あるく。
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半年ぶりに楽天ブログに帰ってきた。近頃はmixiの方が自分にとっては主流になってきて、このブログもmixiに繋げようと設定を試みたもののうまくいかなかった。文章内容もどうやって振り分けようか考えもしたけれど明確にはならず。mixiの方はというと閲覧者がほぼリアルな顔見知りでありそれだけに反応も良く、やはり日記といっても反応のある方に力が入るのは必至のことであった。だけれども、閲覧者が顔見知りだからこそ書きにくい事もあるなと感じ始めた。私は色んな顔を持った人間である。いや、それは誰だってそうなのかもしれないけど、私はそれを自覚したいのだ。この半年の間、私は中国で就職をし、かなり待遇は良かったものの、たった4ヶ月で辞めてしまった。中国の汚染の現状や職を求めて中国全土からやってくる人達のせいで治安が乱れている様子を目の当たりにし、日本をはじめ先進国が裕福に暮らせている分の皺寄せがこういうところに表れているんだ、と思ったものだった。それでも自分自身その恩恵を大いに受けて好きなことをし続けられているのであって地球を汚しつつもそれで何千、何万という人達が職にありつき胃袋を満たしているのだという事実もあるのだから、のらりくらりと日々を過ごしている者が大きな顔をして偉そうに言えるものでもなかった。私にできたことは、ただ静かに立ち去ることだけだった。そして、今私はタイにいる。英語を勉強して色々な国を見て回りたいという目標を後回しにしてここにやってきたのはタイ人である相方と、これまでお互いに母国語以外で話してきたこと、どちらかが母国語を話せばこれまでより意思の疎通が明確になるんじゃないかと思われたこと、そして、今タイ語をやってやっておかないと、もしかして永遠に私はこの言葉を習得しようとは思わないんじゃないだろうか、と思ったことだった。しかし、ここに来て2ヶ月。当初の目標レベルには一向に達していない。中国語であれば音声がわからなくても意味は解るということもあったが、タイ語はアルファベットと同じで文字を覚えても単語そのものを覚えないと使い物にならないのである。街中で見かける看板も皆目理解できない。私に解読できるのはせいぜいコーヒーとか、卵とか(苦笑)。中国では滞在4ヶ月目で「日本語シック」が訪れたものだが、タイでは早くも2ヶ月目でそのときが訪れた。『旅の指差し会話帳:カンボジア版』の著者の方も、「言いたいことがないと言葉はなかなか覚えないし、話さないとうまくはならない。自分が何をしたいのかわからないと何を言いたいのかも解らない」というようなことを書いておられたが、これには私も同感した。私は口数が多い方ではない、と言えば語弊がある。言いたいことがあれば饒舌にもなるし、何を話していいのかわからなければ無口にもなる。アルバイトなりボランティア活動なり、何らかの手段を持って社会の中に入っていくことを考えていった方がいいかもしれない。
2006年11月26日