PR
Free Space
Calendar
Keyword Search
さて本日より株式投資本オールタイムベストシリーズの続編をお送りします。この理由なのですが、「書いていてとにかく自分が面白いから。」です。またベスト10にはギリギリで届かなかったものの「超名作間違いなし」という本が少なくとも後20冊はあり、どうしてもそれらを紹介したいということもあります。今回の第3弾では11~20位をお届けする予定です。
ナシーム・ニコラス・タレブの「まぐれ」とトップ10の位置を激しく争い、後一歩及ばず第11位で登場したのは、続マーケットの魔術師(ジャックDシュワッガー著、パンローリング社:通称「紫本」)です。シリーズ最新作の第4弾ですね。
マーケットの魔術師シリーズはどれも超傑作ですが、この最新作も間違いの無い出来です。最新のマーケットの進化をダイレクトに生き生きと反映した珠玉のインタビュー集なんですね。今日は私が感動した内容の中でも特に最高だった部分をいくつか見ておきましょう。
マーケットの魔術師シリーズでは 「最も良いインタビューが冒頭に掲載されている。」 ことが多いのですが、この最新作でもそのパターンが踏襲されています。高卒のヒーロー、スティーブ・クラークは、
うまくいくことを増やして、うまくいかないことを減らせ。 自分の才能を見つけたらそれを微調整することで戦える。 と言います。私は「優待バリュー株投資」という一本足打法でこの15年間を生き抜いてきたのですが、自分はこれしかできない、逆に言うとこれしかないのに、何故ここまで生きてこれたのかをちょっと不思議に思うことがありました。でも彼の言葉を読んで、「あっ、そうなのか。自分の才能はここにあるんだからそれでいいのか。」と改めて気付きました。
トム・クローガスは、 マーケットは1年以上も先の生産可能性には何も支払おうとはしない と言います。このマーケットの性質から、
1~3年程度の時間軸での中期投資は常に有効
であり続けています。私が2年以内には確実にフィリピンに巨大カジノをオープンする6425ユニバーサルエンターテインメントを超主力として戦っているのも、彼と同じアイデアに基づくものです。
ジョー・ヴィディッチは 100%正しくあろうとするな。損切りできないのなら全部ではなく一部を損切りすれば良い。 と言います。彼の「ポジションを段階的に減らしたり増やしたりする」と言うのは非常に実践的で良いアイデアと思いますし、私も毎日のPFのメンテナンスで実際に採用しています。
この「続マーケットの魔術師」には最新のマーケットの知見がまるで宝石箱のように散りばめられており、その魅力はとても1回では語りきれません。なので続きはまた明日。
「多動+反復性」が自分の投資家的優位性。 Sep 18, 2024
2024~25ポートフォリオTOP20銘柄のまとめ… Sep 13, 2024
2024~25主力株概況20位、日本パレットプ… Sep 11, 2024