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最近では異例のヒロイン交代で、夏木マリ登場! 正直、いままでは感情移入できなかったのだが、このところは ひとつひとつの台詞が胸に染みる。 今週の「奇跡」に至っては、涙なしには見れなった。 来週はいよいよ大団円。 モデルが実在するだけに、そうそう突飛な終わらせ方は出来ないとは 思うのだが、果たして。。。
2012/03/22
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三国志は、吉川英治著から始まり、横山光輝の漫画、そして、北方謙三の 作品などに加え、「歴史群像シリーズ」などで、興味の向くままにそれなり に楽しんできた。 そして気になるのは、孔明亡き後の三国それぞれのドラマであった。 この作品は、「後蜀三十年」を舞台にした小説である。 しっかりとした調査を裏付けに、淡々と、それでもドラマティックに描かれる 「滅びゆく国」への鎮魂歌は、ぐいぐい惹きつけられる。 まだ、下巻の途中なのだが、充分満足な作品である。 驚いたのは、この本は、サラリーマンが余暇(?)で書いた自費出版もの であることだ。 司馬遼太郎と吉川英治の中間とも言える、登場人物との距離感など、 プロの作家も舌を巻くような、適度に枯れた文体は、本当に素晴らしい。 既に出版後四半世紀を経た作品ながら、これほど楽しませてくれるとは。 これを読んでいると、「三国志戦記」をたまらなくやりたくなる(苦笑)
2012/03/15
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4月から(?)ルパンがTVシリーズで復活するらしい。 なにやら、「峰不二子を軸として、若き日のルパンたちを描く」という ことだが、サザエさん同様、既に歳を取ることをやめてしまったルパン たちの「若い頃」ってどんな設定なんだ??? 1stルパン以前を描くのかと思っていたが、五右衛門が出ている宣伝 画像を見かけたので、1stのサイドストーリといったところになるのか? 宣伝画像は、原作の雰囲気を醸し出しているようにも見えたが、是非とも 初期のルパンの、「悪党」らしい雰囲気を見たいものだ。 新声優陣の定着も兼ねてのことだろうと、素人ながら推測するが、 TV視聴率低迷の中、安直に「復刻ブーム」に乗ったものにならないこと をファンとして願う。
2012/03/07
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お魚01さんのHPで紹介されていた、「宇宙戦艦ヤマト 2199」 さっそく動画を拝見したが、なかなかの出来ではないだろうか。 キャラクター・デザインは新しく行われており、「今風」になった クルーたちが多かったが、沖田艦長はほぼそのまま。 いくつかの動画を観た限りでは、ブラックタイガーの山本が、 女性にされてしまっているような・・・(泪) PS1版のゲーム「宇宙戦艦ヤマト」で、名シーンがリメイクされて いた。 その流れで、一作目からリメイクして欲しいと思っていたのだが、 こういう形でも、復活してくれるのは嬉しい。 キムタク・ヤマトのショックを癒してくれるだろうか?
2012/02/24
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「五時に夢中」を垂れ流してくれているMXテレビの夜の番組。 外人ゲストが非常にまともで、下手な大手テレビ局の番組より、 余程うなずける。 月曜日の杉村たいぞうだけはNGだが、それも知見のある外人・半素人 ゲストのおかげで、楽しく観ている。 MXは、零細局故、コンテンツ自体は少ないが、かなり頑張ってくれて いると思う。 「地上波がつまらないからCS」という選択もあると思うが、こうやって 楽しませてくれる局の存在も見逃せない、と思う。
2012/02/22
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この時間帯、四半世紀前には、月~金と帯でふざけた番組をやっていた。 私は、月曜日の「グッドモーニング」という番組の、「今日の酔っ払い」 というコーナーが大好きだった。 軽快なBGMに乗って、池に飛び込むサラリーマンの姿やらが、何とも 可笑しく編集されていた。 現在は、タモリ倶楽部だけが残っているが、時々、あまりにマニアックな 特集もあり、一応毎週チェックしてしまっている。 今回は二週連続で、海上自衛隊の潜水艦に乗り込んだタモリ一行。 公報のためとは言え、自衛隊も思い切った番組に公開したものだと 思いながら、興味津々で観た。 それにしても息の長い番組である。
2012/02/10
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第三話あたりで挫折しかけたのだが、その後、持ち直して観ている。 昨年、随分昔に同じ大河で清盛を演じた仲代達也と、今回の主演俳優が、 昔の作品を観ながら、対談する趣向の番組があり、それなりに期待して いたのだが、中井貴一と三上博以外、見るべきものの無い作品と思い、 あまり観る気にならなかったのだ。 それでも、その中井・三上両俳優の、程良く抑えた演技が観たくて、 持ち直したのは、最近の大河の特徴だろう。 ダレ気味の前半に、しっかりと脇を固めて、後半に繋ぐ。 今回は特に、海賊船など、たっぷりと金も掛けている。 「坂の上の雲」もそうだったが、「金にあかして」のドラマ作りも そろそろ限界に来ているのではないだろうか?
