地を這う虫

2022/11/19
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カテゴリ: ジャズ
好きなJazz Guitaristは多くいますが、特に好きなのはJimmy RaneyとPat Martinoです。どちらも白人です。

今日記事に取り上げるのはPat Martinoのレコードです。Pat Martinoは昨年77歳で亡くなっています。Wikipediaから以下に一部コピペします。

>マルティーノは1976年に脳動静脈奇形による致命的な脳動脈瘤で倒れ、1980年に手術を受けた結果、ギターとこれまでの音楽的キャリアの記憶を無くしてしまった。 その後、親族の支えやコンピュータによる補助、さらには彼自身のこれまでのレコーディングを聞くことで、以前の記憶を回復することができたと語っている[1]。

>その後、インタビューで記憶が回復する経緯の真相を語っている[2]。

信じ難い話ですが、結構有名な話です。
同じくWikipediaから彼のリーダーアルバムの「脳動静脈流奇形による致命的な脳動脈瘤」発症前後のデータを以下にコピペします。



『ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン』 - We'll Be Together Again (1976年、Muse MR 5090)
『イグジット』 - Exit (1977年、Muse - MR 5075) ※1976年2月10日録音
『バック・イン・ニューヨーク - ライブ・アット・ファット・チューズデイズ』 - The Return >(1987年、Muse)
『ザ・メイカー』 - The Maker (1994年、Evidence)



Museレーベルの「Exit」(1976/2/10録音)から次のアルバムまで11年のブランクがあります。この間にPat Martinoは壮絶なリハビリを行い、一流のJazz Guitaristとして不死鳥にように復活したんですね。
映画の題材にしてもいいような話だと思いますわ。正直。。。

で、上のコピペにある発症前のアルバム「We'll Be Together Again (1976年、Muse MR 5090)」が今回のレコードです。

全編Electric PianoのGil GoldsteinとのDuoです。ほぼ全ての曲でGil Goldsteinは黒子に徹しています。エレピ(Electric Piano)は機器の設定にも依るとは思いますが、鍵盤を押してる間は音が鳴る(出る)ようにできるのでしょう。まぁ、オルガンほどではないにしても。

そういうGil Goldsteinのエレピを背景にし、Par Martinoはほぼ全曲でシングルトーンに徹して縦横無尽にリリカルにハードにメランコリーにGuitarを奏でていきます。

素晴らしい。

私の評価点はやや甘めかもしれませんが、★★★★★ですね。
夜にウィスキーを飲みながら聴いていると、心身がほぐれていきます。とろけていきます。。。









Discogs記載の情報を適宜編集して以下に記載します。

Pat Martino We'll Be Together Again
レーベル: Muse Records MR 5090
フォーマット: レコード, LP, Album
国:  US
リリース済み: 1976年

収録曲
Open Road
 A1a Olee
   Written-By P. Martino* 7:42
 A1b Variations And Song
   Written-By P. Martino* 3:50
 A1c Open Road
   Written-By G. Goldstein* 4:58
A2 Lament
   Written-By J.J. Johnson 4:58
B1 We'll Be Together Again
   Written-By L. Fisher*   5:01
B2 You Don't Know What Love Is
   Written-By Raye*, DePaul* 4:42
B3 Dreamsville
   Written-By H. Mancini*  4:58
B4 Send In The Clowns
   Written-By S. Sondheim*  3:41
B5 Willow Weep For Me
   Written-By A. Ronell*   5:22

クレジット
Electric Piano Gil Goldstein
Engineer Ed Korvin*
Guitar, Liner Notes Pat Martino
Producer, Design, Photography By Ed Freeman

ノート
Recording dates: February 13, 17, 1976
Recorded at Blue Rock Studios, NYC



"Lament - Pat Martino"


"We'll Be Together Again - Pat Martino"


"You Don't Know What Love Is - Pat Martino"





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Last updated  2022/11/20 01:01:36 AM
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Comments

tckyn3707 @ Re:自由民主党総裁選候補者の推薦人リスト(09/13) おばんです。 斉藤慶子ちゃん北海道弁で…
ケルンコンサート @ Re[1]:長崎オランダ坂の思い出(09/05) alex99さんへ レス原稿書きますた😅😓🙂 …
ケルンコンサート @ Re[1]:長崎オランダ坂の思い出(09/05) alex99さんへ 後ほど、alex99さんのとこ…
alex99 @ Re:長崎オランダ坂の思い出(09/05) ケルンコンサートさんへ 遅いコメントで…

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