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2024.05.07
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カテゴリ: 芸術関係


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川原町 Gallery Sagan

​布山淳一 布山幸子「ふーふ展」​


〒500-8007 岐阜県岐阜市元浜町35−11




今回のsaganの個展は、布山ご夫妻の「ふーふ展」。有り難いことにたまたま小生の訪れた時間にピンポイントで作家のご夫妻がいらっしゃり、手取り足取り教えてもらうことができた。本当に人懐っこい人柄で、明るいひとやったなぁ。
作品の方も驚くほどエネルギッシュで人懐っこい。しかも、個性的ながら伝統と歴史にしっかりと根ざしたものだったな。



saganに向かう途中の河原町の小路。実はこの景色が一番好きかもしれない。



奥に都ホテルがちらっと見えるこのカットも妙に好きね。日常の一コマ感。



いつものSagan入口。



どうやら絵画ではなく立体作品だが、恐竜と野球がテーマなのかな?
というのは、どうやら早計だったらしい。



まず夫の布山淳一先生については、近年はもっぱら絶滅危惧種の動物の絵を描いてばかりなのだという。
何が面白いかって、絶滅危惧種ってどんな動物かと思えば、ほとんどが動物園や図鑑なんかでよく見るメジャーな動物ばかりだということ。必ずしもそういう動物ばかりではないんだが、その傾向はあるよな。






さきほどまでの作品にも共通するのだが、この 「◯△□」の図形の組み合わせ が、作品群全体のモチーフとなっている。さりげなく背景に潜ませてあるので、意識しないと気づかないかもしれないが、たしかどこぞの宗教における 生命の循環か何かを象徴してるんだったか ・・・記憶が曖昧過ぎてアレなんだが、淳一先生自身にもうまく言葉で説明しきれないものがあるらしい。そもそも美術作品ってのはそういうものだわな。言葉の手前というのか、向こう側と言った方が正確なのかわからんが、とりあえず言語で表現できないものを伝えるのが芸術の醍醐味よな。



これ何つー鳥だっけ・・・



この動きはトキ!!

トキといえば、2000年台を前にして、一度は個体数が1桁にまで減ったという、まさに絶滅危惧種どころかほぼ絶滅種だったはずだが、日本、中国の協力のもとにだいぶ回復したんだったな。
この結果が良しか悪しかは置いといて、保全しようと思えばできるもんだなと当時はかなり感心した記憶がある。



このあたりの立体造形は、妻の幸子先生の作品群。
猫の作品が多いんだが、どの猫も現実ではありえないぐらい、超にこにこで幸せそうな表情。まさに破顔といった感じ。



こいつだけは笑ってるというのとはちょいと毛並みが違う作品だった。これはにらみ合いなのか、仲良し同士でじゃれ合っているのか。



どことなく滑稽さを感じさせる。ファニーだな。
食ったるぞと言わんばかりの猫に逆に噛みつき返しそうなカエルの図。
という風に小生は見ているが、人によっては全然違うんだろう。



タイトルが「 はっはっはっ 。まんまやな( ゚д゚)
こいつも有情破顔拳っぷりがすごい。



こちらは飛騨高山の祭りで使う山車を模した作品だが、これを山車と呼ぶのは適切ではない。
​高山市では伝統的にこれのことを「 屋台 」と呼ぶ ​​ とのことで。

小生の中での普通の感覚では、「屋台」といえば縁日の出店 のことで、こういう神輿というか山車というか地車というか、祭りで使うこいつのことを屋台と呼ぶのは本能的には違和感がある。でも、だからこそ面白いね。むしろ縁日を屋台と呼ぶ方が間違いなのではないかと思うんだが、そもそも屋台の語源すら知らない。そのうち調べてみるか。とりあえず、屋台の呼び方に方言差があるというのは一般的にもよく知られた話のようだ。



このやたらとヘンテコで長い手を持つ化け猫は、これまた高山市名物の「 手長・足長 」をモチーフにしたモノらしい。
手長、足長といえば、たしか古い町並み近くの鍛冶橋(だったかな?)の中央あたりに飾ってある謎の妖怪(神様??)だが、これが一体何なのかということについては小生もいまだに全然知らない。
ここで布山ご夫妻から話を聞いて久々に記憶の中から引きずり出したが、たしかに何か妙なモノがあったなとしか思ってなかったんだよなぁ。
結局何者なのかはよく分からんので、今度高山に行った時にはしこたま観察してやろう。楽しみが1つ増えたな。
とりあえず、飛騨方面に行く時には、郡上八幡のエバタナウ、そして高山の手長足長やな。



ポスターの一面を飾っていた ​この作品のタイトルは何と「 大谷 」​ ( ゚д゚)
時の人じゃねえか( ゚д゚)




なるほど、幸子先生には大谷がこう見えてるのねっていうかセンス有りすぎやろこれ( ゚д゚)
たしかに近年の活躍を見るに、もはや人間やめちまってる感もあるもんな。そりゃ伝説の肉食竜に託してみたくもなるってもんか。リアルかどうかは難しい話かもしれんが、この勢いと生々しさはある意味超リアル。




ちなみに、この作品が完成した時にはすでにドジャース確定してたらしい(笑)
悲し(´・ω・`)


ということで、ユーモアたっぷり、茶目っ気全開なおしどり夫婦の「ふーふ展」、心ゆくまで堪能いたしました。布山先生、またお会いしましょうb





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最終更新日  2024.05.07 21:32:01
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