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バリュー投資 達人への道(ゴータム・ベイド著、パンローリング、2021年)
の第4弾です。
今日は、第11章 人生で成功する秘訣は満足の先送り から。
その場で満足を求める安直な考えの道は混み合っており、良くて平凡な結果に終わる。満足を先送りするにはより深い思考が必要で、この道のほうが混んでいないし、良い結果につながる可能性が高い。ーシェーン・バリッッシュ
投資家の最大のエッジ
長期的に取り組むことができる能力は、これまで以上に大きな強みになっている。50年前は、NYSE(ニューヨーク証券取引所)の上場株の平均保有期間は7年だった。しかし今日ではそれがせいぜい4か月になっている。
短期的な考え方が市場に蔓延していることで、会社の長期的な価値ではなく、株価の短期的な方向性によって非合理的な買いや売りが行われているのだ。
金融業界の関心は、これまで以上に次の四半期決算に集中し、長期的な姿勢は投資家にとって構造的な競争力になっているし、革新的なテクノロジーやソーシャルメディアによる過剰な情報やデータやノイズによって、今後はそれがさらに強まると思う。
ウォール街の優秀な人材が、次の2~3四半期という短期市場での競争に集中しているということは、3~5年先を見越して静かに大局的に考えることができる人には大きなチャンスにつながる。
これは本当にその通りなのですが、現在の市場参加者の目線は更にドンドンと短期的になってきていると思います。株式投資は「次の四半期決算」がどうなるかを推測する、「当て物競技」に成り果てています。
実際、ツイッターランドの株クラの方々を見ていても、目の前のすぐに手に届くところにある利益をガツガツ取りに行く方がほとんどで、例えば1年先を見ている投資家などほとんどいません。
でも、だからこそ、長期的な視点で株式投資に取り組むことが大きなエッジに繋がるというベイドの指摘は大切ですね。(続く)
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