・・旅のあとさき・・

・・旅のあとさき・・

2024.04.02
XML
カテゴリ: 歴史
作家”松本清張”
戦後アメリカを中心とする進駐軍の占領下で 次々と不可解な未解決事件が起きた。
それらの不可解をルポとして世に残してくれた。
「日本の黒い霧」などがある。
そのいくつものルポの中に 下山事件もあり 帝銀事件もある。


先日Nスぺで 戦後最大の謎と言われている「未解決事件」File10と11  下山事件  について放送があった。
1976年のロッキード事件での田中角栄氏逮捕時の 検事総長が
この下山事件時の 東京地検主任検事だった布施健氏だった。
当時は日本はGHQ占領下で独立前だったこともあり 事件は決着を見なかった。
このNスぺでは アメリカ国立公文書館の資料や当時の新聞社の資料や 検察でお蔵入りだった資料などから この布施氏の独白?意識?として作られた番組だった。

この番組でも 資料を可能な限り明示してくれたが
それでも いろいろな権力の思惑もあり file10では真実を明らかにはできなかった。
あす file11の録画も見たい。
しかし・・・・
NHKにもいろんな問題があるだろうけれど「正義の行方~飯塚事件」もそうだったし、以前の未解決事件「ロッキード事件」など
そういう未消化の疑問の残る事件などを検証してもらえるのは やはり今はNHKしかないかもしれない。踏ん張って がんばってほしい。



生きていれば97歳の亡父は 私が子どもの頃から
一緒に家族で夕食を食べたあと 戦中戦後の話をよくしてくれた。
父は戦中戦後の真ん中で学生であり 激動の時代を見てきたと言っていた。

テレビ番組もそんなにない時代だから
ワクワクしながら いろんな話を聞いて育った
それも何度もだし 時間がたつにつれて詳しい話になったりしたものだから

長い間 そう子育てが一段落するころまでは 思い出しもしなかったが
NHKで映像の世紀シリーズなどを 見ていくうちに いろいろがつながって
関係づいて そこから図書館で本を借りたり 検索したりして 
私の考え方に影響していると思う。

でも 父の話から離れて 世界情勢や政治の話などを知るにつれ
共産主義 社会主義 帝国主義 資本主義 民主主義 というくくりもあるけれど
国を牛耳った権力者によって あまり主義思想というよりも けっきょくは権力闘争なのでは??という思いが強くなってきている
国民は うまく騙されて利用されることが どんな国にもあり得ると思ってきた。

簡単に騙されてはいけないのだと思う。


 以下は 覚えとして昨年放送された 松本清張と「小説帝銀事件」について書いた日記をを再掲しておいた

戦後GHQ統治下の昭和23年1月の帝銀事件(赤痢の予防薬と称して青酸化合物により行員らを毒殺した事件)
の被告 平澤氏だが、
あまりに物証が無さすぎる裁判で死刑判決となったことに かえって不信を抱き
冤罪ではないかと調査した松本清張氏の小説(ノンフィクションにはできなかった)
清張氏は GHQと日本軍731部隊との密約にも近づいていたし ほぼ推察はできたが やはり決着はつけられなかった。
そんな国家的密約・大事が こんな元部隊員の銀行強盗で公になるなんてとんでもないという権威筋からの圧力があったとは 記していた
国家の大事って何だろうか?
日本を反共の壁にしようとしていたGHQは 労働組合勢力の中の 諸分子とか
ただ 市民平等 人権を求めようとする新しい日本の人々までも とりあえずつぶして置け という方向づけをした。

戦犯でも 反共に利用できるものなら 戦犯であっても恩赦や罷免により解放して さらに利用する
そこにまんまと乗って 純粋に国を守るではなく
権利主義 国家主義を目指す力を 図らずもバックアップした
金 金の 権力主義 拝金主義 支配主義
百歩譲ってそれで 国民がみな安心な生活を送れるならいいけれど
その拝金主義 権力主義によって
今は 恩恵にあずかれない 低層国民が膨れ上がっているのは 
結局は 国の力をそいでいるのだと気づけていない

しかも
それでも たったの無辜の市民が いわれのない冤罪を押し付けられるのは 別問題だ

いつでもどこでも 国家の というか権力の意向によっては たったの市民の命なんかは
国の大事には 大したこともないということだ

どこかで大きな力が働けば なんとでもなるという恐怖でもあるし
どこかでいつの時代も 起きているということだという

(小説より) 
警視庁の主観が 新聞の主観となり 
それが読者の主観となり
「世論」の主観となるのである

だから メディアの報道も あまりにどこも同じような論調の時は ん?とかえって疑った方がいいかもしれないのかも

冤罪にさらされる人間は 抗弁の力のない者が多いという
逆に 大きなバックがついている時には安心して すぐにばれるようなことを平気でやる

森 加計事件などや 今までの大疑獄事件
特に オリンピックのこの大汚職は 安倍氏 森氏など 絶対安全なバックがいる時に
ずっとばれない前提だったのだろう。

どの思想が正しいとかは無いのかもしれないけれど ただ権力を支配し都合のいいように国を動かし 国民を欺くことがないように 権力の検証と見守りは大事だと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.04.03 22:52:50


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: