじゃないとダメ┐( ̄ヘ ̄)┌」と教えてくれました。と言うわけで、それ以上何もできなかった私は楽しそうに遊んでいる人たちを横目に、5分くらいでワイルドワディから出ました。係員の人は「もう終わりか?」と聞いてきたので、そこは明確に「YES」と答えました(-。-;)(つづく)
2014年02月09日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり4,200円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。 一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反発。前日のNYはECBの金利据置を受けて今年最大の反発(ただし1%強)。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ユーロ相場の落ち着きやドル円が102円台を回復したこともあって買い安心感が広がりました。後場は雇用統計や日曜の都知事選などを控え、様子見の売りが出る・・・かと思いきや、そのまましっかりした動きに。これまでの下落から買い戻しの動きが続きました。全業種値上がりの全面高に。ただ売買高は27億株弱、売買代金は2.3兆円台と、ここ最近では落ち着きを見せました。投資判断は「やや売り」。注目の雇用統計は非農業部門雇用者数が11.3万人の増加と、市場予想の18.5万人増よりも低くネガティブな結果に。出た瞬間の先物は乱高下しましたが、結局また寒波の影響という都合良い解釈からNYは続伸。まあ内容がどうであれ、都合良く捉えるようになったという投資家心理の変化は良いのかも知れません。それにしてもADPも雇用統計も予想はさっぱりアテになりませんね。最近は全く事前予想通りに話が進みません。ともかくソチオリンピックも無事開幕しましたし、イベントを一つずつ無難に消化している印象です。ただ国内の要因としては日曜の都知事選がどうなるか。下馬評通り舛添氏に決まれば市場的(特に外国人投資家)には安心感が強まりますが、それ以外の候補だとちょっと微妙な印象です。今のところ関東の大雪やオリンピックによる寝不足が投票率を低めることで、波乱は起きないようですが。目下市場の関心事は新FRB議長イエレンさんの議会証言に集まっている感じです。11日と13日に行われるということで、基本はバーナンキ路線を引き継ぐと見られていますけれど、今後4年間世界を動かすであろう「ドン」の方針を伺い知る重要なイベントとなります。一方日本は11日がお休みなので、月曜はまた商いが膨らむような印象がありません。空売り比率は2月に入ってからも連日30%を越えていますが、商いが細るとここまで肉食的に下げ相場を取りに行っていたヘッジファンドなどの空売りの買い戻しが、相対的に市場に大きな買い圧力を与えます。チャート的にも一旦200日線を回復してきたことで安心感が強まります。14000円割れという目標達成感に加えストキャスも安値で好転してきたことから、戻りを試しやすい流れになっています。そして1月下旬からの急落があまりにも早過ぎたため、価格帯出来高が薄いことから、リバでの戻りも早そうです。まだ2/4の急落で開けた窓を埋めていませんし、月曜に14600円を下回らなければ、出来高が膨らんだ4日以降の日足を「アイランドリバーサル」という形で置き去りにすることができます。為替については、前々から言っているように例年1月中旬から1ヶ月程度は円高に振れやすいのですが、もう2月中旬に入ってくる時期なので、そろそろ円高圧力には歯止めがかかりそうな印象です。と言うのも、よく言われるのが3月決算企業が決算期末に向けてドレッシングドル買いを行う、という説。真偽が奈辺にあるかはともかく、確かにそういう傾向はあります。ですから、さしあたって上述のイベントの通過をまず待ちたいところではありますが、それらを無視して考えると、値を戻しやすい地合にあると言えます。ただ、繰り返しになりますけれど、私はこれでトレンドが戻るとは考えていません。あくまであや戻しだけです。上値は15000円辺りがせいぜいだと思います。無視できないのは、何と言ってもソフトバンク(9984)やファーストリテイリング(9983)といった指数寄与度の大きな銘柄の存在。これまでは裁定買い残の大きさが懸念されてきましたが、昨今の急落で足元の水準は3.2兆円と昨年8月以来の水準まで改善してきました。両銘柄に大きな影響を与える解消売り圧力はいい加減和らいでくる印象です。ソフトバンクに関しては12日に決算が発表されるので、まずはそこで何らかのサプライズが出るかどうかに注目したいところです。ただ同社を巡る環境は、Tモバイルの買収に暗雲が立ちこめていることや、中国株のNYでの下落からアリババの上場も時間がかかりそうで、昨年末頃と比較して明らかに悪くなっている印象です。ファーストリテイリングに関しては文字数の都合上後日取り上げますが、やはり株価の先行きは暗いと考えています。と言うわけで、短期的には戻りを試しやすい環境にはあるもののトレンド自体は変わらず、やはり今年は下落の年という認識を持っておくべきでしょう。1月は外国人が一環して売り続け、対して個人が逆バリの買いを続けています。それが相場の下支え要因となっており「NISA買いや昨年8兆円以上売り越した個人の買いが期待できる」という意見もありますが、私は眉唾に感じています。NISA口座は約500万口座に迫っていますが、その全員が100万円全ての枠を使い切るわけではありませんし、また全てが日本株に回ってくるとは限りません。投信を通じて別の商品に流れる可能性は十分にあり、大体7割程度が日本株に入るとされます。と考えると、どんなに日本株に資金が入ってきたとしても最大で3兆円程度の買い戻しが入るに過ぎません。それ以外の買い戻しも当然あるでしょうが、実際には株式市場に戻ってこない資金の方が多いでしょう。何故なら証券の税率は2倍になっていますし、消費税だって上がるわけですから、株を売った資金を住宅購入などの資金に充ててしまって、はいさようなら、という個人が多いでしょう。対して外国人投資家が昨年15兆円も買い越した分の行く末が気になります。事実、昨年買い過ぎてしまった分の買い手に個人投資家が現れてくれたので、今はガンガン利食い売りをぶつけてきています。日本株に先高期待感が醸成されて、再度外国人の買い投資意欲が湧き出てくるまで、つまり投資姿勢に変調が見られるまで、日本株を強気に見ることはできません。そもそも特性として外国人投資家は肉食系ですから高値を取りに行く投資姿勢です。一方個人投資家は逆バリスタンスの下値を拾いに行く姿勢です。であれば、今の外国人売り・個人買いの構図は売り圧力の緩和には繋がるかも知れませんが、積極的に上値を取りに行く感じにはならないでしょう。実際に今年に入ってから下落が続き、私が昨年から懸念していた通りNISA口座は塩漬け株の苗床になってしまいました。いくら非課税だからと言っても損をしては元も子もありません。本当に個人投資家の資金を投資に結びつけたいのであれば、先高期待感を高めるような政策をどんどん採って貰う必要があるでしょう。少なくとも今の段階では明らかに失敗です。新興市場は「中立」。金曜は高安マチマチ。JASDAQや東証2部の方はリバウンドが見られるのですが、マザーズの方は軟化。地合の回復に合わせてゲーム関連株が相対的に売られました。趨勢の早いゲーム株の現在の親玉とされているのがスクエニHD(9684)。先日の決算は確かに好決算ではありましたが、足元で発生したイベントがドラクエの課金返金騒動。ゲーム進行の手助けとなるアイテム獲得にガチャを回してリアルなお金を積んで課金することがこの業界の収益源なわけですが、貴重なレアアイテムの発生率は各メーカーの裁量に因ります。 これは公表はされていないのですが、画面に表示された内容から推測すると高確率で出そうなのに、実際に何度試してもダメだということで、メーカーにクレームをつけるユーザーが相次いでいるとのこと。 そしてどうも実際に返金されたということで、その輪が一気に広がった様子。同社はガチャの一時停止と、ゲーム内のポイント還元で事態の収拾を図っています。しかしその騒動が他のゲームにも波及し、コロプラ(3668)のヒット作「黒猫のウィズ」にも返金問題が飛び火しています。この動きは以前問題になったコンプガチャ騒動を彷彿とさせる動きで、こうなってくると、コンプガチャというよりは、私は消費者金融の過払い金請求問題に近いシステマティックリスクに発展していくのではないかと思います。勿論まだ国が動く話では無いですけれど、消費者庁にガンガンクレームが送られていることで、何らかの指導も有り得るのかも知れません。で、話をスクエニHDに戻すのですが、不可解なのは証券各社の格上げ。決算を受けて野村が弱気から中立に引き上げたのはまだわかるのですが、GSに至っては「ガチャ停止が既存ユーザーを活性化させる」という全く意味不明なポジショントークでした。おそらくたくさん持っているのでしょう。それで木曜のゲーム株は全般的にしっかりでした。その無理な反動も出て、ゲーム株は一転金曜に弱く。前日に何とか売り抜けることに成功したのでしょうね。ドラクエの新作を開発したサイゲームを子会社に持つサイバーエージェント(4751)も売られました。それにしても昨今のネットユーザーのマジョリティっぷりは各CMや製品開発を中止に追い込む力の強さを持っており、企業側も無視することができません。ネットという社会がもたらした一つの作用ですね。 それが良いとか悪いとかは置いておくとして、ともかくこの露骨な課金方式はまた一つ曲がり角を迎えたのではないかと思います。私もこういうゲームは色々したことありますけれど、課金は一度もしたことが無いですね。リアルのお金を仮想空間のためにつぎ込みたく無いので。個人的にはやはり任天堂(7974)の復活に期待して、ゲームは最初に数千円払ったらあとは安心していつまでもやり続けることができるタイプの復権を望みます。