2012/02/07
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10年前に読んだら、一笑に付したかもしれない。 この歳で読むと、納得できる、妙な本である。 企業にとって「理念」がどんな意義を持つか? 改めて、考えさせられたものである。 自身の勤務先を振り返ってみると、確かに「理念」の大切さが良くわかる。 外部環境のせいにして、理念を見失い、「株主のため」と利益優先で、 その場しのぎをしていては、そりゃ行き詰るよなあ・・・・。 丁度、後進に週に一度、「事業計画立案」のコーチをしていることもあり、 こういう本を、読み流すことなく、じっくりと考えてみた次第。
2012/01/31
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傑作、「プリズン・ブレイク」からのスピンオフとして製作されたという 宣伝に引き寄せられるように、2話まで観た。そして・・・ 第三話では、あの「ティーバッグ」登場! 家族で楽しみに観た。 ティーバッグ登場シーンでは、あの懐かしの「プリズン・ブレイク」の テーマが流れ・・・ プリブリでは、最後は人肉まで喰らう暴れっぷりだったが、今回も期待に たがわず、大暴れしたり、ちょっとしんみりさせてみたり・・・ 密度の濃い1時間番組が終わる頃には、すっかりティーバッグの存在感に 圧倒されてしまった。 演じるロバート・ネッパーは、実は、これまた私の大好きな、スタトレでは TNG(1980年代)で、今では信じられない好青年を演じていた。 久々に観てみると、 「コイツ、なんかとんでもないことするんじゃないか?」 と思ってしまうから面白い。 今後も目が離せない役者さんだ。
2012/01/18
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TVで、公開時の宣伝をチラッと見ただけだったのだが、最近、家電量販店 などにある、「3本3千円」コーナーで、どうしても2本しか欲しいものが なく、洒落で買ってみた。 同世代の多くの空手人と異なり、私は、B・リーやJ・チェンなどの映画を ほとんど観ていないし、好きでもない。 ましてや、彼らを「本物の武道家」と崇める向きには、全く賛同できない。 もちろん、映画俳優としての彼らは、「凄いものなんだろうなあ」とは思う。 そして、「ベスト・キッド」 このシリーズも、空手をベースにしているが、内容はハチャメチャだが、 海外(アメリカ)の空手事情の一端を垣間見れる点で、TVでは観た。 今回のリメイク版は、中国が舞台。 中国に移住した、いじめられっ子の少年(有名な黒人俳優の息子らしい)が、 暗い過去を持つアパートの管理人(実はカンフーの名人)に、指示し、 いじめられっ子を擁するカンフー軍団と、公式大会で闘う、というもので、 プロットは、オリジナルの1作目と同様である。 主人公の淡い恋に関するところは、2作目同様か。 「あんなに簡単に強くなれたらいいなあ」と飲みながら観ていたが、 途中から、なんだか、中国の観光ビデオを見ているような気がした。 空撮を多用し、何故だか観光名所で特訓する二人を延々と映し出す。 せっかく、良い年頃になったJ・チェンの演技もイマイチで、 「ミヤギさん」のような味は出ていなかった。
2012/01/12
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低俗な番組と化してしまい、ほとんど聴かなくなっていた「ごごばん」 1/9からは、16:00までに短縮され、16:00からは辛口コメンテーターを 揃えて、ラジオならではの番組が始まる。 「そこまで言うか」というタイトルだが、その予告編的な番組が正月 に放送された。 期待通り、TVでのその手の番組よりも、遥かに情報量が多く、ビジネス という名の「異空間」に軟禁されている私のようなリーマンには、視点を 変えるいい時間になる。 時間の関係で、録音を後で聴くことになるのだが、他のことをやりながら、 耳だけで済むので、非常に時間効率は良い。 当初の「ごごばん」も、この路線を走っていたが、いきなりおバカ路線に 変更されてしまった。 同じ轍を踏まないことを願う。
2012/01/06
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「宮本武蔵」連続放送以来、テレ東の長時間時代劇は、毎年の楽しみだ。 今回は、「忠臣蔵」 堀部武庸(安兵衛)をメインに作製されるとはいえ、それほど期待して いなかったのだが、録画したものをじっくり観て、正直嬉しかった。 「忠臣蔵」にありがちなお約束の名場面(多くは虚構)は省かれ、 淡々と進む展開には、惹き込まれた。 同じテレ東で、30年程前に大晦日に放送された、「つか版・忠臣蔵」 以来の面白い「忠臣蔵」だった。 来年も期待したい。
2012/01/04
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どのように映像化されるのか? 確認するような気持で観ていたのだが、正直、なかなか夢中になれずに いたのだが、今年はさすがにクライマックス。 203高地のシーンや、日本海海戦のシーンはさすがに迫力があり、 それなりの体裁を保っていたが、エンディングからは、原作程の感動は 伝わってこなかった。 原作は、確か高校の時、出席率稼ぎに珍しく座っていた授業中に、丁度 最終頁を繰ってしまい、目頭が熱くなって困ったことを憶えている。 それに比べると、今回は残念だが、「ふ~ん」という程度だった。 それでも、「映像化不可能」と思われていたスケールの原作を、 兎にも角にも映像化したことは凄いと思う。 まあ、NHKという位置づけを考えると、複雑な心境ではあるが。
2011/12/28
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ここ数日「何かありそ~な~あの七に~ん」と、1972年のゴールデンタイム に放映されていた、実写版「ワイルド7」の主題歌を口ずさみ、気持ちを 高めていた。 反面、一年前の「キムタク・ヤマト」の悪夢も蘇る・・・。 近所に出来た、109シネマズ湘南へ、カミサンと息子を連れて出掛けた。 ちなみに22日は「カップルor夫婦割引」で一人千円ポッキリだ。 あの「ワイルド7」が映画になって帰ってくるとなれば、湘南エリアの オッサン達が、下手すりゃM31RS(金属製)を肩に担いで押し寄せるのでは ないか? と心配になり、前々日から、ネットで座席予約をした上で乗り 込んだのだが・・・ ま、例によって、約10人程度の静かな会場であった(笑) オッサンは私を含めて2人。後はJKばかりであった。 そっか、「何とかジャニ」の奴が出てたんだっけ。 気を取り直して、観賞すること二時間弱。 ネタばれになるので細かい点は書かないが、原作ファンが観ても、まあ 納得のできる作品ではないだろうか。特にラストは。 「セブン・レーラー」も、あのサイズになるとリアリティがあるし、他にも 原作を読んでいた人には、「アッ、あのシーンね」とニンマリ出来るシーン が結構あった。 監督も俳優陣も、「ほとんど原作を読んでいない」世代の中、我らが 中井貴一さん(「さん」づけしちゃうぜ)は、さすが原作ファン。 草波をキッチリ演じていたと思う。 元MGC・納富貴久男 (BIG SHOT)氏も、さぞやりがいがあったろう。 カートが床に落ちる音を聞いているだけで、息子も大喜びだった。 ちなみに、某シーンで床に並んでいる弾薬箱の中に、懐かしのM31の カートの箱があったような(笑) 原作は、8巻までしか読んでいないカミサンも、面白かったと言っていた。 興行成績次第では、続編もありそうなので、楽しみである。
