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August 17, 2011

『閉経前乳がんにおいてゾメタの併用は再発率を低下させる』という記事

(8)

カテゴリ： 3：全摘手術　～ホルモン療法

セレコキシブをググっていた時、下記のサイトを発見

がん患者のあきらめない診療室　セカンドオピニオンと最新抗がん剤の治療法

当サイトはPCに不慣れな一人の医師が記事を執筆し、数人のボランティアスタッフが記事の編集・校正などを行って運営しております。

というサイト　知らなかった…有名なのかな

今まで全然ヒットしなかったのは何故かな…

それとも忘れてるのかな…　

ともかくそこにあった記事

＜すべてのホルモン療法を行っている閉経前・閉経後乳がんに対してゾメタは有効性が示された。当サイトで行っているゾメタ投与の中間報告２＞

『既に閉経前乳がんにおいてゾメタの併用は再発率を36％低下させる事はABCSG-12試験がNEJMにて発表され、この結果を受けて閉経前乳がんに対してホルモン療法にゾメタの併用の効果を否定する医師はおりません。

　閉経後乳がんにおいても有効性が示唆されていましたが現在まで大規模臨床試験での結果が出ていませんでした。しかし2010年　Journal of Clinical Oncology 28号　3577-3581においてビスホスホネート製剤が閉経後乳がんの発症を約30％低下させることが明らかになり有用性が示されました。

これにより閉経前、閉経後を問わずゾメタの有用性が乳がんに対して示されましたので当サイトでは全てのホルモン療法を行っている乳がん患者に対してゾメタの併用を推奨します。

しかしＡＺＵＲＥ試験の結果は術後療法としてゾメタを使用しても全ての乳がん患者に再発率低下をもたらすものではありません。あくまでもホルモン療法と相乗効果をもたらすものとしてゾメタを使用した場合再発率を低下させると考えられます。つまりホルモン療法を行っている早期乳がん患者の場合効果をもたらすものと考えます。

　現在当サイトでは80名のホルモン療法を施行している乳がん患者に対してゾメタの投与を行うか投与を把握しています。現在までに投与した患者で再発した乳がん患者は1名です。顎骨壊死などの重篤な副作用が出た人も一人もおりません。投与した日やその後3日まで発熱や関節痛などの副作用が出現した方はおりますが全て回復しています。ゾメタの投与は8回以内ならほぼ安全に投与できることを実証しています。ですので起きることもないあるいは起きる可能性が極めて少ない顎骨壊死などの副作用の幻におびえて投与をしないのはもったいない話です。顎骨壊死の防止策をきちんとすれば何もおびえることありません。

・・・・

全国の医療機関でゾメタを自費もしくは保険内で投与して貰える動きは急拡大しています。こうした動きを快く思わない医師もいるようですが（笑）エビデンスで示された治療法を求める乳がん患者さんは全国に多数いることが判り心強くなりました。少しでも再発率を下げるこうした草の根運動を当サイトは今後も応援していきます。ゾメタの投与を初めてまもなく3年がたちますが乳がん患者さんの情報力・行動力には驚くばかりです。

2011年6月27日（2010年9月26日掲載分更新）』

化療中にゾメタを投与するという治験に参加したが、この時期に投与するのと

ホルモン療法中に投与するのとではまた違うのだろうか

あ～～～あ、またぐるぐるしちゃうよ～～

こういうのって調べだすときりがない…

ちなみに化療中…の治験の ~~首謀者~~ 主導者はうちの病院の教授

どっちが先か知らないけれど…

どっちも有効なの

どっちでも大丈夫なの

同じことを意味するの

モルモットからの質問です

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Last updated July 5, 2014 08:55:06 PM
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■コメント

Re:『閉経前乳がんにおいてゾメタの併用は再発率を低下させる』という記事(08/17)

kuku さん

私、この件に関して今年始めにたぬきといろいろ話しました。
ゾメタの「術後のホルモン療法中」の再発予防の有効性に関しては、昨年末のアメリカの大きな学会で「投与した人としていない人で再発率が変わらなかった」という大規模臨床試験のデータが出て、年末年始あたりで患者さんの間でちょっとした話題になりました。
「術前」投与の有効性に関しては、首謀者（笑）を始めとする臨床試験の結果待ちですね。