【ポートフォリオ銘柄】吉野家HD(9861)は反落。ただ足元ではこの地合の悪さの中で連日高値更新が続いています。先日発表された月次が引き続き「牛すき鍋膳」効果で好調、ついにはゼンショーHD(7550)傘下の「すき家」も参入する流れに。足元の円高は同社にとって恩恵ではありますが、株価的に1500円クリアという目標達成感がありますし、権利落ちの日も近づいてきました。競争激化懸念もありますし、そもそも牛すき鍋膳は冬限定ですから、このままいつまでも好業績を牽引するものではありません。と言うわけで月曜の寄り付きで買いポートフォリオから外し、利食いとします。ごちそうさまでした。水曜から買いポートフォリオ入れとなった京浜急行(9006)は続伸。好決算が出て買いが強まる流れになりました。上手く底値で拾えた感じですね。 ・・・と言うわけで毎度の文字数制限から今日はここまで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年02月08日
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まだまだ続くドバイ話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20140123.html無事宝くじを買った私は、折角海辺のホテルなので浜辺に行ってみることにしました。しかし、ホテルから浜辺に通じるところで、係員みたいな人がしっかり門番をしています。一応ホテルのプライベートビーチということなので、宿泊客以外は入れなくなっているみたいです。ただ皆当たり前のように素通りしており、チェックは外国らしくザルな感じ(;^_^Aそもそも私は宿泊客ですし、さも当然のように通り抜けよう・・・としたら、私だけ呼び止められ「宿泊客か?であればルームキーを見せろ」と言われます(-。-;)で、見せて名前を言わされ、本当に合っているか手元の名簿でチェックして、ようやく通過することが認められました。何でワシだけ?こんなホテルに泊まれなさそうな貧乏くさい格好していたから?(-。-;)そう思うと非常に鬱屈した気持ちになりましたが、どうも隣の通路を選べばノーチェックで海岸に行けるようなので、次回以降は面倒がないようにそこを避けることにしました(;^_^Aそうして海岸に出たのですが無茶苦茶暑い!( ̄Д ̄;;夕方16時頃でしたが、一日通して40℃前後を維持していますし、海の傍ということで湿度も高い。にわかにぶらりと散歩に出かけたことを後悔し始める私(-。-;)しかしそれではサウナに入って1分も持たずに出て行く根性無しのような奴なので、せめて隣の「ワイルドワディ」を冷やかしてからホテルに戻ろうと思いました。「ワイルドワディ」は巨大な水のレジャー施設で、流れるプールやら人工的な波でサーフィンなどが楽しめるやら、およそ砂漠の真ん中とは思えない贅沢な施設。北陸人的には「芝政」のデカイ版と思えばわかりやすいでしょうか(;^_^Ahttp://www.jumeirah.com/en/hotels-resorts/dubai/wild-wadi/入るのは有料なのですが、ジュメイラビーチホテルの宿泊客はタダになっています。なので私は何回でも入れますから、利用は後日またゆっくりするとして、今日のところは下見だけしておこうと思いました。(つづく)
2014年02月05日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損を減らし焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり4,200円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。 一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日大幅続落。前日のNYがISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことで急落。それを受けた日経平均も朝方から大きく売りが先行。いきなり200日線を割り込んで、下値が一気に見えなくなってきました。200日線はアベノミクス相場開始以来一度も割り込んでいなかったので、そのインパクトは昨年5/23の急落以上のものに。春節明けの香港市場が大幅安だったことも安心感を生み出せず、後場には再度追証発生の売りや欧州勢の売りに押されて下値模索の展開になりました。引け間際にはドル円が100円台に突入し、下げ幅は600円を超え安値引け。日足はほぼ陰の丸坊主な形に。売買高は42億株台、売買代金は3.6兆円台と大商いでした。投資判断は「やや売り」。今日は絶望的な下げに見舞われましたが、超短期的に明日は一旦リバがあってもおかしくないと思います。