2011/12/22
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新・声優陣のルパン三世。 もっとも、ルパン役の山田康雄氏が亡くなった時点で、我々の世代には 新しい世代と認識されていたのだが。 五右衛門役も、かなり以前に変わっている筈である。 秋口にネットでみたトレーラーでは、「旧声優陣にそっくりじゃん」と 盛り上がっていた。 で、楽しみに新作を観たのだが・・・。 やはり短いトレーラーとは異なり、2時間近い本編の中では、旧声優とは かなり違う声に聞こえてしまった。 が、それでも良いと思う。 ドラえもんのように、一気に入れ替えても良かったのではないだろうか? ルパン三世の場合、内容さえ良ければ、少なくとも我々の世代は観続ける だろうと思う。 今回、ストーリーはまあまあだったと思う。 ルパン1世が登場しただけで、我が家では結構、盛り上がったし。
2011/12/03
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このような内容の著作が、欧米から入ってくることが残念でならない。 そんな気持ちにさせる程、大きく頷かされる内容である。 著者自身、自分の書いている内容が多くの企業経営者、コンサルタントに 受け入れられないことを予見している点も面白い。 内容については、簡単にまとめることが難しいので、ネットに溢れる書評を 参照願いたいが、私はこの本は、「リトマス試験紙」のようなものだと 思った。 この本を読んで、内容について、読者の心がどういう反応を示すか? そこに価値がある作品だと思う。
2011/11/29
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学生の頃から、書店に行くと必ず新作をチェックしてしまうシリーズだ。 自然科学を「わかりやすく」解説してくれるというシリーズだが、実際、 「超弦理論」などは、工学部学卒程度の私には、終盤はチンプンカンプン だった。 老後というものがもしあるのなら、応用数学と応用物理はもう一度勉強 したいと、常々思っている。 先日、同期入社の連中と飲んだときに、この話をした。 中には、博士号を持っているものもいる、皆、理系専攻だったものである。 私がカミングアウトするように、 「いや~、やっぱブルーバックス読みこなしたいから、最近、物理学の 番組、観てるんだよ。」 と切り出すと、予想以上に食い付いてきた。 中でも、先端技術バリバリの開発をしている奴から、 「ブルーバックスって、買った時の期待感と、読み終わった時の無力感の 落差に落ち込むよね~」 と、うまい表現が飛び出した。 同感である。 幾つになっても「勉強しなくちゃ」と、自己啓発意欲をくすぐってくれる シリーズである。 最近では、「マンガで読む タイムマシンの話」なんて、裏切ってくれる ようなシリーズも出しているようだが、これも時代か。 サラッと読んで、わかった気になるのでは面白くない。 素面で読みたくなるような、難解な本も、まだまだ出して欲しいものだ。
2011/11/19
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この秋、一番真剣に観てしまったドラマである。 毎週、リアルタイムで観ることに決めた! 我々の世代には、あまりに強烈なインパクトを記憶に刻みつけた、 アニメ版の最終回。 しばらく、人間不信になったもんだ(笑) 今回、夕方に「名作選」として再放送があったが、何故か、あの オープニングが、カットされていた。 理由は、今回の放送でわかった。 観る前は、どうなってしまうのか、期待以上に不安が多かったが、結局、 録画して、2回も観てしまった。 ベム達が根城にしている船の側面に描かれた「人魚」の絵など、「?」と 思わせるカットが散りばめられており、期待は高まる。 改めて、アニメ版について検索してみると、やはりあの最終回は、 「打ち切り」だったらしい。 しかも、作品自体が不評だったのではなく、番組改編の都合らしい。 そして、製作には、韓国の制作会社が関係していたこと。 ウルトラセブンの金城氏同様、色々裏読みをしてしまう。 そして、幻の続編パイロットフィルムがあったらしい! (DVD BOXには収録されたらしい) 今回の実写版リメイク、賛否あるとは思うが、私は大いに期待! それにしても、ベラ。ハマり過ぎだろう(笑)
2011/10/22
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大作なのはわかる。 宗谷改修のドックのシーンなどは、本当に迫力があった。 実話が元になっているだけに、ストーリーに破綻はないだろう。 Gunを片手に、軽快に飛び跳ねていた恭兵ちゃんも、すっかり渋くなった。 ついさっき、華麗な剣捌きを見せてくれた塚原卜伝は、大蔵省官僚だ。 なにより、この時代にはあり得なかったのでは?と思わせるキムタクの髪型。 あくまで、「ドラマ」で勝負して欲しいと思う。
2011/10/21
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477頁中、100頁程残した状態で書くのもどうかと思ったが、久しぶりに 気合いを入れて読んでいる本である。 ナショジオを始め、多くのメディアで、「宇宙の最後はどうなるか?」 という特集は組まれているが、この本では、それが比較的わかり易く、 一冊にまとめられている。 合わせて、前半には、人の終わり方(死)について、かなりの頁を割いて 書かれている。 特に、西洋人(キリスト教信者)の死生観などについての統計には、 正直、驚くようなものがあった。 アメリカ文化は「死を徹底的に否定する文化」という表現は、理解できる。 が、それがために、「終末治療」が各大学で片隅に追いやられているという のは、意外でもあった。 また、米国人の7割が「天使」や「悪魔」を信じており、また、「来世」 を信じているという調査結果は、意外だった。 もちろん、調査方法にもよると思うが。 まあ、前半の「人間の終わり方」については、正直、食い足りない物が あるが、著者は天文学の専門家である。 後半の、宇宙の終焉、についてはかなり充実した内容である。 いずれにしても、30億年後に訪れる、わが銀河系とM31(アンドロメダ 大星雲)の衝突(合体)すら、この目では観ることができないのは残念。 が、自分がいなくなるからと云って、宇宙の行く末を考察しないのは、 天文マニアとしては不謹慎である。 最後まで、しっかり読みたい。 book_2011-1015 posted by (C)kirk1701
