みきまるの優待バリュー株日誌

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Mar 5, 2022
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カテゴリ: 株式投資全般

 さて今日は株式投資本オールタイムベスト126位





 グレアム・バフェット流投資のスクリーニングモデル (ルーク・L・ワイリー著、パンローリング、2015年)









 の第4弾です。






今日も、第11章 フィルター5 ー 52週安値の公式とそれを反証する私の旅 から。











 ​

​  私は52週安値の公式を反証、あるいはさらに確信するために、モーニングスターに独立したバックテストを依頼した。



 52週安値戦略の独立したバックテスト(モーニングスターが2014年1月14日に行ったCPMSバックテスト)を行ったケーススタディでは、2004年4月に100万ドルを52週高値近くにある25社と52週安値近くにある25社に投資したらどうなるかを調べた。ほかの4つのフィルターは適用していない。調べたのは価格のインパクトだ。











 ​
​  図11.2  52週高値戦略対52週安値戦略(フィルターなし)



 図11.2を見ると分かるように、52週の高値で買った会社は最初は52週の安値で買った会社をアウトパフォームしているが、2008年の市場の大暴落のとき、52週高値のポートフォリオの価値は急激に下がり、回復するまでにかなりの時間がかかっている。長い目で見ると、52週の安値で買った会社のほうが、大暴落からの回復期間が短いため、優れた価値を示し、利益も大きい。注目すべきことは、50銘柄(高値で買った25銘柄と安値で買った25銘柄)のいずれも最初の4つのフィルターをパスしていないことである。










 私が本書中で最も衝撃を受けたのは、この図11.2でした。それは「52週安値」というたった1つの極めて単純なフィルターを通した戦略が、10年間と言う長い期間で見ると通用するという事を示唆しているからです。







 ただ最初の4年間は、ローモメンタム戦略の成績はよくあるハイモメンタム戦略の成績を完全にアンダーパフォームしています。投資の世界で4年間も悪い成績に耐え続けることが出来る投資家はまずいません。精神的・経済的なダメージがあまりにも大きすぎるからです。







  マーケットでは「時の流れ方」が普通の時空とは全く異なります。1年間インデックスに対して負ければ「3年分くらいの苦痛」を感じます。2年間連続でインデックスに負ければ「10年くらいの地獄」を感じます。そして3年間連続でインデックスに負ければそれはもう「30年くらいの煉獄」です。仮に4年間連続でインデックスに負ければ「精神的な寿命越え」となります。既に生き残っている投資家はほとんどいないでしょう。







 でもだからこそ、ローメンタム戦略は超長期的には有効になるんだろうと思いました。実質的にはほぼ採用できない投資手法だから、誰もが避けて通るやり方だから、マジ基地の完全な少数派になれるから、力を発揮するという事です。本当に印象的なデータでしたね。





 図11.3  52週高値戦略対52週安値戦略(フィルターあり)










 フィルターありの方では、52週安値戦略の優位性は明らかです。ま、ワイリーの5つのフィルターは非常に条件が厳しいので、これは当然のことですね。(続く)





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Last updated  Mar 5, 2022 04:17:48 PM
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