理由としてはチャート的に23日から始まった下落で大きな窓を二つ開けてきたこと(1/24、本日)、14000円という心理的節目、また出来高が急増で陰の丸坊主という基調転換のサイン、そして空売り比率の高さです。特に空売り比率は昨日が34.4%と、11年以来の大きな数字に。本日も32.4%と、今年に入ってからは30%越えの日々が目立ちます。この陰の丸坊主による売り切り感と空売り比率の高さの組み合わせが、個人的には12/16の頃を彷彿とさせます。一方で松井証券が公表している信用取引の評価損率は-16.2%ということで、アベノミクス開始前の12年10月以来の水準とのこと。この辺りも一応陰の極サインになりつつあります。日本一企業トヨタ(7203)決算もとりあえず出ました(概ね事前予想通りの好決算)。指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)の月次が良かったです。あと、今年に入って何故か水曜は4連勝。明日くらい反発してもバチは当たりません。ただ注意しておきたいのは、私はこれでトレンドが戻るとは考えていません。あくまであや戻しだけです。75日線も下落に転じてきましたし、基本この先半年くらいは下落基調が続くものと見ています。下値は正直パニックがどこまで広がるかに因りますから敢えて予想はしませんが、上値は15000円辺りがせいぜいだと思います。また本日発表の信用買い残は当然のように増加しており、07年11月以来の高水準。足元の追証発生の投げ売りが今度は戻り売りに変わり、戻りの上値を重くするのは容易に想像が付きます。需給バランスが崩れてしまった以上、しばらく日柄調整が必要なのは致し方ありません。アメリカの方ではVIX指数が21.4ポイントまで上昇し、昨年10月の政府閉鎖時の水準も上回って12年12月以来の水準に。FRB議長がイエレンさんに交代したことで、その間隙を付く売り方の攻勢という感じです。ダウだけでなくS&Pのチャートも昨年11月の安値を割り込んで崩れてしまいました。09年3月から丸5年近く続いた上昇波動は、日柄的にもピークアウトのタイミングと言えます。2月は税還付の資金が再度株式市場に流れ込んでくる・・・という期待もありますが、一定の下支えにはなるかも知れませんけれど、相場を変える程では無いと思います。それにしても年初に色々な人が今年の日経平均を予想して、下値が14000円という人自体少なかったのですが(もっと上だった)、14000円も既に達してきました。昨年もスタート一ヶ月で8割くらいの人が外れた(予想以上に上がった)のですが、著名投資家ウィリアム・ギャンが言うように「Don't guess when the market is top. Let the market prove it is top.(相場の天底を予想するな)」ということですね。http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPL3N0KH1M520140107http://diamond.jp/articles/-/47807私自身下落相場の入り口を明確に言い当てられなかったので偉そうなことは言えませんけれど、1/25のブログで「非常に悪い流れ」「それを断ち切るにはFOMCで緩和水準維持がなされるしかない」と書き、それが成されなかったのでその流れが続いている格好です。そして有料メルマガでも「世間の皆が皆「この下落は一時的」「押し目買いのチャンス」と口を揃えて言うのにも違和感があります」と配信し、売り中心の防御力の高い取り上げ方をしました。まあ弁護すれば市場関係者の方は皆それぞれ地位のあるので、営業とのバランスや過去の発言との繋がりも意識せねばなりません。ですから、鎖に繋がれた形で予想をしなければいけません。なので私のようなフリーな立ち位置のぺーぺーの方が自由度が高いわけですけれど、その辺りを加味して市場関係者のポジショントークを勘ぐり、炭坑のカナリアのように使うのが一番有効かも知れません。新興市場は「中立」。本日も両指数共に急落となりました。個人的にはアドウェイズ(2489)ショックと思っているのですが、同社は先週末に上方修正を発表したものの、やはり四季報予想に届かない内容であったことで大きく売り込まれました。結果、マザーズ指数は昨年5月と今年1月でダブルトップの形に。本日も前場段階でマザーズは値上がり銘柄数0、JASDAQも5つ、というような非常事態でした。引けでは何とか数が出てきましたけど、上述のように個人投資家の信用評価損率が大きく悪化する中で、需給は完全に崩れた形。もう少し投げが出てもおかしくはありません。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続落。再度200円割れが見えてきた形になりました。もっとも足元の利回りは3.2%と商社レベルの水準に。200円から下は底堅さがあると思うのですが、また一層積み上がった信用買い残が嫌な感じです。吉野家HD(9861)も続落。円高メリット銘柄で圧倒的な売り長銘柄もこの地合の中ではさすがに抗しきれず。