2011/10/15
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山田洋次監督作品のリメイク。 1977年の映画版自体も、公開当時劇場にも足を運んだが、正直、高倉健を 目当てに行っただけで、作品自体はあまり評価していない。 というのも、中学の頃から、「幸せの黄色いリボン」(ドーン)という曲 が好きで、レコードを持っていた。 美術の作品で、この曲をモチーフに作品を描いたこともある。 そんな思い入れがあったので、この作品は、単なるパクリもんだと思って 正直、好きになれない。 それでも、高倉健の作品だったゆえ、今回のTV版も期待せずに観た。 映画版に出演した、倍賞千恵子,武田鉄也らがチョイ役で出演した以外、 特に印象に残る作品ではなかった。 今、リメイクする意味があったのか? 業界が抱える「ネタ切れ」感をひしひしと感じてしまった。
2011/10/10
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何とも後味の良い秀作で、観終わった後、原作者について調べてみた。 原作(第30回横溝正史ミステリ大賞でテレビ東京賞)は、佐倉淳一。 よくある若手原作者の作品かと思って調べてみると、幾度か選考に 残った40代後半の、研究者による本格的なものらしい。 高橋克実演じる、娘に先立たれた父親の心象風景を描く距離感は、 同世代の我々が観ても、違和感がなかった。 SFミステリとしての本筋には、本田博太郎ら味わいのある名優を配し、 それなりに納得感があった。 本筋の周辺に、嫌みのないコンパクトさで散りばめられた、人間ドラマが 素晴らしかった。 おまけにエンディングには、シンディ・ローパーの曲まで流されちまった。 まったく、こういう大当たりが時々あるから、単発ドラマも見逃せない。
2011/10/06
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待ってました!塚原卜伝! ついこの間は、「新撰組血風録」をリメイクしてくれたし、BS時代劇は まさに「救世主」である。 特に楽しみなのは、塚原卜伝が会得したとされる、「一拍子の太刀」が どのように描かれるか?である。 実在の卜伝から、何人かの門弟に伝えられたようだが、現在では、その 技術の詳細は不明ということで、以前から非常に興味があったのだ。 卜伝を演じるのは、堺雅人。 正直、一本調子の演技、特に作り笑顔は、あまり好きではないのだが、 贅沢は言っていられない。 とりあえず、作品化されただけでもありがたい。
2011/10/05
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「おひさま」(NHK)が、無事、最終回を迎えた。 震災の影響もあり、脚本がすこし変更になった、と関係者から聞いて いたが、それでも、さすが岡田恵和、朝ドラの中でも秀逸な作品だった。 最終回の、「現代の主人公たち」の配役には、あんぐりだったが(笑) NHKの朝ドラは、所帯を持った頃から欠かさず観てしまっているが、 ヒロイン個人に焦点を当てたものから、群像劇の要素が強くなってきた 作品も増えており、毎回楽しみにしている。 10月からは「カーネーション」大正~昭和を舞台に、コシノ三姉妹の お母さんを描くようだが、主演の「尾野 真千子」は、「外事警察」や 「mother」での演技の印象が強すぎ、正直、「重すぎる」ようにも思う。 ま、先入観は持たずに、素直に楽しまないと。
2011/10/01
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この夏の輪番操業のおかげでみつけた日曜日朝、7時台の番組。 いつも聞いているニッポン放送は、「藤沢周平傑作選」のあとは、 イルカのフォーク中心の番組で、正直、緩すぎる。 で、色々選局していて見つけたのが、この番組である。 美輪氏は、「スピリチュアル」で有名になったが、我々の世代には 歌手としてのイメージが強い。 この番組、もちろん、氏の歌手としてのキャリアから来る話も多いが、 「日本人、かくあるべし」というテーマのトークが素晴らしい。 自分の親類でも、戦前派はどんどん棲む世界を異にし、体験談を 聞く機会もどんどんなくなってきている。 美輪氏の話は、戦前・戦中派の証言として、興味深く聴いている。 戦後、ホームレスまで経験した氏の、政治、国、軍備に関する考え方は、 シンプルで非常に強いものを感じる。 まだまだ元気でいて欲しいものだ。
2011/09/29
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性格は随分違うのだが、映画の好みでは良く似てきた愚息と、毎週末、 主にDVDなどで、映画を観賞するようになってきている。 この週末は、デ・ニーロの作品を一緒に観賞。 私自身、久しぶりに観るので、夢中になってしまった。 先ずは、「俺たちは天使じゃない」を。最初は吹き替えでみたが、愚息も 原語+日本語字幕の方が、「声が良い」ということで、字幕で観賞。 この作品は、ハンフリー・ボガード版の方が、プロットは好きなのだが、 デ・ニーロと、ショーン・ペンの絶妙の演技で、リメイクとは思えない 秀作である。 次は、「ミッドナイトラン」 これがどの位、一緒に楽しめるか?ということは、私にとっては、愚息 との今後の付き合い方において、結構、重要な問題だったのだが(笑)、 さすが我が子、単純にこの男同士の何とも荒っぽい、それでいてペーソス あふれるロードムービーが、かなり気に入ったようだ。 デ・ニーロは、「タクシー・ドライバー」でファンになり、文化祭の 借用映画で、16mmを借りて(レンタル料、一日で8万円也!)上映した程 だったが、その後、「レイジング・ブル」で引退したボクサーの太った ところまで、増量して演じたのを観て以来、欠かさずに観てきた。 抜きんでた実力派のクセに、変に脚本を選ぶことなく、本当に色々な 役で楽しませてくれている。 今後の作品にも期待!
