みきまるの優待バリュー株日誌

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Nov 9, 2023
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト140位





サイコロジー・オブ・マネー (モーガン・ハウセル著、ダイヤモンド社、2021年)








 の第2弾です。






 今日は第6章 テールイベントの絶大な力 から。












 ​
 「優れた美術品商は、膨大な量の美術品を投資対象として購入する」と同社(投資会社のホライゾン・リサーチ)は書いている。「多くの美術品を長期間保有すると、その一部が優れた投資対象であることが判明する。その結果、ごく一部の高リターンな美術品により、コレクション全体が黒字になる。これが成功する美術品商のビジネスの仕組みなのである。



 ビジネスや投資など、多くのことがこの仕組みで動いている。つまり、テールの力だ。テールとは、結果の分布図の最後尾の部分を指す言葉である。少数の事象が結果の大部分を占めることがあるファイナンスの世界において、これは莫大な影響力を持っている。



 しかし投資家は、「5割の確率で間違っていても、トータルでは大儲けできる」ということを簡単には理解しづらい。私たちは物事の多くが失敗するのが当たり前であることを見逃しているのだ。だから、失敗に過剰に反応してしまう。









 この本がベストセラーになった理由が良く分かります。とにかく説明と具体例が分かりやすくて心にスーッと入ってくる、腹に落ちるんですね。続きを見ていきましょう。








 ​
ディズニーを成功に導いたのは”400分の1”の作品



 ディズニーは1938年までに延べ数百時間の映画を制作したが、ビジネス的には「白雪姫と7人の小人たち」の83分間がすべてだった。



 何であれ、莫大な利益を上げたり、特別に有名になったり、巨大な影響力を及ぼしたりするものは、「テールイベント」(数千~数百万分の1の確率で起こる例外的な出来事)の結果だと言える。人々の目は、巨大なもの、儲かっているもの、有名なもの、影響力のあるものに向けられる。つまり、私たちが注目するもののほとんどは、テールイベントの結果なのである。










 いやあこの章はいいですね。投資の世界では良く ​ 「テールリスクの恐ろしさ」 ​ は語られますが、ここではそれを逆転させてテールイベント= ​ 正のブラックスワン ​ が持つスーパーパワーを説明してくれています。





 私は独自開発した「優待株いけす理論」



「魅力的な優待が付いている銘柄はとりあえず1枚買っていけすに放り込み、その中で黄金色に輝いている極上の魚を見つけたらその実力に合う位置まで速やかに買い増しをする。逆に輝きを失った魚は妥当な位置まで迅速に売る。」というシステム。




 特に時価総額上位の銘柄は、M1~M6にランク分けして日々しっかりと集中的に見張り、お互いを切磋琢磨して競わせながら「大リーグ選手の養成所」の管理人の様な視点で戦うやり方。








 を用い、いわゆる「優待族」としてここ日本市場で戦っているわけですが、自分のやり方はハウセルの言う「テールイベント」を常に探し続ける方法です。






 ​ リスク・リワード比 ​ がビックリして腰が抜けるくらいに有利、指標的に安くて同時に成長力があるのに何故かマーケットから無視されている、不人気業界に所属していて誰も見ていないけどよくよく見たら滅茶苦茶によい、そういう銘柄は毎日目をパキパキに見開いて探し続けていると大体毎年2つか3つは見つかります。






 私が永遠のB級投資家ながらこの20年間以上を世界最弱の日本株市場で元気に生き抜いてこられたのも、無数の失敗を空高く積み上げてきた一方で、2198アイ・ケイ・ケイHD、3097物語コーポレーション、7605フジ・コーポレーション、最近の事例だと1605INPEX、2726パルグループHDなどの長打を時々打つことが出来たからです。






 まさに、「テールイベントの力」でここまで生き残ってきたんですね。(続く)












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Last updated  Nov 9, 2023 01:36:25 PM


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