優待の引当金や牛すき鍋膳の初期投資費用が嵩んだ第三四半期を黒字でクリアしたことから、あとは最終四半期のラストスパートの伸びに期待するだけ。株価の方も権利取りに向けてラストスパートを期待したいところ。そして今回はまた一銘柄買いポートフォリオ入れしたい銘柄があります。それは京浜急行(9006)です。神奈川県を走る赤い電車ですが、私自身学生時代はよくお世話になりました。まず電鉄株なので今の地合に関係無いディフェンシブ性があり、優待狙いの買いが入りやすい時期でもあります。NISAの中に入れるには単価が大きいのですが、例年1月末辺りを底値に下値切り上げ型の買いが続きます。直近20年間を調べてみると、下がったのは震災の11年くらい。で、あまたある電鉄株の中で京浜急行にした理由は、まずスタンダードなところで訪日外国人の増加があり、羽田からのアクセス効果が挙げられます。羽田空港から品川まで繋がっている路線の活用が期待でき、東京オリンピックもあって、この辺りの恩恵をフルに受ける感じですね。 そして東証に西武HDが上場申請しています。同社は西武HDと株式の持ち合いをしており、保有株式の価値上昇というところが見込まれます(※最新の有価証券報告書では10から外れてしまったことで乗っていませんが、昨年7月現在では出てました)。http://www.seibuholdings.co.jp/news/pdf/20130718.pdf そんなわけで目標は1000円くらいに設定し、3月権利落ち手前くらいまで投資期間で。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。 【注目銘柄】KDDI(9433)は続落。こちらは先週月曜に有料メルマガで売りで取り上げ。売値とした6000円からクレディスイスの投資判断引き下げ、予想の範疇の好決算、地合の悪化を受けて着実に下落してきています。ソフトバンク(9984)の急落の余波も喰らっている格好。そもそも今は国内の通信事業は競争が激しいです。ソフトバンクは通話定額制の導入を発表しましたし、楽天でんわを始めとするIP電話も続々出てきています。また、先日も総務省がMVNO(仮想移動体通信業者)の接続料を下げると報じられましたが、今後益々その流れは強くなると思います。私も昨年から大手キャリアの契約を完全に止めて、MVNOに変えました。株式市場では日本通信(9424)が有名ですね。 結果、通信料金はガラケーの基本料金762円+iPhoneのLTE利用料714円の計1476円の基本料金でドコモのスマホが持てます。まあ2台持ちになるのと、通信量も1Gまでの制限がありますが、スマホでWEBを何十枚か開いて、自動更新の株価を数時間眺めていても、一日30Mも使いません。 それでも普通にスマホを持つと月々6500円ほどの利用料を取られるわけですけれど、外でガンガン動画を見るヘビーユーザー以外はこれで十分のはずです。年間6万円違ってきます。今後訪日外国人の増加を見越して無料Wi-Fiスポットが拡充されるなら、益々キャリアとの契約は不要になります。 この流れが例えば消費増税などを受けて携帯電話料金節約の機運が高まると、一気に加速していくはずです。昔は携帯代を払うためにCDなどの消費が落ち込みましたが、これからは違うでしょう。4Gの周波数割当先選定も始まり、今後4G向けの設備投資も必要になります。大手キャリアの事業環境は厳しい状況に追い込まれそうです。東洋鋼鈑(5453)は続落。こちらは昨日配信した有料メルマガで「ぶっちゃけ同社の決算はあまり良くないと思うけれど、昨今の親子上場解消の動きから期待できる銘柄」として取り上げました。本日が決算発表だったので、決算が万一良ければそれでOKですし、悪かったら余計に親会社東洋製罐GHD(5901)によるTOBがあるかなーと。PBRが0.5倍で下値余地も小さいです。ところが、本日発表の決算が予想外の好決算。上方修正及び増配を発表しました。足元で上方修正や増配を行っても下げる銘柄が目立ちましたが、それらのほとんどは結局四季報予想の範囲内程度だったことから。しかしこの銘柄に関してはそれらを大きく上回る数字になっています。これは正直良い意味で期待が裏切られました。純粋に配当が8円→10円に引き上げられて、9円とした四季報予想も上回っています。結果利回りが25%上昇していますし、通期見通しも更なる上方修正を狙えそうな雰囲気。比較的小型株ですし、これは明日の買いが期待できます。手っ取り早くTOBされなかったのは残念ですが、まあ結果オーライということで。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2014年02月04日
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2014年02月01日
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