2011/09/18
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さすが、我が青春のテレビ東京! いまなぜ、「ロッキー」シリーズ、全放送なのか?(笑) で、しっかり録画して観てしまったが、さすがテレ東、余韻もまったく ないブチブチの放送で、結局、自宅にあるDVDで久しぶりに観てしまった。 意外な発見だったのは、「ロッキー・ファイナル」に収録されている、 「もうひとつのエンディング」を改めて観て、やはり公開版が良かった ことと、退場シーンでは、本当に長年の役者たちとの別れの雰囲気が、 虚構ないまぜで、いいシーンとして写し出されている点、そして、 S・スタローンの監督としての情熱が、本物である。と思わせてくれる メイキング映像である。 10代から20代の時期、そして、30代、40代と、人生の節目節目に、楽しみに 観れた作品である点で、このシリーズは、やはり時々観たいものだ。 エンドロールの最後の静止画は、美術的にも本当に美しい。
2011/09/11
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同じような番組でも、ヒストリーチャンネルでやると胡散臭いが、 ナショジオでやられると、俄然、マジで観てしまう。 米国・英国の専門家が、大真面目に、エイリアンの侵略に対抗する 手段を論じたものや出版物を、映像化したものである。 特筆すべきは、エイリアンは、「悪意を持った侵略者である」という 視点で、対抗措置を論じている点である。 「高度な技術力を持っているからと言って、彼らが善人であるとは 限らない。第二次大戦当時、ドイツの科学技術は世界一だった。」 という強引な決め付けには失笑したが、内容は見ごたえがあった。 当然の流れで、最後はゲリラ戦で対抗するのだが、観終わった後、 これは災害に対する心構えとしても、応用できることだと得心した。 通信衛星はエイリアンに最初に破壊されてしまうので、原始的な通信 手段にたよることになる。というくだりに食い付いた息子は、今日も 電子ブロック・復刻版でモールス信号回路を組み、練習している(笑) が、事実、3.11の後、勤務先の心ある先輩が、高台にある敷地を活かして、 「無線アンテナを張ろう」と、プランを見せてもらったことを想起した。 防衛庁出身で、飛行機も操る彼は、今回も昔ながらのアマチュア無線機が かなり役にったことを説明してくれ、それなりのアンテナを張れば、 北海道から九州までカバーできることも、図示してくれた。 CSR的にも、やるべきことである、と思った。
2011/08/18
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先日も書いたが、この歳になって初めて知った著者の作品。 分厚い「自選集」から最初にこれを選んだのには、やはり夏のこの 時期であることも。 著者が入念に取材した、二人の旧日本軍人の戦中から戦後の実話を、 一人の人物にまとめて作品に仕上げたものである。 200頁以上の作品だが、まったくダレることなく、時間を見つけては 集中して読み終えた。 戦犯として捕えられることを潔しとせず、自決用の拳銃をリュックに 忍ばせ、逃避行を続ける主人公の戦後の生き様は、そのままドラマの シナリオのようでもある。 それでいながら、細かい描写が、まさに実話の重さを以って迫ってくる。 素晴らしい作品だった。是非、著者の他の作品も読んでみたい。
2011/07/22
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子供のころから憧れていた俳優の訃報を耳にすると、自分の歳に思い至る。 仕方がない、とも思いながら、時折、無性に残念にもなる。 先週のバラエティ番組で、遺作となった映画の試写会のあいさつに、 車椅子で登場したときには、「やばいのかなあ?」とは思っていたが。 原田芳雄のLPが、自宅にはある。 私の中では、「最近」のものであるが。 最初に知ったのは、TVドラマ「木枯らし紋次郎」の敵役だ。 そして、「冬物語」というドラマで、失明する男の役で、終盤、 「見えないっ!何にも見えないっ!」と絶叫するシーンは、今でも印象に 残っている。 そして、映画「祭りの準備」で、主演の江藤潤を抱えてバスに乗り込み、 「おいっ!親戚二枚っ!」というセリフ。 館内が爆笑だったことを憶えている。 そして、「竜馬暗殺 」と「田園に死す」。 氏が、紫綬褒章を受章していたのは、報道で知ったが、正直、違和感を 憶えた。 「タモリ倶楽部」で、鉄道マニアとして登場したときも、同様の違和感を 感じたものだ。 いい歳をしたオッサンが、いつまでも「イメージ通りでいて欲しい」と 思う程、アウトローが似合う俳優だったと思う。 71歳。 早すぎるとは思うが。。。ご冥福を祈りたい。
2011/07/19
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稽古メンバーから借りて、幾つかの作品がまとめられたものを読み、 いままで、氏の作品を読んでこなかったことが悔やまれる。 現在は、「自選作品集12」の「遠い日の戦争」を読んでいるが、 別の著作で、氏の「言葉」ひとつにかんするこだわりと、調査、 「これはおかしい」と思ったら、長い時間を掛けて書き上げた原稿を 焼いてしまうような、徹底した史実へのこだわりは、ノンフィクション 作家という範疇を超えた、学者のような存在である。 といって、読みにくい文体かといえば、そんなことはなく、主人公 (取材対象)が目の前にいるような存在感と臨場感で、頁をめくる手が どんどん速くなってくるような文章である。 残念ながら、2006年に既に他界されているが、残念である。 まだまだ未知の書籍が多くあり、改めて、自身の浅学を恥じ入った次第。
2011/07/06
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原作を読んでいないので、的外れかもしれないが、過去の多くのSF 小説の断片が垣間見えるような「オチ」だったと感じた。 まあ、この枠ではドラマ性が優先するのは仕方ないかもしれないが。 もうひとひねりあるかと思って、最後まで観たのだが。 序盤で、家族それぞれ「オチ」を予想し、ほぼ的中してしまった程だ。 シーズン1は、家族で盛り上がって、リアルタイムで観賞したのだが、 今回は、録画視聴、それも「マルモのおきて」を先に観るくらいだった。 映画化もされるようだが、このプロットならば、いくらでも続編製作は 可能だろう。 綾瀬某という役者は、嫌いではないが、よく見かけるだけに、パターン化 してしまい、どうも感情移入できなかった。 聞けば、実写版・ルパン三世の峰不二子役にも名前が挙がっているという。 (ルパンは小栗旬だって) 昔、目黒祐樹(松形弘樹の弟)のルパン、田中邦衛の次元の、とんでもない 実写版「ルパン三世・念力珍作戦」を、劇場に見に行き、子供ながらに 呆れて帰ってきた記憶があるが、今回はどうなのか?
