みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Sep 6, 2014
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カテゴリ: 株式投資全般

この日記がちょうど2500件目となります。今日はそれを記念して、いつかは書こう、必ず書かなくてはならない、そう思っていた1本です。若干生々しい内容ですが是非お付き合い下さい。

 さて私のこのブログ運用の実際と言うのは、時間のあるときにどんどん先の下書きをしていくというものなのですが、この数日は近い将来に始める予定の「超主力株概況シリーズ」の下書きを書いていました。これは今やっている「幕内銘柄概況」シリーズが終わり次第アップする段取りなのですが、現在のこの幕内銘柄概況シリーズにはある「秘密の仕掛け」があって、その実現のためもう少しだけ続く予定です。

 実はその超主力株概況シリーズを気合を入れて書く中で、順番が来たので6073アサンテのことを書いていました。アサンテは実は超主力の一角に進出していたんですね。ところが、このアサンテ、私にとっては「後悔してもしきれない。」、今年の前半戦の痛恨の一撃となった事例だったのです。そして、私はこの数ヶ月、このことを片時も忘れることが出来ずに苦しい毎日を過ごしていました。アサンテの日記の下書きを書いていた私は、「そうか、自分はこの事件の総括をせずには、やはり前に進めないんだな。」と感じたので、急遽その書きかけの原稿の一部をアップすることにしました。これは私の投資家としての慟哭の日記です。本来は全く皆様にお見せできるような内容ではないのですが、自分は投資家として、「今のステージに留まっていては決して市場で長生きは出来ないだろう。」と直感しており、これからの成長を期して恥を忍んで書くものです。

 住宅用シロアリ防除トップのアサンテは、

R0122564.JPG

 現在の株価は1399円、PBR2.09、株主持分比率は67.7%と極めて良好、今期予想PER10.42、配当利回り2.3%(32円)、総合利回り3.7%(32+20=52円)で、優待は100株保有で年2回、1000円分の三菱UFJニコスギフトカードです。

 アサンテは今年の3月12日に  優待新設  を発表しました。発表後一旦は株価が少し上がりましたが、その後発表前と同水準にまで下がったため、私は「アサンテは業種的な胡散臭さは否めないものの、成長力が高く総合利回りも悪くない。優待パワーが無かったことになっている今の株価水準はおかしいし、安い。」と考えて準主力参戦していました。その後4月17日には待望の  東証1部昇格  を果たし、そして  5月9日には前期決算を発表  したのですが、この中で配当を前期の25円から今期は32円へと増配するというニュースを見たときに、突然、

「アサンテは、総合利回り5.0%(配当32円+優待20円=52円)となる株価1050円以下は絶対に安い。サルベージ買いして今すぐに主力化すべきだ。!」

 との直感が働き、買い増しして主力としました。そしてその後の株価上昇局面で更にピラミッディングをかけたため、今回超主力の一角に登場することとなりました。買い増しの実際の過程は一部下が切れていますが以下の通りです。

買い増しの実際.jpg

苦い後悔と自分への歯痒さ。

 私はこのアサンテでの自分の戦い方は、「勇気が無く、情けなく、恥ずべきものだった。」と深く反省しています。

 そのポイントは5月12日(月)にあります。5月9日(金)の好決算と今期の増配発表を受けてアサンテの株価は急騰しましたが、それでも私が「確信を持って買える」と判断した1050円前後で揉みあって推移していました。

 私は決算発表後の週末の時間を使ってアサンテを多角度から分析し、洗い直し、そして上述の通りの「1050円以下は全部買い。」という結論を得ていました。成長力、高い利益率、新たな機関投資家の参入、住宅用シロアリ防除というニッチマーケットでの先導者としてのトップシェア、東証1部への昇格、そして何よりも10万円ちょっとという買いやすい1単元価格と現金性の高い年2回優待&魅力的な総合利回り。私の14年間の優待族としての経験をベースとした直感が、「アサンテはこの位置なら絶対にいける。踏み込め。最低でも10000株、出来れば20000株は追加。大きく買って超主力として勝負しろ!」と囁き続けていたのです。

 それでは実際の私の投資行動はどうだったのでしょうか? 勝負どころの5月12・13日で僅かに5500株しか追加しなかったのです。あれほど確信があったのに、どうしてこのようなことになったのでしょうか? 私はアサンテの高PBRとネット上での悪評が多いことがどうしても最後まで引っ掛かり、それが自分の直感に忠実に従うことを妨げたのです。一言で言えば、怖かった、恐怖で身がすくんでしまい踏み込みきれなかったのです。

 そして、その後自分の当初の確信どおりにアサンテが急騰していく中で、挫折感一杯の死んだ魚のような目で、戦いに負けた猫が尻尾を垂れ戦場を去っていくように、力なく形ばかりの機械的なピラミッディングをし、今に至ったと言うわけです。

 株式市場では常に勝率を上げるための最大限の理性的な努力をした上で、最後は自らの直感という「精神的なショートカット機能をうまく利用する」ことが何よりも大切です。それは株式投資というのは最終的には、人間の複雑な感情を相手とする総合芸術、「理論+アートのゲーム」だからで、「+αの優位性」がどうしても必要な世界だからです。

 私はアサンテで、自らが絶対の優位性を持っていると確信している優待バリュー株投資のその「ど真ん中の絶好球」を振り抜くことが出来ませんでした。

 私は過去に多くの投資家の方の栄枯必衰をつぶさに見てきました。投資家の力量を評価する選択眼には絶対の自信を持っています。そんなもう一人の自分が、

「間違いない。こういうチャンスで踏み込めない投資家は絶対に勝てない。市場で生き残れない。恥を知れ ! 。」 

 と厳しく叱責します。私はこの数ヶ月、自分が絶好機で勇気を振り絞って戦えなかったことを情けなく思い、「次のチャンスでは、絶対に迷わない。深く踏み込む。」と決意して生きてきました。

 「アサンテの陣」で自分に敗れた私ですが、その後も3097物語コーポレーションや3277サンセイランディックの超主力化や、逆に超主力だった6425ユニバーサルエンターテインメントからの撤退等の、大きな投資決断を迫られる局面が続きました。そしてこれらの場面では結果はともあれ、最大限の努力と分析の上で得られた直感を元に、迅速かつ大量の資金移動を伴っての行動をしました。

 そして今後も当然私の戦いは続きます。

「アサンテの恥辱」 

 を胸に、これからも常に最大限の努力を前提として、自らの直感に正直に、勇気を持って戦っていこうと決意しています。






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Last updated  Sep 6, 2014 04:24:40 PM


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