あしたの風

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December 23, 2010

乳房再建

(2)

カテゴリ： 4：乳房再建

そろそろ「手術」が目の前にちらつくさなか、

その先まで考える必要性がでてきた、ということか

今まで考えんでもなかったが、抗がん剤治療時には何かプライオリティの下がる

話題だというか、結局のところ「再建ね～」　くらいな感じだった

もともと胸無いから、無くても不便を感じないし…　

ついでの豊胸手術すれば…という意見もあるけどさ

こんな記事を切り抜いてくるのが夫というのだから、

ワタクシのプライオリティの低さを露呈しちゃいますな

で、その記事いわく…

『乳房再建術は、がんの摘出手術と同時に再建を実施する「同時(1期)再建」と、

手術のあと時間をおいてから施す「2期再建」に分けられる。

また、シリコンなど「インプラント(人工物)」を使って再建する方法と、

患者本人のからだの一部である「自家組織」を使う方法がある。』

このあたりまではついていける…

『自家組織による乳房再建で一般的なのは「筋皮弁法」という術式だ。

患者本人のおなかや背中から、筋肉・脂肪・皮膚を移植して再建する。

本人の組織のため、拒絶反応が無く、保険が利くのでインプラントに比べ

費用も安く済む。しかし、再建に必要な筋肉を健康な部位から切り取るため

たとえば腹筋から筋肉を採取した場合、腹筋が弱まり腹部が膨れるなどの

症状が現れることがある。

この筋皮弁法の欠点を改良したのが、「穿通枝皮弁法」だ。

この方法は、脂肪や皮膚を採取する際に筋肉の下などに流れる太い血管から

枝分かれしている脂肪や皮膚に向かって走行している「穿通枝」という細い血管ごと

切り取って、血管をつなげる。

「筋肉をとらないので体への負担が少なく、切り取った血管を胸の血管と

つなげるので、血流を維持できます。自然でやわらかく、暖かい乳房の

再建が可能です。施設によって異なりますが、筋皮弁法では手術を受けた患者さんの

8～20%に脱腸などの不具合が生じます。一方、私が10年前から実施している

約400例の穿通枝弁法では1～3%です」(横浜市立大学市民総合医療センター形成外科

再建外科准教授　佐武利彦医師)

穿通枝弁法は、血管が通っている組織であれば、どの部分からでも用いることが

できる。とはいえ、自家組織による再建は健康な体を傷つける不利益がある。

そのため、採取部分は機能障害や傷跡が残りにくい、おなかや背中、太もも、

おしりなどの13カ所に限られる。』

…　ということらしい

『佐武医師は、乳房再建の今後の課題をこう話す。「再建術についての情報は

患者さんに十分に伝わっておらず、乳がん手術後に再建術をする人はまだ少ないのが

現状です。再建術の啓発も重要な課題です。」』

…　そうだと思う　…

『一般的に、インプラントによろる再建では、シリコン製のインプラントを胸の下に

埋め込む。通常の再建術では、大胸筋の下にはインプラントを入れる空間が無いため、

乳房の切除と同時に空間を確保する「拡張器(エキスパンダー)」を挿入する。

生理食塩水を注入して拡張器を少しずつ大きくすることで皮膚や大胸筋を引き伸ばして

隙間を作り、インプラントを挿入する。そのため、乳がんを切除して拡張器を入れる

手術と、拡張器を取り出しインプラントを挿入する手術が必要になり、同時再建で2回、

二期再建では3回の手術が必要になる。また、拡張器で皮膚を伸ばしても、拡張器を抜くと

皮膚は元に戻ろうとする。そのため、インプラントが変形して不自然な形の胸になったり

インプラントがずれたりしてしまう不具合が起こるという。

「拡張器で皮膚が引き伸ばされ過ぎた場合には、インプラントが透けたり、

しわが寄ったりして、思い通りの乳房にならないこともありました。拡張器を使うと

仕上がりの予測が難しいのです。」(ナグモクリニック総医長　南雲吉則医師)

拡張器を用いた再建に限界を感じていた南雲医師が3年ほど前に考えたしたのが、

乳がんの切除手術と同時にインプラントを挿入する「1回法」だ。乳腺をすべて

取ってインプラントを入れる空間をつくるため、皮膚の伸縮による問題が発生しにくく、

インプラントが動くこともない。

なにより1回法は、拡張器の挿入を省くことで手術回数が減り、治療期間の短く

なるので、精神的・身体的負担が軽減でき、治療費も約半分になるという。

からだへの負担を最小限に、自然な乳房を再現するためには、「乳腺外科医と形成

外科医の連携が欠かせない」と南雲医師は訴える。

「乳腺外科医が再建のことまで考えずに乳がん手術をすると、形成外科医の腕が

どんなによくても自然で美しい乳房の再現は難しいものです。』

…　気がついた

プライオリティーの低さゆえか、再建のことはもちろん、

それよか手術のことさえまだ主治医と話していない

なので、いきなり再建の話ではなく、どのような手術になるのかを確認する必要がある

来年早々術前の検査が入っているので、その後ね…　と思っていたが

同時再建を視野に入れるのであれば、

その時には自分の方向性を持っていなければならないってこと？

…　長いので to be continued.....