2011/06/26
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岡田惠和脚本に期待して観ている、NHKの朝ドラ。 このところは、太平洋戦争中が舞台で、朝ドラとは思えない 重い話がつづく。 リリカルな描写の多い、昨今の戦争もののドラマとは異なり、 当たり前の日常と、戦争の距離感が絶妙に描かれていると思う。 あり得ない程フィクショナルな部分と、逆に妙に細かいリアルな ディティールがバランス良く混在している点に魅かれている。 以前も書いたが、主役(井上真央)は、あまり好きではないのだが、 その分、脇役陣が、非常に良い。 特に、意地の悪い教員仲間のピエール瀧や、「吾輩は主婦である」で 大笑いさせてくれた斉藤由貴、主人公の父親役の寺脇康文など、NHK ならではの動員である。 ハズレも多いこの朝ドラだが、今回は、秀逸である。 世間知らずの小娘が、自意識過剰で空回りするストーリーよりも、本作 のように、主人公を「狂言回し」に近い状態に置き、時代を骨太に描いて くれると、おじさんたちも楽しめるというものだ。
2011/06/23
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最近、スタートレックに嵌っている愚息との会話の流れで、タイム スリップもののこの作品を、改めて観賞した。 先ず、1979年版を観賞。 悪役の渡瀬恒彦がいい味をだしている。 「おっ!おみやさん!」と愚息は、若き日の渡瀬のワルぶりに驚いていた。 残念ながら、電着式のステージガンと、偽装した車両、ヘリなどは今見ると ちょっとチープな感じもするが、CGもなく、ヘリから飛び降りる若き日の 真田広之、そして、千葉真一と夏木(夏八木)勲の、ホモじゃねえかと思う くらい、肉体を前面に出したアクションは、面白かった。 映像以上に、ジョー・山中が唄う「ララバイ・オブ・ユー」が好きで、 印象に残っている映画である。 翌日、リメイク版の「戦国自衛隊1549」を見たが(2回目だが)、1979年版 では大幅に端折られていた、タイムスリップの蘊蓄が逆に鼻につき、また、 出演者がどう観ても自衛隊員には程遠いメンバーで、あまり楽しめなかった。 愚息の反応もほぼ同様で、自衛隊全面協力のリメイク版の装備には感心して いた程度であった。 今回、初めて気がついたのだが、1979年版の冒頭、福島原発が映っていた。 タイムスリップの象徴として「原発がなくなっている」と示唆するセリフも あり、なんとも・・・。
2011/06/10
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13巻から15巻まで、一気に読み終わった。 北方謙三オリジナル水滸伝の続編、というより、15巻もある エピローグ、という認識が相応しいかもしれない。 「水滸伝」で総攻撃を受け、ほぼ壊滅した「梁山泊」の再建から 始まるエピローグ。 死に損なった者たちが抱える、死んでいった仲間たちへの思い。 主要な登場人物を、きっちりと「死なせてやる」ために多くの頁が 費やされている。 そして、もうひとつのテーマが、「国とは何なのか?」 作者は、数世紀も前の話を書きながら、現代の資本主義国家が抱える 矛盾を、登場人物たちに語らせている。 何なる戦闘集団だった梁山泊が、この作品では、経済国家の様相を呈し、 その経済を守るために、本来の理念以上の軍事力を持ってしまう・・・。 私はこの作品の梁山泊に、アメリカなどの大国のイメージを重ねて 読んでいた。 北方作品は、きっちり伏線が用意されており、エンディングは容易に 想像がついた。 壮絶なクライマックスに圧倒された「水滸伝」のラストに比べると、 「あれ?」と思わせる程、あっさりした終わり方だったが、他にこの 長大な作品を終わらせるストーリーも、考えにくいような気もした。 水滸伝の時も、文庫版になると、加筆・訂正が加えられたりしたので、 文庫版も読んでみようと思った。
2011/06/07
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今回もWICAさんに教えていただき、早速、radiko&録音ソフトでじっくりと 聴かせていただいた。 改めて、ありがとうございました。 「radiko.jp 復興支援プロジェクト」というサイトで、TBC東北放送が 関東でも聴ける。 ちょっと前には考えられない話である。 TBCは基本的に、FMばりに落ち着いたトーンの放送が多く、私の大好きな ニッポン放送に比べると、「格調高い」感じだ(笑) さて、水滸伝、私は今回で2回目だが、既に第25回。 だが、長大な物語の中では、まだまだ序盤。 ちょうど林仲が、梁山泊に加わるあたりの場面だが、ラジオドラマという レベルは超えている。 日曜の夜に録音し、月曜早朝、まだ家人の寝ている間に、ゆっくり聴くのが 楽しみになりそうだ。
2011/06/05
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CSで、TNGの山場、「浮遊機械都市ボーグ」の再放送を観た息子に、 遂に「ジェネレーションズ」を解禁する時が来た。 この辺りまで観ておかないと、一部、情報不足になってしまうのだ。 15年前、TOSとTNGの「橋渡し」として製作されたこの映画を観た ときには、何だが自分の青春が終わったような気がして、何とも 言えない喪失感すら感じたものである。 TOSファンには悲しいエンディングだが、TNG以降のファンにとっては 劇場版第1作となり、DS9,ボイジャー,エンタープライズと供給過剰 気味になる程、新作がリリースされることになる。 ボイジャーで目覚め、TOSでハマッた小学生が、この作品をどう観るか。 親、というよりひとりのファンとして、感想を楽しみとした。 冒頭、B型エンタープライズの就航(宙)式では、「おおっ」と子ども らしく(久しぶりに観た私も引き込まれたが)反応していたが、 やがて、クルーを襲う様々な出来毎、そして、悲しみ。 この映画のテーマが「生と死」というもので、終盤には、しんみりと してしまうのは仕方のないところだ。 夜、かなり酒が入ったところで、息子に感想を尋ねた。 親バカになるので、中身は内緒だが、「小学生、侮れない」と思った。 私の親父も、TVは一緒に観ており、というより、親父の影響で観て 居たのかも知れない。 早川文庫のノベライズ版も、親父に借りて読んでいたくらいだから。 まさに、親子三代で楽しめる、希有な作品である。
2011/05/30
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頑張って、5月まではなんとか観てきた「江」 ついに力尽き、我が家の録画予約から外した。 主役の女優さんの演技が気に入らないこともあるが、全てが軽すぎ、 つまらなすぎる。 先日、過去の大河ドラマの残存テープの放送があったが、記憶通り、 どの作品も、一年間ひっぱるだけの、それなりの重みと面白さがあった。 私が本気で観始めたのは「国盗り物語」からだったか。 総集編の再放送を、これも先日、チャンネル銀河で観たが、子どもの時に 観た時と同じように、やはり見ごたえがあった。 既に昨年の「龍馬伝」で一足先に「大河離れ」をしてしまっていた、 息子も一緒に観たが、じっくりと観入っていた。 旧ければ良いというものでもなく、事実、「風林火山」や「天地人」 などは面白かった。 来年以降、復活を期待したいものだ。