ちなみに私は、術後最初の血液検査で骨のマーカーが基準値を超えたので、「大規模臨床試験でいいデータが出なかったのは知ってますが、それでも打ってください」とたぬきに頼んで、一度だけ打ってもらいました。
でも副作用がきつかったし、その後マーカーが下がったので、「もう打たなくていいよ」とたぬきに言われてやめちゃいました（汗） (August 17, 2011 11:10:40 AM)

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Re:『閉経前乳がんにおいてゾメタの併用は再発率を低下させる』という記事(08/17)

きのこ7006 さん

非常に興味深い記事です
次回はトトロ先生の受診の時に聞いてみようと思います
少しでも再発転移が数字的に少なくなるのなら受けたいもの
最近さ 10年生存率の数字見てかなり凹んじゃったし～←って初めて見たわけではないのだが時々見ては凹んでる私です (August 17, 2011 12:37:18 PM)

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>kukuさん

nana’s7 さん

そうなんだ、この記事だと有効じゃん！と思っちゃったけど、すでにそれが逆転されているわけですね…
「術前」投与の有効性は、首謀者が学会に発表しないとわかんないか…　やるかなあの教授…　そもそもサンプルは集まったのだろうか…　1モルモットとしては結果くらい教えてほしいよね
kukuさんはゾメタで副作用が大変だったんですよね、私は初回のみ副作用ありだったから、まったくと言っていいほどついでにやっといて～な感じだったから、あれで有効だったといわれると「ふ～ん」な感じです (August 17, 2011 01:40:51 PM)

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>きのこ7006さん

nana’s7 さん

この記事もそうだけど、この前アップしたセレコックス錠の再発防止の有効性など、調べるといろいろあったりするのよね
全部が全部100%ではないにしても、病院側から提案っての受けてみたいよ
生存率ってやな数字だけど、忘れるんだよね（苦笑）それで、何かの折に見てしまってまた凹む…私も同じです
いかんいかん… (August 17, 2011 01:43:59 PM)

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Re:>nanaさん

kuku さん

＞そうなんだ、この記事だと有効じゃん！と思っちゃったけど、すでにそれが逆転されているわけですね…

たぬきに言わせると、年末の大規模臨床試験の結果発表は、乳腺科医は非常に期待していたらしいですが、期待した結果が出なかった、とのことでした。
でも被験者を状況ごとに細かく分けて調べていくと、有効なグループもあったらしいので、状況は二転三転しそうです。

首謀者は、どんな結果であれ絶対発表しますから大丈夫です。（製薬企業やら学会やらがからんでいるので、発表しないわけにはいかないの（爆））

ゾメタの骨痛と発熱はきつかったですよ～。珍しいかもしれませんが、エキスパンダー挿入後の痛みの方がよほど楽でした。 (August 17, 2011 01:59:44 PM)

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>kukuさん

nana’s7 さん

私もゾメタの骨痛はめちゃくちゃ痛かったけど、なんせFEC初回と同時だったから、FECの副作用に紛れた感あり(汗)
骨痛は2度目からは大丈夫だったので、kukuさんももしかしたら、もし次回があれば大丈夫かもですよ
それでもエキスパンダー挿入手術よりって、やっぱりすごいかも…

それにしてもゾメタって何もんなんでしょうね、本末転倒みたいに使われてるのか？？？まあ、効けばいいんでしょうけどね
(August 17, 2011 03:20:03 PM)

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Re:『閉経前乳がんにおいてゾメタの併用は再発率を低下させる』という記事(08/17)

ミミさん

１モルモット（私）も結果がすごく気になります！
nanaさんは首謀者（笑）の病院なんですね
私は首謀者の弟子の病院です（同じ大学出身なんです）

今から３０年ほど前に２４歳の時に乳がんを発病し
その後結婚し２人の子供を出産し今現在も元気に生活して
いらっしゃる方が私の知人でいます
生存率・・ものすごく気になりますが良いことだけを
考えてのほほんと生きて行こうと思う私は能天気ですな（笑）
(August 18, 2011 11:27:51 AM)

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>ミミさん

nana’s7 さん

やっぱりゾメタの治験受けたモルモット集団(?)としては気になりますよね
そのうち発表されるんでしょうけど、治験者には聞かなきゃ教えてもらえないような状況なんでしょうね、まあいいけど

生存率ってあんまり見ないんだけど、時々調べちゃう(笑)
どっちのグループに入るかなんて、その時次第だから関係ないんだけど、それでもちょっと気になっちゃう… (August 18, 2011 12:29:01 PM)

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