2011/05/29
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北方謙三の長編小説、「水滸伝」の続編である。 やっと13巻まで辿り着いた。 すでに15巻で完結しており、安心して読み進められる。 発刊を待ちながら読むとダラダラしてしまう一方、先が知りたくて、 ついつい読んでしまうジレンマがここ数年続いていた。 北方謙三は、若い頃は正直、興味もわかない作家だったが、「三国志」を 読んでからは、男心をくすぐる文章に、魅かれた。 かなりの調査もしているらしく、過去の三国志作品と比べて、遜色ない どころか、かなり面白いと思った。 そして、「水滸伝」 終盤は、まさに挽歌の調べが聞こえてくるような作品として完結したが、 物語は、この「楊令伝」に引き継がれた。 水滸伝と併せて、単行本34巻という長編が、どう完結するか? 速読を、敢えて抑えて、じっくり楽しみたい。 朝稽古のおかげで、読書の時間が減り、年頭所感に記した読書量は こなせそうもないが、読みたい本は山ほどある。 小説もそうだが、我が家秘蔵の「壮神社」から昭和初期~中期に 発行されていた、武道関係の書籍の復刻版なども、じっくり研究したい ものだ。
2011/05/23
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11年ぶりのリメイクである。 近藤・土方・沖田とメインキャラはイメージとはかなりかけ離れた 若手俳優で、これは私自身が年を取ったからで仕方がない。 ドラマ自体は、暗めのライティングなど、司馬遼太郎の原作、そして、 私の大好きな、まだ白黒時代の1965年のTV放映版を彷彿させる作りに なっており、そこそこ楽しめる。 吉田拓郎のエンディングテーマは、勘弁してほしいが。 今回、リメイク版を見て、改めて結束信二脚本の65年版の素晴らしさ を再認識させられた。 この65年版、当初は原作者の司馬遼太郎が、乗り気ではなかったものの、 主演の栗塚旭を見て、一転、その気になったエピソード、また、脚本家の 結束信二氏を、司馬遼太郎氏が非常に高く評価していたことは有名である。 時代劇専門チャンネルなどで、定期的に再放送されていることもあり、 今回のリメイクで、若い視聴者の方がこちらも観てくれると嬉しいのだが。 98年版(渡哲也主演)は、ビデオが残っているが、正直、イマイチである。 ちなみに、65年版の主題歌「新撰組の旗は行く」(春日八郎)は、放映 当時幼児だった私が口ずさんでいたと両親が行っていた。 DVDで録画し、何度も観ている息子も、当然歌える(笑)
2011/05/20
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佐藤浩一は好きな役者だ。 前宣伝も多かったので、楽しみに観た。 出演者が豪華なのは、不景気を反映しているようで、逆に寂しさも 感じたが、視聴者にとっては、ありがたいことでもある。 ストーリー自体は、正直、期待した程ではなかったのだが、終盤の 長回しでの演技には、かなりの迫力があった。 エンディングがどうも不自然だと思ったが、何のことはない、7月からの 連ドラに続くそうな。 警察学校を舞台にしたドラマになるようで、それなりに期待している。
2011/05/17
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ニッポン放送 日曜日早朝の「藤沢周平 傑作選」をこのところ休まれ、 放送自体は、録音したものが流れていたが、これからもずっと聴き続け たいと思っていた。 また、録音して聴いている「テレホン人生相談」の司会でも、「旦那を 失って寂しい」と訴える高齢の女性に、 「趣味を持ちましょうよ、ダンスやってたんでしょ、また踊りましょうよ、 レッツダンス!」と励ました回は、一緒に聴いていたカミサンと大笑い してしまった。 我々の世代には、ドラマ「ありがとう」の渋めの演技に始まり、クイズ 番組での司会、そして、年齢を重ねてからは、「HERO」など、若手を 育てる風格あるベテランの役など、画面に氏が登場するだけで、本当に ホッとしたものだ。 ある番組で、愛用の万年筆を紹介されており、周囲の方には手書きの 手紙を良く送っていたそうな。 この辺りも、本当に親近感を勝手に持ってしまったりした。 また、同じくニッポン放送で上柳アナと、亡くなられた娘さんの話を したときの、男らしい号泣など、只の俳優さんではなくなっていた。 一視聴者にしか過ぎないのに、そう思っていた人は私だけではないと思う。 読書家としても有名な氏は、子どものころに読んだ「剣豪小説」がその 原点であったと、「藤沢周平傑作選」語っておられた。 なるほど、氏のダンディズムの原点は、その辺りにもあったのか・・・と さらに日曜日の朝を楽しみにしていた矢先の、訃報であった。 朝の早い私にとって、例えば、カミサンと、運動がてら自転車で遠出した ときの思い出など、耳に差し込んでいたヘッドフォンからは、氏の声が 聞こえていたことを鮮明に覚えている。 奇しくも、「藤沢周平傑作選」では、「たそがれ清兵衛」の最終回が 放映された翌日の訃報。 氏なりに「ケジメ」をつけられたようにすら感じた。 児玉清さん、本当に、ありがとうございました。
2011/05/16
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スタートレックの最新テレビシリーズの再放送が始まっている。 最近では、めっきりトレッキーになった息子は、予告編の段階から 気合いが入っていた。 このシリーズは、カークたちの時代より約一世紀前の物語で、 本格的に外宇宙に乗り出そうとする人類が、初めて製造した探査船、 「エンタープライズNX-01」のクルーが主役である。 スタトレの世界では、過去に描かれてなかった人類が始めて異星人と 遭遇してから、外宇宙に乗り出すまでの間を埋めるような作品であり、 フロンティアスピリッツに溢れた作品になっている。 当然、息子には喰いつき易かったようで、最近では、我が家に山ほど あるスタトレムックでの裏付け調査も熱心である。 夕方5時から、この番組、そのままTNG、そしてスパイ大作戦と、 我が家のゴールデンタイムは続く。 私は既に一度観ているので、軽く流す程度だが、それでも新発見が。 先日は、あの「プリズン・ブレイク」でいい味を出していた「ベリック」 が出演していた。やっぱりちょっと悪いエイリアンで。 そういえば、同じくプリズンブレイクで印象に残った「Tバック」も、 TNGで、トロイの婚約者という好青年の役を演じていた。 こういうのを見つけるのが、年寄りの正しいTVドラマの楽しみ方か。
2011/05/06
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今回のヒロインは、「キッズ・ウォー」で小生意気なガキだった 井上 真央 なので、どうしようかと思っていたが、長年、見続けて しまった惰性で、HDDにどんどん溜まってきてしまった。 母親役は、若い頃からファンである原田知世ちゃんが演じることも、 とりあえず観る動機にはなってしまった。 さて、観始めてみると、脚本は岡田恵和。 「”チャンス”(三上博史,西田ひかる)なんて、面白かったなあ」 などと、ちょっと期待して、一月分をまとめて観賞。 井上真央の「毒」は、例によって豪華な脇役陣が中和してくれ、無事、 リアルタイムに追いつくことが出来た。 昭和初期。 祖母(故人)から「あの頃は今よりも、思い通りに生きられたねえ」と 意味深な言葉で伝えられていた時代が舞台。 ちょうど、まだ元気な、祖母の末の妹の世代の話であろうか。 物語は、現在の主人公(若尾文子)とその友人の主婦(斉藤由貴)の おしゃべりを通しての回想として描かれる。 このあたりのコント(?)も非常に軽妙で、何とも楽しい。 「ゲゲゲの女房」は実在の夫婦の迫力、「てっぱん」は、父親役の エンケン及び、その取り巻きの柳沢慎吾、尾見としのり、そして、 我々世代には反則技の、同じ下宿の「絵描きのおじさん」に号泣させ られてしまったし、このところの朝ドラは、油断できない。
2011/04/30
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20世紀FOX製作版は、竹内結子と西田敏行が出演するとのこと。 松竹と東映がそれぞれ製作する「はやぶさ」映画のどちらかには、 渡辺謙が主演するらしい。 ラジオで聞いた情報なので、裏は取れていないが、本当だとすれば、 かなり力がはいったものになるようだ。
2011/04/29
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昨年、我々天文ファンのみならず、国民の多くを感動(?)させてくれた 小惑星探査機「はやぶさ」の物語が、ハリウッド映画になるとのこと。 さらに、国内でも2社が製作し、都合3つの「はやぶさ」作品が製作・公開 されるらしい。 ちょっと嬉しい半面、あまりに美化されてしまうと、ちょっと引いてしまう。 昔の「タワーリング・インフェルノ」みたいに、2社で同一企画で進める より、いっそ、共作にして、その分、良い作品にしてくれればなあ、なんて 勝手なことを思ったりもする。 が、実際、先日のSMAPの番組で、草なぎくんがアテた、はやぶさのアニメで 泣かされちゃったりしているわけで、映画も一応観ちゃうんだろうなあ。
2011/04/28
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徐々に情報が流れてきた、映画・ワイルド7。 恐れていた通りの、原作Rになりそうだが、草波役の中井貴一、 彼は原作のファンでもあるようで、その辺りに一縷の望みを。 深田恭子が「本間ユキ」というそのものズバリの役名で出演する あたり、「コンクリート・ゲリラ」が現代版バイオテロに焼き直 されるのだろうか? 気になっていた「世界」は椎名桔平で、M4を持って走っている カットもあった。 飛葉の銃は、2chでは、デザート・イーグルといわれているが、 私には、スーパーウッズマンあたりに見えたのだが・・・。
2011/04/22
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久しぶりの中村吉右衛門の鬼平。 レギュラーメンバーの老化が激しく、おまさ(梶芽衣子)もさすがに 厳しくなって来ている。 特に鮮明な地デジでは、より、誤魔化しがきかなくなって来ている。 今回の話ももちろん、既に、先代シリーズ(70年代)でも今シリーズ でも、既に映像化されたものだったが、楽しく観た。 が、ラスト、 昔の恩義で、盗賊の親分・船影の忠兵衛を、命がけで守った、仁三郎なる 密偵。 後日、平蔵が、忠兵衛に仁三郎のことを尋ねると・・・ 以前見たTVシリーズでは、「いや~、覚えてませんね」と、応える、 なんとも救いのないラストであったのだが、今回は、しっかりと憶えていて、 忠兵衛と平蔵が、亡き仁三郎に思いを馳せる、あったかいラストに変わって いた。 原作をいじったのかと思ったが、どうやら、原作どおりが今回のラスト らしい。 鬼平と剣客商売は、60歳を過ぎたら読む予定だったのだが、予定変更で、 今年あたりから読まねば!と思ってしまった。
2011/04/15
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40代以上の方、もしくは、CSで実写ドラマ版、ワイルド7を見た方しか、 絶対にわからないとは思うが。 私は、ワイルド7の隊員の中では、「世界」のファンだった。 サーカス出身の怪力ながら、ヘボピーよりは遥かにスマートで、頭も切れる。 そのくせ、他の隊員に比べ「群れない」キャラに、小学生のハートは鷲掴みに されてしまった。 自転車も、当時規制が始まっていたイーグルハンドルに換えた(笑) 残念ながら、「コンクリートゲリラ」というエピソードで殉職してしまうのだが、 ファンも多かったのだろう。 「世界の兄」と思われるキャラが、終盤に登場。 最終回後のエピローグでは、その兄が「弟」そっくりに制服姿になり、無事復活。 さて、実写版ドラマで世界を演じたのは「マイケル中山」という役者さん。 「俺以外、知らないんだろうなあ」なんて思いながら、先日、Wikiで調べてみたら、 なんと、「中山エミリ」のお父さん(!)、さらに、あの「中山真理」の従兄(!)という とんでもない(私にとっては)情報を得てしまった。 なにしろ、実写版第二話では、中山真理とマイケル中山が同じカットで、競演 しているのだ!
2011/03/04
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お魚01さんのサイトで情報をいただき、先週は舞い上がってしまった。 というのも、つい1ヶ月前、息子に愛蔵の「ワイルド7」全巻を解禁した ばかりだったからだ。 http://plaza.rakuten.co.jp/kirk1701/diary/201102020000/ おそらく、彼の世代では見ることもない作品を、それでも、親のわがままで 「誘い水」を掛け、乗ってくれればいいな。ぐらいで見せたのだが、異常な 食いつきで、出掛ける時も、手放さない。 それでも、歴史の中の作品を、ひっそりと親子で楽しむのか・・・・ と、思った矢先、いきなりの映画化! が、悦びのひと時を過ぎると、キムタク・ヤマトの悪夢がよみがえる。 せっかく親子で楽しんでいるワイルド7の世界が、めっちゃくちゃになって しまい、肩を落としてトボトボ劇場から帰る姿まで想像でしてしまう。 実写化は、70年代初め、30分枠のドラマとして放映された時期があった。 ワイルド7連載中の少年キングでも、「キャストはバイク特訓中」とか、まあ、 嬉しい煽りの上、スポンサーにMGC(!) 原作よりも、より「執拗に」、悪党をマシンガンで射殺するワイルドに、やや 違和感を感じながらも、バイクのスタイルなど、なんとか原作に近づこうと いう気持ちは見る側にも伝わり、それなりに盛り上がったものだ。 好きな作品が、陽の当たるところに出る嬉しさと、それ故に、イメージが 壊されてしまう不安。 いずれにしても、観てみたいものだ。
2011/03/03
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